Back In Time
Back In Time は “flyback project” や “TimeVault” にインスパイアされて作られた Linux 用のシンプルなバックアップツールです。指定されたディレクトリのスナップショットを取得することでバックアップを行います。
Back In Time は Qt4 の GUI を用意しており Gnome や KDE などの DE で動作します。
インストール
backintimeAUR、を インストール してください。CLI のみのバージョンなら backintime-cliAUR、開発版なら backintime-gitAUR です。
Back In Time は自動的に /etc/xdg/autostart
にスタートアップエントリーをインストールします。GUI を起動したい場合は、backintime-qt
を実行してください。ホームユーザーファイル以外のファイルをバックアップしたい場合は、pkexec backintime-qt
で Back In Time を起動することを検討してください。
設定
設定は全て GUI で行えます。以下の設定を行って下さい:
- スナップショットを保存する場所
- バックアップするディレクトリ
- バックアップをする間隔 (手動, 毎時, 毎日, 毎週, 毎月)
トラブルシューティング
Can't find snapshots folder
スナップショットがサイドバーに表示されてバックアップは問題なさそうなのに、ステータスバーに BIT がスナップショットフォルダを見つけられないというエラーメッセージが表示される場合、前に失敗したバックアップの cron ジョブが残っている可能性があります。ステータスバーは ~/.local/share/backintime/worker.message
ファイルの中身を表示します。このファイルを削除するか名前を変更することでエラーメッセージは消えるはずです。
アイコンが表示されない
QT5 GUI は主に KDE を対象としているため、トレイアイコンが空白になり、UI 上のアイコンも表示されなくなる場合があります。 これを簡単に修正するには、oxygen-icons をインストールします。