Rygel

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Rygel は多数の DLNA/UPnP クライアントで使えるストリーミングメディアサーバーです。Sony PlayStation, Microsoft Xbox, スマートテレビ, DLNA スピーカー, スマートフォンなどが対応しています。Rygel はメディアをクライアント端末で再生できるフォーマットに自動的に変換します。D-Bus MediaServer 規格を使用して Rhythmbox や DVB Daemon などの外部アプリケーションから発信したメディアを利用することも可能です。Rygel は GNOME プロジェクトの一つとして活発に開発されています。

インストール

rygel パッケージをインストールしてください。

起動

GNOME 環境では、設定 > 共有 > メディア共有 に移動し、メディア共有 をオンにします。フォルダー で共有したいフォルダーを追加または除外し、ネットワーク でメディアを共有するネットワークを選択します。

非 GNOME 環境では、rygel.service ユーザーユニット有効化 すると、自動的に開始されます。

rygel を手動で起動するには、ターミナルで次のコマンドを実行します:

$ rygel -g 5

設定

GNOME 環境で Rygel をインストールしたら、共有設定から "Share media" オプションを選択することができます。

Rygel の設定はシステム全体 (/etc/rygel.conf) でもユーザー個別 ($HOME/.config/rygel.conf) でも行うことができます。デフォルトの /etc/rygel.conf に詳細に説明が入っています。

また、設定に関する詳細情報 man rygel.conf に載っています。

トラブルシューティング

コマンドラインから Rygel を起動する場合、変な挙動を直すのに役立つオプションが複数存在します。オプションの詳細は man rygel を参照。

-g, --log-level=LIST
カンマで区切られた DOMAIN:LEVEL のリスト。DOMAIN には "*", "rygel" あるいはプラグインの名前などが指定できます。LEVEL は重大なエラーが1、普通のエラーが2、警告が3、補足情報が4、デバッグ情報が5です。
-d, --disable-plugin=PLUGIN
PLUGIN を無効化します。
-t, --disable-transcoding
変換を無効化します。
-c, --config=CONFIG_FILE
/etc/rygel.conf$HOME/.config/rygel.conf の代わりに指定された設定ファイルをロードします。

参照