Nwg-shell
nwg-shell
プロジェクト [1] は、Sway Wayland コンポジタのための一貫した GTK ベースのユーザーインターフェースを作成することを目的としています。
バージョン 0.5.0 以降 [2]、Hyprland もサポートされています。
インストール
nwg-shell
のコンポーネントは、nwg-shell (メタパッケージ)を使用してインストールできます。
nwg-shell-installer
スクリプト(設定を参照)は、キー設定を適切に行うために、実行前にウェブブラウザ、ファイルマネージャ、および テキストエディタがインストールされていることを期待しています。推奨されるものは firefox、thunar および mousepad ですが、他のものでも構いません。
設定
nwg-shell パッケージには、すべての nwg-shell
コンポーネントのデフォルト設定や、Sway/Hyprland
用のカスタム設定を対話的に生成するための nwg-shell-installer
スクリプトが含まれています。使用方法は以下の通りです:
nwg-shell-installer -w
(Sway 用)
nwg-shell-installer -w -hypr
(Hyprland 用)
また、各 nwg-shell
コンポーネントの設定やスタイルシートは、グラフィカルに、または ~/.config/component_name
以下の関連ファイルを編集することで、手動で変更することもできます。
最後に、greetd.service
を有効化して、ブート時に greetd が起動するようにし、nwg-hello
グリーターを設定することができます。
シェルコンポーネント
nwg-shell パッケージには、以下の nwg-shell
コンポーネントが含まれています:
- azote — wlroots ベースのコンポジタやその他の一部のウィンドウマネージャ用の壁紙マネージャ。
- gopsuinfo — Waybar のようなパネルでシステム使用情報をテキストとして表示するための gopsutil ベースのコマンド。または tint2 および nwg-panel のエグゼキュータ内でアイコン/テキストとして表示。
- nwg-bar — wlroots ベースのコンポジタ用の GTK3 ベースのボタンバー。
- nwg-clipman — cliphist 用の GTK3 ベースの GUI。
- nwg-displays — sway および Hyprland 用の出力管理ユーティリティ。
- nwg-dock — Sway 用の GTK3 ベースのドック。
- nwg-dock-hyprland — Hyprland 用の GTK3 ベースのドック。
- nwg-drawer — wlroots ベースの Wayland コンポジタ用のアプリケーションドロワー。
- nwg-hello — Python で書かれた greetd 用の GTK3 ベースのグリーター。
- nwg-icon-picker — テキスト検索オプション付きの GTK アイコンチューザー。
- nwg-look — wlroots 環境で動作するように適応された GTK3 設定エディタ。
- nwg-menu — nwg-panel のための MenuStart プラグイン。また、単独でも動作可能。
- nwg-panel — sway および Hyprland Wayland コンポジタ用の GTK3 ベースのパネル。
- nwg-readme-browser — WebKitGTK ベースの README ファイルブラウザ。
- nwg-shell — Sway および Hyprland Wayland コンポジタ用の GTK3 ベースのシェルの nwg-shell プロジェクト用インストーラーおよびメタパッケージ。
- nwg-shell-config — nwg-shell 設定ユーティリティ。
- nwg-shell-wallpapers — nwg-shell プロジェクトに貢献された壁紙のセレクション。