Chromebook Pixel 2
Chromebook Pixel 2 は Google によって販売されている2015年製の Chromebook です。このページでは Pixel 2 に Arch Linux をインストールする方法を説明します。
フォーラムスレッドも参照してください: [1]。
目次
デベロッパーモードの有効化
他の Chrome OS デバイスと同じようにデベロッパーモードを有効化してください。Esc と F3 (更新アイコン) を押しながら電源を切り、電源ボタンを押してから Ctrl-D でデベロッパーモードが有効になります。
デベロッパーモードが有効になると全てのデータが消去されます。
ハードウェア書き込み保護の無効化
Chromebook の電源を切って下さい。慎重に粘着テープを剥がします。よく伸びるので、剥がすときは押し上げます。粘着テープの端っこを引っ張ってはいけません。そして粘着テープの下にあるネジを全て外して下さい。ネジを緩めるとフタが外れます。
デバイスを開いたら、金色のワッシャーが付いているネジを探してください。左のスピーカーと USB タイプ A 端子の間にあります。そして完全にネジを取り外して下さい。もう一度 Chromebook を組み立てて電源を入れます。
インストール
Chrome OS デバイス#インストールを見て下さい。
Grub
デフォルトではメニューが表示されません。GRUB_GFXMODE が auto に設定されていて Grub が適切なビデオモードを認識できないためです。grub コマンドラインで vbeinfo を使うと 1280x850x16 と検出されます。メニューを表示するには /etc/default/grub
で GRUB_GFXMODE をオフにするか適切なディスプレイを設定してください:
GRUB_TERMINAL_OUTPUT=console
もしくは次を設定:
GRUB_GFXMODE=1280x850x16
設定後、次を実行:
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
ChromeOS と Arch Linux のデュアルブート
Chrome OS デバイス#別のインストール方法: Chrome OS に加えて Arch Linux をインストールを見て下さい。
タッチパッドとタッチスクリーン、オーディオ
Linux 4.1
Linux 4.1 を使用する場合 linux-samus4AUR パッケージをインストールしてください。linux-samus4 をインストールしたら GRUB の設定を再生成する必要があります。音声出力やマイクのサポートを有効にする方法は [2] を参照。
Linux 3.19
linux-samusAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror] パッケージをインストールしてください。gpg を使って2つのカーネル署名鍵をインポートする必要があります。Pixel 2 のサポートは Linux 4.1 で追加されています。linux-samus をインストールしたら GRUB の設定を再生成してください。
タッチパッドを修正するには、以下の内容で /etc/X11/xorg.conf.d/25-touchpad.conf
ファイルを追加します。また、xf86-input-synaptics をインストールしてください。
Section "InputClass" Identifier "touchpad" MatchIsTouchpad "on" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Driver "synaptics" EndSection
音声出力については [3] を参照。
キーボードのバックライト
キーボードのバックライトは /sys/class/leds/chromeos::kbd_backlight
で制御できます。
キーボードのバインド
検索ボタンは Super_L
キーとして機能します。xmodmap を使うことで、好きなキーにバインドすることができます。6層のキーボードレイアウトで Tab
を使う例:
$ xmodmap -e "keycode 133 = Tab Tab Tab Tab Tab Tab"
上記を .xinitrc
に追加すればログイン時にロードされます。