PulseAudio

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PulseAudioGNOMEKDE などのデスクトップ環境で一般的に使われているサウンドサーバーです。ALSAOSS などの既存のカーネルサウンドコンポーネントを使うサウンドアプリケーションに対して代理として動作します。ALSA が Arch Linux にデフォルトで含まれているため、基本的には ALSA に PulseAudio を含めることになります。

目次

インストール

実行

警告: もし、ユーザーごとに設定ファイル (例えば client.confdaemon.confdefault.paのような)を ~/.config/pulse/ または ~/.pulse/ にコピーしたのならば、パッケージで提供される /etc/pulse/ 内のファイルの変更にも追随するようにしてください。そうしなければ、PulseAudio は設定エラーで起動しなくなるかもしれません。
ノート:
  • PulseAudio の動作には D-Bus が必要です。
  • およその X11 環境では、X11 セッションの起動時に pulseaudio が自動的に起動されます。

X を起動した時に pulseaudio が自動で立ち上がらない場合は、次のコマンドで実行できます:

$ pulseaudio --start

次のコマンドで PulseAudio を停止できます:

$ pulseaudio -k

イコライザー

pulseaudio の比較的新しいバージョンでは、統合された10帯域のイコライザーシステムが搭載されています。このイコライザーを有効にするためには、以下の作業が必要です。

equalizer sink と dbus-protocol モジュールをロードする

$ pactl load-module module-equalizer-sink
$ pactl load-module module-dbus-protocol

GUI フロントエンドをインストールして実行する

python-pyqt4 をインストールし、以下を実行します。

$ qpaeq
ノート: もし qpaeq が動作しなければ、 pavucontrol をインストールして、メディアプレイヤーの動作中に "ALSA Playback on" を "FFT based equalizer on ..."へ変更するとよいでしょう。

起動時に イコライザーと dbus モジュールをロードする

お好みのエディタで /etc/pulse/default.pa を開き、以下の行を追記します。

### Load the integrated pulseaudio equalizer and dbus module
load-module module-equalizer-sink
load-module module-dbus-protocol

バックエンドの設定

ALSA

ノート: この追加選択パッケージは、x86_64 環境で動作させる場合で、(Wineのような) 32 ビットプログラムでも音を鳴らすときには必要なものです。

PulseAudio をサポートせず ALSA をサポートするアプリケーションのためには、ALSA のための PulseAudio プラグインをインストールすることが推奨されます。このパッケージは、ALSA に PulseAudio を利用させるために必要なファイル /etc/asound.conf も含んでいます。

アプリケーションに ALSA の OSS エミュレーションをやめさせ PulseAudio を迂回させない(そうして、他のアプリケーションの音声出力を防ぐ)ためには、起動時に snd_pcm_oss モジュールがロードされないようにします。このモジュールが現在ロードされていたら (lsmod | grep oss で確認可能)、以下を実行してモジュールを無効にしましょう:

# rmmod snd_pcm_oss

ALSA/dmix でハードウェアデバイスを占有しない

ノート: This section describes alternative configuration, which is generally not recommended.

ALSA を直接アプリケーションで使って他のアプリケーションも使えるようにしたいと思っているならば、同時に PulseAudio も必要になります。以下の手順で PulseAudio が ALSA のハードウェアデバイスの代わりに dmix を使うようにできます。

  • pulseaudio-alsa パッケージを削除してください、ALSA アプリケーションと PulseAudio の互換レイヤーが含まれています。削除した後、ALSA アプリは Pulse につかまることなく ALSA を直接使うようになります。
  • /etc/pulse/default.pa を編集してください。
バックエンドドライバーをロードする行を探してアンコメントしてください。以下のように device パラメータを追加してください。それから autodetect モジュールをロードする行をコメントアウトしてください。
load-module module-alsa-sink device=dmix
load-module module-alsa-source device=dsnoop
# load-module module-udev-detect
# load-module module-detect
  • 任意: kdemultimedia-kmix を使っていてPulseAudio ボリュームのかわりに ALSA ボリュームを操作したい場合:
$ echo export KMIX_PULSEAUDIO_DISABLE=1 > ~/.kde4/env/kmix_disable_pulse.sh
$ chmod +x ~/.kde4/env/kmix_disable_pulse.sh
  • コンピュータを再起動して、alsa と pulseaudio のアプリケーションを同時に実行して見て下さい。同時に音声を鳴らすことができるはずです。
PulseAudio ボリュームの操作が必要なときは pavucontrol を使って下さい。

OSS

OSS にしか対応していないプログラムを PulseAudio に出力させる方法は複数存在します:

ossp

ossp パッケージをインストールして osspd サービスを起動してください。

padsp ラッパー (PulseAudio の一部)

OSS を使うプログラムは padsp を使って起動することで PulseAudio で動作するようにできます:

$ padsp OSSprogram

例:

$ padsp aumix
$ padsp sox foo.wav -t ossdsp /dev/dsp

以下のようなカスタムラッパースクリプトも使えます:

/usr/local/bin/OSSProgram
#!/bin/sh
exec padsp /usr/bin/OSSprogram "$@"

PATH/usr/bin よりも先に /usr/local/bin が来るようにしてください。

GStreamer

GStreamer で PulseAudio を使うには、gst-plugins-goodgstreamer0.10-good-plugins をインストールする必要があります。

OpenAL

OpenAL Soft はデフォルトで PulseAudio を使いますが、明示的に設定することもできます:

/etc/openal/alsoft.conf
drivers=pulse,alsa

libao

libao の設定ファイルを編集してください:

# /etc/libao.conf
default_driver=pulse

alsa ドライバーの dev=default オプションを削除するか特定の Pulse の sink の名前・番号を指定してください。

ノート: You could possibly also keep the libao standard of outputting to the alsa driver and its default device if you install pulseaudio-alsa since the ALSA default device then is PulseAudio.

ESD

PulseAudio は enlightened sound daemon (ESD) を完全に置き換えます。PulseAudio が動作している時、ESD クライアントは PulseAudio に何もしなくても出力できるはずです。

デスクトップ環境

X11

ノート: 前に述べた通り、もし DE をインストールしているのならば、/etc/X11/xinit/xinitrc.d/pulseaudio/etc/xdg/autostart/ のファイルによって PulseAudio は自動的に起動するはずです。

PulseAudio が動作しているかどうか確認してください:

$ ps aux | grep pulse
 facade   1794  0.0  0.0 360464  6532 ?        S<l  15:33   0:00 /usr/bin/pulseaudio --start
 facade   1827  0.0  0.0  68888  2608 ?        S    15:33   0:00 /usr/lib/pulse/gconf-helper

PulseAudio が動いておらず X を使っている場合は、以下で PulseAudio と必要な X11 のプラグインを手動で起動できます:

$ start-pulseaudio-x11

Gnome, KDE, Xfce を使ってないために ~/.xinitrc/etc/X11/xinit/xinitrc.d のスクリプトを (サンプルファイル /etc/skel/.xinitrc のように) 読み込まないときは、次のコマンドでブート時に PulseAudio を起動できます:

~/.xinitrc
/usr/bin/start-pulseaudio-x11

GNOME

GNOME 3 から、GNOME は PulseAudio と完全に統合したため特に設定は必要ありません。

KDE 3

PulseAudio は aRts との完全な互換性はありません。KDE 3 のユーザーは PulseAudio を使えません。ただし最近のバージョンの PulseAudio では障害が取り除けるかもしれません:

参照: http://www.pulseaudio.org/wiki/PerfectSetup KDE 3 はデフォルトで artsd サウンドサーバを使っています。しかしながら、artsd は Esound バックエンドを使うように設定することが可能です。kcmartsrc (グローバルな設定は /etc/kde または /usr/share/config、ユーザー別の設定は .kde/share/config にあります) を以下のように編集してください:

[Arts]
Arguments=\s-F 10 -S 4096 -a esd -n -s 1 -m artsmessage -c drkonqi -l 3 -f
NetworkTransparent=true
SuspendTime=1

KDE Plasma ワークスペースと Qt4

PulseAudio は KDE/Qt4 アプリケーションによって使われます。詳しくは PulseAudio wiki の KDE のページ を見て下さい。

PulseAudio サポートはデフォルトの KDE サウンドミキサーである KMix にマージされています。

phonon-gstreamer バックエンドを Phonon に使っている場合、gstreamer0.10-good-plugins をインストールして GStreamer も PulseAudio を使うように設定してください。

load-module module-device-manager/etc/pulse/default.pa に追加するのが有用です。

さらに、KMix や pavucontrol の KDE 代替として AUR から kdeplasma-applets-veromixAUR が利用できます。

KMix/Veromix が起動時に PulseAudio への接続に失敗する場合は /etc/pulse/client.conf を編集して autospawn = noautospawn = yes に置き換える必要があるかもしれません。

Xfce

Xfce で動いているアプリケーションは PulseAudio を使うことができます。PulseAudio の設定を管理するには pavucontrol を使います。

アプリケーション

Audacious

Audacious は PulseAudio にもとから対応しています。利用するためには、Audacious で 設定→オーディオ→出力プラグイン で「PulseAudio 出力」に設定しましょう。

Java/OpenJDK 6

Pulseaudio と Java のサウンドに書かれているように padsp を使って java のラッパーを作成してください。

Music Player Daemon (MPD)

PulseAudio を使うように MPD設定 してください。MPD/Tips and Tricks#MPD and PulseAudio を参照。

MPlayer

MPlayer はネイティブで PulseAudio 出力をサポートしており "-ao pulse" オプションを使います。PulseAudio への出力をデフォルトに設定することも可能で、ユーザー別の設定には ~/.mplayer/config で、システム全体では /etc/mplayer/mplayer.conf で設定します:

/etc/mplayer/mplayer.conf
ao=pulse

Skype (x86_64)

lib32-libpulse をインストールしてください。そうしないと通話をしようとした時に次のエラーが発生します: "Problem with Audio Playback"。

guvcview

PulseAudio で guvcview を使用するとウェブカメラからの入力で音声入力が中止され音声が記録されないことがあります。次を実行して確認できます:

$ pactl list sources

音声ソースが "suspended" になっている場合 /etc/pulse/default.pa の以下の行を:

load-module module-suspend-on-idle

次のように修正してください:

#load-module module-suspend-on-idle

PulseAudio を再起動すれば音声ソースが中止される代わりにアイドル状態になるようになります。これで guvcview でデバイスから音声を正しく記録できるようになるはずです。

トラブルシューティング

インストールしたあと音が鳴らない

オーディオデバイスがミュートになっている

もし、ALSAの利用中にどうやっても音が鳴らないならば、サウンドカードのミュート設定を外しましょう。そのためには、alsamixer を実行して、それぞれの列の下部が緑色の「00」になっているようにします( m キーを押すことで切り替えます):

$ alsamixer -c 0
ノート: alsamixer は、どの再生デバイスがデフォルトになっているかを教えてくれません。インストール後に音が鳴らない理由としては、pulseaudio が異なる再生デバイスをデフォルトとして検出してしまったことが考えられます。pavucontrol をインストールして、.wav ファイルを再生しながら、どこかに出力されていないか pavucontrol パネルで確認しましょう。

Auto-Mute モード

Auto-Mute モードが有効になっているのかもしれません。alsamixer を使って無効にできます。

詳しくは http://superuser.com/questions/431079/how-to-disable-auto-mute-mode を見て下さい。

設定ファイルが間違っている

pulseaudio を起動した後、システムが音を出力しない場合、~/.pulse の中身を削除する必要があるかもしれません。Pulseaudio は次の起動時に新しい設定ファイルを自動的に作成します。

Flash コンテンツ

Adobe Flash は PulseAudio を直接サポートしていないため仮想の PulseAudio サウンドカードを使うように ALSA を設定するのが推奨されています。

もしくは AUR にある libflashsupport-pulseAUR を使うこともできます。

ノート: このパッケージは Flash プラグインをクラッシュさせる可能性があります。

Flash からの音声にラグが生じる場合、Flash が直接 ALSA にアクセスできるようにしたほうが良いかもしれません。場合によってはこれで問題が解決することがあります。直接アクセスを許可するには、PulseAudio が dmix を使うように設定してください。

カードが表示されない

PulseAudio が起動している場合、pacmd list を実行してください。カードが全く表示されないときは、ALSA デバイスが使われていないか確認してください:

$ fuser -v /dev/snd/*
$ fuser -v /dev/dsp

pcm や dsp ファイルを使用するアプリケーションは PulseAudio を再起動する前にシャットダウンしてください。

"dummy output" しかデバイスが表示されない

この問題は様々な原因が考えられますが、その一つは $HOME にある .asoundrc ファイルがシステム全体の /etc/asound.conf よりも優先されてしまうということです。

このユーザーファイルは asoundconf ツールやグラフィカルな asoundconf-gtk (メニューでは "Default sound card" という名前が付けられます) が起動した時も変更が加えられます。.asoundrc が使われるのを止めるには以下のように最後の行をコメントアウトしてください:

.asoundrc
# </home/yourusername/.asoundrc.asoundconf>

特定のプログラムがオーディオデバイスを独占していまっている可能性もあります:

# fuser -v /dev/snd/*
                     USER       PID  ACCESS COMMAND
/dev/snd/controlC0:  root        931 F....  timidity
                     bob        1195 F....  panel-6-mixer
/dev/snd/controlC1:  bob        1195 F....  panel-6-mixer
                     bob        1215 F....  pulseaudio
/dev/snd/pcmC0D0p:   root        931 F...m  timidity
/dev/snd/seq:        root        931 F....  timidity
/dev/snd/timer:      root        931 f....  timidity

上記の例では timidity によって pulseaudio のオーディオデバイスへのアクセスがブロックされています。timidity を終了すればまた音が出るようになります。

他にも FluidSynth が PulseAudio と衝突することもあります。このスレッドを参照。解決方法は FluidSynth を削除することです:

# pacman -Rnsc fluidsynth

デバイスで HDMI 5/7.1 を選択できない

使用している HDMI デバイスで 5/7.1 チャンネル出力が選択できない場合、/etc/pulse/default.pa で "stream device reading" をオフにすると解決するかもしれません。

#Fallback デバイスが反映されない を見て下さい。

KDE Plasma ワークスペース

おそらく phonon で他の出力デバイスが優先するように設定されています。優先の出力デバイスが上にくるようになっているか全ての設定をチェックして、kmix の再生ストリームタブを確認してアプリケーションが使っている出力デバイスを確認してください。

デフォルトのオーディオデバイスを見るには、次を実行します:

pactl stat

利用可能なオーディオデバイスを見るには:

pactl list

デフォルトのオーディオデバイスを設定するには、"pacmd" を使うか、以下を /etc/pulse/default.pa に追加します:

set-default-sink alsa_output.analog-stereo

Failed to create sink input: sink is suspended

音声が出力されず、journalctl -b ログに sink の休止に関する多数のエラーが表示される場合、まずユーザー別の pulse フォルダをバックアップして、それから削除してみてください:

$ rm -r ~/.pulse ~/.pulse-cookie

モニターの電源を切ると HDMI のサウンド出力がなくなる

モニターが HDMI/DisplayPort で接続されていて、音声端子がモニターのヘッドフォンジャックに挿入されているのに、pulseaudio が接続されていないと認識する場合:

pactl list sinks
...
hdmi-output-0: HDMI / DisplayPort (priority: 5900, not available)
...

この場合 HDMI 出力から音声は流れません。この問題の対応策は他の TTY に切り替えてから元に戻すことです。この問題は ATI/Nvidia/Intel ユーザーによって報告されています。

pavucontrol でサウンドデバイスの設定を更新できない

pavucontrol は pulseaudio を設定するための手頃な GUI ユーティリティです。'Configuration' タブから、サウンドデバイスごとに異なるプロファイルを選択することができます。例えばアナログ・ステレオ、デジタル出力 (IEC958)、HDMI 5.1 サラウンドなど。

However, you may run into an instance where selecting a different profile for a card results in the pulse daemon crashing and auto restarting without the new selection "sticking". If this occurs, use the other useful GUI tool, paprefs, to check under the "Simultaneous Output" tab for a virtual simultaneous device. If this setting is active (checked), it will prevent you changing any card's profile in pavucontrol. Uncheck this setting, then adjust your profile in pavucontrol prior to re-enabling simultaneous output in paprefs.

複数のサウンドカード・デバイスの同時出力

2つの異なるデバイスに同時出力するのはとても便利です。例えば、グラフィックカードの HDMI 出力から A/V レシーバに音声を送りながら、マザーボードのオンボードオーディオのアナログ出力から同じ音声を出力するなどが考えられます。以前と比べて同時出力はずっと簡単になりました (この例では GNOME デスクトップを使います)。

paprefs を使って、"Simultaneous Output" タブから "Add virtual output device for simultaneous output on all local sound cards" を選択します。そして、GNOME の "sound settings" で作成した同時出力を選択してください。

これで動作しない場合、以下を ~/.asoundrc に追加してみてください:

pcm.dsp {
   type plug
   slave.pcm "dmix"
}

同一サウンドカード上の複数の sink への同時出力が使えない

This can be useful for users who have multiple sound sources and want to play them on different sinks/outputs. An example use-case for this would be if you play music and also voice chat and want to output music to speakers (in this case Digital S/PDIF) and voice to headphones. (Analog)

This is sometimes auto detected by pulseaudio but not always. If you know that your soundcard can output to both Analog and S/PDIF at the same time and pulseaudio does not have this option in it's profiles in pavucontrol, or veromix then you probably need to create a configuration file for your soundcard.

More in detail you need to create a profile-set for your specific soundcard. This is done in two steps mostly.

  • Create udev rule to make pulseaudio choose your pulseaudio configuration file specific to the soundcard.
  • Create the actual configuration.

Create a pulseadio udev rule.

ノート: This is only an example for Asus Xonar Essence STX. Read udev to find out the correct values.
ノート: Your configuration file should have lower number than the original pulseaudio rule to take effect.
/usr/lib/udev/rules.d/90-pulseaudio-Xonar-STX.rules
ACTION=="change", SUBSYSTEM=="sound", KERNEL=="card*", \
ATTRS{subsystem_vendor}=="0x1043", ATTRS{subsystem_device}=="0x835c", ENV{PULSE_PROFILE_SET}="asus-xonar-essence-stx.conf" 

Create now a configuration file. If you bother you can start from scratch and make if saucy. However you can also use the default configuration file rename it and then add your profile there that you know works. Less pretty but also faster.

To enable multiple sinks for Asus Xonar Essence STX you need only to add this in.

ノート: asus-xonar-essence-stx.conf also includes all code/mappings from default.conf.
/usr/share/pulseaudio/alsa-mixer/profile-sets/asus-xonar-essence-stx.conf
[Profile analog-stereo+iec958-stereo]
description = Analog Stereo Duplex + Digital Stereo Output
input-mappings = analog-stereo
output-mappings = analog-stereo iec958-stereo
skip-probe = yes

This will auto-profile your Asus Xonar Essence STX with default profiles and add your own profile so you can have multiple sinks.

You need to create another profile in the configuration file if you want to have the same functionality with AC3 Digital 5.1 output.

See pulseaudio article about profiles

Bluetooth サポートを無効にする

Bluetooth を使っていない場合 journal に以下のエラーが表示されることがあります:

bluez5-util.c: GetManagedObjects() failed: org.freedesktop.DBus.Error.ServiceUnknown: The name org.bluez was not provided by any .service files

PulseAudio の Bluetooth サポートを無効にするには、使用している設定ファイル (~/.config/pulse/default.pa もしくは /etc/pulse/default.pa) 内の以下の行をコメントアウトしてください:

~/.config/pulse/default.pa
### Automatically load driver modules for Bluetooth hardware
#.ifexists module-bluetooth-policy.so
#load-module module-bluetooth-policy
#.endif

#.ifexists module-bluetooth-discover.so
#load-module module-bluetooth-discover
#.endif

Bluetooth ヘッドセットの再生の問題

bluetooth 接続でデータが送信されず大きな遅延が発生したり、音が鳴らないという報告をしているユーザーが確認されています。これは module-suspend-on-idle モジュールが原因です。このモジュールはアイドル状態の時に sink/source を自動的にサスペンドさせます。結果として、ヘッドセットで必要なモジュールが無効化されてしまうという問題が発生することがあります。

module-suspend-on-idle モジュールのロードを無効にするには、使っている設定ファイル (~/.config/pulse/default.pa または /etc/pulse/default.pa) の以下の行をコメントアウトしてください:

~/.config/pulse/default.pa
### Automatically suspend sinks/sources that become idle for too long
#load-module module-suspend-on-idle

そして PulseAudio を再起動して変更を適用してください。

Bluetooth や USB ヘッドセットの自動切り替え

以下を追加してください:

/etc/pulse/default.pa
# automatically switch to newly-connected devices
load-module module-switch-on-connect

Pulse が ALSA の設定を上書きする

alsa デーモンがロードされている場合でも、Pulseaudio は基本的に ALSA の設定 (例えば alsamixer の設定) を起動時に上書きします。上書きを止めさせる方法は存在しないため、pulseaudio が起動した後に alsa の設定を戻すのが対処法になります。以下のコマンドを .xinitrc.bash_profile などの autostart ファイルに追加してください:

restore_alsa() {
 while [ -z "$(pidof pulseaudio)" ]; do
  sleep 0.5
 done
 alsactl -f /var/lib/alsa/asound.state restore 
}
restore_alsa &

Pulse が再起動するのを止める

たまに Pulse を一時的に無効にしたい場合があるかもしれません。そのようなときは Pulse を終了した後に再起動しないようにする必要があります。

~/.config/pulse/client.conf
# Disable autospawning the PulseAudio daemon
autospawn = no

デーモンの起動が失敗する

PulseAudio を再設定して見て下さい:

$ rm -rf /tmp/pulse* ~/.pulse*
$ pulseaudio -k
$ pulseaudio --start

サーバーが動作していないのに PulseAudio がエラーメッセージ "User-configured server at ... refusing to start/autospawn" で起動できない場合、おそらく以前のログインでの PulseAudio の設定が問題です。pax11publish -d で X11 ルートウィンドウに古いプロパティが付けられていないか確認してください。もし古いプロパティがある場合は、サーバーを起動する前に pax11publish -r で削除してください。この手動消去は LXDM を使うときは必ず必要になります。LXDM はログアウトで X サーバーを再起動しないためです。LXDM#PulseAudio を見て下さい。

inotify の問題

上の修正で解決しないときは、以下のようなエラーが表示されないか確認してください:

$ pulseaudio -vvvv
E: [pulseaudio] module-udev-detect.c: You apparently ran out of inotify watches, probably because Tracker/Beagle took them all away. I wished people would do their homework first and fix inotify before using it for watching whole directory trees which is something the current inotify is certainly not useful for. Please make sure to drop the Tracker/Beagle guys a line complaining about their broken use of inotify.

エラーが表示されるなら、inotify の監視数が上限に達しています。

次のコマンドで簡単に解決できます:

# echo 100000 > /proc/sys/fs/inotify/max_user_watches

永続的に変更させるには、次を使って下さい:

/etc/sysctl.d/99-sysctl.conf
# Increase inotify max watchs per user
fs.inotify.max_user_watches = 100000

Glitches, skips or crackling

PulseAudio サウンドサーバの新しい実装では旧来の割り込みを使用する方法に変わってタイマーベースのオーディオスケジューリングを使っています。

タイマーベースのスケジューリングはいくつかの ALSA ドライバーで問題を発生する可能性があります。他方では、タイマーベースのスケジューリングがないと不調になるドライバーもあります。あなたのシステムで何が動作しているのか確認してください。

タイマーベースのスケジューリングを無効にするには /etc/pulse/default.patsched=0 を追加してください:

/etc/pulse/default.pa
load-module module-udev-detect tsched=0

それから PulseAudio サーバーを再起動してください:

$ pulseaudio -k
$ pulseaudio --start

タイマーベースのスケジューリングがデフォルトで有効になっていなかった場合、逆を行なって下さい。

Intel の IOMMU を使っていると問題が発生することもあります。IOMMU を使っていて中断やスキップなどが起こる場合 intel_iommu=igfx_off をカーネルコマンドラインに追加してください。

問題が起こるカードは PulseAudio Broken Sound Driver のページ で報告してください。

Pulseaudio におけるデフォルトのフラグメント・バッファサイズを設定する

オーディオデバイスのパラメータを調べる (1/4)

サウンドカードのバッファリング設定を見つけるには:

$ echo autospawn = no >> ~/.config/pulse/client.conf
$ pulseaudio -k
$ LANG=C timeout --foreground -k 10 -s kill 10 pulseaudio -vvvv 2>&1 | grep device.buffering -B 10
$ sed -i '$d' ~/.config/pulse/client.conf

Pulseaudio によって検出されたサウンドカードごとに、以下のような出力が表示されます:

I: [pulseaudio] source.c:     alsa.long_card_name = "HDA Intel at 0xfa200000 irq 46"
I: [pulseaudio] source.c:     alsa.driver_name = "snd_hda_intel"
I: [pulseaudio] source.c:     device.bus_path = "pci-0000:00:1b.0"
I: [pulseaudio] source.c:     sysfs.path = "/devices/pci0000:00/0000:00:1b.0/sound/card0"
I: [pulseaudio] source.c:     device.bus = "pci"
I: [pulseaudio] source.c:     device.vendor.id = "8086"
I: [pulseaudio] source.c:     device.vendor.name = "Intel Corporation"
I: [pulseaudio] source.c:     device.product.name = "82801I (ICH9 Family) HD Audio Controller"
I: [pulseaudio] source.c:     device.form_factor = "internal"
I: [pulseaudio] source.c:     device.string = "front:0"
I: [pulseaudio] source.c:     device.buffering.buffer_size = "768000"
I: [pulseaudio] source.c:     device.buffering.fragment_size = "384000"

該当するサウンドカードの buffer_size と fragment_size の値をメモして下さい。

ミリ秒のフラグメントサイズとフラグメントの数を計算する (2/4)

PulseAudio のデフォルトのサンプリングレートとビット深度は 44100Hz @ 16 bits に設定されています。

この設定の場合、必要なビットレートは 44100*16 = 705600 ビット毎秒です。ステレオなら 1411200 bps になります。

前のステップで見つけたパラメータを見てみましょう:

device.buffering.buffer_size = "768000" => 768000/1411200 = 0.544217687075s = 544 msecs
device.buffering.fragment_size = "384000" => 384000/1411200 = 0.272108843537s = 272 msecs

Pulseaudio の設定ファイルを修正する (3/4)

/etc/pulse/daemon.conf
; default-fragments = X
; default-fragment-size-msec = Y

前のステップで、フラグメントサイズのパラメータを計算しました。 フラグメントの数字は buffer_size/fragment_size になり、この場合 (544/272) で 2 です:

/etc/pulse/daemon.conf
; default-fragments = '''2'''
; default-fragment-size-msec = '''272'''

Pulseaudio デーモンを再起動する (4/4)

$ pulseaudio -k
$ pulseaudio --start

詳しくは次を参照してください: Linux Mint topic

音がズレる

この問題はバッファサイズが適当でないことが原因です。

(もし存在するならば)以下のエントリに加えた修正を無効にするか、それでも問題が解決しない場合、アンコメントしてください:

/etc/pulse/daemon.conf
default-fragments = 8
default-fragment-size-msec = 5

音が歪んだり途切れる

サンプルレートの設定が間違っているために pulsaudio で音がとぎれるようになっている可能性があります。次を試して下さい:

/etc/pulse/daemon.conf
default-sample-rate = 48000

それから PulseAudio サーバーを再起動してください。

OpenAL を使っているアプリケーションで音が途切れるような場合は、/etc/openal/alsoft.conf のサンプルレートを変更してください:

frequency = 48000

PCM ボリュームを 0dB より高く設定すると音声信号にクリッピングが発生することがあります。alsamixer -c0 を実行すればボリュームが問題なのか確認でき、修正することが可能です。ALSA は PulseAudio に dB 情報を 正しく伝えられない ことがあります。次を試して:

/etc/pulse/defaults.pa
load-module module-udev-detect ignore_dB=1

PulseAudio サーバーを再起動してみてください。ボリュームのカットオフで音が鳴らないも参照。

ボリューム調整が上手く動かない

次を確認してください: /usr/share/pulseaudio/alsa-mixer/paths/analog-output.conf.common

If the volume does not appear to increment/decrement properly using alsamixer or amixer, it may be due to pulseaudio having a larger number of increments (65537 to be exact). Try using larger values when changing volume (e.g. amixer set Master 655+).

Master ボリュームを調整するとアプリケーションごとのボリュームが変化する

これは PulseAudio がデフォルトで、絶対的なマスターボリュームに呼応する相対ボリュームではなく、フラットボリュームを使っていることが原因です。この設定が困る場合、PulseAudio デーモンの設定ファイルでフラットボリュームを無効にすることで、相対ボリュームを有効にすることができます:

/etc/pulse/daemon.conf
flat-volumes = no

and then restarting PulseAudio by executing

$ pulseaudio -k
$ pulseaudio --start

新しいアプリケーションを起動するたびにボリュームが大きくなる

デフォルトの設定では、アプリケーション内でボリュームを変更すると、各アプリケーションだけに影響を与えるのではなく、グローバルなシステムボリュームがそのレベルに設定されるようになっているようです。そのためアプリケーションが起動時にボリュームを設定すると、システムボリュームが"跳ね上がる"ようになります。

これを修正するには、前のセクションで説明しているように、フラットボリュームを無効にしてください。Pulse を起動しなおして数秒したら、アプリケーションはグローバルなシステムボリュームの代わりにアプリケーション毎のボリュームレベルを変更するようになっているはずです。

ノート: A previously installed and removed pulseaudio-equalizer may leave behind remnants of the setup in ~/.pulse/default.pa which can also cause maximized volume trouble. Comment that out as needed.

ThinkPad T400/T500/T420 でマイクが使えない

次を実行してください:

alsamixer -c 0

"Internal Mic" のボリュームを最大化/アンミュートします。

Once you see the device with:

arecord -l

you might still need to adjust the settings. The microphone and the audio jack are duplexed. Set the configuration of the internal audio in pavucontrol to Analog Stereo Duplex.

Acer Aspire One でマイクが使えない

Install pavucontrol, unlink the microphone channels and turn down the left one to 0. Reference: http://getsatisfaction.com/jolicloud/topics/deaf_internal_mic_on_acer_aspire_one#reply_2108048

M-Audio Audiophile 2496 サウンドカードで音声出力がモノラルになる

以下を追加してください:

/etc/pulseaudio/default.pa
load-module module-alsa-sink sink_name=delta_out device=hw:M2496 format=s24le channels=10 channel_map=left,right,aux0,aux1,aux2,aux3,aux4,aux5,aux6,aux7
load-module module-alsa-source source_name=delta_in device=hw:M2496 format=s24le channels=12 channel_map=left,right,aux0,aux1,aux2,aux3,aux4,aux5,aux6,aux7,aux8,aux9
set-default-sink delta_out
set-default-source delta_in

マイク録音に雑音が入る

Skype, gnome-sound-recorder, arecord などでノイズが混じる場合、サウンドカードのサンプルレートが間違っています。サウンドハードウェアのサンプリング周波数を /etc/pulse/daemon.conf で設定してください。

システムのサウンドカードを確かめる (1/5)

alsa-utils と関連パッケージをインストールする必要があります:

$  arecord --list-devices
**** List of CAPTURE Hardware Devices ****
card 0: Intel [HDA Intel], device 0: ALC888 Analog [ALC888 Analog]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0
card 0: Intel [HDA Intel], device 2: ALC888 Analog [ALC888 Analog]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0

サウンドカードは hw:0,0 になります。

サウンドカードのサンプリングレートを確かめる (2/5)

arecord -f dat -r 60000 -D hw:0,0 -d 5 test.wav
"Recording WAVE 'test.wav' : Signed 16 bit Little Endian, Rate 60000 Hz, Stereo
Warning: rate is not accurate (requested = 60000Hz, got = 96000Hz)
please, try the plug plugin

got = 96000Hz に注目してください。これが使っているカードの最大サンプリングレートになります。

サウンドカードのサンプリングレートを pulse audio に設定する (3/5)

pulseaudio のデフォルトのサンプルレート:

$ grep "default-sample-rate" /etc/pulse/daemon.conf
; default-sample-rate = 44100

44100 は無効にして 96000 に変更する必要があります:

# sed 's/; default-sample-rate = 44100/default-sample-rate = 96000/g' -i /etc/pulse/daemon.conf

pulseaudio を再起動して新しい設定を適用する (4/5)

$ pulseaudio -k
$ pulseaudio --start

最後に録音してから再生して確認する (5/5)

10秒ほど、マイクを使って何か録音してみてください。マイクロフォンがミュートになっていないことを確認してください。

$ arecord -f cd -d 10 test-mic.wav

10秒後、録音したものを再生してみましょう...

$ aplay test-mic.wav

上手くいっていれば、マイクの録音にノイズが混ざらなくなっているはずです。

Bluetooth デバイスをペアリングしても音が鳴らない

Bluetooth の記事のセクションを見て下さい

Starting from PulseAudio 2.99 and bluez 4.101 you should avoid using Socket interface. Do NOT use:

/etc/bluetooth/audio.conf
[General]
Enable=Socket

If you face problems with A2DP and PA 2.99 make sure you have sbc library.

曲が終わるとサブウーファーが止まる

既知の問題: https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/pulseaudio/+bug/494099

これを修正するには、/etc/pulse/daemon.conf を編集して enable-lfe-remixing を有効にしてください:

/etc/pulse/daemon.conf
enable-lfe-remixing = yes

Pulseaudio で間違ったマイクが使われる

Pulseaudio が間違ったマイクロフォンを使っていて、Pavucontrol で Input Device を変更しても直らない場合、alsamixer を見て下さい。Pavucontrol が入力ソースを正しく設定していない可能性があります。

$ alsamixer

F6 を押してあなたの使っているサウンドカードを選択してください (例: HDA Intel)。そして F5 を押し全てのアイテムを表示します。次のアイテムを探して下さい: Input Source。上下の矢印キーで入力ソースを変更することができます。

適切なマイクロフォンが録音に使われているか確かめて下さい。

アナログのサラウンド設定で音が途切れる

低域効果音 (low-frequency effects, LFE) チャンネルはデフォルトではリミックスされません。有効にするには以下を /etc/pulse/daemon.conf で設定する必要があります:

/etc/pulse/daemon.conf
enable-lfe-remixing = yes

"Surround 4.0" 以外のサラウンド設定が選択できない

pavucontrol で "Analog Surround 4.0 Output" しか表示されず 5.1 サラウンド出力が設定できない場合、ALSA ミキサーを開いて出力設定を6チャンネルに変更してください。それから pulseaudio を再起動すれば、pavucontrol でもっと多くのオプションが表示されるようになります。

ボリュームのカットオフで音が鳴らない

既知の問題 (won't fix): https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/pulseaudio/+bug/223133

Pulseaudio のボリュームが特定のレベル以下のときに音声が流れない場合、/etc/pulse/default.paignore_dB=1 を使ってみて下さい:

/etc/pulse/default.pa
load-module module-udev-detect ignore_dB=1

ただし、ヘッドフォンや他のオーディオデバイスが接続されていないときに pulseaudio がスピーカーをアンミュートできないという他のバグが発生してしまう可能性があります。

内蔵マイクのボリュームが小さい

ノートパソコン内蔵のマイクロフォンのボリュームが小さい時は、以下を設定して見て下さい:

/etc/pulse/default.pa
set-source-volume 1 300000

クライアントが master の出力ボリュームを変えてしまう (アプリケーションを実行するとボリュームが 100% になる)

If changing the volume in specific applications or simply running an application changes the master output volume this is likely due to flat volumes mode of pulseaudio. Before disabling it, KDE users should try lowering their system notifications volume in System Settings -> Application and System Notifications -> Manage Notifications under the Player Settings tab to something reasonable. Changing the Event Sounds volume in KMix or another volume mixer application will not help here. This should make the flat-volumes mode work out as intended, if it does not work, some other application is likely requesting 100% volume when its playing something. If all else fails, you can try to disable flat-volumes:

/etc/pulse/daemon.conf
flat-volumes = no

Then restart Pulseaudio daemon:

# pulseaudio -k
# pulseaudio --start

リアルタイムスケジューリング

rtkit が動作しない場合、PulseAudio がリアルタイムスケジューリングで動作するようにシステムを手動で設定することでパフォーマンスが改善されることがあります。これをするには、以下の行を /etc/security/limits.conf に追加してください:

@pulse-rt - rtprio 9
@pulse-rt - nice -11

Afterwards, you need to add your user to the pulse-rt group:

# gpasswd -a <user> pulse-rt

サスペンドから復帰した後に音が鳴らない

通常は音が鳴るのに、サスペンドから復帰すると停止する場合、次を実行して PulseAudio を"再ロード"してみてください:

$ /usr/bin/pasuspender /bin/true

これは PulseAudio を完全に終了して再起動するよりかはベターです (pulseaudio -k の後に pulseaudio --start)、なぜなら動作中のアプリケーションを破壊しないからです。

上のコマンドで修正できたら、systemd のサービスファイルを作成することでこれを自動化できます。

1. /etc/systemd/system/resume-fix-pulseaudio@.service にテンプレートのサービスファイルを作成してください:

[Unit]
Description=Fix PulseAudio after resume from suspend
After=suspend.target

[Service]
User=%I
Type=oneshot
Environment="XDG_RUNTIME_DIR=/run/user/%U"
ExecStart=/usr/bin/pasuspender /bin/true

[Install]
WantedBy=suspend.target

2. ユーザーアカウントで有効にしてください

# systemctl enable resume-fix-pulseaudio@YOUR_USERNAME_HERE.service

3. systemd をリロードしてください

# systemctl --system daemon-reload

ヘッドフォンの抜き差しと ALSA のチャンネルのミュート

If when you unplug your headphones or plug them in the audio remains muted in alsamixer on the wrong channel due to it being set to 0%, you may be able to fix it by opening /etc/pulse/default.pa and commenting out the line:

load-module module-switch-on-port-available

pactl "invalid option" error with negative percentage arguments

pactl コマンドに負のパーセンテージを引数としてわたすと 'invalid option' エラーが起こります。標準シェルの '--' 擬似引数を使って、負の引数の前の引数のパースを無効にしてください。例: pactl set-sink-volume 1 -- -5%

Daemon already running

システムによっては pulseaudio が複数回実行されることがあります。journalctl は次のように表示します:

[pulseaudio] pid.c: Daemon already running.

アプリケーションを自動実行する方法を一つだけに限って下さい。pulseaudio には以下のファイルが含まれています:

  • /etc/X11/xinit/xinitrc.d/pulseaudio
  • /etc/xdg/autostart/pulseaudio.desktop
  • /etc/xdg/autostart/pulseaudio-kde.desktop

xinitrc, ~/.config/autostart/ などのユーザーの自動実行ファイル・ディレクトリも確認してください。

Fallback デバイスが反映されない

PulseAudio は本当のデフォルトデバイスを持っていません。代わりに新しいサウンドストリームにのみ適用される "fallback" を使用します。このため以前実行したアプリケーションは新しく設定した fallback デバイスの影響を受けません。

gnome-control-centermate-media-pulseaudio だけがこれを上手く処理できます。もしくは:

1. pavucontrol で古いストリームを手動で新しいサウンドカードに移動する。

2. Pulse を停止して、~/.pulse の "stream-volumes" を消去して Pulse を再起動する。これはアプリケーションボリュームもリセットします。

3. ストリームデバイスの読み込みを無効化する。様々なサウンドカードで様々なアプリケーションを使う場合はあまり好ましくありません。

/etc/pulse/defaults.pa
load-module module-stream-restore restore_device=false

enable-remixing = no を設定すると Steam や Skype でマイクが使えない

/etc/pulse/daemon.confenable-remixing = no を設定すると Skype や Steam など特定のアプリケーションでマイクロフォンが停止することがあります。これはアプリケーションがマイクロフォンをモノ音声のみとしてキャプチャしていて、リミキシングが無効になっているのが原因です。Pulseaudio はステレオのマイクロフォンをモノにリミックスしません。

これを修正するには Pulseaudio がリミックスするよう設定する必要があります:

1. ソースの名前を探して下さい

# pacmd list-sources

出力の例、必要な名前は太字になっています:

   index: 2
       name: <alsa_input.pci-0000_00_14.2.analog-stereo>
       driver: <module-alsa-card.c>
       flags: HARDWARE HW_MUTE_CTRL HW_VOLUME_CTRL DECIBEL_VOLUME LATENCY DYNAMIC_LATENCY

2. リマップルールを /etc/pulse/default.pa に追加、前のコマンドで見つけた名前を使って下さい。ここでは例として alsa_input.pci-0000_00_14.2.analog-stereo を使います:

/etc/pulse/default.pa
### Remap microphone to mono
load-module module-remap-source master=alsa_input.pci-0000_00_14.2.analog-stereo master_channel_map=front-left,front-right channels=2 channel_map=mono,mono

3. Pulseaudio を再起動

# pulseaudio -k

マイクロフォンを使用するプログラムを終了していない場合 Pulseaudio が起動に失敗することがあります (例えばファイルを編集する前に Steam でテストした場合)、その場合はアプリケーションを終了して手動で Pulseaudio を起動してください:

# pulseaudio --start

参照