Postgrey
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Postgrey を使うことで Postfix メールサーバーのグレイリストを有効にできます。
インストール
postgrey パッケージをインストールしてください。動作させるには Postfix の設定ファイルを編集して以下の行を追加します:
/etc/postfix/main.cf
smtpd_recipient_restrictions = check_policy_service inet:127.0.0.1:10030
それから postgrey
サービスを起動・有効化してください。その後 postfix
サービスをリロードすることでグレイリストが有効になります。
設定
設定は greylist.service
ファイルを編集することで行うことができます。まず最初にコピーしてから編集してください:
# cp /usr/lib/systemd/system/postgrey.service /etc/systemd/system/
例えば、自動ホワイトリストを追加するには (配達が成功した場合はホワイトリストに追加されます)、--auto-whitelist-clients=N
オプションを追加して N
を適当な小さな数字に置き換えてください (あるいはデフォルトの 5 にしてください)。
もしくは以下のように設定を上書きしてください:
/etc/systemd/system/postgrey.service.d/override.conf
[Service] ExecStart= ExecStart=/usr/bin/postgrey --inet=127.0.0.1:10030 \ --pidfile=/run/postgrey/postgrey.pid \ --group=postgrey --user=postgrey \ --daemonize \ --greylist-text="Greylisted for %%s seconds" \ --auto-whitelist-clients
トラブルシューティング
--unix=/path/to/socket
を設定してもソケットファイルが作成されない場合、デフォルトの --inet=127.0.0.1:10030
をサービスファイルから取り除いてください。
利用可能なオプションについては詳しくは perldoc postgrey
を見てください。