Lenovo ThinkPad X1 Carbon (Gen 3)

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ヒント: ThinkPad の資料は https://www.thinkwiki.org/wiki/ThinkWiki にまとまっています。

モデルの説明

Lenovo ThinkPad X1 Carbon, Gen 3。

  • 光学ドライブは搭載されていません。
  • UEFI が使われており BIOS レガシーフォールバックモードも存在します。

使用しているノートパソコンが第3世代であることを確かめるには、dmidecode を実行:

# dmidecode -t system | grep Version

Version: ThinkPad X1 Carbon 3rd

オプション:

  • タッチスクリーンを搭載したバージョンが存在します。
  • 内蔵のモバイルブロードバンドは LTE Sierra EM7345 にアップグレードできます。

対応状況

デバイス 動作
Intel Graphics Yes
ワイヤレス設定#iwlwifi Yes
モバイルブロードバンド ?
ALSA Yes
タッチパッド Yes
タッチスクリーン Yes
トラックポイント Yes
カメラ Yes
指紋リーダー Yes
電源管理 Yes
Bluetooth Yes

設定

タッチパッド

xf86-input-libinput をインストールしてください。設定は libinput を参照。

使用するドライバーの名前は SynPS/2 Synaptics TouchPad です。

オーディオ

PulseAudioALSA をインストールすれば動作します。内蔵スピーカー・ヘッドフォン・マイクの全てが機能します。

一部のユーザーは音声を初めて再生したときや、コンピュータの電源をオフにしたときに発生するホワイトノイズやポップ音に悩まされています。

この問題を修正するには、snd_hda_codec_realtek をブラックリストに入れてください:

# echo "blacklist snd_hda_codec_realtek" >> /etc/modprobe.d/blacklist.conf

ディスプレイ

ディスプレイについては以下の3つのオプションがあります:

  • 14" FHD TN (1920 x 1080): 動作します。
  • 14" WQHD+ (2560 x 1440): 動作します。設定は HiDPI を参照。
  • 14" WQHD+ (2560 x 1440) タッチスクリーン: 動作します。設定は HiDPI を参照。

xf86-video-intel をインストールすることでディスプレイを使うことが可能です。

xorg-xbacklight を使用することで明るさのレベルを変更できます。

HDMI

xrandr で使用できます。arandrlxrandr を使って GUI で設定することも可能。

指紋リーダー

fprintd の安定版でサポートされています。設定方法は Fprint を見てください。

リーダーのモデルを表示するには:

# lsusb | grep -i finger
Bus 001 Device 004: ID 138a:0017 Validity Sensors, Inc. Fingerprint Reader

上記のモデルの場合、古いバージョンの fprintd ではうまく動作しません: 指紋を登録することはできますが認証が失敗します。バージョン 0.7.0-1 以上では問題なく動作します。

WiFi

複数のカードが使われています。どのカードも iwlwifi で機能します:

  • Intel Wireless-N 7265, 2x2, 802.11b/g/n
  • Intel Dual Band Wireless-N 7265, 2x2 802.11a/b/g/n
  • Intel Dual Band Wireless-AC 7265, 2x2, 802.11a/b/g/n/ac

Bluetooth

全てのカードが BT4.0 に対応しており bluetooth サービスを起動すれば問題なく機能します。

WWAN

複数のカードが使われています:

  • Ericsson N5321 (3.5G)
  • Sierra Wireless EM7345 (4G)

EM7345: 設定が必要です。[1] を参照してください。

GPS

N5321 は未確認です。EM7345 は AT-Commands を使うことで GPS を出力できます。gpsd のインターフェイスとして gpsd-tcp が利用できます。

参照