RTL-SDR
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RTL-SDR は安価なソフトウェア無線として使われている Realtek RTL2832U チップセットが載っている DVB-T USB ドングルを利用するためのツールのセットです。このチップはチューナーからホストデバイスに生の I/Q サンプルを直接伝送することができます。
詳しい技術仕様は RTL-SDR wiki を見て下さい。
パッケージ
最新安定版の RTL-SDR は公式リポジトリの rtl-sdr からインストールできます。
開発版は AUR の rtl-sdr-gitAUR にあります。
udev ルールは /usr/lib/udev/rules.d/10-rtl-sdr.rules
にインストールされます。適切なパーミッションを設定することで root 以外のユーザーでもデバイスにアクセスできるようにすることが可能です。
使用方法
シンプルなテストを行なって、ドングルが動作するかサンプルの欠落がないか確認してください:
$ rtl_test
生のサンプルを直接ファイル (または fifo) にキャプチャすることができます、例えば周波数を 123.4MHz に合わせて 1.8M サンプル/秒でキャプチャするには:
$ rtl_sdr capture.bin -s 1.8e6 -f 123.4e6
好きなラジオ局から受信して sox にパイプして音声を出すには:
$ rtl_fm -f 102.7e6 -M wbfm -s 200000 -r 48000 - | aplay -r 48000 -f S16_LE
アプリケーション
RTL-SDR を使用する人気のアプリケーション:
- gqrx - Linux 用の SDR 無線受信ソフトウェア。ウォーターフォール画面を備えている。gqrx を見てください。
- urh - 多くの SDR でネイティブにサポートされている無線プロトコルの調査用の完全なスイート。
- dump1090-gitAUR - 軽量な ModeS (1090Mhz) デコーダー
- multimon-ng-gitAUR - 様々なデジタルモードのデコーダー
- rtl_433AUR - 汎用のデータ受信器。複数の デバイスをサポートしていて、リバースエンジニアリングのための、自動的なパケット傍受とプロトコル解析機能を備えている。