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(→‎showkey を使う: 仮想コンソールに修正)
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=== showkey を使う ===
 
=== showkey を使う ===
   
''スキャンコード''を取得するときは {{man|1|showkey}} ユーティリティを使うのが一般的です。''showkey'' はキーが押されるまで待機し、10秒たってもキーが押されなかった場合、終了します。''showkey'' を使用するには[[Wikipedia:ja:仮想コンソール|仮想端末]]上で実行させる必要があり、グラフィカル環境やネットワーク接続を介してログインした場合は使用できません。次のコマンドを実行してください:
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''スキャンコード''を取得するときは {{man|1|showkey}} ユーティリティを使うのが一般的です。''showkey'' はキーが押されるまで待機し、10秒たってもキーが押されなかった場合、終了します。''showkey'' を使用するには[[Wikipedia:ja:仮想コンソール|仮想コンソール]]上で実行させる必要があり、グラフィカル環境やネットワーク接続を介してログインした場合は使用できません。次のコマンドを実行してください:
   
 
# showkey --scancodes
 
# showkey --scancodes

2023年1月11日 (水) 15:38時点における版

関連記事

キーマッピングを変更する前に、キーを押して記号が入力される過程を知っておく必要があります:

  1. キーボードがコンピュータにスキャンコードを送信する。
  2. Linux カーネルがスキャンコードを キーコード にマッピングする。スキャンコードをキーコードにマップ を見てください。
  3. キーボードレイアウトによりキーコードが記号あるいは キーシム にマッピングされる (どの修飾キーが押されているかに依存します)。

ほとんどのキーにはすでに キーコード が割り当てられています (少なくとも スキャンコード は割り当てられています)。スキャンコード が存在しないキーはカーネルによって認識されません。ゲーミングキーボードに追加されているキーなどでスキャンコードがないことがあります。

Xorg では、特定のキーシム (例: XF86AudioPlay, XF86AudioRaiseVolume など) をアクションにマップすることができます (例: 外部アプリケーションの起動)。詳しくは キーボードショートカット#Xorg を見て下さい。

Linux コンソールでは、特定のキーシム (例: F1 から F246) を特定のアクションにマップすることができます (例: 他のコンソールへの切り替えや特定の文字列の打ち込みなど)。詳しくは コンソールでのキーボード設定#カスタムキーマップの作成 を見て下さい。

スキャンコードの確認

showkey を使う

スキャンコードを取得するときは showkey(1) ユーティリティを使うのが一般的です。showkey はキーが押されるまで待機し、10秒たってもキーが押されなかった場合、終了します。showkey を使用するには仮想コンソール上で実行させる必要があり、グラフィカル環境やネットワーク接続を介してログインした場合は使用できません。次のコマンドを実行してください:

# showkey --scancodes

コマンドを実行した後にキーボードのキーを押してみて下さい。スキャンコードが出力されます。

evtest を使う

USB キーボードの場合、showkey ではなく evtest パッケージに入っている evtest(1) を使う必要があります [1]:

# evtest /dev/input/event12
...
Event: time 1434666536.001123, type 4 (EV_MSC), code 4 (MSC_SCAN), value 70053
Event: time 1434666536.001123, type 1 (EV_KEY), code 69 (KEY_NUMLOCK), value 0
Event: time 1434666536.001123, -------------- EV_SYN ------------
ヒント: 興味のあるデバイスがどのイベント番号かわからない場合、パラメータなしで evtest を実行することで、イベント番号とともにデバイスの一覧を表示します。そして、必要な番号を入力できます。

MSC_SCAN の "value" フィールドを使って下さい。上記の例の場合、NumLock のスキャンコードは 70053 でキーコードは 69 です。

dmesg を使う

ノート: この方法は未知のキーを確認するだけです。

調べたいキーを押して dmesg コマンドの出力を確認することでキーのスキャンコードを取得できます。例えば、以下のように表示された場合:

Unknown key pressed (translated set 2, code 0xa0 on isa0060/serio0

必要なスキャンコード0xa0 です。

キーコードを確認する

Linux のキーコードは /usr/include/linux/input-event-codes.h で定義されています (KEY_ 変数を見てください)。

コンソールでキーコードを確認する

仮想コンソールキーコードshowkey(1) ユーティリティを使って確認できます。showkey はキーが押されるのを待機して、10秒間何もないと終了します。10秒間放置する以外に終了する方法はありません。showkey は仮想端末から実行する必要があります。グラフィカル環境から実行してはいけません。次のコマンドを実行して何かキーボードのキーを押して見て下さい:

# showkey --keycodes

コマンドを実行した後にキーボードのキーを押してみて下さい。スキャンコードが出力されます。

Xorg でキーコードを確認する

ノート: Xorg の キーコードの値は Linux の キーコード よりも +8 大きいです。[2]

Xorg によって使用されるキーコードxev(1) という名前のユーティリティで判別できます (xorg-xev パッケージに入っています)。もちろん xev を使用するには、コンソールではなくグラフィカル環境から実行する必要があります。

次のコマンドで xev を起動して肝心の部分だけを表示できます:

$ xev | awk -F'[ )]+' '/^KeyPress/ { a[NR+2] } NR in a { printf "%-3s %s\n", $5, $8 }'

出力例:

38  a
55  v
54  c
50  Shift_L
133 Super_L
135 Menu

Xbindkeysxev のラッパで、キーコードを報告します。

キーを押してもターミナルに何も表示されない場合、キーにスキャンコードが設定されていないかスキャンコードキーコードにマッピングされていない、あるいは他のプロセスがキーの押下をキャプチャしています。X サーバーを使用しているプロセスがキーの押下を取得してしまっているようなときは、クリーンな X セッションから xev を実行してみてください:

$ xinit /usr/bin/xterm -- :1

参照

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