「Firefox/設定」の版間の差分

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(fix syntax error {{ic|~/.mozilla/firefox/your-profile/user.js})
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[[Category:ウェブブラウザ]]
 
[[Category:ウェブブラウザ]]
 
[[en:Firefox/Tweaks]]
 
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{{Related articles start}}
 
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{{Related|Firefox}}
 
{{Related|Firefox}}
 
{{Related|ブラウザプラグイン}}
 
{{Related|ブラウザプラグイン}}
{{Related|Firefox Ramdisk}}
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{{Related|Firefox/プロファイルを RAM に置く}}
{{Related|Firefox プライバシー}}
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{{Related|Firefox/プライバシー}}
 
{{Related articles end}}
 
{{Related articles end}}
   
このページでは Firefox の高度な設定オプションとパフォーマンスを上げる設定を説明します。
+
このページではFirefox の高度な設定オプションとパフォーマンスに関する設定を説明します。
   
 
== パフォーマンス ==
 
== パフォーマンス ==
   
Firefox のパフォーマンスを向上させる方法Firefox の実行中に入力できるパラメータ、開発者によって決められている設定の変更、くは外部プログラムやスクリプトによる高度な方法が存在します
+
Firefox のパフォーマンスを向上させる方法は次の2つに分けられます: 開発者の意図通りに Firefox の実行中に入力できるパラメータ設定ファイルの変更、外部プログラムやスクリプトを使用する高度な手順
   
{{Note|かならず最新版の Firefox を使って下さい。}}
+
{{Note|以下のオプションは最新版の Firefox でしか利用できな場合があります。}}
   
  +
このセクションでは、パフォーマンスの調整に関する Firefox の高度なオプションを扱っています。その他の情報は[http://kb.mozillazine.org/Category:Tweaking_preferences これらの MozillaZine の記事]を参照してください。
=== Firefox の高度なオプション ===
 
このセクションではパフォーマンスに関する Firefox の高度なオプションについて説明しています。詳しい情報は [http://kb.mozillazine.org/Category:Tweaking_preferences Mozillazine フォーラムの投稿] を見て下さい。
 
   
  +
=== パフォーマンス設定を変更する ===
==== OpenGL Off-Main-Thread Compositing (OMTC) の有効化 ====
 
   
  +
Firefox は、ご使用のコンピューターに最適な設定を自動的に使用します [https://support.mozilla.org/ja/kb/performance-settings]。
{{Warning|特定のハードウェアで OpenGL OMTC が無効になる場合、おそらく安定に問題があったり、システムリソースの消費が激しかったり、ドライバーにバグが存在するなどの可能性があります。強制的に有効化するときは自己責任で行って下さい。}}
 
{{Note|Firefox バージョン 40 から基本的なソフトウェア OMTC はデフォルトで有効になります。}}
 
   
  +
これらの設定は、''設定'' ページで、あるいは {{ic|about:config}} 内で手動で {{ic|dom.ipc.processCount}} の値を {{ic|1-8}} に、{{ic|browser.preferences.defaultPerformanceSettings.enabled}} を {{ic|false}} に変更することで行うことができます。
OpenGL OMTC を有効にするには {{ic|about:config}} を開いて以下を設定します:
 
* {{ic|layers.acceleration.force-enabled true}}
 
   
  +
しかし、この設定を手動で設定して、ローエンドなデバイスでパフォーマンスをさらに向上させたり、メモリ使用量を削減したりするとよい場合もあります。
Firefox を再起動することで変更が適用されます。
 
   
  +
以下の場合では、現在の[[ユーザー]]に対する '''Content process limit''' が ''4'' に上げられています:
OpenGL OMTC が有効になっているかどうか確認するには、{{ic|about:support}} を開いて "Graphics" セクションの "GPU Accelerated Windows" を見ます。"0/1 Basic (OMTC)" (または 0/2) と表示されている場合、OpenGL OMTC は無効になっています。"1/1 OpenGL (OMTC)" (または 1/2 や 2/2) となっている場合、有効です。
 
   
  +
{{hc|$ ps -e {{!}} grep 'Web Content'|
上記の設定で GPU アクセラレーションが有効にならない場合、環境変数を設定してみてください: {{ic|1=export MOZ_USE_OMTC=1}}。設定してから Firefox を起動します [http://featherweightmusings.blogspot.se/2013/11/no-more-main-thread-opengl-in-firefox.html]。
 
  +
13991 tty1 00:00:04 Web Content
  +
14027 tty1 00:00:09 Web Content
  +
14031 tty1 00:00:20 Web Content
  +
14040 tty1 00:00:26 Web Content
  +
}}
   
  +
=== WebRender ===
Firefox の OMTC に関する詳細は次のページにあります: https://wiki.mozilla.org/Platform/GFX/OffMainThreadCompositing
 
   
  +
WebRender は、Rust で書かれた、GPU でアクセラレートされた高パフォーマンスな 2D レンダリングエンジンです。Firefox と [[Wikipedia:ja:Servo|Servo]] ブラウザエンジンプロジェクトで使用されているコンポジタです。Firefox 93 の時点では、全ユーザに対してデフォルトで有効化されています。また、ハードウェアが[https://searchfox.org/mozilla-central/rev/2b3f6e5bf3ed0f13a08d0efbafeca57df6616ffa/gfx/webrender_bindings/WebRenderAPI.cpp#141 最低でも OpenGL 3.0 か OpenGL ES 3.0 (2021年4月の時点) をサポートし]、かつ[https://searchfox.org/mozilla-central/source/widget/gtk/GfxInfo.cpp#680 最低限のドライバ要件を満たす]場合においてはデフォルトでハードウェアレンダリングが使用されます。システムがこれらの要件を満たさない場合は、[https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1601053 Software Webrender] を使用するソフトウェアレンダリングにフォールバックします。
==== WebRender コンポジタの有効化 ====
 
   
  +
あなたのマシンと最新のドライバでレンダリングの問題が発生する場合、{{ic|about:config}} で {{ic|gfx.webrender.software}} プリファレンスを {{ic|true}} に設定することで Software Webrender を強制的に有効化することができます。
WebRender は、Rust で書かれた GPU ベースの 2D レンダリングエンジンです。Wikipedia:Gecko (software)|Gecko]] コンポジタの代わりに、[[Wikipedia:Servo (software)|Servo]] ブラウザエンジンプロジェクトを動かしているコンポジタです。これはサポートされたハードウェア上でのパフォーマンスを向上させ、[[#OpenGL Off-Main-Thread Compositing (OMTC) の有効化|OpenGL compositor]] が使用されているときのいくつかの黒い視覚的な不具合を修正します。現在、いくつかの既知のバグがあります。詳しくは [[MozillaWiki:Platform/GFX/Quantum Render]] をご覧ください。
 
   
  +
{{Warning|WebRender のハードウェアレンダリングは、[https://github.com/servo/webrender/wiki/Driver-issues 安定性、レンダリング出力、そしてパフォーマンスに関する深刻な問題]により、多くの GPU とドライバにおいて無効化されています。あなたのハードウェアで無効化されている場合、ハードウェアレンダリングを強制することは推奨されていません。}}
WebRender はすべての wayland セッションでデフォルトで有効になっています (Firefox 89 の時点) [https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1704489#c6]。WebRender はデフォルトで [[MozillaWiki:Platform/GFX/WebRender Where|non 4k+ displays]] に対しても有効です。いくつかのエッジケースでは、[[MozillaWiki:Platform/GFX/WebRender Where#Linux]] で詳述されているように、資格を変更することができます。デフォルトの WebRender の有効化はグラフィックカードやドライバのバージョンに依存する可能性もあります。
 
   
  +
=== urlclassifier3.sqlite が作成されないようにする ===
以下の2つの方法のいずれかを使って強制的に有効にすることができます。
 
# {{ic|about:config}} に行き {{ic|gfx.webrender.all}} を {{ic|true}} に設定、 変更を有効にするために、Firefox を再起動します。
 
# by setting the {{ic|MOZ_WEBRENDER}}. [環境変数]] を {{ic|1}} に設定してから、Firefox を起動します。
 
   
  +
{{Out of date|これはもはや必要ないようです。{{ic|urlclassifier*}} ファイルは Firefox 64 以降存在しません。}}
WebRender が有効かどうかを確認するには、{{ic|about:support}} に行き、 ''グラフィックス'' セクションの ''サブセクション'' で、''WEBRENDER'' を探します。もし、"available by user: Force enabled by pref" と報告されていれば、有効になっています。もし、''only''であれば、"opt-in by default. "と表示されます。WebRender is an opt-in feature" とだけ報告された場合、無効であることを意味します。
 
   
  +
全ての {{ic|urlclassifier*}} ファイルを削除することで、Firefox のプロファイルのサイズを数メガバイト削減できます。{{ic|urlclassifier*}} ファイルを削除しても、しばらくすると {{ic|urlclassifier3.sqlite}} が再び大きくなってしまうことがあります。これは、以下により簡単に解決できます:
{{Note|特定のハードウェアで WebRender が無効になっている場合、安定性の問題、システムリソースの大量消費、ドライバのバグ、または多くの異なる変数が原因である可能性があり、高速化する代わりに遅くなることがあります。よくわからない場合は、自己責任で強制的に有効化することをお勧めします。}}
 
   
  +
$ cd ~/.mozilla/firefox/''プロファイル''
==== レガシー OpenGL コンポジタを使用可能にする ====
 
 
ハードウェアの ''WebRender'' またはソフトウェアの ''Basic'' コンポジタがデフォルトで使用されます。レガシー OpenGL コンポジタが動作しているかどうかを確認するには {{ic|about:support}} に行き、"Graphics" セクションで "Compositing" を探してください:もし "OpenGL" と報告されれば有効、さもなければ "WebRender" または "Basic" と報告されます。
 
 
OpenGL の合成は {{ic|about:config}} で {{ic|layers.acceleration.force-enabled}} を {{ic|true}} に切り替えることで強制的に有効にすることが可能です。変更を有効にするには、Firefox を再起動します。注意 WebRender は Firefox の OpenGL コンポジタを置き換えるものであり、OpenGL コンポジタよりも推奨されます。
 
 
{{note|特定のハードウェアで OpenGL 構成が無効になっている場合は、安定性の問題、高いシステムリソースの消費、ドライバーのバグ、またはさまざまな変数が原因である可能性があります。そのため、速度を上げる代わりに速度を落とす可能性があります。自分の責任で強制的に有効化してください。よくわからない場合はベンチマークを行ってください。}}
 
 
==== Accelerated Azure Canvas を有効にする ====
 
{{ic|about:config}} を開いて、右クリックして新しい真偽値を作ってください。名前を {{ic|gfx.canvas.azure.accelerated}} にして true に設定してください。
 
 
Firefox を再起動して {{ic|about:support}} の AzureCanvasAccelerated が 1 になっていれば有効です。
 
 
==== ネットワーク設定 ====
 
 
高度なネットワーク設定は {{ic|about:config}} ページから変更できます (''network'' を検索してみてください)。
 
 
{| class="wikitable"
 
|+ 推奨値
 
! 設定名 || 値 || 説明
 
|-
 
| network.http.pipelining || true || 通常接続で [http://www-archive.mozilla.org/projects/netlib/http/pipelining-faq.html pipelining] を有効にします。
 
|-
 
| network.http.pipelining.ssl || true || SSL 接続で HTTP pipelining を有効にします。
 
|-
 
| network.http.proxy.pipelining || true || プロキシ接続で pipelining を有効にします。
 
|}
 
 
==== アンチフィッシングの無効化 ====
 
{{Note|プロファイルフォルダのファイル削除には危険が伴うため、先にバックアップをすることを推奨します。}}
 
 
Firefox のアンチフィッシング機能は Firefox の起動や終了を遅くすることがあります。問題は Firefox が [[Sqlite]] データベースを使っており、何度も使用しているうちにデータベースが巨大に成長することで読み書きが遅くなるのが原因です。どのサイトが怪しいのか Firefox に知らせてもらう必要がないと感じたのならば、機能を無効にすることが可能です:
 
 
* 設定のセキュリティタブで次のオプションをオフにしてください: ''"攻撃サイトとして報告されているサイトをブロックする"'' と ''"偽装サイトとして報告されているサイトをブロックする"''。
 
 
* プロファイルフォルダ ({{ic|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/}}) に存在する {{ic|urlclassifier}} から始まるファイルを全て削除してください:
 
$ rm -i ~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/urlclassifier*
 
 
:上記のファイルは Firefox によって再作成されることがありますが、初期サイズから大きく成長することはなくなります。
 
 
==== urlclassifier3.sqlite が作成されないようにする ====
 
上述のように {{ic|urlclassifier*}} ファイルを全て削除しても、一定期間後に {{ic|urlclassifier3.sqlite}} のサイズがまた増加することがあります。将来的にサイズが増加しないようにするシンプルな解決法:
 
 
$ cd ~/.mozilla/firefox/<profile_dir>
 
 
$ echo "" > urlclassifier3.sqlite
 
$ echo "" > urlclassifier3.sqlite
 
$ chmod 400 urlclassifier3.sqlite
 
$ chmod 400 urlclassifier3.sqlite
   
ファイルを空にして読み取り専用にすることで Firefox から書き込めないようになります。
+
これは、ファイルを空にして読み取り専用にすることでFirefox がそのファイルに書き込めないようにます。
   
==== OCSP 検証の無効化 ====
+
=== ディスクキャッシュの無効化 ===
OCSP バリデーションは、Firefox が新しいサーバーに接続 (HTTPS) するたびに [http://news.netcraft.com/archives/2013/04/16/certificate-revocation-and-the-performance-of-ocsp.html 遅延を発生させる] ことがあります。特に、HTTPS を使用するページにウェブガジェットが含まれていた場合、一つの URL で複数の接続が発生することになり、事態を悪化させます。
 
   
  +
読み込まれた全てのオブジェクト (HTML ページ、JPEG 画像、CSS スタイルシート、GIF バナー) は、今後ダウンロードせずに使用できるようにするために Firefox のキャッシュに保存されます。これらのオブジェクトのうちほんの一部だけ (通常、約 30 %) が再利用されると推定されます。これは、オブジェクトの有効期限が非常に短いことや、ページの更新、またはユーザの操作 (既に開いたページに戻らずに新しいページを開くこと) が原因です。Firefox のキャッシュはメモリキャッシュとディスクキャッシュに分割されており、後者ではディスクへの書き込みが頻繁に発生します: 新しく読み込まれたオブジェクトはメモリに書き込まれ、古いオブジェクトは削除されます。
* 設定 -> 詳細 -> 証明書にある次のオプションをオフにしてください: ''"OSCP レスポンダに問い合わせてデジタル証明書の有効性をリアルタイムに確認する"''。
 
   
  +
別のアプローチは {{Ic|about:config}} の設定を使用することです:
{{Warning|OCSP を無効化した場合、中間者攻撃から無防備になります。Wi-Fi や VPN などの攻撃されるおそれがある接続を使用する場合は、OSCP はオンのままにしておくことが強く推奨されます。}}
 
   
  +
* {{Ic|browser.cache.disk.enable}} を {{ic|false}} に設定する。
==== ディスクキャッシュの無効化 ====
 
  +
* {{Ic|browser.cache.memory.enable}} が {{ic|true}} に設定されていることを確認する。このオプションに関する詳細は [http://kb.mozillazine.org/Browser.cache.memory.enable browser.cache.memory に関する Mozilla 記事]で見られます。
ロードされたオブジェクト (html ページ、jpeg 画像、css スタイルシート、gif バナー) はすべて Firefox キャッシュに保存され、同じオブジェクトを今度使用するときにロードすることで、もう一度サーバーからダウンロードする必要を省きます。しかしながら、実際に再利用されるオブジェクトはごくわずかに限られています (通常は 30% ほど)。これはオブジェクトの有効期間が短すぎたり、アップデートがあったり、もしくは、単純にユーザーが行う行動 (訪問済みのページではなく新しいページをロードするなど) が原因であったりします。Firefox のキャッシュはメモリキャッシュとディスクキャッシュに分けられており、ディスクキャッシュを使用している場合、オブジェクトがロードされる度にディスクに書き込みが行われ、また、同時に古いオブジェクトの削除もされるために、頻繁にディスクの書き込みが発生します。
 
  +
* {{Ic|browser.cache.memory.capacity}} という名前のエントリを追加し、確保したいサイズを KB 単位で設定してください。あるいは、{{ic|-1}} に設定すると、[http://kb.mozillazine.org/Browser.cache.memory.capacity#-1 自動的に]キャッシュサイズが選択されます (この手順をスキップすると、{{ic|-1}} に設定することと同じになります)。
  +
** "自動的な" サイズ選択は、8GB 以下のメモリしか搭載していないシステムに対する設定のみを含む10年前のテーブルに基づいています。次の式はこのテーブルに非常に近く、Firefox のキャッシュをより動的に設定するために使用できます: {{ic|41297 - (41606 / (1 + ((RAM / 1.16) ^ 0.75)))}} (ただし、{{ic|RAM}} は GB 単位で、結果は KB 単位です)。
   
  +
この方法にはいくつかの欠点があります:
* 設定 -> 詳細 -> ネットワーク -> キャッシュされた Web ページから ''"キャッシュサイズを制限する"'' でゼロを指定してください。
 
   
  +
* ブラウザがクラッシュした場合や再起動した場合、現在閲覧しているウェブページのコンテンツが失われますが、[[anything-sync-daemon]] や同様の定期的な同期スクリプトを使用することで、キャッシュが定期的にドライブにコピーされるようにすることで回避できます。
==== ディスクキャッシュを RAM に移動 ====
 
  +
* 設定は各ユーザに個別に設定する必要があります。
   
  +
=== ディスクキャッシュを RAM に移動 ===
別の方法として、"ディスク" キャッシュを RAM ディスクに移動して、上記の二つの間の解決策を得ることができます。キャッシュは、Firefox が実行されてから実行されるまでの間は保持されますが (Firefox のクラッシュリカバリを含む)、再起動時には破棄されます (OS クラッシュを含む)。
 
   
  +
別の方法は、"ディスク" キャッシュを RAM ディスクに移動することです。これにより、上記 2 つの中間の解決策が得られます。キャッシュは Firefox の実行中 (Firefox のクラッシュリカバリを含む) は保持され、再起動 (OS のクラッシュを含む) すると破棄されます。
これを行うには、 {{Ic|about:config}} に移動し、 {{Ic|browser.cache.disk.parent_directory}} を {{ic|/run/user/''UID''/firefox}} に設定します。 {{ic|''UID''}} は、 {{ic|id -u}} を実行して取得できるユーザのIDです。
 
   
  +
これを行うには、{{Ic|about:config}} を開き、{{Ic|browser.cache.disk.parent_directory}} を {{ic|/run/user/''UID''/firefox}} に設定します。ここで、{{ic|''UID''}} は、{{ic|id -u}} を実行することで取得できるユーザーの ID です。
{{Ic|about:cache}} を開いて、新しいディスクキャッシュの場所を確認します。
 
   
  +
{{Ic|about:cache}} を開いて、新しいディスクキャッシュの場所を確認してください。
==== セッションを保存する間隔を長くする ====
 
Firefox のセッションは15秒ごとに現在の状態 (開かれている url、cookie、履歴とブックマーク) を自動的に保存しています。これはユーザーが必要とするところよりも少し頻繁すぎる嫌いがあり、頻繁にディスクアクセスを発生させています。
 
   
セッション保存間隔の設定は {{ic|about:config}} ページから変更できます (''sessionstore'' 検索してださい)。
+
=== セッション保存する間隔をする ===
   
  +
Firefox は現在のセッションの状態 (開かれている URL、cookie、履歴、フォームデータ) を定期的にディスク上に保存します。これは、Firefox がクラッシュした場合に以前のセッションを回復するために使用されます。
* browser.sessionstore.interval 300000
 
  +
デフォルトの設定では、15 秒おきにセッションが保存されます。その結果、頻繁にディスクアクセスが発生します。
   
セッションの保存を無効化したい場合以下の設定を true から false に変更してください:
+
例えば、保存間隔 10 分 (600000 ミリ秒) に増やすには{{ic|about:config}} {{ic|browser.sessionstore.interval}} を {{ic|600000}} に変更してください
 
* browser.sessionstore.resume_from_crash false
 
   
  +
この機能を完全に無効化するには、{{ic|browser.sessionstore.resume_from_crash}} を {{ic|false}} に変更してください。
==== 即座にページをレンダリング ====
 
Mozilla アプリケーションはウェブページを漸増的にレンダリングします。ページ全体がダウンロードされる前に、ページの一部だけを表示するのです。基本的にウェブページの最初の部分には表示に関係する情報はあまり存在しないため、Mozilla アプリケーションはページをレンダリングする前に少しの間だけ待機します。以下の設定はインターバルを制御します。接続速度が遅い場合 (ダイアルアップ接続など)、設定を変更するとウェブページのロード時間が長くなることがあるので注意してください。
 
   
  +
=== プロファイルの SQLite データベースのデフラグ ===
* nglayout.initialpaint.delay の値を 0 に変更。
 
 
上記の設定は {{ic|about:config}} ページで行うことができます。
 
 
=== その他の設定 ===
 
このセクションでは Firefox のパフォーマンスを向上させるその他の設定を説明しています。
 
 
==== UPX で Firefox バイナリを圧縮して起動時間を短縮 ====
 
[http://upx.sourceforge.net/ UPX] は高速な伸長をサポートしている実行可能ファイル圧縮ツールであり、メモリのオーバーヘッドを減らします。[[公式リポジトリ]]の {{Pkg|upx}} パッケージで[[インストール]]できます。
 
 
{{ic|upx}} を使用して Firefox の実行可能ファイルを圧縮する前に、バイナリのバックアップを作成してください:
 
# cp /usr/lib/firefox/firefox /usr/lib/firefox/firefox.backup
 
 
最後に、{{ic|upx}} を実行して、最大圧縮レベルを適用してください:
 
# upx --best /usr/lib/firefox/firefox
 
 
==== リファラーヘッダの制御 ====
 
Firefox バージョン 28 では HTTP リファラーヘッダの送信を制御することができます。GUI の設定からはオプションを書けられませんが、{{ic|about:config}} で変更することが可能です。関連するキーは4つ存在します [https://security.stackexchange.com/a/80194]。推奨される設定を以下の行で説明します。
 
 
{| class="wikitable"
 
|+ 推奨値
 
! キー || 推奨 || [https://ip-check.info ip-check.info] || デフォルト || 説明
 
|-
 
| network.http.sendRefererHeader || 1 || 1 || 2 || リンクをクリックした場合にのみ送信 (0 は完全に送信しない、1 はリンクのクリック時のみ、2 は常に送信)。
 
|-
 
| network.http.referer.XOriginPolicy || 1 || 1 || 0 || ベースドメインが一致する場合にのみ送信 (0 は常に送信、2 はホストが一致する場合のみ)。
 
|-
 
| network.http.referer.spoofSource || true || false || false || リンク先の URI を送信。
 
|-
 
| network.http.referer.trimmingPolicy || 2 || 0 || 0 || スキーム・ホスト・ポートを送信しない (0 は全て送信しない、1 はスキームやホストのポート・パスを送信しない)。
 
|}
 
   
  +
{{Warning|以下の方法では、セッションが正しく保存されなかった場合などに、データベースが破壊されてしまう可能性があります。}}
==== プロファイルの SQLite データベースのデフラグ ====
 
{{Warning|以下の設定はデータベースを破損させてセッションが正しく保存されなくなる可能性があります。}}
 
   
Firefox 3.0 ではブックマーク履歴パスワード SQLite データベースに保存されます。SQLite データベースは使っていくうちに断片化して空き領域があちこちにきます。Firefox はデータベースを確認して最適化することはしないのでしばくすると断片化は性能影響てきます。データベースのデフラグを行なって使われていない領域を削除することで起動時間を短縮したりブックマークや履歴など操作高速化することが可能です。
+
Firefox はブックマーク履歴パスワード SQLite データベースに保存ます。SQLite データベースは時間の経過とともに断片化しあちこちにスペースが現れます。ただし、データベースをチェックして最適化する管理プロセスがないためこれの要因より最終的にパフォーマンスが低下します。起動やその他のブックマークや履歴関連タスク改善する良い方法は、これらのデータベースから未使用の領域をデフラグしてトリミングすることです。
   
Firefox 実行ていないときに {{Pkg|profile-cleaner}} を使うことでデフラグを行えます
+
Firefox 実行され'''いない'''時に {{Pkg|profile-cleaner}} を使うことでデフラグを行えます:
   
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
  +
|+ profile-cleaner の使用例:
|+ デフラグ前後のサイズの比較
 
 
! SQLite データベース || デフラグ前のサイズ || デフラグ後のサイズ || % 変化
 
! SQLite データベース || デフラグ前のサイズ || デフラグ後のサイズ || % 変化
 
|-
 
|-
182行目: 106行目:
 
|}
 
|}
   
Firefox の最近のバージョンでは、ページのロードが遅くなったりプロファイルの破損の原因となる places データベースをデフラグ・最適化するツールが用意されています。ツールを使うには {{ic|about:support}} ページを開いてください。{{ic|Places データベース}} の下にある {{ic|完全性を検証}} ボタンを押してください。
+
Firefox の最近のバージョンでは、ページのロードが遅くなったりプロファイルの破損の原因となる places データベースをデフラグ・最適化するツールが用意されています。このツールを使うには {{ic|about:support}} ページを開いてください。{{ic|Places データベース}} の下にある {{ic|完全性を検証}} ボタンを押してください。
   
==== tmpfs でプロファイルを RAM にキャッシュ ====
+
=== tmpfs 経由でプロファイル全体を RAM にキャッシュする ===
システムにメモリが余っている場合、{{ic|tmpfs}} を使って[[Firefox Ramdisk|プロファイルディレクトリ全体をキャッシュ]]することができます。そうすると Firefox のレスポンスが高まります。
 
   
  +
システムにメモリに余裕がある場合は、{{ic|tmpfs}} を使用して [[Firefox/プロファイルを RAM に置く|プロファイルディレクトリ全体をキャッシュ]]することができ、これにより Firefox の応答性が向上する可能性があります。
==== スポンサーコンテンツやタイルをオフにする ====
 
{{ic|about:config}} で {{ic|browser.newtabpage.directory.source}} と {{ic|browser.newtabpage.directory.ping}} の値を空にしてください。また、新しいタブページのツールからタイル機能を無効にすると良いでしょう。[[Wireshark]] セッションで通信を確認できます。
 
   
==== Electrolysis効化 ====
+
=== Pocket効化 ===
Firefox 48 (45 ESR) 以上では Electrolysis (マルチプロセス) を有効化することでパフォーマンスとセキュリティを高めることができます。{{ic|about:config}} で {{ic|browser.tabs.remote.autostart}} を ''true'' に設定してください。Electrolysis を強制的に有効化することもできますが [https://wiki.mozilla.org/Electrolysis#Force_Enable]、問題が起こる可能性があるため基本的には推奨されません。
 
   
Electrolysis が有効になっているか確認するには {{ic|about:support}} の「アプリケーション基本情報」セクションにある「マルチプロセスウィンドウ」を確認してください。"0/1 (無効)" となっている場合 Electrolysis は無効です。"1/1 (ユーザー設定により有効)" となっていれば有効です。''*/*'' の数字は Firefox の開かれているウィンドウの数を示します。例えば 0/2 は2つ開かれている Firefox のウィンドウのどちらも Electrolysis を使用しておらず、2/2 は両方のウィンドウで有効になっていることを意味します。
 
 
==== HTTP キャッシュの有効化 ====
 
{{ic|about:config}} で {{ic|browser.cache.use_new_backend}} を 0 から 1 に設定してください。
 
 
==== Pocket の無効化 ====
 
 
Pocket サービスを使用しない場合、{{ic|about:config}} で {{ic|extensions.pocket.enabled}} を ''false'' に設定することで無効にできます。
 
Pocket サービスを使用しない場合、{{ic|about:config}} で {{ic|extensions.pocket.enabled}} を ''false'' に設定することで無効にできます。
{{Note|45ESR の場合、キーは {{ic|browser.pocket...}} です。}}
 
   
 
== 外観 ==
 
== 外観 ==
  +
 
=== フォント ===
 
=== フォント ===
次の記事を参照してください: [[フォント設定]]
 
   
  +
[[フォント設定]] を参照してください。
==== DPI の値の設定 ====
 
システムの DPI が 96 を下回っている場合、設定を変更することで Firefox のフォントの見た目を良くすることができます。デフォルトでは Firefox は DPI の値は 96 を使用し、96 を上回っている場合だけシステム値を使います。値に関係なくシステム値を使うようにするには、アドレスバーに {{ic|about:config}} と入力して {{ic|layout.css.dpi}} を '''0''' に設定してください。
 
   
  +
==== DPI の値を設定する ====
上記の設定は Firefox のユーザーインターフェースの DPI 設定にだけ影響を与えるので注意してください。ウェブページのコンテンツの DPI 値は 96 のままです。変更するには {{ic|layout.css.devPixelsPerPx}} をシステムの DPI を 96 で割った値に設定してください。例えばシステムの DPI が 144 の場合、設定する値は 144/96 = 1.5 です。{{ic|layout.css.devPixelsPerPx}} を '''1.5''' にするとウェブページのコンテンツの DPI が 144 になります。
 
   
  +
システムの DPI が 96 を下回っている場合、この値を変更することで Firefox におけるフォントの見た目を改善することができます。デフォルトでは、Firefox は DPI の値として 96 を使用します。システムの DPI が 96 を上回っている場合にのみ、システムの DPI が使用されます。システムの DPI をその値に依らずに強制するには、アドレスバーに {{ic|about:config}} と打ち込み、{{ic|layout.css.dpi}} を '''0''' に設定してください。
高解像度ディスプレイについての情報は [[HiDPI#Firefox]] を参照してください。DPI の計算は [https://www.sven.de/dpi/] を見てください。
 
  +
  +
上記の設定は Firefox のユーザーインターフェイスの DPI 設定にしか影響を与えないことに注意してください。ウェブページのコンテンツの DPI は 96 のままであり、そのせいで見た目が悪くなったり、高解像度のディスプレイにおいては表示が小さくなりすぎてしまう場合があります。解決策は、{{ic|layout.css.devPixelsPerPx}} を、システムの DPI を 96 で割った値に設定することです。例えば、システムの DPI が 144 である場合、値は 144/96 = 1.5 です。{{ic|layout.css.devPixelsPerPx}} を '''1.5''' に設定すれば、ウェブページのコンテンツは 144 の DPI を使用するようになり、見た目がうんと良くなります。
  +
  +
Firefox 103 より後のリリースでこれを行うとフォントが大きくなりすぎてしまう場合、{{ic|browser.display.os-zoom-behavior}} を 0 に設定してください。次に、{{ic|about:config}} の検索バーに {{ic|ui.textScaleFactor}} と打ち込み、'整数値' ('number') の横の丸ボタンを選択し、プラスのボタンをクリックしてこの設定キーを追加し、そのキーに対して {{ic|layout.css.devPixelsPerPx}} の 100 倍の値を設定してください。例えば、{{ic|layout.css.devPixelsPerPx}} が 1.25 に設定されている場合、{{ic|ui.textScaleFactor}} は 125 にする必要があります。
  +
  +
HiDPI ディスプレイに関する情報は [[HiDPI#Firefox]] を、DPI の計算については [https://www.sven.de/dpi/] を参照してください。
  +
  +
==== Microsoft Windows のデフォルトのフォント設定 ====
  +
  +
以下は、Firefox が Microsoft Windows にインストールされた場合のデフォルトのフォント設定です。多くのウェブサイトは Microsoft のフォントを使っています。
   
==== Microsoft Windows のデフォルトフォント設定 ====
 
以下は Firefox を Microsoft Windows にインストールした時のデフォルトフォント設定です。多くのウェブサイトは Microsoft フォントを使っています。
 
 
{{bc|
 
{{bc|
 
Proportional: Serif Size (pixels): 16
 
Proportional: Serif Size (pixels): 16
223行目: 144行目:
   
 
=== 一般的なユーザーインターフェイスの CSS 設定 ===
 
=== 一般的なユーザーインターフェイスの CSS 設定 ===
Firefox のユーザーインターフェイスは {{ic|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/}} 内の {{ic|userChrome.css}} や {{ic|userContent.css}} ファイルを編集することで変更することができます (''profile_dir'' は ''hash.name'' という形式を取っており、''hash'' は8文字のランダムな文字列です。プロファイルの ''name'' は通常 ''default'' となっています)。
 
   
  +
Firefox のユーザーインターフェイスは、{{ic|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/}} 内の {{ic|userChrome.css}} と {{ic|userContent.css}} を編集することで変更することができます (''profile_dir'' は ''hash.name'' という形式であり、''hash'' は見た目はランダムな8文字の文字列で、プロファイルの ''name'' は通常、''default'' です)。[https://support.mozilla.org/ja/kb/profiles-where-firefox-stores-user-data#w_purohuairunotan-shifang Firefox のドキュメント]で説明されている通り、 URL バーに {{ic|about:support}} と入力し、{{ic|アプリケーション基本情報}} セクションの {{ic|プロファイルディレクトリー}} を探せば、実際のプロファイル名を知ることができます。
{{Note|{{ic|chrome/}} フォルダと {{ic|userChrome.css}}/{{ic|userContent.css}} ファイルは存在している必要がないので、作る必要があるかもしれません。}}
 
   
  +
{{Note|
このセクションでは (ウェブページではなく) Firefox のユーザーインターフェイスを変更する {{ic|userChrome.css}} ファイルについてだけ扱います。
 
  +
* {{ic|chrome/}} フォルダと {{ic|userChrome.css}}/{{ic|userContent.css}} ファイルは必ずしも存在しているとは限りません。なので、作成する必要があるかもしれません。
  +
* {{ic|about:config}} で {{ic|toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets}} を有効化しておかなければなりません。
  +
}}
  +
  +
このセクションでは、ウェブページではなく Firefox のユーザーインターフェイスを変更する {{ic|userChrome.css}} のみを扱います。
  +
  +
==== インターフェイスのフォントを変更する ====
  +
  +
この設定はグローバルな GTK フォントの設定をオーバーライドします。ウェブページには影響を与えず、Firefox のユーザーインターフェイスだけが変更されます:
   
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userChrome.css|
==== フォントの変更 ====
 
この設定はグローバルな GTK+ のフォント設定を上書きします。ウェブページには影響を与えません、ユーザーインターフェイスのフォントだけが変更されます:
 
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userChrome.css|
 
 
* {
 
* {
 
font-family: "FONT_NAME";
 
font-family: "FONT_NAME";
237行目: 164行目:
 
}}
 
}}
   
==== ボタンアイコンの隠匿 ====
+
==== ボタンアイコンを非表示にする ====
  +
テキストボタンを有効化:
 
  +
テキストのみのボタンを有効化します:
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userChrome.css|
 
  +
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userChrome.css|
 
.button-box .button-icon {
 
.button-box .button-icon {
 
display: none;
 
display: none;
245行目: 174行目:
 
}}
 
}}
   
==== 様々なタブボタンの隠匿 ====
+
==== 様々なタブボタンを非表示にする ====
  +
 
以下の設定はタブバーの縁で表示される矢印、全てのタブのドロップダウンリストを切り替えるボタン、新しいタブを作成するプラス記号を非表示にします:
 
以下の設定はタブバーの縁で表示される矢印、全てのタブのドロップダウンリストを切り替えるボタン、新しいタブを作成するプラス記号を非表示にします:
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userChrome.css|<nowiki>
 
/* Tab bar */
 
   
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userChrome.css|<nowiki>
.tabbrowser-strip *[class^="scrollbutton"] {
 
  +
/* タブバー */
/* Hide tab scroll buttons */
 
  +
  +
toolbarbutton#scrollbutton-up, toolbarbutton#scrollbutton-down {
  +
/* タブのスクロールボタンを隠す */
 
display: none;
 
display: none;
 
}
 
}
   
.tabbrowser-strip *[class^="tabs-alltabs"] {
+
.browser-toolbar > * #alltabs-button {
  +
/* タブのドロップダウンリストを隠す */
/* Hide tab drop-down list */
 
 
display: none;
 
display: none;
 
}
 
}
   
.tabbrowser-strip *[class^="tabs-newtab-button"] {
+
.browser-toolbar > * #new-tab-button {
  +
/* 新しいタブを開くボタンを隠す */
/* Hide new-tab button */
 
 
display: none;
 
display: none;
 
}</nowiki>
 
}</nowiki>
267行目: 198行目:
   
 
==== 水平タブ ====
 
==== 水平タブ ====
  +
タブバーをブラウザウィンドウの側面に横に並べて表示するには:
 
  +
タブバーをブラウザウィンドウの側面に水平に積み重ねて配置するには:
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userChrome.css|
 
  +
/* Display the tabbar on the left */
 
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userChrome.css|
  +
/* タブバーを左に表示する */
 
#content > tabbox {
 
#content > tabbox {
 
-moz-box-orient: horizontal;
 
-moz-box-orient: horizontal;
277行目: 210行目:
 
-moz-box-orient: vertical;
 
-moz-box-orient: vertical;
 
/*
 
/*
* You can set this to -moz-scrollbars-vertical instead,
+
* ここには -moz-scrollbars-vertical を設定することもできますが、
  +
* そうするとスクロールバーが常に表示されるようになってしまいます。
* but then the scrollbar will *always* be visible. this way
 
  +
* 以下のように設定することで、スクロールバーを表示しないようにし、
* there is never a scrollbar, so it behaves like the tab bar
 
  +
* 通常のタブバーのように振る舞わせます。
* normally does
 
 
*/
 
*/
 
overflow: -moz-scrollbars-none;
 
overflow: -moz-scrollbars-none;
287行目: 220行目:
 
.tabbrowser-tabs {
 
.tabbrowser-tabs {
 
-moz-box-orient: horizontal;
 
-moz-box-orient: horizontal;
min-width: 20ex; /* You may want to increase this value */
+
min-width: 20ex; /* この値を増やしても良いです */
 
-mox-box-pack: start;
 
-mox-box-pack: start;
 
-moz-box-align: start;
 
-moz-box-align: start;
304行目: 237行目:
 
}}
 
}}
   
==== ウィンドウの縁とタイトルバーを非表示にする ====
+
==== タイトルバーとウィンドウの枠を非表示にする ====
   
タイトルバーをタブバーに置き換えるには、{{ic|about:config}} で {{ic|browser.tabs.drawInTitlebar}} を有効ます
+
タイトルバーをタブバーに置き換えるには、{{ic|about:config}} で {{ic|browser.tabs.drawInTitlebar}} を有効てください
   
または、"メニュー"、"カスタマイズ" の順に進み、左下隅に "タイトルバー" という名前のチェックボックスを見つけます。 チェックを外します。 チェックボックスがない場合は、{{ic|XDG_CURRENT_DESKTOP}} 環境変数が正しく設定されているか、{{ic|MOZ_GTK_TITLEBAR_DECORATION}} 環境変数が "client" に設定されていることを確認してください。
+
または、"メニュー"、"カスタマイズ" の順に進み、左下隅に "タイトルバー" という名前のチェックボックスを見つけます。 チェックを外します。チェックボックスがない場合は、{{ic|XDG_CURRENT_DESKTOP}} 環境変数が正しく設定されているか、{{ic|MOZ_GTK_TITLEBAR_DECORATION}} 環境変数が "client" に設定されていることを確認してください。
   
 
===== KDE でタイトルバーのみを非表示にする =====
 
===== KDE でタイトルバーのみを非表示にする =====
318行目: 251行目:
 
ただし、それではフレームも消えてしまいますので、基本的にウィンドウサイズの変更はできません。 別の方法として、''System settings'' > ''Application Style'' > ''Window Decorations'' に移動し、''Breeze'' を選択して設定を変更します。 最後のタブ ''Window-Specific Overrides'' で、新しいものを追加します。 名前を取得するには、''Detect Window Properties'' ボタンを使用します。または、Firefox だけでなく、すべてのウィンドウに対してこのオーバーライドを設定する場合は、正規表現フィールドにドット (.) を入力できます。 その後、''Decoration Options'' を設定して、タイトル バーのみを非表示にします。
 
ただし、それではフレームも消えてしまいますので、基本的にウィンドウサイズの変更はできません。 別の方法として、''System settings'' > ''Application Style'' > ''Window Decorations'' に移動し、''Breeze'' を選択して設定を変更します。 最後のタブ ''Window-Specific Overrides'' で、新しいものを追加します。 名前を取得するには、''Detect Window Properties'' ボタンを使用します。または、Firefox だけでなく、すべてのウィンドウに対してこのオーバーライドを設定する場合は、正規表現フィールドにドット (.) を入力できます。 その後、''Decoration Options'' を設定して、タイトル バーのみを非表示にします。
   
==== ブックマークツールバーを自動で隠匿 ====
+
==== ブックマークツールバーを自動で非表示にする ====
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userChrome.css|
 
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userChrome.css|
 
#PersonalToolbar {
 
#PersonalToolbar {
 
visibility: collapse !important;
 
visibility: collapse !important;
329行目: 263行目:
 
}}
 
}}
   
==== サイドバーの幅の制限をくす ====
+
==== サイドバーの幅の制限をくす ====
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userChrome.css|
 
  +
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userChrome.css|
/* remove maximum/minimum width restriction of sidebar */
 
  +
/* サイドバーの最大/最小幅の制限を無くす */
 
#sidebar {
 
#sidebar {
 
max-width: none !important;
 
max-width: none !important;
338行目: 273行目:
 
}}
 
}}
   
==== ダーク GTK テーマの時に入力フィールドが読めない ====
+
==== GTK ダークテーマ入力フィールドが読めない ====
   
ダーク [[GTK]] テーマを使用、入力フィールドとテキストフィールドが読めないインターネットページに遭遇することがあります (たとえば、白い背景に白いテキスト、暗い背景に黒いテキストのテキスト入力フィールド) これは、サイトが背景色またはテキスト色のいずれかのみを設定し、Firefox がテーマからもう一方を取得するために発生する可能性があります。 Firefox が Web ページでテーマの色と暗いテーマをそれぞれ使用しないようにするには、{{ic|browser.display.use_system_colors}} と {{ic|widget.content.allow-gtk-dark-theme}} が {{ic|false}} に設定されていることを確認します {{ic|about:config}}
+
[[GTK]] ダークテーマを使用してい場合に、入力フィールドとテキストフィールドが読めないインターネットページに遭遇することがあります (えば、白い背景に白いテキスト、暗い背景に黒いテキストのテキスト入力フィールド)これは、サイトが背景色またはテキスト色のいずれかのみを設定し、Firefox がテーマからもう一方を取得するために発生する可能性があります。Firefox が Web ページでテーマの色と暗いテーマをそれぞれ使用しないようにするには、{{ic|about:config}} で {{ic|browser.display.use_system_colors}} と {{ic|widget.content.allow-gtk-dark-theme}} が {{ic|false}} に設定されていることを確認してください
   
または、以前の変更で問題が解決しなかった場合は、{{ic|widget.content.gtk-theme}} という名前の新しい文字列を {{ic|about:config に追加することでFirefox をライト GTK テーマで起動することができます。 -override}} に設定し、{{ic|Breeze:light}} や {{ic|Adwaita:light}} などのライト テーマ設定ます。
+
の変更で問題が解決しなかった場合は、{{ic|about:config}} で {{ic|widget.content.gtk-theme-override}} という名前の新しい文字列を追加それに {{ic|Breeze:light}} や {{ic|Adwaita:light}} といったライトテーマ設定することにより、Firefox を GTK ライトテーマで起動することができます。
   
 
===== 入力フィールドの色を CSS でオーバーライドする =====
 
===== 入力フィールドの色を CSS でオーバーライドする =====
   
{{Note|1=関連するバグは 68 から解決されています。[https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1527048#c44]}}
+
{{Note|1=関連するバグは 68 から解決されています。 [https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1527048#c44]}}
   
拡張機能 [https://addons.mozilla.org/firefox/addon/text-contrast-for-dark-themes/ Text Contrast for Dark Themes] は、コントラストを維持するために必要に応じて他の色を設定します。
+
[https://addons.mozilla.org/firefox/addon/text-contrast-for-dark-themes/ Text Contrast for Dark Themes] 拡張機能は、コントラストを維持するために必要に応じて他の色を設定します。
   
{{ic|userContent.css}} または [https://addons.mozilla.org/firefox/addon/styl-us/ stylus アドオン] を使用して、すべての Web ページに標準の色を明示的に設定します。
+
あるいは、{{ic|userContent.css}} または [https://addons.mozilla.org/firefox/addon/styl-us/ stylus アドオン]を使用して、すべての Web ページに標準の色を明示的に設定してください。スタイルシートは通常、{{ic|chrome/userContent.css}} のプロファイルフォルダー (パスについては {{ic|about:profiles}} にアクセスしてください) にありますが、そうでない場合はそこに作成できます。
スタイル シートは通常、{{ic|chrome/userContent.css}} のプロファイル フォルダー (パスについては {{ic|about:profiles}} にアクセスしてください) にありますが、そうでない場合はそこに作成できます。
 
   
以下は、入力フィールドを標準の黒のテキスト/白の背景に設定します。色が意図したとおりに表示されるように、表示されているサイトで両方をオーバーライドできます
+
以下は、入力フィールドを標準の黒のテキスト/白の背景に設定します。色が意図したりに表示されるように、表示されているサイトで両方をオーバーライドできます:
   
{{Note|{{ic|urlbar}} と {{ic|searchbar}} を {{ic|white}} にしたい場合は、最初の 2 つの {{ic|:not}} css セレクタを削除してください。}}
+
{{Note|{{ic|urlbar}} と {{ic|searchbar}} を {{ic|white}} にしたい場合は、最初の2つの {{ic|:not}} css セレクタを削除してください。}}
   
 
{{bc|1=
 
{{bc|1=
371行目: 305行目:
 
===== GTK テーマを変更する =====
 
===== GTK テーマを変更する =====
   
Web コンテンツと UI の両方にライト テーマ (Adwaita など) を使用するよう Firefox に強制は、[[GTK#テーマの基本設定]] を参照してください。
+
ウェブコンテンツと UI の両方で Firefox にライトテーマ (例えば Adwaita) を強制させ方法は、[[GTK#テーマ]] をてください。
   
===== コンテンツ処理のみ GTK テーマを変更する =====
+
===== コンテンツ処理のみに対して GTK テーマを変更する =====
   
Web コンテンツのみにライト テーマ (Adwaita など) を使用するように Firefox を強制するには:
+
ウェブコンテンツのみに対して Firefox にライトテーマ (例えば Adwaita) を使用させるには:
   
# アドレスバー {{ic|about:config}} を開きます
+
# アドレスバー {{ic|about:config}} と打ち込む
# ({{ic|マウスの右ボタン}} ''> New > String'') から新しい {{ic|widget.content.gtk-theme-override}} 文字列タイプのエントリを作成します。
+
# {{ic|widget.content.gtk-theme-override}} という新しい文字列のエントリを作成す
# レンダリング目的で使用するライトテーマの値を設定します (例:{{ic|Adwaita:light}})
+
# レンダリング使用するライトテーマを設定す (例えば {{ic|Adwaita:light}})
# Firefox を再起動します。
+
# Firefox を再起動す
   
 
=== ウェブコンテンツの CSS 設定 ===
 
=== ウェブコンテンツの CSS 設定 ===
386行目: 320行目:
 
このセクションではウェブコンテンツに CSS のカスタムルールを追加できる {{ic|userContent.css}} ファイルについて扱います。このファイルへの変更はブラウザの再起動時に適用されます。
 
このセクションではウェブコンテンツに CSS のカスタムルールを追加できる {{ic|userContent.css}} ファイルについて扱います。このファイルへの変更はブラウザの再起動時に適用されます。
   
頻繁に使うウェブサイトに小さな修正を加えたり個人的なスタイルを適用することが可能です。人気のウェブサイトのカスタムスタイルシートは [http://userstyles.org/ userstyles.org] などから手に入れることができます。[https://addons.mozilla.org/firefox/addon/superusercontent/ superUserContent] などのアドオンをインストールしてテーマを管理することが可能です。アドオンは {{ic|chrome/userContent.css.d}} ディレクトリを作成してページが更新されたときに中に入っている CSS ファイルに変更を適用します。
+
頻繁に使うウェブサイトに小さな修正を加えたり個人的なスタイルを適用することが可能です。人気のウェブサイトのカスタムスタイルシートは [https://userstyles.org/ userstyles.org] などから手に入れることができます。[https://addons.mozilla.org/firefox/addon/superusercontent/ superUserContent]{{Dead link|2020|03|29|status=404}} などのアドオンをインストールしてテーマを管理することが可能です。このアドオンは {{ic|chrome/userContent.css.d}} ディレクトリを作成してページが更新されたときに中に入っている CSS ファイルに変更を適用します。
   
==== 他の CSS ファイルインポート ====
+
==== 他の CSS ファイルインポートする ====
   
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userContent.css|
+
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userContent.css|
 
@import url("./imports/some_file.css");
 
@import url("./imports/some_file.css");
 
}}
 
}}
   
==== ドメインの特定部位をブロック ====
+
==== ドメインの特定部位をブロックする ====
   
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userContent.css|
+
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userContent.css|
 
@-moz-document domain(example.com) {
 
@-moz-document domain(example.com) {
 
div#header {
 
div#header {
404行目: 338行目:
 
}}
 
}}
   
==== PDF ファイルのリンクの後ろに [pdf] を追加 ====
+
==== PDF ファイルのリンクの後ろに [pdf] を追加する ====
   
{{hc|~/.mozilla/firefox/<profile_dir>/chrome/userContent.css|<nowiki>
+
{{hc|~/.mozilla/firefox/''profile''/chrome/userContent.css|<nowiki>
  +
/* PDF ファイルのリンクの後ろに [pdf] を追加する */
/* add '[pdf]' next to links to PDF files */
 
 
a[href$=".pdf"]:after {
 
a[href$=".pdf"]:after {
 
font-size: smaller;
 
font-size: smaller;
414行目: 348行目:
 
}}
 
}}
   
==== 広告ブロック ====
+
==== 広告ブロックする ====
   
 
{{ic|userContent.css}} を使って広告をブロックする方法については [http://www.floppymoose.com floppymoose.com] にサンプルがあります。
 
{{ic|userContent.css}} を使って広告をブロックする方法については [http://www.floppymoose.com floppymoose.com] にサンプルがあります。
420行目: 354行目:
 
== マウスとキーボード ==
 
== マウスとキーボード ==
   
=== マウスホイールスクロールする速度 ===
+
=== マウスホイールスクロール速度 ===
   
マウスホイールによるスクロール速度のデフォルト値を修正するには (例: スピードアップ)、{{ic|about:config}} を開いて {{ic|mousewheel.acceleration}} を検索してください。利用可能なオプションが表示されるので、以下を修正ます:
+
マウスホイールによるスクロール速度のデフォルト値を変更する (つまり、速度を上げる) には、{{ic|about:config}} を開いて {{ic|mousewheel.acceleration}} を検索してください。利用可能なオプションが表示されるので、以下を変更てください:
   
* {{ic|mousewheel.acceleration.start}} を '''-1''' に設定。
+
* {{ic|mousewheel.acceleration.start}} を {{ic|1}} に設定する
* {{ic|mousewheel.acceleration.factor}} を適当な値に設定 (10 から 20 が普通使われる値です)。
+
* {{ic|mousewheel.acceleration.factor}} を好きな値に設定する ({{ic|10}} から {{ic|20}}一般的な値です)。
   
  +
あるいは、システムの値を使用するには、{{ic|mousewheel.system_scroll_override.enabled}} を {{ic|false}} に設定してください。
もしくは [http://smoothwheel.mozdev.org/ SmoothWheel add-on] をインストールすることでも変更できます。
 
  +
  +
マウスホイールのスクロール速度を上げる Mozilla 推奨の方法は:
  +
  +
* {{ic|mousewheel.default.delta_multiplier_y}} を {{ic|200}} と {{ic|500}} の間に設定する (デフォルトは {{ic|100}})。
   
 
=== ピクセル単位で正確なトラックパッドのスクロール ===
 
=== ピクセル単位で正確なトラックパッドのスクロール ===
433行目: 371行目:
 
(Nautilus などの GTK3 アプリケーションで使われている) 正確なトラックパッドスクロールを有効にするには、Firefox を起動する前に {{ic|1=MOZ_USE_XINPUT2=1}} [[環境変数]]を設定してください。
 
(Nautilus などの GTK3 アプリケーションで使われている) 正確なトラックパッドスクロールを有効にするには、Firefox を起動する前に {{ic|1=MOZ_USE_XINPUT2=1}} [[環境変数]]を設定してください。
   
スクロールがぎくしゃくする場合、設定 > 詳細からスムースクロールオプションを有効にしてみてください。
+
スクロールがぎくしゃくする場合、''設定 > 一般 > ブラウジング'' にある ''スムースクロール機能を使用する'' を有効にしてみてください。
   
=== タッチスクリーンジェスチャを有効する ===
+
=== タッチスクリーンジェスチャを有効する ===
   
{{ic|dom.w3c_touch_events.enabled}} が 1 (''enabled'') または 2 (''default, auto-detect'') に設定されていることを確認します
+
{{ic|dom.w3c_touch_events.enabled}} が 1 (''有効'') または 2 (''デフォルト、自動検出'') に設定されていることを確認してください
   
{{ic|1=MOZ_USE_XINPUT2 DEFAULT=1}} を {{ic|/etc/security/pam_env.conf}} に追加し、システムをログアウトするか再起動して変更を有効にします
+
{{ic|1=MOZ_USE_XINPUT2=1}} [[環境変数]]設定してください
   
デバイスによっては、以下を実行してxinputのタッチスクリーンジェスチャを無効する必要があるかもしれせん:
+
一部のデバイスにおいては、以下を実行して xinput のタッチスクリーンジェスチャを無効する必要がある場合があり:
$ xsetwacom --set ''device'' Gesture off
 
   
  +
$ xsetwacom --set ''デバイス'' Gesture off
=== Firefox の URL バーのマウスクリックを Windows と同じにする ===
 
   
  +
=== URL バーをマウスでクリックしたときの挙動 ===
{{ic|about:config}} で以下を設定してください:
 
  +
{{bc|
 
  +
Firefox の古いバージョンでは、アドレスバーの挙動を {{ic|about:config}} で変更することが可能でした。しかし、この機能は[https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=333714 2020年3月に削除されました]。
browser.urlbar.clickSelectsAll true
 
  +
browser.urlbar.doubleClickSelectsAll false
 
  +
アドレスバーをクリックしたときにアドレスバーの内容を選択する挙動を無効化したり、URL をダブルクリックしてすべて選択できるようにするなどの変更を加えるには、https://github.com/SebastianSimon/firefox-omni-tweaks などのユーザ貢献のスクリプトを見てください。
layout.word_select.stop_at_punctuation true
 
}}
 
URL バーのシングルクリックで全てを選択し、ダブルクリックで単語を選択、トリプルクリックで全てを選択するようになります。
 
   
=== スムーズスクロール ===
+
=== スムーズスクロール ===
   
​Firefox でスムーズな物理ベースのスクロールを実現するには、 {{ic|general.smoothScroll.msdPhysics}} 設定を変更して、他の Web ブラウザと同様のより高速な動作をエミュレートします。​構成をより迅速に行うには、次の行を {{ic|~/.mozilla/firefox/'''your-profile'''/user.js}} に追加します。(再起動が必要):
+
Firefox でスムーズな物理ベースのスクロールを実現するには、{{ic|general.smoothScroll.msdPhysics}} 設定を変更して、他の Web ブラウザと同様のより高速な動作をエミュレートしてください。​構成をより迅速に行うには、次の行を {{ic|~/.mozilla/firefox/''your-profile''/user.js}} に追加してください。(再起動が必要):
   
 
user_pref("general.smoothScroll.lines.durationMaxMS", 125);
 
user_pref("general.smoothScroll.lines.durationMaxMS", 125);
468行目: 403行目:
 
user_pref("general.smoothScroll.pages.durationMinMS", 125);
 
user_pref("general.smoothScroll.pages.durationMinMS", 125);
   
​また、マウスホイールのスクロール設定も、スムーズに反応するように変更する必要があります:
+
​また、マウスホイールのスクロール設定も、スムーズに反応するように変更する必要があります:
   
 
user_pref("mousewheel.min_line_scroll_amount", 30);
 
user_pref("mousewheel.min_line_scroll_amount", 30);
477行目: 412行目:
 
user_pref("toolkit.scrollbox.verticalScrollDistance", 2);
 
user_pref("toolkit.scrollbox.verticalScrollDistance", 2);
   
パフォーマンス問題が発生した場合は、{{ic|mousewheel.min_line_scroll_amount}} を修正してみてください。
+
パフォーマンス問題が発生する場合は、{{ic|mousewheel.min_line_scroll_amount}} を修正してみてください。
   
  +
質量-ばね-ダンパーのパラメータを変更するさらに高度な設定は、[https://github.com/AveYo/fox/blob/main/Natural%20Smooth%20Scrolling%20for%20user.js AveYo の自然スクロールの設定]を見てください。
=== ​バックスペースの動作を設定する ===
 
   
  +
{{Note|[[Wayland]] では、これらの設定は {{ic|apz.gtk.kinetic_scroll.enabled}} (デフォルトで {{ic|true}}) によって完全に無効化されてしまう場合があります。上記の修正が動作しない場合は、この値を {{ic|false}} に設定してみてください。}}
こちらを参照. [https://wiki.archlinux.jp/index.php/Firefox#.E3.83.90.E3.83.83.E3.82.AF.E3.82.B9.E3.83.9A.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.81.8C_.27.E6.88.BB.E3.82.8B.27_.E3.83.9C.E3.82.BF.E3.83.B3.E3.81.A8.E3.81.97.E3.81.A6.E6.A9.9F.E8.83.BD.E3.81.97.E3.81.AA.E3.81.84 バックスペースが '戻る' ボタンとして機能しない]
 
   
=== マウの中ボタンのクリップボードペース無効にする ===
+
=== バックスペースの動作設定する ===
   
  +
[[Firefox#バックスペースが '戻る' ボタンとして機能しない]] を見てください。
こちらを参照. [https://wiki.archlinux.org/index.php/Firefox#Middle-click_behavior Middle-click_behavior]
 
   
  +
=== マウスの中ボタンのクリップボードペーストを無効化する ===
=== Emacs キーバインディング ===
 
​テキストフィールドで Emacs/Readline に似たキー割り当てを有効にするには、[https://wiki.archlinux.jp/index.php/GTK#Emacs_.E3.82.AD.E3.83.BC.E3.83.90.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.83.89 Emacs キーバインド] を参照してください。
 
   
  +
[[Firefox#中クリックの動作]] を見てください。
== その他 ==
 
   
  +
=== Emacs のキーバインディング ===
その他のヒントと設定。
 
   
  +
テキストフィールドで Emacs/Readline ライクなキーバインディングを設定する方法については、[[GTK#Emacs キーバインド]] を見てください。
=== 追加のメディアコーデックの有効化 ===
 
   
  +
== その他 ==
設定する前に、デフォルトで有効になっていないことには理由があることを覚えておいて下さい。安定に問題があったり、メモリリークが発生することがあります。{{ic|about:config}} を開いて以下のオプションを確認してください:
 
   
  +
=== ハードウェアビデオデコーディングを強制的に有効にする ===
{| class="wikitable"
 
|+ 推奨値
 
! キー || 値 || 説明
 
|-
 
| media.mediasource.enabled || true (デフォルト) || [[wikipedia:Media_Source_Extensions|Media Source Extensions]] (MSE) の有効化
 
|-
 
| media.mediasource.mp4.enabled || true (デフォルト) || [[wikipedia:ja:MP4|MP4]] MSE の有効化
 
|-
 
| media.mediasource.webm.enabled || true (デフォルト) || [[wikipedia:ja:WebM|WebM]] MSE の有効化。
 
|-
 
| media.mediasource.ignore_codecs || true || H.264 MSE などを有効化 (キーは作成してください)
 
|}
 
   
  +
{{ic|media.hardware-video-decoding.enabled}} はデフォルトで有効になっていますが、{{ic|media.hardware-video-decoding.force-enabled}} を {{ic|true}} に設定してハードウェアビデオデコードを強制的に有効にする必要がある場合があります。
==== Widevine と Netflix/Amazon Video ====
 
   
  +
=== フルスクリーンの警告を無効化する ===
Widevine は Netflix や Amazon プライムビデオなどがビデオコンテンツの保護のために使用しているデジタル著作権管理ツールです。
 
   
  +
ビデオをフルスクリーンにしたときに表示される警告 (''… は現在全画面表示モードです'') は、{{ic|about:config}} で {{ic|full-screen-api.warning.timeout}} を {{ic|0}} に設定することで無効化できます。
Widevine が使われているページを初めて表示すると Firefox はアドレスバーの下に DRM をインストールしてもよいか表示します。承認したらダウンロードバーが消えるまで待ってください。完了したら Netflix や Amazon プライムビデオなどから動画を視聴できるはずです。
 
{{Note|コンテンツ設定の "DRM コンテンツの再生" にチェックが入っていることを確認してください。}}
 
   
=== フルスクリーンの警告無効化 ===
+
=== Firefox 検索バの検索エンジンの順番変更する ===
   
  +
検索エンジンの表示順を変更するには:
フルスクリーンモードにしたときに表示される警告は {{ic|about:config}} で "full-screen-api.warning.timeout" を 0 に設定することで無効にできます。
 
   
  +
* 検索エンジンのドロップダウンリストを開いて ''Manage Search Engines...'' エントリをクリックする。
=== Firefox 検索バーの検索エンジンの順番を変更 ===
 
  +
* 移動したい検索エンジンを選択して ''Move Up'' や ''Move Down'' で移動する。ドラッグアンドドロップで移動することも可能です。
   
  +
=== "I'm Feeling Lucky" モード ===
検索エンジンが表示される順番を変えるには:
 
* 検索エンジンのドロップダウンリストを開いて ''Manage Search Engines...'' エントリをクリック。
 
* 移動したい検索エンジンを選択して ''Move Up'' や ''Move Down'' で移動します。ドラッグアンドドロップで移動することも可能です。
 
   
  +
一部の検索エンジンには "feeling lucky" 機能が付いています。例えば、Google には "I'm Feeling Lucky" があり、DuckDuckGo には "I'm Feeling Ducky" があります。
=== Abiword や LibreOffice Writer で *.doc を自動的に開く方法 ===
 
   
  +
これらを有効化するには、{{ic|about:config}} で {{ic|keyword.url}} を検索し、その値を検索エンジンの URL に変更してください。
''Preferences > Applications'' を開いて ''Word Document'' (または ''Word 2007 Document'' の {{ic|*.docx}}) を検索してください。見つけたら、ドロップダウンリストをクリックして ''Use other...'' を選択してください。そして Abiword や Writer の実行可能ファイルのパスを指定してください ({{ic|/usr/bin/abiword}} や {{ic|/usr/bin/lowriter}})。
 
   
  +
Google の場合:
=== "I'm Feeling Lucky" モード ===
 
   
  +
{{bc|<nowiki>https://www.google.com/search?btnI=I%27m+Feeling+Lucky&q=</nowiki>}}
検索エンジンによっては "feeling lucky" 機能が存在することがあります。例えば、Google には "I'm Feeling Lucky" があり、DuckDuckGo には "I'm Feeling Ducky" があります。
 
   
  +
DuckDuckGo の場合:
機能を有効化するには:
 
# アドレスバーに {{ic|about:config}} と入力。
 
# {{ic|keyword.url}} という文字列を検索。
 
# 値を検索エンジンの URL に設定。
 
   
Google の場合、次のように設定:
 
{{bc|<nowiki>https://www.google.com/search?btnI=I%27m+Feeling+Lucky&q=</nowiki>}}
 
DuckDuckGo の場合、次のように設定:
 
 
{{bc|<nowiki>https://duckduckgo.com/?q=\</nowiki>}}
 
{{bc|<nowiki>https://duckduckgo.com/?q=\</nowiki>}}
   
=== DNSSEC で DNS をセキュア ===
+
=== DNSSEC バリデーターによるセキュアな DNS ===
   
[[en2:DNSSEC|DNSSEC]] サポートを有効することでブラウジングを安全にすることができます。
+
[[DNSSEC]] サポートを有効することでブラウジングをより安全にできます。
   
  +
=== DNS over HTTPS によるセキュアな DNS ===
=== マグネットプロトコルの関連付けの追加 ===
 
   
  +
[[ドメイン名前解決#アプリケーションレベルの DNS]] を見てください。
{{ic|about:config}} で {{ic|network.protocol-handler.expose.magnet}} を '''false''' に設定してください。
 
   
  +
=== マグネットプロトコルの関連付けの追加 ===
次にマグネットリンクを開いたとき、{{ic|Launch Application}} ダイアログが表示されます。ダイアログから、使いたい torrent クライアントを選択してください。他のプロトコルも同じように設定できます。
 
 
=== マグネットプロトコルの関連付けを kTorrent (KDE4) に追加 ===
 
 
{{ic|/usr/share/applications/kde4/ktorrent.desktop}} のユーザーコピーを {{ic|~/.local/share/applications/kde4/}} に作成して、{{ic|1=Mimetype=}} に以下を追加してください:
 
   
  +
{{ic|about:config}} で {{ic|network.protocol-handler.expose.magnet}} を {{ic|false}} に設定してください。この設定が存在しない場合は、作成する必要があります。空いた場所で右クリックし、''New > Boolean'' を選択し、{{ic|network.protocol-handler.expose.magnet}} と入力して、{{ic|false}} に設定してください。
x-scheme-handler/magnet
 
   
  +
次回マグネットリンクを開いたとき、''Launch Application'' ダイアログが表示されます。そこから、好きな [[アプリケーション一覧/インターネット#BitTorrent クライアント|BitTorrent クライアント]]を選択してください。このテクニックは、他のプロトコルに対しても使用できます: {{ic|network.protocol-handler.expose.<protocol>}}。
{{ic|~/.config/mimeapps.list}} を修正して以下を追加:
 
   
  +
=== 間違って閉じてしまうのを防ぐ ===
x-scheme-handler/magnet=kde4-ktorrent.desktop
 
   
  +
これに対処する方法はいくつかあります:
[https://superuser.com/questions/44072/how-do-i-associate-magnet-links-with-ktorrent-in-firefox] を見て下さい。
 
   
  +
この動作は、{{ic|about:config}} 内で {{ic|browser.quitShortcut.disabled}} プロパティを {{ic|true}} に設定することで無効化できます。
=== 突然終了してしまうのを防ぐ ===
 
   
  +
その他の方法は、ウィンドウマネージャの設定ファイルにルールを追加することです。例えば、[[Openbox]] では以下を {{ic|~/.config/openbox/rc.xml}} ファイルの ''<keyboard>'' セクション内に追加してください:
[https://addons.mozilla.org/firefox/addon/disable-ctrl-q-shortcut/ Disable Ctrl-Q Shortcut] 拡張をインストールすることでブラウザを不注意に閉じてしまうことを防止できます。
 
   
もしくはウィンドウマネージャの設定ファイルにルールを追加する方法もあります。例えば [[openbox]] なら {{ic|~/.config/openbox/rc.xml}} ファイルの ''<keyboard>'' セクションに以下を追加してください:
 
 
<keybind key="C-q">
 
<keybind key="C-q">
 
<action name="Execute">
 
<action name="Execute">
578行目: 488行目:
 
</action>
 
</action>
 
</keybind>
 
</keybind>
{{Note|上記の設定はグラフィックサーバーで動作する全てのアプリケーションに適用されます。}}
 
   
  +
{{Note|これは、グラフィックサーバ内で使用されているすべてのアプリケーションに対して影響を持ちます。}}
=== 最新版でプラグインが動作しない ===
 
   
  +
[https://addons.mozilla.org/firefox/addon/disable-ctrl-q-and-cmd-q/ Disable Ctrl-Q and Cmd-Q] 拡張機能をインストールすることで、間違ってブラウザを閉じてしまうのを防ぐことができます。
Arch はブリーディングエッジなので、最新の Firefox では動作しないプラグインと互換性の問題が起こることがあります (例: [http://5digits.org/pentadactyl/index Pentadactyl])。可能であれば、ナイトリー/ベータ版をインストールするか、[[パッケージのダウングレード]]を見て下さい。
 
   
  +
{{Note|1=この拡張機能は[https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1325692 バグ]により Linux でもはや機能していません。}}
[https://addons.mozilla.org/firefox/addon/checkcompatibility/ Disable Add-on Compatibility Checks] プラグインは新しいバージョンでもちゃんと動くのにプラグインが無効化される問題を解決します。
 
   
 
=== スクロールがギクシャクしている ===
 
=== スクロールがギクシャクしている ===
590行目: 499行目:
 
Firefox でのスクロールが"ガタガタ"あるいは"ムラがある"と感じられることがあります。[http://forums.mozillazine.org/viewtopic.php?f=8&t=2749475/ MozillaZine] が Gentoo でスクロールを修正する設定を投稿していますが、Arch Linux でも同じように直ることが報告されています:
 
Firefox でのスクロールが"ガタガタ"あるいは"ムラがある"と感じられることがあります。[http://forums.mozillazine.org/viewtopic.php?f=8&t=2749475/ MozillaZine] が Gentoo でスクロールを修正する設定を投稿していますが、Arch Linux でも同じように直ることが報告されています:
   
# {{ic|mousewheel.min_line_scroll_amount}} を 40 に設定
+
# {{ic|mousewheel.min_line_scroll_amount}} を 40 に設定する。
# {{ic|general.smoothScroll}} と {{ic|general.smoothScroll.pages}} を ''false'' に設定
+
# {{ic|general.smoothScroll}} と {{ic|general.smoothScroll.pages}} を '''false''' に設定する。
# {{ic|image.mem.min_discard_timeout_ms}} を 2100000000 のように大きな値に設定ただし 2140000000 を超えてはならない。この値よりも上の値に設定してしまうと Firefox は次のエラーを吐きます: "The text you entered is not a number"。
+
# {{ic|image.mem.min_discard_timeout_ms}} を 2100000000 のように大きな値に設定する。ただし 2140000000 を超えてはいけません。この値よりも上の値に設定してしまうと Firefox は次のエラーを吐きます: "The text you entered is not a number."。
# {{ic|image.mem.max_decoded_image_kb}} を最低でも 512K に設定
+
# {{ic|image.mem.max_decoded_image_kb}} を最低でも 512K に設定する。
   
 
これでスクロールがスムーズになるはずです。
 
これでスクロールがスムーズになるはずです。
   
=== nspawn コンテナの中 Firefox を実行 ===
+
=== Firefox を nspawn コンテナで実行する ===
   
  +
[[systemd-nspawn#Firefox を起動する]] を見てください。
PID 1 で実行するには:
 
   
  +
=== WebRTC オーディオの後処理を無効化する ===
# systemd-nspawn --setenv=DISPLAY=:0 \
 
--setenv=XAUTHORITY=~/.Xauthority \
 
--bind-ro=$HOME/.Xauthority:/root/.Xauthority \
 
--bind=/tmp/.X11-unix \
 
-D ~/containers/firefox \
 
firefox
 
   
  +
PulseAudio の [[PulseAudio#Microphone echo/noise cancellation]]{{Broken section link}} を使用している場合、Firefox に追加のオーディオの後処理をさせたくないでしょう。
もしくは [[systemd-networkd]] を使って systemd でネットワークを設定したコンテナを起動する場合:
 
   
  +
オーディオの後処理を無効化するには、以下の設定の値を {{ic|false}} に設定してください:
# systemd-nspawn --bind-ro=$HOME/.Xauthority:/root/.Xauthority \
 
--bind=/tmp/.X11-unix \
 
-D ~/containers/firefox \
 
--network-veth -b
 
   
  +
* {{ic|media.getusermedia.aec_enabled}} (Acoustic Echo Cancellation)
コンテナを起動したら、以下のように Xorg ライブラリを実行してください:
 
  +
* {{ic|media.getusermedia.agc_enabled}} (Automatic Gain Control)
  +
* {{ic|media.getusermedia.noise_enabled}} (Noise suppression)
  +
* {{ic|media.getusermedia.hpf_enabled}} (High-pass filter)
   
  +
=== Fido U2F 認証 ===
# systemd-run -M firefox --setenv=DISPLAY=:0 firefox
 
   
  +
Firefox は Fido [[U2F]] 認証プロトコルをサポートしています。必要な udev ルールが含まれる {{pkg|libfido2}} をインストールしてください。
=== 検索がマッチした箇所をスクロールバーに表示 ===
 
 
[https://addons.mozilla.org/firefox/addon/findbar-tweak/ FindBar Tweak] 拡張をインストールすることで表示できます。
 
 
=== WebRTC オーディオのポストプロセス処理を無効化 ===
 
 
PulseAudio の [[PulseAudio/トラブルシューティング#エコー除去・ノイズキャンセルを有効にする|module-echo-cancel]] を使用している場合、Firefox がポストプロセス処理を音声にかけないように設定すると良いでしょう。
 
{| class="wikitable"
 
|+ オーディオのポストプロセス処理を無効化するには、以下のパラメータを設定
 
! キー || 値 || 説明
 
|-
 
| media.getusermedia.aec_enabled || false || AEC = 音響エコー除去 (Acoustic Echo Cancellation)
 
|-
 
| media.getusermedia.agc_enabled || false || AGC = 自動ゲインコントロール (Automatic Gain Control)
 
|-
 
| media.getusermedia.noise_enabled || false || ノイズ除去。Firefox のノイズ除去を無効にすると音がミッキーマウスのようになることがあります。
 
|}
 
 
=== ​Fido U2F 認証 ===
 
 
​Firefox は Fido [[U2F]] 認証プロトコルをサポートしています。​必要な udev ルール用に {{pkg|libfido2}} をインストールします。
 
   
 
=== ALSA に戻す ===
 
=== ALSA に戻す ===
   
​Arch が Firefox を ''ac_add_options --enable-alsa'' でビルドし続ける限り、Firefox はシステム上で特別な設定なしに、そして (ただし、システムでパルスを使用していて、 Firefox がパルスを使用しないようにしたい場合はこの限りではない。) パルスなしに、正常に動作します。​以前は ioctl の syscall を許可しなければならず、デフォルトでは Firefox のサンドボックスでブロックされ、 {{ic|about:config}} のALSA の設定 {{ic|security.sandbox.content.syscall_whitelist}} で、正しい ioctl の syscall 番号にする必要がありました。これは x 86-64 では ''16'' x86-32 では ''54'' ですが、今ではそうではありません。​詳細については、こちらを参照してください:
+
Arch が Firefox を ''ac_add_options --enable-alsa'' でビルドし続ける限り、Firefox はシステム上で特別な設定なしに、そして (ただし、システムでパルスを使用していて、 Firefox がパルスを使用しないようにしたい場合はこの限りではない。) パルスなしに、正常に動作します。​以前は ioctl の syscall を許可しなければならず、デフォルトでは Firefox のサンドボックスでブロックされ、 {{ic|about:config}} のALSA の設定 {{ic|security.sandbox.content.syscall_whitelist}} で、正しい ioctl の syscall 番号にする必要がありました。これは x86-64 では ''16''x86-32 では ''54'' ですが、今ではそうではありません。​詳細については、こちらを参照してください:
   
 
[https://www.linuxquestions.org/questions/slackware-14/firefox-in-current-alsa-sound-4175622116]
 
[https://www.linuxquestions.org/questions/slackware-14/firefox-in-current-alsa-sound-4175622116]
 
[https://codelab.wordpress.com/2017/12/11/firefox-drops-alsa-apulse-to-the-rescue]
 
[https://codelab.wordpress.com/2017/12/11/firefox-drops-alsa-apulse-to-the-rescue]
   
=== WebGL を強制的に使用可能にする ===
+
=== WebGL を強制的に有効化する ===
   
一部のプラットフォームでは、ユーザが WebGL を使用したい場合でも、 WebGL が無効になります [https://wiki.mozilla.org/Blocklisting/Blocked_Graphics_Drivers] ​WebGL を強制的に有効にするには、{{ic|webgl.force-enabled}} を {{ic|true}} に設定し、WebGL アンチエイリアシングも強制的に有効にするには、 {{ic|webgl.msaa-force}} を {{ic|true}} に設定します
+
一部のプラットフォームでは、ユーザが WebGL を使用したい場合でも、 WebGL が[[MozillaWiki:Blocklisting/Blocked Graphics Drivers|無効化]]される場合があります。WebGL を強制的に有効にするには、{{ic|webgl.force-enabled}} を {{ic|true}} に設定し、WebGL アンチエイリアシングも強制的に有効にするには、{{ic|webgl.msaa-force}} を {{ic|true}} に設定してください
   
 
次のようなエラーが表示された場合:
 
次のようなエラーが表示された場合:
  +
 
{{bc|libGL error: MESA-LOADER: failed to retrieve device information
 
{{bc|libGL error: MESA-LOADER: failed to retrieve device information
 
libGL error: image driver extension not found
 
libGL error: image driver extension not found
658行目: 543行目:
 
libGL error: MESA-LOADER: failed to retrieve device information
 
libGL error: MESA-LOADER: failed to retrieve device information
 
...}}
 
...}}
​Firefox のバグ [https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1480755 1480755] で説明されている解決策を試してみてください:
 
   
  +
Firefox のバグ 1480755 で説明されている解決策を試してみてください [https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1480755]:
参照. {{ic|security.sandbox.content.read_path_whitelist}} to {{ic|/sys/}}
 
   
  +
{{ic|security.sandbox.content.read_path_whitelist}} を {{ic|/sys/}} に設定する。
=== Recommended by Pocket を有効にする ===
 
   
  +
=== Enable Recommended by Pocket ===
​"Recommended by Pocket" (''設定 > ホーム > Firefox Home コンテンツ'' - "トップサイト" と "ハイライト" の間に) が表示されない場合は、{{ic|browser.newtabpage.activity-stream.feeds.'''section'''.topstories}} および {{ic|browser.newtabpage.activity-stream.feeds.'''system'''.topstories}} から {{ic|true}}。​このオプションは 設定 には表示されませんが、新しく開いたタブ/ウィンドウ ({{ic|Firefox Home}} に設定した場合) に Pocket recommendations が表示されるようになりました。
 
  +
  +
"Recommended by Pocket" (''設定 > ホーム > Firefox Home コンテンツ'' - "トップサイト" と "ハイライト" の間に) が表示されない場合は、{{ic|browser.newtabpage.activity-stream.feeds.'''section'''.topstories}} および {{ic|browser.newtabpage.activity-stream.feeds.'''system'''.topstories}} から {{ic|true}} に設定することで、有効化できます。​このオプションは 設定 には表示されませんが、新しく開いたタブ/ウィンドウ ({{ic|Firefox Home}} に設定した場合) に Pocket recommendations が表示されるようになるはずです。
  +
  +
=== ダウンロードパネルを自動的に開かないようにする ===
  +
  +
Firefox 98 以降では、ダウンロードが開始されるたびに、ダウンロードパネル (進行中/最近のダウンロード) が必ず開きます。
  +
  +
この動作を無効にするには、{{ic|about:config}} で {{ic|browser.download.alwaysOpenPanel}} 設定を {{ic|false}} に設定します。
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==
   
 
* [http://kb.mozillazine.org/Knowledge_Base MozillaZine Wiki]
 
* [http://kb.mozillazine.org/Knowledge_Base MozillaZine Wiki]
* [http://kb.mozillazine.org/About:config_entries about:config Entries Explained]
+
* [http://kb.mozillazine.org/About:config_entries about:config entries MozillaZine の記事]
* [http://linuxtidbits.wordpress.com/2009/08/01/better-fox-cat-and-weasel/ Firefox touch-ups that might be desired]
+
* [https://linuxtidbits.wordpress.com/2009/08/01/better-fox-cat-and-weasel/ Firefox touch-ups that might be desired]
  +
  +
{{TranslationStatus|Firefox/Tweaks|2023-09-23|787916}}

2023年9月23日 (土) 16:47時点における最新版

関連記事

このページでは、Firefox の高度な設定オプションとパフォーマンスに関する設定を説明します。

目次

パフォーマンス

Firefox のパフォーマンスを向上させる方法は次の2つに分けられます: 開発者の意図通りに Firefox の実行中に入力できるパラメータや設定ファイルの変更、そして外部のプログラムやスクリプトを使用する高度な手順。

ノート: 以下のオプションは最新版の Firefox でしか利用できない場合があります。

このセクションでは、パフォーマンスの調整に関する Firefox の高度なオプションを扱っています。その他の情報はこれらの MozillaZine の記事を参照してください。

パフォーマンス設定を変更する

Firefox は、ご使用のコンピューターに最適な設定を自動的に使用します [1]

これらの設定は、設定 ページで、あるいは about:config 内で手動で dom.ipc.processCount の値を 1-8 に、browser.preferences.defaultPerformanceSettings.enabledfalse に変更することで行うことができます。

しかし、この設定を手動で設定して、ローエンドなデバイスでパフォーマンスをさらに向上させたり、メモリ使用量を削減したりするとよい場合もあります。

以下の場合では、現在のユーザーに対する Content process limit4 に上げられています:

$ ps -e | grep 'Web Content'
13991 tty1     00:00:04 Web Content
14027 tty1     00:00:09 Web Content
14031 tty1     00:00:20 Web Content
14040 tty1     00:00:26 Web Content

WebRender

WebRender は、Rust で書かれた、GPU でアクセラレートされた高パフォーマンスな 2D レンダリングエンジンです。Firefox と Servo ブラウザエンジンプロジェクトで使用されているコンポジタです。Firefox 93 の時点では、全ユーザに対してデフォルトで有効化されています。また、ハードウェアが最低でも OpenGL 3.0 か OpenGL ES 3.0 (2021年4月の時点) をサポートし、かつ最低限のドライバ要件を満たす場合においてはデフォルトでハードウェアレンダリングが使用されます。システムがこれらの要件を満たさない場合は、Software Webrender を使用するソフトウェアレンダリングにフォールバックします。

あなたのマシンと最新のドライバでレンダリングの問題が発生する場合、about:configgfx.webrender.software プリファレンスを true に設定することで Software Webrender を強制的に有効化することができます。

警告: WebRender のハードウェアレンダリングは、安定性、レンダリング出力、そしてパフォーマンスに関する深刻な問題により、多くの GPU とドライバにおいて無効化されています。あなたのハードウェアで無効化されている場合、ハードウェアレンダリングを強制することは推奨されていません。

urlclassifier3.sqlite が作成されないようにする

この記事またはセクションは情報が古くなっています。
理由: これはもはや必要ないようです。urlclassifier* ファイルは Firefox 64 以降存在しません。 (Discuss)

全ての urlclassifier* ファイルを削除することで、Firefox のプロファイルのサイズを数メガバイト削減できます。urlclassifier* ファイルを削除しても、しばらくすると urlclassifier3.sqlite が再び大きくなってしまうことがあります。これは、以下により簡単に解決できます:

$ cd ~/.mozilla/firefox/プロファイル
$ echo "" > urlclassifier3.sqlite
$ chmod 400 urlclassifier3.sqlite

これは、ファイルを空にして、読み取り専用にすることで、Firefox がそのファイルに書き込めないようにします。

ディスクキャッシュの無効化

読み込まれた全てのオブジェクト (HTML ページ、JPEG 画像、CSS スタイルシート、GIF バナー) は、今後ダウンロードせずに使用できるようにするために Firefox のキャッシュに保存されます。これらのオブジェクトのうちほんの一部だけ (通常、約 30 %) が再利用されると推定されます。これは、オブジェクトの有効期限が非常に短いことや、ページの更新、またはユーザの操作 (既に開いたページに戻らずに新しいページを開くこと) が原因です。Firefox のキャッシュはメモリキャッシュとディスクキャッシュに分割されており、後者ではディスクへの書き込みが頻繁に発生します: 新しく読み込まれたオブジェクトはメモリに書き込まれ、古いオブジェクトは削除されます。

別のアプローチは about:config の設定を使用することです:

  • browser.cache.disk.enablefalse に設定する。
  • browser.cache.memory.enabletrue に設定されていることを確認する。このオプションに関する詳細は browser.cache.memory に関する Mozilla 記事で見られます。
  • browser.cache.memory.capacity という名前のエントリを追加し、確保したいサイズを KB 単位で設定してください。あるいは、-1 に設定すると、自動的にキャッシュサイズが選択されます (この手順をスキップすると、-1 に設定することと同じになります)。
    • "自動的な" サイズ選択は、8GB 以下のメモリしか搭載していないシステムに対する設定のみを含む10年前のテーブルに基づいています。次の式はこのテーブルに非常に近く、Firefox のキャッシュをより動的に設定するために使用できます: 41297 - (41606 / (1 + ((RAM / 1.16) ^ 0.75))) (ただし、RAM は GB 単位で、結果は KB 単位です)。

この方法にはいくつかの欠点があります:

  • ブラウザがクラッシュした場合や再起動した場合、現在閲覧しているウェブページのコンテンツが失われますが、anything-sync-daemon や同様の定期的な同期スクリプトを使用することで、キャッシュが定期的にドライブにコピーされるようにすることで回避できます。
  • 設定は各ユーザに個別に設定する必要があります。

ディスクキャッシュを RAM に移動

別の方法は、"ディスク" キャッシュを RAM ディスクに移動することです。これにより、上記 2 つの中間の解決策が得られます。キャッシュは Firefox の実行中 (Firefox のクラッシュリカバリを含む) は保持され、再起動 (OS のクラッシュを含む) すると破棄されます。

これを行うには、about:config を開き、browser.cache.disk.parent_directory/run/user/UID/firefox に設定します。ここで、UID は、id -u を実行することで取得できるユーザーの ID です。

about:cache を開いて、新しいディスクキャッシュの場所を確認してください。

セッションを保存する間隔を長くする

Firefox は現在のセッションの状態 (開かれている URL、cookie、履歴、フォームデータ) を定期的にディスク上に保存します。これは、Firefox がクラッシュした場合に以前のセッションを回復するために使用されます。 デフォルトの設定では、15 秒おきにセッションが保存されます。その結果、頻繁にディスクアクセスが発生します。

例えば、保存間隔を 10 分 (600000 ミリ秒) に増やすには、about:configbrowser.sessionstore.interval600000 に変更してください。

この機能を完全に無効化するには、browser.sessionstore.resume_from_crashfalse に変更してください。

プロファイルの SQLite データベースのデフラグ

警告: 以下の方法では、セッションが正しく保存されなかった場合などに、データベースが破壊されてしまう可能性があります。

Firefox はブックマーク、履歴、パスワードを SQLite データベースに保存します。SQLite データベースは時間の経過とともに断片化し、あちこちに空きスペースが現れます。ただし、データベースをチェックして最適化する管理プロセスがないため、これらの要因により最終的にパフォーマンスが低下します。起動やその他のブックマークや履歴関連のタスクを改善する良い方法は、これらのデータベースから未使用の領域をデフラグしてトリミングすることです。

Firefox が実行されていない時に profile-cleaner を使うことでデフラグを行えます:

profile-cleaner の使用例:
SQLite データベース デフラグ前のサイズ デフラグ後のサイズ % 変化
urlclassifier3.sqlite 37 M 30 M 19 %
places.sqlite 16 M 2.4 M 85 %

Firefox の最近のバージョンでは、ページのロードが遅くなったりプロファイルの破損の原因となる places データベースをデフラグ・最適化するツールが用意されています。このツールを使うには about:support ページを開いてください。Places データベース の下にある 完全性を検証 ボタンを押してください。

tmpfs 経由でプロファイル全体を RAM にキャッシュする

システムにメモリに余裕がある場合は、tmpfs を使用して プロファイルディレクトリ全体をキャッシュすることができ、これにより Firefox の応答性が向上する可能性があります。

Pocket の無効化

Pocket サービスを使用しない場合、about:configextensions.pocket.enabledfalse に設定することで無効にできます。

外観

フォント

フォント設定 を参照してください。

DPI の値を設定する

システムの DPI が 96 を下回っている場合、この値を変更することで Firefox におけるフォントの見た目を改善することができます。デフォルトでは、Firefox は DPI の値として 96 を使用します。システムの DPI が 96 を上回っている場合にのみ、システムの DPI が使用されます。システムの DPI をその値に依らずに強制するには、アドレスバーに about:config と打ち込み、layout.css.dpi0 に設定してください。

上記の設定は Firefox のユーザーインターフェイスの DPI 設定にしか影響を与えないことに注意してください。ウェブページのコンテンツの DPI は 96 のままであり、そのせいで見た目が悪くなったり、高解像度のディスプレイにおいては表示が小さくなりすぎてしまう場合があります。解決策は、layout.css.devPixelsPerPx を、システムの DPI を 96 で割った値に設定することです。例えば、システムの DPI が 144 である場合、値は 144/96 = 1.5 です。layout.css.devPixelsPerPx1.5 に設定すれば、ウェブページのコンテンツは 144 の DPI を使用するようになり、見た目がうんと良くなります。

Firefox 103 より後のリリースでこれを行うとフォントが大きくなりすぎてしまう場合、browser.display.os-zoom-behavior を 0 に設定してください。次に、about:config の検索バーに ui.textScaleFactor と打ち込み、'整数値' ('number') の横の丸ボタンを選択し、プラスのボタンをクリックしてこの設定キーを追加し、そのキーに対して layout.css.devPixelsPerPx の 100 倍の値を設定してください。例えば、layout.css.devPixelsPerPx が 1.25 に設定されている場合、ui.textScaleFactor は 125 にする必要があります。

HiDPI ディスプレイに関する情報は HiDPI#Firefox を、DPI の計算については [2] を参照してください。

Microsoft Windows のデフォルトのフォント設定

以下は、Firefox が Microsoft Windows にインストールされた場合のデフォルトのフォント設定です。多くのウェブサイトは Microsoft のフォントを使っています。

Proportional: Serif Size (pixels): 16
Serif: Times New Roman
Sans-serif: Arial
Monospace: Courier New Size (pixels): 13

一般的なユーザーインターフェイスの CSS 設定

Firefox のユーザーインターフェイスは、~/.mozilla/firefox/profile/chrome/ 内の userChrome.cssuserContent.css を編集することで変更することができます (profile_dirhash.name という形式であり、hash は見た目はランダムな8文字の文字列で、プロファイルの name は通常、default です)。Firefox のドキュメントで説明されている通り、 URL バーに about:support と入力し、アプリケーション基本情報 セクションの プロファイルディレクトリー を探せば、実際のプロファイル名を知ることができます。

ノート:
  • chrome/ フォルダと userChrome.css/userContent.css ファイルは必ずしも存在しているとは限りません。なので、作成する必要があるかもしれません。
  • about:configtoolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets を有効化しておかなければなりません。

このセクションでは、ウェブページではなく Firefox のユーザーインターフェイスを変更する userChrome.css のみを扱います。

インターフェイスのフォントを変更する

この設定はグローバルな GTK フォントの設定をオーバーライドします。ウェブページには影響を与えず、Firefox のユーザーインターフェイスだけが変更されます:

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userChrome.css
* {
    font-family: "FONT_NAME";
}

ボタンのアイコンを非表示にする

テキストのみのボタンを有効化します:

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userChrome.css
.button-box .button-icon {
    display: none;
}

様々なタブのボタンを非表示にする

以下の設定はタブバーの縁で表示される矢印、全てのタブのドロップダウンリストを切り替えるボタン、新しいタブを作成するプラス記号を非表示にします:

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userChrome.css
/* タブバー */

toolbarbutton#scrollbutton-up, toolbarbutton#scrollbutton-down {
    /* タブのスクロールボタンを隠す */
    display: none;
}

.browser-toolbar > * #alltabs-button {
    /* タブのドロップダウンリストを隠す */
    display: none;
}

.browser-toolbar > * #new-tab-button {
    /* 新しいタブを開くボタンを隠す */
    display: none;
}

水平タブ

タブバーをブラウザウィンドウの側面に水平に積み重ねて配置するには:

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userChrome.css
/* タブバーを左に表示する */
#content > tabbox {
    -moz-box-orient: horizontal;
}

.tabbrowser-strip {
    -moz-box-orient: vertical;
    /*
     * ここには -moz-scrollbars-vertical を設定することもできますが、
     * そうするとスクロールバーが常に表示されるようになってしまいます。
     * 以下のように設定することで、スクロールバーを表示しないようにし、
     * 通常のタブバーのように振る舞わせます。
     */
     overflow: -moz-scrollbars-none;
}

.tabbrowser-tabs {
    -moz-box-orient: horizontal;
    min-width: 20ex;   /* この値を増やしても良いです */
    -mox-box-pack: start;
    -moz-box-align: start;
}

.tabbrowser-tabs > hbox {
    -moz-box-orient: vertical;
    -moz-box-align: stretch;
    -moz-box-pack: start;
}

.tabbrowser-tabs > hbox > tab {
    -moz-box-align: start;
    -moz-box-orient: horizontal;
}

タイトルバーとウィンドウの枠を非表示にする

タイトルバーをタブバーに置き換えるには、about:configbrowser.tabs.drawInTitlebar を有効化してください。

または、"メニュー"、"カスタマイズ" の順に進み、左下隅に "タイトルバー" という名前のチェックボックスを見つけます。 チェックを外します。チェックボックスがない場合は、XDG_CURRENT_DESKTOP 環境変数が正しく設定されているか、MOZ_GTK_TITLEBAR_DECORATION 環境変数が "client" に設定されていることを確認してください。

KDE でタイトルバーのみを非表示にする

上記の設定では、Firefox は KDE で最小化/最大化/閉じるボタンをタブバーに追加しますが、タイトルバーはそのまま残ります。

それを右クリックし、"More Actions > Configure Special Application Settings" を選択して削除できます。そこに "タイトルバーとフレームなし" の新しいプロパティを追加し、それを有効にすることを忘れないでください。"はい" を選択する必要があります。 (タイトルバーがなくなった後でルールを変更するには、System settings > Window Management > Window Rules に移動します。)

ただし、それではフレームも消えてしまいますので、基本的にウィンドウサイズの変更はできません。 別の方法として、System settings > Application Style > Window Decorations に移動し、Breeze を選択して設定を変更します。 最後のタブ Window-Specific Overrides で、新しいものを追加します。 名前を取得するには、Detect Window Properties ボタンを使用します。または、Firefox だけでなく、すべてのウィンドウに対してこのオーバーライドを設定する場合は、正規表現フィールドにドット (.) を入力できます。 その後、Decoration Options を設定して、タイトル バーのみを非表示にします。

ブックマークツールバーを自動で非表示にする

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userChrome.css
#PersonalToolbar {
    visibility: collapse !important;
}

#navigator-toolbox:hover > #PersonalToolbar {
    visibility: visible !important;
}

サイドバーの幅の制限を無くす

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userChrome.css
/* サイドバーの最大/最小幅の制限を無くす */
#sidebar {
    max-width: none !important;
    min-width: 0px !important;
}

GTK ダークテーマで入力フィールドが読めない

GTK ダークテーマを使用している場合に、入力フィールドとテキストフィールドが読めないインターネットのページに遭遇することがあります (例えば、白い背景に白いテキスト、暗い背景に黒いテキストのテキスト入力フィールド)。これは、サイトが背景色またはテキスト色のいずれかのみを設定し、Firefox がテーマからもう一方を取得するために発生する可能性があります。Firefox が Web ページでテーマの色と暗いテーマをそれぞれ使用しないようにするには、about:configbrowser.display.use_system_colorswidget.content.allow-gtk-dark-themefalse に設定されていることを確認してください。

この変更で問題が解決しなかった場合は、about:configwidget.content.gtk-theme-override という名前の新しい文字列を追加し、それに Breeze:lightAdwaita:light といったライトテーマを設定することにより、Firefox を GTK ライトテーマで起動することができます。

入力フィールドの色を CSS でオーバーライドする
ノート: 関連するバグは 68 から解決されています。 [3]

Text Contrast for Dark Themes 拡張機能は、コントラストを維持するために必要に応じて他の色を設定します。

あるいは、userContent.css または stylus アドオンを使用して、すべての Web ページに標準の色を明示的に設定してください。スタイルシートは通常、chrome/userContent.css のプロファイルフォルダー (パスについては about:profiles にアクセスしてください) にありますが、そうでない場合はそこに作成できます。

以下は、入力フィールドを標準の黒のテキスト/白の背景に設定します。色が意図した通りに表示されるように、表示されているサイトで両方をオーバーライドできます:

ノート: urlbarsearchbarwhite にしたい場合は、最初の2つの :not css セレクタを削除してください。
input:not(.urlbar-input):not(.textbox-input):not(.form-control):not([type='checkbox']):not([type='radio']), textarea, select {
    -moz-appearance: none !important;
    background-color: white;
    color: black;
}

#downloads-indicator-counter {
    color: white;
}
GTK テーマを変更する

ウェブコンテンツと UI の両方で Firefox にライトテーマ (例えば Adwaita) を強制させる方法は、GTK#テーマ を見てください。

コンテンツ処理のみに対して GTK テーマを変更する

ウェブコンテンツのみに対して Firefox にライトテーマ (例えば Adwaita) を使用させるには:

  1. アドレスバーに about:config と打ち込む。
  2. widget.content.gtk-theme-override という新しい文字列型のエントリを作成する。
  3. レンダリングに使用するライトテーマを設定する (例えば Adwaita:light)。
  4. Firefox を再起動する。

ウェブコンテンツの CSS 設定

このセクションではウェブコンテンツに CSS のカスタムルールを追加できる userContent.css ファイルについて扱います。このファイルへの変更はブラウザの再起動時に適用されます。

頻繁に使うウェブサイトに小さな修正を加えたり個人的なスタイルを適用することが可能です。人気のウェブサイトのカスタムスタイルシートは userstyles.org などから手に入れることができます。superUserContent[リンク切れ 2020-03-29] などのアドオンをインストールしてテーマを管理することが可能です。このアドオンは chrome/userContent.css.d ディレクトリを作成してページが更新されたときに中に入っている CSS ファイルに変更を適用します。

他の CSS ファイルをインポートする

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userContent.css
@import url("./imports/some_file.css");

ドメインの特定部位をブロックする

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userContent.css
@-moz-document domain(example.com) {
    div#header {
        background-image: none !important;
    } 
}

PDF ファイルのリンクの後ろに [pdf] を追加する

~/.mozilla/firefox/profile/chrome/userContent.css
/* PDF ファイルのリンクの後ろに [pdf] を追加する */
a[href$=".pdf"]:after {
    font-size: smaller;
    content: " [pdf]";
}

広告をブロックする

userContent.css を使って広告をブロックする方法については floppymoose.com にサンプルがあります。

マウスとキーボード

マウスホイールのスクロール速度

マウスホイールによるスクロール速度のデフォルト値を変更する (つまり、速度を上げる) には、about:config を開いて mousewheel.acceleration を検索してください。利用可能なオプションが表示されるので、以下を変更してください:

  • mousewheel.acceleration.start1 に設定する。
  • mousewheel.acceleration.factor を好きな値に設定する (10 から 20 が一般的な値です)。

あるいは、システムの値を使用するには、mousewheel.system_scroll_override.enabledfalse に設定してください。

マウスホイールのスクロール速度を上げる Mozilla 推奨の方法は:

  • mousewheel.default.delta_multiplier_y200500 の間に設定する (デフォルトは 100)。

ピクセル単位で正確なトラックパッドのスクロール

(Nautilus などの GTK3 アプリケーションで使われている) 正確なトラックパッドスクロールを有効にするには、Firefox を起動する前に MOZ_USE_XINPUT2=1 環境変数を設定してください。

スクロールがぎくしゃくする場合、設定 > 一般 > ブラウジング にある スムーズスクロール機能を使用する を有効にしてみてください。

タッチスクリーンジェスチャを有効化する

dom.w3c_touch_events.enabled が 1 (有効) または 2 (デフォルト、自動検出) に設定されていることを確認してください。

MOZ_USE_XINPUT2=1 環境変数を設定してください。

一部のデバイスにおいては、以下を実行して xinput のタッチスクリーンジェスチャを無効化する必要がある場合があります:

$ xsetwacom --set デバイス Gesture off

URL バーをマウスでクリックしたときの挙動

Firefox の古いバージョンでは、アドレスバーの挙動を about:config で変更することが可能でした。しかし、この機能は2020年3月に削除されました

アドレスバーをクリックしたときにアドレスバーの内容を選択する挙動を無効化したり、URL をダブルクリックしてすべて選択できるようにするなどの変更を加えるには、https://github.com/SebastianSimon/firefox-omni-tweaks などのユーザ貢献のスクリプトを見てください。

スムーズスクロール

Firefox でスムーズな物理ベースのスクロールを実現するには、general.smoothScroll.msdPhysics 設定を変更して、他の Web ブラウザと同様のより高速な動作をエミュレートしてください。​構成をより迅速に行うには、次の行を ~/.mozilla/firefox/your-profile/user.js に追加してください。(再起動が必要):

user_pref("general.smoothScroll.lines.durationMaxMS", 125);
user_pref("general.smoothScroll.lines.durationMinMS", 125);
user_pref("general.smoothScroll.mouseWheel.durationMaxMS", 200);
user_pref("general.smoothScroll.mouseWheel.durationMinMS", 100);
user_pref("general.smoothScroll.msdPhysics.enabled", true);
user_pref("general.smoothScroll.other.durationMaxMS", 125);
user_pref("general.smoothScroll.other.durationMinMS", 125);
user_pref("general.smoothScroll.pages.durationMaxMS", 125);
user_pref("general.smoothScroll.pages.durationMinMS", 125);

​また、マウスホイールのスクロール設定も、スムーズに反応するように変更する必要があります:

user_pref("mousewheel.min_line_scroll_amount", 30);
user_pref("mousewheel.system_scroll_override_on_root_content.enabled", true);
user_pref("mousewheel.system_scroll_override_on_root_content.horizontal.factor", 175);
user_pref("mousewheel.system_scroll_override_on_root_content.vertical.factor", 175);
user_pref("toolkit.scrollbox.horizontalScrollDistance", 6);
user_pref("toolkit.scrollbox.verticalScrollDistance", 2);

パフォーマンスの問題が発生する場合は、mousewheel.min_line_scroll_amount を修正してみてください。

質量-ばね-ダンパーのパラメータを変更するさらに高度な設定は、AveYo の自然スクロールの設定を見てください。

ノート: Wayland では、これらの設定は apz.gtk.kinetic_scroll.enabled (デフォルトで true) によって完全に無効化されてしまう場合があります。上記の修正が動作しない場合は、この値を false に設定してみてください。

バックスペースの動作を設定する

Firefox#バックスペースが '戻る' ボタンとして機能しない を見てください。

マウスの中ボタンのクリップボードペーストを無効化する

Firefox#中クリックの動作 を見てください。

Emacs のキーバインディング

テキストフィールドで Emacs/Readline ライクなキーバインディングを設定する方法については、GTK#Emacs キーバインド を見てください。

その他

ハードウェアビデオデコーディングを強制的に有効にする

media.hardware-video-decoding.enabled はデフォルトで有効になっていますが、media.hardware-video-decoding.force-enabledtrue に設定してハードウェアビデオデコードを強制的に有効にする必要がある場合があります。

フルスクリーンの警告を無効化する

ビデオをフルスクリーンにしたときに表示される警告 (… は現在全画面表示モードです) は、about:configfull-screen-api.warning.timeout0 に設定することで無効化できます。

Firefox 検索バーの検索エンジンの順番を変更する

検索エンジンの表示順を変更するには:

  • 検索エンジンのドロップダウンリストを開いて Manage Search Engines... エントリをクリックする。
  • 移動したい検索エンジンを選択して Move UpMove Down で移動する。ドラッグアンドドロップで移動することも可能です。

"I'm Feeling Lucky" モード

一部の検索エンジンには "feeling lucky" 機能が付いています。例えば、Google には "I'm Feeling Lucky" があり、DuckDuckGo には "I'm Feeling Ducky" があります。

これらを有効化するには、about:configkeyword.url を検索し、その値を検索エンジンの URL に変更してください。

Google の場合:

https://www.google.com/search?btnI=I%27m+Feeling+Lucky&q=

DuckDuckGo の場合:

https://duckduckgo.com/?q=\

DNSSEC バリデーターによるセキュアな DNS

DNSSEC サポートを有効化することで、ブラウジングをより安全にできます。

DNS over HTTPS によるセキュアな DNS

ドメイン名前解決#アプリケーションレベルの DNS を見てください。

マグネットプロトコルの関連付けの追加

about:confignetwork.protocol-handler.expose.magnetfalse に設定してください。この設定が存在しない場合は、作成する必要があります。空いた場所で右クリックし、New > Boolean を選択し、network.protocol-handler.expose.magnet と入力して、false に設定してください。

次回マグネットリンクを開いたとき、Launch Application ダイアログが表示されます。そこから、好きな BitTorrent クライアントを選択してください。このテクニックは、他のプロトコルに対しても使用できます: network.protocol-handler.expose.<protocol>

間違って閉じてしまうのを防ぐ

これに対処する方法はいくつかあります:

この動作は、about:config 内で browser.quitShortcut.disabled プロパティを true に設定することで無効化できます。

その他の方法は、ウィンドウマネージャの設定ファイルにルールを追加することです。例えば、Openbox では以下を ~/.config/openbox/rc.xml ファイルの <keyboard> セクション内に追加してください:

 <keybind key="C-q">
   <action name="Execute">
     <execute>false</execute>
   </action>
 </keybind>
ノート: これは、グラフィックサーバ内で使用されているすべてのアプリケーションに対して影響を持ちます。

Disable Ctrl-Q and Cmd-Q 拡張機能をインストールすることで、間違ってブラウザを閉じてしまうのを防ぐことができます。

ノート: この拡張機能はバグにより Linux でもはや機能していません。

スクロールがギクシャクしている

Firefox でのスクロールが"ガタガタ"あるいは"ムラがある"と感じられることがあります。MozillaZine が Gentoo でスクロールを修正する設定を投稿していますが、Arch Linux でも同じように直ることが報告されています:

  1. mousewheel.min_line_scroll_amount を 40 に設定する。
  2. general.smoothScrollgeneral.smoothScroll.pagesfalse に設定する。
  3. image.mem.min_discard_timeout_ms を 2100000000 のように大きな値に設定する。ただし 2140000000 を超えてはいけません。この値よりも上の値に設定してしまうと Firefox は次のエラーを吐きます: "The text you entered is not a number."。
  4. image.mem.max_decoded_image_kb を最低でも 512K に設定する。

これでスクロールがスムーズになるはずです。

Firefox を nspawn コンテナ内で実行する

systemd-nspawn#Firefox を起動する を見てください。

WebRTC オーディオの後処理を無効化する

PulseAudio の PulseAudio#Microphone echo/noise cancellation[リンク切れ: セクションが存在しません] を使用している場合、Firefox に追加のオーディオの後処理をさせたくないでしょう。

オーディオの後処理を無効化するには、以下の設定の値を false に設定してください:

  • media.getusermedia.aec_enabled (Acoustic Echo Cancellation)
  • media.getusermedia.agc_enabled (Automatic Gain Control)
  • media.getusermedia.noise_enabled (Noise suppression)
  • media.getusermedia.hpf_enabled (High-pass filter)

Fido U2F 認証

Firefox は Fido U2F 認証プロトコルをサポートしています。必要な udev ルールが含まれる libfido2 をインストールしてください。

ALSA に戻す

Arch が Firefox を ac_add_options --enable-alsa でビルドし続ける限り、Firefox はシステム上で特別な設定なしに、そして (ただし、システムでパルスを使用していて、 Firefox がパルスを使用しないようにしたい場合はこの限りではない。) パルスなしに、正常に動作します。​以前は ioctl の syscall を許可しなければならず、デフォルトでは Firefox のサンドボックスでブロックされ、 about:config のALSA の設定 security.sandbox.content.syscall_whitelist で、正しい ioctl の syscall 番号にする必要がありました。これは x86-64 では 16、x86-32 では 54 ですが、今ではそうではありません。​詳細については、こちらを参照してください:

[4] [5]

WebGL を強制的に有効化する

一部のプラットフォームでは、ユーザが WebGL を使用したい場合でも、 WebGL が無効化される場合があります。WebGL を強制的に有効にするには、webgl.force-enabledtrue に設定し、WebGL アンチエイリアシングも強制的に有効にするには、webgl.msaa-forcetrue に設定してください。

次のようなエラーが表示された場合:

libGL error: MESA-LOADER: failed to retrieve device information
libGL error: image driver extension not found
libGL error: failed to load driver: i915
libGL error: MESA-LOADER: failed to retrieve device information
...

Firefox のバグ 1480755 で説明されている解決策を試してみてください [6]:

security.sandbox.content.read_path_whitelist/sys/ に設定する。

Enable Recommended by Pocket

"Recommended by Pocket" (設定 > ホーム > Firefox Home コンテンツ - "トップサイト" と "ハイライト" の間に) が表示されない場合は、browser.newtabpage.activity-stream.feeds.section.topstories および browser.newtabpage.activity-stream.feeds.system.topstories から true に設定することで、有効化できます。​このオプションは 設定 には表示されませんが、新しく開いたタブ/ウィンドウ (Firefox Home に設定した場合) に Pocket recommendations が表示されるようになるはずです。

ダウンロードパネルを自動的に開かないようにする

Firefox 98 以降では、ダウンロードが開始されるたびに、ダウンロードパネル (進行中/最近のダウンロード) が必ず開きます。

この動作を無効にするには、about:configbrowser.download.alwaysOpenPanel 設定を false に設定します。

参照

翻訳ステータス: このページは en:Firefox/Tweaks の翻訳バージョンです。最後の翻訳日は 2023-09-23 です。もし英語版に 変更 があれば、翻訳の同期を手伝うことができます。