「GIMP」の版間の差分

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同じようなことを目的とした [https://github.com/Diolinux/PhotoGIMP PhotoGIMP] プロジェクトもあります。
 
同じようなことを目的とした [https://github.com/Diolinux/PhotoGIMP PhotoGIMP] プロジェクトもあります。
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GIMP には広範な [https://docs.gimp.org/en/gimp-scripting.html プラグイン システム] と、''Script-Fu'' スクリプトの作成に使用できる [[Scheme]] インタープリタがあります。
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ほとんどのプラグインは、[https://archlinux.org/packages/?sort=&q=gimp-plugin 公式リポジトリ] (例: {{Pkg|gimp-plugin-gmic}}) および [https://aur.archlinux.org/packages?K=gimp-plugin AUR] 経由で配布されます。すべてではありませんが、一部は {{Pkg|gimp}} パッケージのオプションの依存関係としてリストされています。
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{{Note|1=Python-Fu プラグインは、2020 年にサポートが終了した {{AUR|python2}} を必要とするため、公式リポジトリ経由で配布されている GIMP のバージョンでは利用できません。機能を復元するには、{{AUR|python2-gimp}} を変わりに使用します。}}
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=== 手動インストール ===
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リポジトリ経由で配布しない場合は、{{ic|gimptool}} 実行可能ファイルを使用してプラグインをコンパイルし、インストールできます。
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ソースからプラグインをインストールするには:
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{{bc|1=
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$ gimptool --install source.c
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}}
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プリコンパイルされたプラグインをインストールするには:
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{{bc|1=
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$ gimptool --install-bin executable
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}}
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Script-Fu スクリプトをインストールするには:
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{{bc|1=
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$ gimptool --install-script script.scm
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}}
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さらに詳しいオプションは、{{ic|gimptool --help}} メッセージに記載されています。
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=== パッキング ===
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プラグインパッケージは、{{ic|/usr/lib/gimp/2.0/plug-ins/}} 内の名前のディレクトリにファイルを追加する必要があります。
   
 
== トラブルシューティング ==
 
== トラブルシューティング ==

2023年7月20日 (木) 05:26時点における版

関連記事

GIMP は強力なラスター画像編集プログラムであり、写真のレタッチ、画像合成、および一般的なグラフィックデザイン作業に一般的に使用されます。シンプルなペイントプログラム、高品質の写真レタッチプログラム、オンラインバッチ処理システム、大量生産の画像レンダラー、画像フォーマットコンバーターなどとして使用できます。

インストール

gimp パッケージをインストールしてください。

ヒント: GIMP にはプラグインシステムが存在し 公式リポジトリAUR には様々なプラグインが収録されています。

ヒントとテクニック

字幕

画像にキャプションを付けたい場合は以下の手順に従ってください:

  1. LayerText to Path をクリック
  2. SelectFrom Path をクリック
  3. SelectInvert をクリック
  4. EditStroke Path をクリック

丸の作成

GIMP で丸を描くには:

  1. Ellipse tool を選択して Shift を押す
  2. EditFill with Color をクリック
  3. SelectShrink をクリック
  4. Delete を押す
ヒント: GrowBorder は同じ結果になります。

Photoshop 的な動作

GIMP は高度に設定可能なので、ラスター画像編集プログラム Photoshop に慣れた人に親しみやすいように、キーバインドや UI さえも変更することができます。

特に GimpPs テーマは GIMP の動作をより Photoshop に近づけることを目的としており、 GIMP の上にインストールすることができます。

キーバインドが欲しいだけなら、テーマの menurc ファイルに関連する行が含まれており、 それをローカルの ~/.config/GIMP/2.10/menurc に追加して下さい。

同じようなことを目的とした PhotoGIMP プロジェクトもあります。

プラグイン

GIMP には広範な プラグイン システム と、Script-Fu スクリプトの作成に使用できる Scheme インタープリタがあります。

ほとんどのプラグインは、公式リポジトリ (例: gimp-plugin-gmic) および AUR 経由で配布されます。すべてではありませんが、一部は gimp パッケージのオプションの依存関係としてリストされています。

ノート: Python-Fu プラグインは、2020 年にサポートが終了した python2AUR を必要とするため、公式リポジトリ経由で配布されている GIMP のバージョンでは利用できません。機能を復元するには、python2-gimpAUR を変わりに使用します。

手動インストール

リポジトリ経由で配布しない場合は、gimptool 実行可能ファイルを使用してプラグインをコンパイルし、インストールできます。

ソースからプラグインをインストールするには:

$ gimptool --install source.c

プリコンパイルされたプラグインをインストールするには:

$ gimptool --install-bin executable

Script-Fu スクリプトをインストールするには:

$ gimptool --install-script script.scm

さらに詳しいオプションは、gimptool --help メッセージに記載されています。

パッキング

プラグインパッケージは、/usr/lib/gimp/2.0/plug-ins/ 内の名前のディレクトリにファイルを追加する必要があります。

トラブルシューティング

テキストが緑がかっている

アンチエイリアスを有効にした場合に文字に緑の縁が表示される場合は ~/.config/GIMP/2.10/fonts.conf に以下を追加:

<?xml version='1.0'?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM 'fonts.dtd'>
<fontconfig>
  <match target="font">
    <edit name="rgba" mode="assign">
      <const>none</const>
    </edit>
  </match>
</fontconfig>

Noto を非表示にする

noto-fonts をインストールしていて GIMP のフォントリストから Noto を消したい場合は以下を ~/.config/GIMP/2.10/fonts.conf に追加してください:

<?xml version='1.0'?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM 'fonts.dtd'>
<fontconfig>
  <rejectfont>
    <glob>/usr/share/fonts/noto</glob>
  </rejectfont>
</fontconfig>

詳しくは fonts-conf(5)フォント設定#フォントのホワイトリストとブラックリストを見てください。

PDF ファイル

GIMP で PDF ファイルを編集するには poppler-glib ライブラリが必要です。ライブラリをインストールしていない場合、PDF を開こうとしても認識できないと表示されます。

GIMP はすぐに PDF ファイルをラスタ画像化するため、編集時に PDF の内部機能を使うことはできません。PDF ファイルを編集するときは (LibreOffice Draw など) 他のプログラムを使うと良いでしょう。

参照