「Gitweb」の版間の差分

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== インストール ==
 
== インストール ==
   
Gitweb をインストールするには、まず {{Pkg|git}} とウェブサーバーをインストールしてください。ここで、テストを行いたい場合は、{{ic|git instaweb}} のヘルプを見て下さい。完全なセットアップをする場合、以下を読んで下さい。
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Gitweb をインストールするには、まず {{Pkg|git}} と [[ウェブサーバー]] をインストールしてください。ここで、テストを行いたい場合は、{{ic|git instaweb}} のヘルプを見て下さい。完全なセットアップをする場合、以下を読んで下さい。
   
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以下のすべての例では、{{Pkg|perl-cgi}} パッケージを [[インストール]] する必要があります。({{bug|45431}})
ここでは {{Pkg|apache}} を例として用いますが {{Pkg|nginx}}, {{Pkg|lighttpd}} などを使うことも可能です。
 
 
現在の gitweb のデフォルトからウェブサーバーのディレクトリにリンクを作成する必要があります。次の例ではデフォルトのフォルダを使用します:
 
# ln -s /usr/share/gitweb /srv/http/gitweb
 
 
{{Note|1=サーバーのディレクトリはよく確認してシンボリックリンクを作成してください。}}
 
   
 
== 設定 ==
 
== 設定 ==

2024年2月7日 (水) 00:37時点における版

Gitweb は git 自体に含まれているデフォルトのウェブインターフェイスです。

Gitweb は fcgi をネイティブでサポートしているため、cgi スクリプトとしてラッピングする必要はありません。[1]

インストール

Gitweb をインストールするには、まず gitウェブサーバー をインストールしてください。ここで、テストを行いたい場合は、git instaweb のヘルプを見て下さい。完全なセットアップをする場合、以下を読んで下さい。

以下のすべての例では、perl-cgi パッケージを インストール する必要があります。(FS#45431)

設定

Apache 2.2

以下を /etc/httpd/conf/httpd.conf の最後に追加します:

<Directory "/srv/http/gitweb">
   DirectoryIndex gitweb.cgi
   Allow from all
   AllowOverride all
   Order allow,deny
   Options ExecCGI
   <Files gitweb.cgi>
   SetHandler cgi-script
   </Files>
   SetEnv  GITWEB_CONFIG  /etc/gitweb/gitweb.conf
</Directory>

バーチャルホストを使っている場合、以下を /etc/httpd/conf/extra/httpd-vhosts.conf に追加します:

<VirtualHost *:80>
    ServerName gitserver
    DocumentRoot /var/www/gitweb
    <Directory /var/www/gitweb>
       Options ExecCGI +FollowSymLinks +SymLinksIfOwnerMatch
       AllowOverride All
       order allow,deny
       Allow from all
       AddHandler cgi-script cgi
       DirectoryIndex gitweb.cgi
   </Directory>
</VirtualHost>

また、設定を /etc/httpd/conf/extra/ の設定ファイルに記述することもできますが、そうするかどうかはあなた次第です。

Apache 2.4

Apache 2.4 の場合、gitapache に加えて mod_perlAUR をインストールしてください。

/etc/httpd/conf/extra/httpd-gitweb.conf を作成:

<IfModule mod_perl.c>
    Alias /gitweb "/usr/share/gitweb"
    <Directory "/usr/share/gitweb">
        DirectoryIndex gitweb.cgi
        Require all granted
        Options ExecCGI
        AddHandler perl-script .cgi
        PerlResponseHandler ModPerl::Registry
        PerlOptions +ParseHeaders
        SetEnv  GITWEB_CONFIG  /etc/gitweb/gitweb.conf
    </Directory>
</IfModule>

以下の行を /etc/httpd/conf/httpd.conf のモジュールセクションに追記:

LoadModule perl_module modules/mod_perl.so

以下の行を /etc/httpd/conf/httpd.conf の最後に追加:

# gitweb configuration
Include conf/extra/httpd-gitweb.conf

Lighttpd

以下を /etc/lighttpd/lighttpd.conf に追加:

server.modules += ( "mod_alias", "mod_cgi", "mod_redirect", "mod_setenv" )
setenv.add-environment = ( "GITWEB_CONFIG" => "/etc/gitweb/gitweb.conf" )
url.redirect += ( "^/gitweb$" => "/gitweb/" )
alias.url += ( "/gitweb/" => "/usr/share/gitweb/" )
$HTTP["url"] =~ "^/gitweb/" {
       cgi.assign = ( ".cgi" => "" )
       server.indexfiles = ( "gitweb.cgi" )
}

また、GitWeb を正しく表示させるには mimetype.assign の行に ".css" => "text/css" を追加する必要があります。

Nginx

Nginx に以下の location を追加:

/etc/nginx/nginx.conf
location /gitweb.cgi {
    include fastcgi_params;
    gzip off;
    fastcgi_param   SCRIPT_FILENAME  /usr/share/gitweb/gitweb.cgi;
    fastcgi_param   GITWEB_CONFIG  /etc/gitweb.conf;
    fastcgi_pass unix:/var/run/fcgiwrap.sock;
}

location / {
    root /usr/share/gitweb;
    index gitweb.cgi;
}

Nginx#CGI を動かすに従っている場合は include fastcgi_params;include fastcgi.conf; に置き換えて下さい。

また、fcgiwrapspawn-fcgi をインストールして fcgiwrap のサービスファイルを編集する必要があります:

/usr/lib/systemd/system/fcgiwrap.service
[Unit]
Description=Simple server for running CGI applications over FastCGI
After=syslog.target network.target

[Service]
Type=forking
Restart=on-abort
PIDFile=/var/run/fcgiwrap.pid
ExecStart=/usr/bin/spawn-fcgi -s /var/run/fcgiwrap.sock -P /var/run/fcgiwrap.pid -u http -g http -- /usr/sbin/fcgiwrap
ExecStop=/usr/bin/kill -15 $MAINPID

[Install]
WantedBy=multi-user.target

最後に、サービスを有効化・再起動:

systemctl enable nginx fcgiwrap
systemctl start nginx fcgiwrap

Gitweb の設定

次に gitweb の設定ファイルを作成する必要があります。/etc/gitweb/gitweb.conf ファイルを開いて (ファイルが存在しない場合は作成して) 以下のように記述してください:

/etc/gitweb/gitweb.conf
our $git_temp = "/tmp";

# The directories where your projects are. Must not end with a slash.
our $projectroot = "/path/to/your/repositories"; 

# Base URLs for links displayed in the web interface.
our @git_base_url_list = qw(git://<your_server> http://git@<your_server>); 

"blame" (ソースファイルの各行の著者を表示) を有効にするには、以下の行を追加:

$feature{'blame'}{'default'} = [1];

設定が完了したら、ウェブサーバーを再起動してください。apache の場合:

systemctl restart httpd 

lighttpd の場合:

systemctl restart lighttpd

シンタックスハイライト

Gitweb でシンタックスハイライトを使うには、まず highlight パッケージをインストールしてください。

highlight をインストールしたら、以下の行を gitweb.conf に追加します:

$feature{'highlight'}{'default'} = [1];

ファイルを保存すればハイライトが有効になります。

リポジトリの追加

リポジトリフォルダにリポジトリを追加するには、以下のようにリポジトリを作成:

mkdir my_repository.git
git init --bare my_repository.git/
cd my_repository.git/
touch git-daemon-export-ok
echo "Short project's description" > description

次に config ファイルを開いて以下を追加:

[gitweb]
        owner = Your Name

これで gitweb の "Owner" フィールドが入りますが、必須ではありません。

上記の設定では、このリポジトリをコミットのプッシュ先の"中央"リポジトリストレージとして扱っているので、オーバーヘッドを最小限に抑え、git デーモンを使えるようにするために git-daemon-export-ok と --bare を使っています。

上記の設定でリポジトリが作成できます。全て上手く設定できていれば http://localhost/gitweb で確認できます。gitweb の cgi スクリプトがリポジトリのフォルダを読み込むので、リポジトリを追加したときに apache を再起動する必要はありません。

トラブルシューティング

An error occurred while reading CGI reply (no response received)

http://localhost/gitweb をブラウザで開いたときに、このエラーメッセージが表示されることがあります。コマンドラインで gitweb.cgi を実行することで、完全なエラーメッセージを取得することができます (ln -s /usr/share/gitweb /srv/http を実行している場合):

$ perl /srv/http/gitweb/gitweb.cgi
Can't locate CGI.pm in @INC (you may need to install the CGI module) (@INC contains: /usr/lib/perl5/site_perl
 /usr/share/perl5/site_perl /usr/lib/perl5/vendor_perl /usr/share/perl5/vendor_perl /usr/lib/perl5/core_perl 
/usr/share/perl5/core_perl .) at gitweb/gitweb.cgi line 13.

この問題を解決するには、perl-cgi をインストールしてください。バグレポートも存在します: FS#45431

参照