「Logrotate」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(→‎インストール: 取消線と説明を削除)
(→‎設定: 同期)
21行目: 21行目:
 
==設定==
 
==設定==
   
logrotate の一番重要な設定ファイルは {{ic|/etc/logrotate.conf}} です。また、{{ic|/etc/logrotate.d}} ディレクトリには他の設定ファイルが含ています
+
デフォルトのパラメータを設定する logrotate のな設定ファイルは {{ic|/etc/logrotate.conf}} です。追加のアプリケーション固有の設定ファイルは、{{ic|/etc/logrotate.d}} ディレクトリに含まれています。アプリケーション固有に設定された値、プライマリ設定ファイルの同じパラメータをオーバーライドしす。設定例と使用可能なディレクティブのリファレンスについは、{{man|5|logrotate.conf}} を参照してください。
   
logrotate が正しく動作するか確認するには、以下のコマン実行してください。デバッグ出力生成れま:
+
logrotate が正しく機能するかどうかを確認するには、デバッグモー実行しますこのモードでは、デバッグ出力生成以外は何も行われません:
  +
{{bc|# logrotate --debug /etc/logrotate.conf}}
 
  +
$ logrotate --debug /etc/logrotate.conf
logrotate スクリプトをテストするには (例えば {{ic|/etc/logrotate.d}} ディレクトリの nginx スクリプト)、以下のように実行してみてください:
 
{{bc|# logrotate -f -v /etc/logrotate.d/nginx}}
 
   
 
=== ログの圧縮 ===
 
=== ログの圧縮 ===
   
{{ic|zstd}}のようなコマンドを使、ログローテーション時にログを圧縮することが出来ます。
+
Logrotate は、{{ic|zstd}} のようなカスタム コマンドを使用してログを圧縮できます。
   
 
{{hc|/etc/logrotate.conf|
 
{{hc|/etc/logrotate.conf|
40行目: 39行目:
 
}}
 
}}
   
詳細は[https://man.archlinux.org/man/logrotate.conf.5 logrotate.conf(5)]や [https://man.archlinux.org/man/zstd.1 zstd]確認してさい。
+
詳細について、{{man|5|logrotate.conf}} および {{man|1|zstd}}参照してください。
   
 
== 使用方法 ==
 
== 使用方法 ==

2024年4月2日 (火) 11:46時点における版

関連記事

https://github.com/logrotate/logrotate より:

ログファイルが大量に生成されるシステムで、ログファイルの管理を簡単にするために logrotate ユーティリティは作られました。Logrotate はログファイルの自動的なローテーション圧縮や削除、メール送信などを可能にします。Logrotate を設定することで、ログファイルを毎日毎周毎月ごとに管理したり、特定のサイズまで達した時の動作を決められます。

logrotate のローテーションでは、既存のログファイルに数字を割り振って名前を変更し、元の空のログファイルを再作成します。例えば、/var/log/syslog.log/var/log/syslog.log.1 に名前が変更されます。/var/log/syslog.log.1 が既に存在する場合、名前は /var/log/syslog.log.2 に変更されます (バックログの数は設定で変えられます)。

インストール

Logrotate は logrotate パッケージでインストールできます。

デフォルトでは、logrotate は systemd タイマーによって毎日動作します: logrotate.timer

設定

デフォルトのパラメータを設定する logrotate の主な設定ファイルは /etc/logrotate.conf です。追加のアプリケーション固有の設定ファイルは、/etc/logrotate.d ディレクトリに含まれています。アプリケーション固有に設定された値は、プライマリ設定ファイルの同じパラメータをオーバーライドします。設定例と使用可能なディレクティブのリファレンスについては、logrotate.conf(5) を参照してください。

logrotate が正しく機能するかどうかを確認するには、デバッグモードで実行します。このモードでは、デバッグ出力の生成以外は何も行われません:

$ logrotate --debug /etc/logrotate.conf

ログの圧縮

Logrotate は、zstd のようなカスタム コマンドを使用してログを圧縮できます。

/etc/logrotate.conf
compress
compresscmd /usr/bin/zstd
compressext .zst
compressoptions -T0 --long
uncompresscmd /usr/bin/unzstd

詳細については、logrotate.conf(5) および zstd(1) を参照してください。

使用方法

logrotate は通常、systemd サービスを介して実行されます。: logrotate.service

logrotate を手動で実行するには:

logrotate /etc/logrotate.conf

単一のログファイルをローテートするには:

logrotate /etc/logrotate.d/mylog

設定ファイルの実行をシミュレーションするには(dry run):

logrotate --debug /etc/logrotate.d/mylog

条件が満されていない場合でも強制的にローテートするには、次のコマンドを実行します:

logrotate -vf /etc/logrotate.d/mylog

詳細については、logrotate(8) を参照してください。

トラブルシューティング

exim のログがローテーションされない

/etc/logrotate.confolddir 変数を設定した場合、以下のようなメッセージが表示されます:

error: failed to rename /var/log/exim/mainlog to /var/log/old/mainlog.1: Permission denied

この問題を修正するには、ユーザー exim をグループ log に追加してください。そして olddir (/var/log/old) のグループをデフォルトの root から log に変更してください。

logrotate の状態を確認

cat /var/lib/logrotate.status を実行することで logroate によってローテートされているファイルを確認できます:

 # cat /var/lib/logrotate.status 
"/var/log/mysql/query.log" 2016-3-20-5:0:0
"/var/log/samba/samba-smbd.log" 2016-3-21-5:0:0
"/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0

親ディレクトリに安全でない権限があるためログをスキップする

どのユーザーとどのグループが /etc/logrotate.d/job を実行する必要があるかを構成で設定します。

file-to-be-rotated {
    su user group
    rotate 4
}

参照