「Logrotate」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(→‎インストール: 取消線と説明を削除)
17行目: 17行目:
 
Logrotate は {{Pkg|logrotate}} パッケージでインストールできます。
 
Logrotate は {{Pkg|logrotate}} パッケージでインストールできます。
   
<s>デフォルトでは、logrotate は [[systemd/タイマー|systemd タイマー]]によって毎日動作します: {{ic|logrotate.timer}}</s>
+
デフォルトでは、logrotate は [[systemd/タイマー|systemd タイマー]]によって毎日動作します: {{ic|logrotate.timer}}
 
日次でlogrotateの実行を有効にするには次のコマンドを利用します。
 
 
{{bc|
 
# systemctl enable logrotate.timer
 
}}
 
{{bc|
 
# systemctl start logrotate.timer
 
}}
 
{{hc|
 
# systemctl status logrotate.timer
 
|
 
● logrotate.timer - Daily rotation of log files
 
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/logrotate.timer; enabled; vendor preset: disabled)
 
Active: active (waiting) since Sun 2020-06-08 xx:xx:xx JST; 5s ago
 
Trigger: Mon 2020-06-08 00:00:00 JST; 56min left
 
Triggers: ● logrotate.service
 
Docs: man:logrotate(8)
 
man:logrotate.conf(5)
 
}}
 
{{hc|
 
# systemctl list-timers
 
|
 
NEXT LEFT LAST PASSED UNIT ACTIVATE
 
Mon 2020-06-08 00:00:00 JST 12h left n/a n/a logrotate.timer logrotate.service
 
}}
 
   
 
==設定==
 
==設定==

2022年4月14日 (木) 19:02時点における版

関連記事

https://github.com/logrotate/logrotate より:

ログファイルが大量に生成されるシステムで、ログファイルの管理を簡単にするために logrotate ユーティリティは作られました。Logrotate はログファイルの自動的なローテーション圧縮や削除、メール送信などを可能にします。Logrotate を設定することで、ログファイルを毎日毎周毎月ごとに管理したり、特定のサイズまで達した時の動作を決められます。

logrotate のローテーションでは、既存のログファイルに数字を割り振って名前を変更し、元の空のログファイルを再作成します。例えば、/var/log/syslog.log/var/log/syslog.log.1 に名前が変更されます。/var/log/syslog.log.1 が既に存在する場合、名前は /var/log/syslog.log.2 に変更されます (バックログの数は設定で変えられます)。

インストール

Logrotate は logrotate パッケージでインストールできます。

デフォルトでは、logrotate は systemd タイマーによって毎日動作します: logrotate.timer

設定

logrotate の一番重要な設定ファイルは /etc/logrotate.conf です。また、/etc/logrotate.d ディレクトリには他の設定ファイルが含まれています。

logrotate が正しく動作するか確認するには、以下のコマンドを実行してください。デバッグ出力が生成されます:

# logrotate --debug /etc/logrotate.conf

logrotate スクリプトをテストするには (例えば /etc/logrotate.d ディレクトリの nginx スクリプト)、以下のように実行してみてください:

# logrotate -f -v /etc/logrotate.d/nginx

ログの圧縮

zstdのようなコマンドを使って、ログローテーション時にログを圧縮することが出来ます。

/etc/logrotate.conf
compress
compresscmd /usr/bin/zstd
compressext .zst
compressoptions -T0 --long
uncompresscmd /usr/bin/unzstd

詳細はlogrotate.conf(5)zstd を確認して下さい。

使用方法

logrotate は通常、systemd サービスを介して実行されます。: logrotate.service

logrotate を手動で実行するには:

logrotate /etc/logrotate.conf

単一のログファイルをローテートするには:

logrotate /etc/logrotate.d/mylog

設定ファイルの実行をシミュレーションするには(dry run):

logrotate --debug /etc/logrotate.d/mylog

条件が満されていない場合でも強制的にローテートするには、次のコマンドを実行します:

logrotate -vf /etc/logrotate.d/mylog

詳細については、logrotate(8) を参照してください。

トラブルシューティング

exim のログがローテーションされない

/etc/logrotate.confolddir 変数を設定した場合、以下のようなメッセージが表示されます:

error: failed to rename /var/log/exim/mainlog to /var/log/old/mainlog.1: Permission denied

この問題を修正するには、ユーザー exim をグループ log に追加してください。そして olddir (/var/log/old) のグループをデフォルトの root から log に変更してください。

logrotate の状態を確認

cat /var/lib/logrotate.status を実行することで logroate によってローテートされているファイルを確認できます:

 # cat /var/lib/logrotate.status 
"/var/log/mysql/query.log" 2016-3-20-5:0:0
"/var/log/samba/samba-smbd.log" 2016-3-21-5:0:0
"/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0

親ディレクトリに安全でない権限があるためログをスキップする

どのユーザーとどのグループが /etc/logrotate.d/job を実行する必要があるかを構成で設定します。

file-to-be-rotated {
    su user group
    rotate 4
}

参照