Prometheus

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Prometheus はオープンソースのメトリクス収集・処理ツールです。時系列データベースと保存されているメトリクスにアクセス・処理するクエリ言語から成ります。Prometheus は複数のサービスからメトリクスを収集できます。ミニマルなウェブ UI を備えており、 Grafana などのサードパーティのツールによるダッシュボードを使うこともできます。

インストール

prometheus パッケージをインストールしてください。その後、prometheus サービスを起動有効化することで HTTP のポート 9090 からアプリケーションにアクセスできます。

デフォルト設定では自身の prometheus プロセスを監視します。システムの監視を行うには prometheus-node-exporter をインストールします。ローカルシステムからメトリクスが収集されます。prometheus-node-exporter サービスを起動・有効化することで使うことができ、デフォルトでポート 9100 が開きます。prometheus-node-exporter サービスが起動したら、これを定期的にスクレイピングするよう Prometheus の設定をすることにより、実際にデータが収集できるようになります。これは後述の手順 メトリクスの追加 に従って行います。

警告: デフォルト設定の場合 prometheus*:9090 を、 prometheus-node-exporter*:9100 を listen します。そのため、忘れずに設定変更、もしくは、対応するファイアウォールのルールを有効にしてください。また、Prometheus security model もあわせて確認してください。

設定

Prometheus の設定は YAML を使用し、メインの設定ファイルは /etc/prometheus/prometheus.yml です。

メトリクスの追加

scrape_configs 配列にメトリクスの収集先を追加することができます。ソースとしてローカルのノードエクスポータを追加したい場合、設定は以下のようになります:

 scrape_configs:
   - job_name: 'prometheus'
     static_configs:
       - targets: ['localhost:9090']
   - job_name: 'localhost'
     static_configs:
       - targets: ['localhost:9100']

UI を使う

Prometheus には設定を確認したりメトリクスにアクセス・グラフ化するための限定的な UI が付属しています。デフォルトでは http://localhost:9090 から使用できます。Prometheus のクエリ言語について詳しくは Prometheus のドキュメント を参照してください。

参照