sxhkd

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sxhkd は、bspwm の開発者による単純な X ホットキーデーモンであり、コマンドを実行して入力イベントに反応します。

インストール

sxhkd または sxhkd-gitAURインストールしてください。

設定

Sxhkd 設定ファイル

sxhkd のデフォルトの設定ファイルは $XDG_CONFIG_HOME/sxhkd/sxhkdrc です。-c オプションを使うことで他のファイルを設定ファイルとして指定することもできます。

設定ファイルの各行は以下のように処理されます:

  • 行頭が # の場合、無視されます。
  • 1つ以上の空白コマンドから始まっている場合、コマンドとして読み取られます。
  • それ以外の場合、ホットキーとして解釈されます: キーの名前は空白か + 文字で区切ります。

構文:

[MODIFIER + ]*[@|!]KEYSYM
    COMMAND

MODIFIER は次の名前のどれかになります: super, hyper, meta, alt, control, ctrl, shift, mode_switch, lock, mod1, mod2, mod3, mod4, mod5@ がキーシムの最初に追加されている場合、キーのリリース時にコマンドが実行されます。付いていない場合はキーを押した時に実行されます。! がキーシムの先頭に付いている場合、コマンドはマウスを動かした時に実行されます。コマンドには2つの整数値変換仕様を含める必要があり、ルートウィンドウからのポインタの相対座標に置き換わります (このタイプのホットキーで使えるボタンキーシムは: button1, ..., button5)。KEYSYM の名前は xev で取得できます。

特殊なキーシム名を使用することでマウスのホットキーを定義することができます: button1, button2, button3, ..., button24。ホットキーはシーケンスの形で記述することができ (STRING_1,...,STRING_N)、この場合、コマンドも N 個の要素からなるシーケンスを記述する必要があります: 2つのシーケンスを合わせて N 個のホットキーが出来ます。さらに、シーケンスには A-Z という形で範囲を指定できます。AZ は英数字です。

実際に実行されるのは SHELL -c COMMAND なので、COMMAND に環境変数を設定することができます。SHELL は次のリストで定義された最初の環境変数になります: SXHKD_SHELL, SHELL。sxhkd が SIGUSR1 シグナルを受け取った場合、設定ファイルがリロードされます。

Systemd サービスファイル

使用するユーザーで systemd サービスファイルを作成:

%HOME/.config/systemd/user/sxhkd.service
[Unit]
 Description=Simple X Hotkey Daemon
 Documentation=man:sxhkd(1)
 BindsTo=xorg.service
 After=xorg.service

 [Service]
 ExecStart=/usr/bin/sxhkd
 ExecReload=/usr/bin/kill -SIGUSR1 $MAINPID

 [Install]
 WantedBy=graphical.target

サービスを起動・有効化:

# systemctl --user enable sxhkd.service
# systemctl --user start sxhkd.service

使用方法

sxhkd を設定したら自動起動するようにしてください。

ヒント: systemd サービスファイルが こちら にあります。

$XDG_CONFIG_HOME/sxhkd/sxhkdrc を編集:

# On mouse button 1 press Alt_R+F1
button1
 xte "keydown Alt_R" "keydown F1" "keyup Alt_R" "keyup F1"
# On mosue button 2 pause 3 seconds then press Alt_R+F2
button2
 xte "sleep 3" "keydown Alt_R" "keydown F2" "keyup Alt_R" "keyup F2"

ユーザーの sxhkd サービスを再起動:

# systemctl --user restart sxhkd.service

参照