Unity

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UnityCanonical Ltd によって開発されている Ubuntu 向けの GNOME デスクトップ環境のデスクトップシェルです。Unity は Compiz ウィンドウマネージャのプラグインとして実装されています。

インストール

Unity を Arch Linux 上にインストールする方法は3つあります。非公式リポジトリを使う方法、AUR から行う方法、そしてソースから行う方法です。

非公式リポジトリから (推奨)

非公式の Unity リポジトリは Dropbox でホストされています:

/etc/pacman.conf
[Unity-for-Arch]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://dl.dropbox.com/u/486665/Repos/$repo/$arch

[Unity-for-Arch-Extra]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://dl.dropbox.com/u/486665/Repos/$repo/$arch

コアパッケージは Unity-for-Arch で入手できます:

# pacman -Syu
# pacman -S $(pacman -Slq Unity-for-Arch)

Unity-for-Arch-Extras の全ての追加パッケージを表示するには:

# pacman -Slq Unity-for-Arch-Extra
ヒント: オリジナルの Arch パッケージにとって代わる多くの Ubuntu パッチパッケージがあります。AUR] から freetype2-ubuntuAUR を使うことを推奨します。
ノート: 廃止された昔のリポジトリが unity.humbug.inunity.xe-xe.org で使えます。

Testing リポジトリ

最先端の機能を提供し GitHub リポジトリと常に同期する testing リポジトリも存在します。パッケージの衝突が起こる場合は、こちらのほうも推奨されます。

[Unity-for-Arch-GNOME312]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://dl.dropbox.com/u/486665/Repos/$repo/$arch

[Unity-for-Arch-Extra-GNOME312]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://dl.dropbox.com/u/486665/Repos/$repo/$arch

AUR から

メインの AUR パッケージは unityAUR です。完全な環境を作るためにインストールするべき任意の依存パッケージが多数存在します。

パッケージの中には Unity-for-Arch GitHub のパッケージを直接元にしているものもあります。

ノート:
  • AUR パッケージはやや古くなっている可能性があります。
  • バージョニングや依存関係のチェーンに多少の変質が発生するので、AUR のパッケージを非公式リポジトリと混ぜるのは推奨されません

ソースから

全ての PKGBUILD は GitHub リポジトリ で見ることができます。Unity-For-Arch は最小で動作する Unity シェルを提供し、Unity-For-Arch-Extralightdm-ubuntuAUR (Ubuntu のパッチがあてられた LightDM), ubuntu-themesAUR, unity-tweak-tool (人気の Unity 設定ツール) など追加アプリケーションを提供します。

gitインストールしてソースをビルドするディレクトリまで移動し、次を実行してください:

$ git clone https://github.com/chenxiaolong/Unity-for-Arch.git

README を開いてリストの順番通りにパッケージをビルドする (参照: Makepkg#使用方法):

$ cd <package name>
$ makepkg -sci
ヒント: LightDM を使うには、ほぼ同じ手順で lightdm-ubuntuAURlightdm-unity-greeterAURUnity-For-Arch-Extra リポジトリからインストールする必要があります。
ヒント: ソースからのインストールを完全に自動化する、このスクリプトを使うことができます。

アップデート

元のディレクトリに移動して全ての変更を pull します:

$ git pull

パッケージをアップデートする必要があるか調べます:

$ ./"What_can_I_update?.py"
ノート: 時々、特定の重要なパッケージをアップデートする場合、それに依存するパッケージも再コンパイルしなくてはならないときがあります。例えば、unityAURnuxAUR に依存しています。

トラブルシューティング

Unity の通知が動作しない

次をインストールしてください: notify-osd

画面ロックが動作しない

次をインストールしてください: gnome-screensaver-ubuntuAUR (AUR)

オンラインアカウントが動作しない

次をインストールしてください: signon-keyring-extensionAUR (AUR), gnome-keyring, telepathy (group)

ssh 鍵がキーリングに記憶されない

次をインストールしてください: gnome-keyring

KDE アプリが HUD やメニューバーに統合されない

次をインストールしてください: appmenu-qt

ファイルとフォルダのレンズが動作しない

次をインストールしてください: zeitgeist-ubuntuAUR (AUR)

デスクトップを右クリックできない

その他の問題:

  • 上のタイトルバーに 'Arch Linux Desktop' と表示されない
  • アクティブウィンドウがないときに SuperAlt などのショートカットキーが動作しない

gnome-tweak-tool をインストールしてください。gnome-tweak-tool を開いて、Desktop から Icons on DesktopON に設定します。

Unity がアップデート後停止する

次を実行:

$ compiz.reset

そして Unity セッションに再ログインしてください。

それでも Unity が動かないようなら、github に問題を報告するか、Arch Linux フォーラムのスレッドで議論してください。

ウィンドウの装飾が適切に動作しない

gnome-tweak-tool を使ってテーマを変更してみてください。また、Compiz で gtk-window-decorator が正しく起動しているか確認してください。参照: Compiz#Starting the window decorator.

ウィンドウの装飾で特定のテーマを使えない

次をインストールしてください: metacity-ubuntuAUR (AUR)

gtk-window-decorator テーマの選択に関する詳細は Compiz Configuration 記事のこのセクションを見て下さい。

GTK+ テーマが GNOME3.6 へアップデート後、汚くなる

Unity のデフォルトテーマと light テーマで起こります。次を使って下さい:

~/.config/gtk3.0/gtk.css
GtkLabel {
  background-color: @transparent;
}

ワークスペースの切り替えウィジェットが表示されない

Compiz Configuration Settings Manager ccsm で、次のオプションにチェックが入っていることを確認してください: Settings > Appearance > Behaviour > Enable workspaces

新しく開いたウィンドウがいつもスクリーンの (0,0) に配置される

次をインストールしてください: metacity-ubuntuAUR (AUR)

最大化したときもウィンドウのタイトルバーが消えない

次をインストールしてください: metacity-ubuntuAUR (AUR)

既知の問題

Indicator-messages が上手く動作しない

Pidgin などのアプリケーションは、API の変更により indicator-messagesAUR と統合することができません。上流のソフトウェアアップデートを待ってください。

参照