Xephyr

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Xephyr は X アプリケーションとして実行されるネストされた X サーバーです。

これは、不適切に記述されたアプリケーションを回避するのに有効かもしれません。例えば、Supermicro のサーバーは、java ipmi kvm viewer アプリケーションで制御されている場合があります。サーバーがリブートしている間、このアプリケーションは頻繁にウィンドウを再作成します。これは、現在のウィンドウからフォーカスを奪います。1分間に数回発生し、実際に作業を不可能にしています。同時に、このようなアプリケーションのウィンドウは、初回起動時にフォーカスを得るようにしたいので、作成時にフォーカスを得ないようにするウィンドウルールをどのように作ればよいのか、明らかではありません。xephyr を使うと、このようなウィンドウの再作成を別のウィンドウで行い、現在開いているウィンドウのフォーカスを奪わないようにすることができます。

インストール

xorg-server-xephyr パッケージをインストールしてください。

実行

ネストした X ウィンドウを実行したい場合、ディスプレイを指定する必要があります:

$ Xephyr -br -ac -noreset -screen 800x600 :1

上記のコマンドで新しい Xephyr のウィンドウが DISPLAY ":1" で起動します。ウィンドウの中にアプリケーションを起動するには、ディスプレイを指定してください:

$ DISPLAY=:1 xterm

他の WM を起動したい場合、以下のようなコマンドを実行します (例: spectrwm):

$ DISPLAY=:1 spectrwm

startx を使って xinitrc で Xephyr を起動することもできます:

$ startx -- /usr/bin/Xephyr :1