ObexFTP

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ObexFTPOBEX プロトコルの実装です。ファイルの転送に用いられます。OBEX は Bluetooth により採用され、Android ではバージョン 2.1 以降からサポートされています。

インストール

obexftpAUR パッケージをインストールしてください。

Tcl/Tk フロントエンドは obextoolAURインストールしてください。

GVFS クライアントは gnome-vfs-obexftpAURインストールしてください。

使用法

Obex Object Push

ファイルを送るには、OBEX Push サービスのチャネルを見つけてください。

$ sdptool search --bdaddr MAC_address OPUSH

そして、次のコマンドを利用してファイルをそのチャネルに対して送ってください [1]:

$ obexftp --nopath --noconn --uuid none --bluetooth MAC_address --channel channel --put file

あるいは、ussp-pushAUR を利用することもできます。OBEX Push を受け取るための ObexPushD がありますが、Arch 向けにはもはやパッケージングされていません。

ObexFTP

デバイスが Obex FTP サービスをサポートしているが、デバイスをマウントしたくない場合、obexftp コマンドを使ってデバイスへ/からファイルを転送できます。

ファイルをデバイスに送るには以下のコマンドを実行してください:

$ obexftp -b MAC_address -p /path/to/file

ファイルをデバイスから取得するには以下のコマンドを実行してください:

$ obexftp -b MAC_address -g filename
ノート: 受け取るファイルがデバイスの exchange folder 内にあることを確認してください。ファイルが exchange folder 内のサブフォルダにある場合、コマンドに正しいパスを渡してください。

ObexFS

KDE や Gnome の Bluetooth パッケージを使う以外の方法として、他のファイルシステムとして扱うことのできる電話をマウントできる ObexFS を使うというものがあります。

ノート: ObexFS を使うには、ObexFTP サービスを提供するデバイスが必要です。

以下のコマンドで、サポートされる電話をマウントしてください:

$ obexfs -b MAC_address mountpoint

使い終わったら、以下のコマンドでデバイスをアンマウントしてください:

$ fusermount -u mountpoint

他のマウントオプションは http://dev.zuckschwerdt.org/openobex/wiki/ObexFs を見てください。

ノート: マウント中の Bluetooth デバイスが読み取り専用でマウントされていないことを確認してください。これはデバイスの設定からできるはずです。デバイスが読み取り専用でマウントされている場合、デバイスにファイルを転送しようとした際にパーミッションエラーが発生するでしょう。