「GNOME/Files」の版間の差分

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Files はデフォルトでは、GNOME Shell のデスクトップウィンドウは管理しません。ただし、必要ならば Files にはデスクトップアイコンを表示する機能が存在します。デスクトップウィンドウの一番上に透明なウィンドウを描写することで Files はデスクトップアイコンを表示します。
 
Files はデフォルトでは、GNOME Shell のデスクトップウィンドウは管理しません。ただし、必要ならば Files にはデスクトップアイコンを表示する機能が存在します。デスクトップウィンドウの一番上に透明なウィンドウを描写することで Files はデスクトップアイコンを表示します。
   
デスクトップアイコンを有効にするには、{{Pkg|gnome-tweak-tool}} から ''Desktop > Icons on Desktop > ON'' を選択してください。{{ic|killall nautilus; nautilus}} を実行して Files を再起動するか、[[GNOME|GNOME]] を動かしている場合、{{ic|ALT+F2}} を押して {{ic|r}} を入力して {{ic|Enter}} を押して下さい (これで GNOME Shell が再起動します)。
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デスクトップアイコンを有効にするには、{{Pkg|gnome-tweak-tool}}{{Broken package link|置換パッケージ: {{Pkg|gnome-tweaks}}}} から ''Desktop > Icons on Desktop > ON'' を選択してください。{{ic|killall nautilus; nautilus}} を実行して Files を再起動するか、[[GNOME|GNOME]] を動かしている場合、{{ic|ALT+F2}} を押して {{ic|r}} を入力して {{ic|Enter}} を押して下さい (これで GNOME Shell が再起動します)。
   
 
または、次のコマンドを実行することでもデスクトップアイコンを有効にできます:
 
または、次のコマンドを実行することでもデスクトップアイコンを有効にできます:

2018年3月25日 (日) 18:25時点における版

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Files (バージョン 3.6 までの名前は Nautilus) は GNOME のデフォルトのファイルマネージャです。

ノート: GNOME のドキュメントやダイアログ、メニューエントリでは Files という名前が使われていますが、旧名の 'Nautilus' も複数の箇所で使われています。例えば: 実行可能ファイルの名前、パッケージの名前、デスクトップエントリ、GSettings スキーマは 'Nautilus' という名前で呼ばれます。

Files はファイルとアプリケーションを管理するのにシンプルで統合的な手段を提供します。Files を使えば以下のことが行えます:

  • フォルダやドキュメントの作成
  • ファイルやフォルダの表示
  • ファイルの検索と管理
  • スクリプトの実行とアプリケーションの起動
  • ファイルやフォルダの外観のカスタマイズ
  • コンピューターの特殊な場所のオープン
  • CD や DVD へのデータの書き込み
  • フォントのインストールと削除

インストール

Files は nautilus パッケージでインストールすることができます。このパッケージは gnome グループに含まれています。ファイルマネージャの機能#追加機能も見てください。

ノート: Files は gnome-shell パッケージに依存していませんが、gnome-desktop を必要とします。

プラグイン

Files に機能を追加するプログラムが存在します:

  • Eiciel — ファイルのプロパティウィンドウでグラフィカルに ACL を編集できる機能を追加する拡張。
http://rofi.roger-ferrer.org/eiciel/ || eicielAUR
  • Folder Color — 各アイコンの色を変更してフォルダを分かりやすくできるプラグイン。
http://foldercolor.tuxfamily.org/ || folder-color-nautilus-bzrAUR
ヒント: 上記の拡張を使うにはカラフルなアイコンが含まれているアイコンテーマが必要です。例: numix-icon-theme-gitAUR, vibrancy-colorsAUR, vivacious-colors-icon-themeAUR, humanity-icon-themeAUR, mint-x-iconsAUR
  • File Manager Actions — Files でファイルを選択したときに起動するプログラムを設定。
https://git.gnome.org/browse/filemanager-actions || filemanager-actions
  • Nautilus Admin — 「管理者として開く」や「管理者として編集する」をメニューに追加します。
https://bitbucket.org/brunonova/nautilus-admin || nautilus-adminAUR
  • Nautilus Terminal — Files に埋め込まれたターミナル。カレントフォルダで常に開かれ、ナビゲーションに従います。
http://projects.flogisoft.com/nautilus-terminal/ || nautilus-terminal
  • Send to Menu — ファイルを送信する Files のコンテキストメニュー。
http://download.gnome.org/sources/nautilus-sendto/ || nautilus-sendto
  • Seahorse Nautilus — Files の PGP 暗号化と署名。
http://git.gnome.org/browse/seahorse-nautilus/ || seahorse-nautilus
  • File Roller — 圧縮ファイルを閲覧するためのアプリケーション。
https://wiki.gnome.org/Apps/FileRoller || file-roller

設定

Files はグラフィカルに設定することができますが、設定メニューに全てのオプションがあるわけではありません。詳細なオプションは dconf-editororg.gnome.nautilus で設定できます。

デスクトップアイコン

Files はデフォルトでは、GNOME Shell のデスクトップウィンドウは管理しません。ただし、必要ならば Files にはデスクトップアイコンを表示する機能が存在します。デスクトップウィンドウの一番上に透明なウィンドウを描写することで Files はデスクトップアイコンを表示します。

デスクトップアイコンを有効にするには、gnome-tweak-tool[リンク切れ: 置換パッケージ: gnome-tweaks] から Desktop > Icons on Desktop > ON を選択してください。killall nautilus; nautilus を実行して Files を再起動するか、GNOME を動かしている場合、ALT+F2 を押して r を入力して Enter を押して下さい (これで GNOME Shell が再起動します)。

または、次のコマンドを実行することでもデスクトップアイコンを有効にできます:

$ gsettings set org.gnome.desktop.background show-desktop-icons true
ノート: GNOME Classic などのセッションは nautilus-classic デスクトップエントリを呼び出すためデスクトップアイコンは常に有効にされます。

デフォルトのアイテムビューを変更

default-folder-viewer 変数を設定することでアイテムのデフォルトビューを変更できます。例えばリストビューにするには:

$ gsettings set org.gnome.nautilus.preferences default-folder-viewer 'list-view'

場所サイドバーからフォルダを削除

表示するフォルダは ~/.config/user-dirs.dirs で指定されており、エディタを使って編集することができます。xdg-user-dirs-update を実行すると元に戻ってしまうので、ファイルのパーミッションを読み取り専用に設定することを推奨します。

常にアドレスをテキスト形式で表示

Files の標準のツールバーにはパスナビゲーションのボタンバーインターフェイスが表示されます。キーボードを使ってパスを入力するには、アドレスのテキストエントリフィールドを表示させる必要があります。Ctrl+l を押せばアドレスがテキスト形式で表示されます。

常にアドレスをテキスト形式で表示させるには、以下のように gsettings を使います:

$ gsettings set org.gnome.nautilus.preferences always-use-location-entry true
ノート: この設定を行うと、ボタンバーは表示できなくなります。両方のナビゲーションが使えるのは、この設定が false のときだけです。

ヒントとテクニック

サムネイル

ファイルマネージャの機能#サムネイルプレビューを見てください。

ときどき動画のサムネイルが表示されない場合 [1]ffmpegthumbnailer, gst-libav, gst-plugins-ugly をインストールして ~/.cache/thumbnailsfails/gnome-thumbnail-factory/ の中身を削除してください。

Files 3.6 以上で空のドキュメントを作成する

GNOME 3.6 から Files には変更が加わっています。空のドキュメントを作成するオプションは Files の右クリックメニューから削除されました。このオプションを復活させるにはホームフォルダに ~/Templates/ フォルダを作成して、このフォルダの中に空のファイルを配置する (好きなターミナルで touch ~/Templates/new をするか別のファイルマネージャを使う) 必要があります。そして Files を再起動してください。

英語以外の環境では、テンプレートディレクトリは別の名前になっていることがあります。実際のディレクトリは xdg-user-dir TEMPLATES で確認できます。

一覧表示で音声ファイルのメタデータを表示

ノート: 以下のスクリプトは多少修正が加えられています。オリジナル版は こちら にあります。

GNOME Files には一覧表示モードで音声ファイルのメタデータを表示する機能がありません。Python スクリプトを使うことでアーティスト・アルバム名・曲名・ビットレートなどの情報を追加できます。

スクリプトを使うには次のパッケージをインストールしてください: python2-nautilus, mutagen, python2-pillow, kaa-metadataAUR, python2-exiv2

パッケージをインストールしたら、bsc-v2.py スクリプトを ~/.local/share/nautilus-python/extensions に保存して Files を再起動してください (ディレクトリが存在しない場合は作成してください)。

新しいカラムが追加されたはずです。有効にするには、Preferences -> List columns から使用したいカラムにチェックしてください。

隠しファイル

他のファイルマネージャと同じように GNOME Files もデフォルトでファイルの名前がドットから始まるファイルを非表示にします。

さらに、GNOME Files ではファイルの名前が同一ディレクトリの .hidden ファイルに記載されていた場合、ファイルを表示しません (1行ごとにファイル名を記述します)。

トラブルシューティング

Files がデフォルトのファイルマネージャにならない

ディレクトリのファイルの関連付けがリセットされてしまったことが原因です。anjuta をインストールするとこのような問題が発生することがあります。

解決するには、Files を開いてフォルダを右クリックし、Open With Other Application > Files > Select を選択してください。これでディレクトリの関連付けが Files に戻ります。

上記の方法で問題が解決しない場合、ファイルマネージャの機能#ディレクトリがファイルマネージャで開かれないを見てください。

動画ファイルのサムネイルが作成されない

Intel の GPU を使用している場合に発生する totem (Nautilus の動画サムネイル作成プログラム) の問題です。gstreamer-vaapi がインストールされている場合に Totem がクラッシュします。問題が解決するまではパッケージを削除することを推奨します。

ファイルをコピーするたびに数秒間フリーズする

kdeconnect をインストールしている場合、ファイル共有モジュールがフリーズの原因かもしれません。ファイル共有を無効化してみてください。