「Fcitx5」の版間の差分
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任意の入力ボックスにカーソルを置いて {{ic|Ctrl+Alt+Shift+U}} を押し、{{ic|円1}} と入力すると、{{ic|1}} などの特殊文字が表示されます。 |
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+ | === RIME === |
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+ | ユーザーデータディレクトリは {{ic|~/.local/share/fcitx5/rime/}} です。 |
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+ | {{Note|次の例では、{{ic|luna_pinyin}}を例にしています。他の入力方式の変更を参照してください}} |
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+ | ==== Greek letters ==== |
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+ | {{ic|luna_pinyin.custom.yaml}} をカスタムファイルとしてに次のコードを追加します。 |
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+ | {{hc|luna_pinyin.custom.yaml| |
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+ | recognizer: |
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+ | patterns: |
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+ | # Use / as the identifier here |
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+ | # You can freely replace your favorite identifiers (such as: `~, .\; etc., characters that need not be displayed directly on the screen) |
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+ | # Replace the / before the Greek letter at the same time |
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+ | punct: "^/([0-9]0?{{!}}[A-Za-z]+)$" |
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+ | punctuator: |
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+ | symbols: |
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+ | # Here, the letter name is used as the code of the Greek letter, and you can replace it with your favorite code as needed. |
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+ | # For example, if you want to use a as the alpha code |
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+ | # just replace the alpha below with a |
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+ | "/alpha": ["Α", "α"] |
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+ | "/beta": ["Β", "β"] |
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+ | "/gamma": ["Γ", "γ"] |
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+ | "/delta": ["Δ", "δ"] |
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+ | "/epsilon": ["Ε", "ε"] |
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+ | "/zeta": ["Ζ", "ζ"] |
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+ | "/eta": ["Η", "η"] |
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+ | "/theta": ["Θ", "θ"] |
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+ | "/iota": ["Ι", "ι"] |
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+ | "/kappa": ["Κ", "κ"] |
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+ | "/lambda": ["Λ", "λ"] |
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+ | "/mu": ["Μ", "μ"] |
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+ | "/nu": ["Ν", "ν"] |
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+ | "/xi": ["Ξ", "ξ"] |
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+ | "/omicron": ["Ο", "ο"] |
||
+ | "/pi": ["Π", "π"] |
||
+ | "/rho": ["Ρ","ρ"] |
||
+ | "/sigma": ["Σ", "σ", "ς"] |
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+ | "/tau": ["Τ", "τ"] |
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+ | "/upsilon": ["Υ", "υ"] |
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+ | "/phi": ["Φ", "φ"] |
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+ | "/chi": ["Χ", "χ"] |
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+ | "/psi": ["Ψ", "ψ"] |
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+ | "/omega": ["Ω", "ω"] |
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+ | }} |
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+ | 例として出力 {{ic|α}} を取り、単に {{ic|/alpha}} を入力します。 |
2020年9月3日 (木) 19:56時点における版
Fcitx5 は Fcitx の後継プログラムとして開発されているインプットメソッドです。
インストール
fcitx5-im group provides fcitx5 ontology, #Configuration tool, and all #Input method module except fcitx5-qt4-gitAUR.
中国語
- fcitx5-chinese-addons には中国語に関連するアドオンが含まれています。fcitx4 にバンドルされている IME も含まれます。
- fcitx5-rime は Rime IME プロジェクトのスキーマを基にしています。
- fcitx5-chewing は libchewing に基づく繁体字の注音入力エンジンです。
日本語
- fcitx5-anthy は人気の日本語入力エンジンです。ただし、開発は滞っています。
- fcitx5-skk は libskk がベースの日本語仮名漢字入力エンジンです。
- fcitx5-mozcAUR Google 日本語入力のオープンソース版である Mozc がベース。
他の言語
- fcitx5-hangul は libhangul ベースの韓国語ハングル入力エンジンです。
- fcitx5-unikey はベトナム文字入力エンジンです。
インプットメソッドモジュール
より良いエクスペリエンスを得るために、以下のモジュールもインストールすると良いでしょう。モジュールをインストールしなくても大抵のアプリケーションでインプットメソッドは動作しますが、インプットメソッドがフリーズしたり、プレビューウィンドウの位置がずれたり、プレビューが表示されなかったりする可能性があります。
- Qt5 プログラムのモジュールは fcitx5-qt をインストールしてください。
- GTK プログラムのモジュールは fcitx5-gtk をインストールしてください。
- Qt4 プログラムのモジュールは fcitx5-qt4-gitAUR をインストールしてください。
使用方法
インプットメソッドモジュールの環境変数の設定
Fcitx5を常用する場合は、環境変数を変更する必要があります。
~/.pam_environment
GTK_IM_MODULE DEFAULT=fcitx QT_IM_MODULE DEFAULT=fcitx XMODIFIERS DEFAULT=@im=fcitx
デスクトップ環境での自動起動
デスクトップの起動時に fcitx5 の自動起動が必要な場合は、Fcitx#デスクトップ環境での自動起動 を参照してください。
設定
設定ツール
fcitx5 の設定ファイルは、~/.local/share/fcitx5
にあります。テキストエディタを使用して設定ファイルを編集できますが、GUIを使った方が明らかに便利です:
- kcm-fcitx5: KDE向けに作られた、KCMに統合された設定ツール
- fcitx5-config-qt-gitAUR: Qtフロントエンドの fcitx5 設定ツールです。kcm-fcitx5 と競合します。
テーマ
収録されているテーマは非常に少なく、GitHub でより多くのテーマを見つけることができます。
- fcitx5-material-color: このテーマはマイクロソフトの PinYin のような感じです。公式版は GitHub: Fcitx5-Material-Color にあります。README.md ファイルに1行モードの美しい感じを設定するためのガイダンスがあります。
トラブルシューティング
最新の wps は fcitx5 を使用できません
参照. WPS Office#Fcitx5 cannot input Chinese
intellij IDE で error position
一部のJavaアプリケーションは正確に位置を取得できません。Fcitx5はこの問題を修正できません [1].
絵文字が候補ボックスで異常を示しています
1. 絵文字のフォントがインストールされていることを確認します。 ( 例えば noto-fonts-emoji )
2. システムフォントを Noto Sans CJK JP
3. 次のコマンドを使用して再起動 reboot Fcitx5 :
# kill `ps -A | grep fcitx5 | awk '{print $1}'` && fcitx5&
ヒントとテクニック
選択した文字の Unicode エンコーディングを表示する方法
- 選択したテキストの Unicode エンコーディングをテキストエディタで表示する場合は、テキストを直接選択し、ショートカットキー
ctrl + alt + shift + u
を使用して、選択したテキストのエンコーディングを表示します。
- 非編集領域(この Wiki など)のテキストの Unicode エンコーディングを表示する場合は、まずテキストをクリップボードにコピーしてから、編集可能な領域(検索ボックスなど)をクリックする必要があります。 次に、ショートカットキー
ctrl + alt + shift + u
を使用して、クリップボード内のテキストのエンコーディングを表示できます。
特殊文字を入力
一般に、≤
、ā
、á
、©
などの単純な記号は、コンポーズキーの設定 から入力できますが 2
、3
、4
などの特殊記号の場合は、次のいずれかをカスタマイズします ~/XCompose
または、Fcitx5 の Unicode 関数を使用します。
1
を例にとってみましょう。
任意の入力ボックスにカーソルを置いて Ctrl+Alt+Shift+U
を押し、円1
と入力すると、1
などの特殊文字が表示されます。
RIME
ユーザーデータディレクトリは ~/.local/share/fcitx5/rime/
です。
Greek letters
luna_pinyin.custom.yaml
をカスタムファイルとしてに次のコードを追加します。
luna_pinyin.custom.yaml
recognizer: patterns: # Use / as the identifier here # You can freely replace your favorite identifiers (such as: `~, .\; etc., characters that need not be displayed directly on the screen) # Replace the / before the Greek letter at the same time punct: "^/([0-9]0?|[A-Za-z]+)$" punctuator: symbols: # Here, the letter name is used as the code of the Greek letter, and you can replace it with your favorite code as needed. # For example, if you want to use a as the alpha code # just replace the alpha below with a "/alpha": ["Α", "α"] "/beta": ["Β", "β"] "/gamma": ["Γ", "γ"] "/delta": ["Δ", "δ"] "/epsilon": ["Ε", "ε"] "/zeta": ["Ζ", "ζ"] "/eta": ["Η", "η"] "/theta": ["Θ", "θ"] "/iota": ["Ι", "ι"] "/kappa": ["Κ", "κ"] "/lambda": ["Λ", "λ"] "/mu": ["Μ", "μ"] "/nu": ["Ν", "ν"] "/xi": ["Ξ", "ξ"] "/omicron": ["Ο", "ο"] "/pi": ["Π", "π"] "/rho": ["Ρ","ρ"] "/sigma": ["Σ", "σ", "ς"] "/tau": ["Τ", "τ"] "/upsilon": ["Υ", "υ"] "/phi": ["Φ", "φ"] "/chi": ["Χ", "χ"] "/psi": ["Ψ", "ψ"] "/omega": ["Ω", "ω"]
例として出力 α
を取り、単に /alpha
を入力します。