「Git」の版間の差分
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{{Related|Gitweb}} |
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+ | {{Related|HTTP トンネリング#Git のトンネリング}} |
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* プロジェクトのコミュニティを観測してどうやったら適合できるか考えましょう。プロジェクトの方向性を理解するために、ドキュメントやリポジトリの[[#履歴とバージョニング|ログ]]を読むのも大切です。 |
* プロジェクトのコミュニティを観測してどうやったら適合できるか考えましょう。プロジェクトの方向性を理解するために、ドキュメントやリポジトリの[[#履歴とバージョニング|ログ]]を読むのも大切です。 |
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* コミットを pull するようにリクエストしたり、パッチを送るときは、できるかぎりパッチを短くして説明を付加するようにしましょう。メンテナがあなたの変更箇所を理解するための手助けとなり、マージするか、もしくは修正を加えるよう要求すべきか判断する基準にもなります。 |
* コミットを pull するようにリクエストしたり、パッチを送るときは、できるかぎりパッチを短くして説明を付加するようにしましょう。メンテナがあなたの変更箇所を理解するための手助けとなり、マージするか、もしくは修正を加えるよう要求すべきか判断する基準にもなります。 |
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+ | * リジェクトされたとしても、落胆する必要はありません。所詮他人のプロジェクトです。リクエストが重要な場合、出来るかぎり分かりやすく根気よくリクエストの理由を説明しましょう。いつかは解決に導かれるはずです。 |
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− | * If a contribution is rejected, do not get discouraged, it is their project after all. If it is important, discuss the reasoning for the contribution as clearly and as patiently as possible: with such an approach a resolution may eventually be possible. |
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==== リポジトリを複製 ==== |
==== リポジトリを複製 ==== |
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+ | プロジェクトへの貢献を始めるには、まずリポジトリを ''clone'' します: |
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− | To begin contributing to a project, '''clone''' its repository: |
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$ git clone ''location'' ''folder'' |
$ git clone ''location'' ''folder'' |
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$ git config --global diff.tool vimdiff |
$ git config --global diff.tool vimdiff |
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− | + | 詳しくは [https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/docs/git-config.html git-config(1)] や [http://git-scm.com/book/en/v2/Customizing-Git-Git-Configuration Git Configuration] を見て下さい。 |
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− | === |
+ | === 認証の高速化 === |
+ | Git サーバーにプッシュする度に認証が面倒なのをなんとかしたいと思っている場合、以下を使って下さい。 |
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− | Often if you find yourself pushing constantly to a few common servers, you may wish to remove the hassle of setting your username for each repository. |
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+ | * SSH 鍵を使って認証している場合、[[SSH 鍵#SSH エージェント|SSH エージェント]]を使って下さい。[[SSH#SSH の高速化]] や [[SSH#Keep alive]] も参照。 |
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− | If you do not already have the keys created, make them now. |
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+ | * ユーザー名とパスワードを使って認証している場合、サーバーが SSH をサポートしているなら [[SSH 鍵]]に切り替えてください。もしくは [https://git-scm.com/docs/git-credential-cache git-credential-cache] や [https://git-scm.com/docs/git-credential-store git-credential-store] を使ってみて下さい。 |
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− | |||
− | $ ssh-keygen -N ’’ -b 4096 -t rsa -f ~/.ssh/aur -C "''user@domain.com''" |
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− | $ ssh-keygen -N ’’ -b 4096 -t rsa -f ~/.ssh/github -C "''user@domain.com''" |
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− | |||
− | Add the resulting public keys to your accounts. |
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− | |||
− | Additionally, reusing the same SSH connection will drastically improve the time {{ic|git push}} takes. |
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− | $ mkdir -p ~/.ssh/sockets/ |
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− | |||
− | You may wish to adjust the {{ic|ServerAliveInterval}} depending on your connection. |
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− | |||
− | {{hc|~/.ssh/config| |
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− | Host * |
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− | ControlMaster auto |
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− | ControlPath ~/.ssh/sockets/%r@%h-%p |
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− | ControlPersist 8760h |
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− | '''ServerAliveInterval 5''' |
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− | ServerAliveCountMax 1 |
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− | TCPKeepAlive yes |
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− | |||
− | Host aur-dev.archlinux.org |
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− | IdentityFile ~/.ssh/aur |
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− | User aur |
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− | Port 2222 |
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− | |||
− | Host github.com |
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− | IdentityFile ~/.ssh/github |
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− | User [username here] |
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− | }} |
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=== デフォルトプロトコル === |
=== デフォルトプロトコル === |
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|} |
|} |
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− | {{ic|GIT_PS1_SHOWUPSTREAM}} |
+ | 変更を適用するには {{ic|GIT_PS1_SHOWUPSTREAM}} を {{ic|auto}} に設定する必要があります。 |
{{Note|If you experience that {{ic|$(__git_ps1)}} returns {{ic|((unknown))}}, then there is a {{ic|.git}} folder in your current directory which does not contain any repository, and therefore Git does not recognize it. This can, for example, happen if you mistake Git's configuration file to be {{ic|~/.git/config}} instead of {{ic|~/.gitconfig}}.}} |
{{Note|If you experience that {{ic|$(__git_ps1)}} returns {{ic|((unknown))}}, then there is a {{ic|.git}} folder in your current directory which does not contain any repository, and therefore Git does not recognize it. This can, for example, happen if you mistake Git's configuration file to be {{ic|~/.git/config}} instead of {{ic|~/.gitconfig}}.}} |
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{{ic|git-daemon.socket}} を[[起動|起動・有効化]]してください。 |
{{ic|git-daemon.socket}} を[[起動|起動・有効化]]してください。 |
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+ | デーモンは以下のオプションで起動します: |
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− | The daemon is started with the following options: |
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ExecStart=-/usr/lib/git-core/git-daemon --inetd --export-all --base-path=/srv/git |
ExecStart=-/usr/lib/git-core/git-daemon --inetd --export-all --base-path=/srv/git |
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+ | {{ic|/srv/git/}} に置かれたリポジトリがデーモンによって認識されます。次のようなコマンドでクライアントで接続できます: |
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− | Repositories placed in {{ic|/srv/git/}} will be recognized by the daemon. Clients can connect with something similar to: |
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$ git clone git://''location''/''repository''.git |
$ git clone git://''location''/''repository''.git |
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=== アクセス権限の設定 === |
=== アクセス権限の設定 === |
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− | + | 読み書きアクセスを制限したいときは、標準の Unix パーミッションを使います。詳しくは http://sitaramc.github.com/gitolite/doc/overkill.html{{Dead link|2013|11|06}} ([https://web.archive.org/web/20111004134500/http://sitaramc.github.com/gitolite/doc/overkill.html archive.org mirror]) を参照してください。 |
|
より細かいアクセス管理については、[[gitolite]] や [[en2:gitosis|gitosis]] を参照してください。 |
より細かいアクセス管理については、[[gitolite]] や [[en2:gitosis|gitosis]] を参照してください。 |
2015年11月8日 (日) 22:56時点における版
Git は Linux カーネルの創設者である Linus Torvalds によって設計・開発されたバージョン管理システム (VCS) です。現在 Git は Linux カーネルのソースの管理だけでなく、様々な他のプロジェクトにも使われており、Arch Linux プロジェクトもそれに含まれます。
インストール
Git の補助ツールを使いたい場合は、必要に応じて任意の依存パッケージもインストールしてください。GUI ツール (例: gitk や git gui) は tk パッケージを必要とし、インストールしていない場合エラーで起動できません:
/usr/bin/gitk: line 3: exec: wish: not found.
また、GUI ツールは gsfonts を必要とし、インストールしていない場合セグメンテーション違反でクラッシュします。
Git SVN ブリッジ (git svn) を使いたい場合は perl-term-readkey も必要です。インストールしていない場合、次のエラーが表示されます:
Can't locate Term/ReadKey.pm in @INC (you may need to install the Term::ReadKey module)
基本設定
Git を使うには少なくとも名前とメールアドレスを設定する必要があります:
$ git config --global user.name "John Doe" $ git config --global user.email "johndoe@foobar.com"
他の設定については #高度な設定 を見て下さい。
基本的な使い方
このチュートリアルでは Git によるプロジェクトの基本的な分散バージョン管理について説明します。典型的な Git のワークフローは以下の通りです:
- 新しいプロジェクトを作成、またはリモートのプロジェクトを複製する。
- ブランチを作成して変更を加え、変更をコミットする。
- コミットを統合して上手くまとめて分かりやすくする。
- メインのブランチにコミットをマージする。
- (任意) 変更をリモートサーバーにプッシュする。
ローカルリポジトリ
ステージング
新しいリポジトリを作成:
$ git init
リポジトリの変更を記録するには、先にインデックスまたはステージングエリア (ステージングとも呼ばれます) に変更を追加する必要があります。ファイルを追加するには:
$ git add file1 file2
ファイルを全て追加:
$ git add .
ステージングからファイルを削除 (--cached
を付けるとファイルを実際には削除しません):
$ git rm (--cached) file
ファイルを全て削除:
$ git rm --cached -r .
または:
$ git reset HEAD -- .
上記の HEAD
は現在の版の「シンボル参照」です。
ファイルの名前を変更:
$ git mv file1 file2
ファイルのリストを表示:
$ git ls-files
上記のコマンドはデフォルトでステージングエリアのファイルを表示します (--cached
ファイル)。
変更をコミット
コンテンツをステージングに記録したら、次のコマンドでコミットします:
$ git commit -m "First commit."
-m
, --message
オプションを使うことで短いメッセージを残せます: オプションを省略した場合、事前に設定していたエディタが起動して長いメッセージを書くことができます。
過去に戻ってコミットメッセージを編集:
$ git commit --amend -m "Message."
この記事で使われるコマンドの多くはコミットを引数として指定します。コミットは以下の形式のどれかで指定することが可能です:
- 40文字の SHA-1 ハッシュ (大抵は最初の7文字くらいで一意に識別できます)。
- ブランチやタグの名前といったコミットのラベル。
HEAD
ラベルはチェックアウトされた最新のコミットを示します (git checkout
を使って古いコミットまで歴史を戻していない限り、ブランチの頭になります)。- 上記に加えて
~
を付けることで前のコミットを指定できます。例えば、HEAD~
はHEAD
の一つ前のコミット、HEAD~5
はHEAD
の五つ前のコミットを指します。
変更を閲覧
コミット間の差分を表示:
$ git diff HEAD HEAD~3
ステージングエリアと作業ツリーの差分を表示:
$ git diff
変更の要点を表示:
$ git status
変更の履歴を表示 ("-N" は表示する直近のコミット数):
$ git log (-N)
ブランチの作成
基本的に、修正や新しい機能などはブランチでテストします。変更が問題ないようだったら、デフォルトのブランチ (master) にマージします。ブランチを作成するときは、目的に適った名前を付けて下さい:
$ git branch help-section-addition
ブランチを一覧:
$ git branch
ブランチを切り替え:
$ git checkout branch
ブランチを作成して切り替え:
$ git checkout -b branch
ブランチを master ブランチにマージ:
$ git checkout master $ git merge branch
変更が衝突しない場合はマージされます。衝突する場合は衝突箇所が記録されます。git diff
を使ってどこで衝突しているのか確認することができるので、手動で衝突の解消をする必要があります。
ブランチが不要になったら、次のコマンドで削除します:
$ git branch -d branch
共同作業
エチケット
- 既存のプロジェクトに貢献しようと考えた場合、プロジェクトのライセンスを確認しましょう。コードの変更についてかなり制限がかけられている場合もあります。ライセンスによっては、コードの所有権について論争が生まれることも考えられます。
- プロジェクトのコミュニティを観測してどうやったら適合できるか考えましょう。プロジェクトの方向性を理解するために、ドキュメントやリポジトリのログを読むのも大切です。
- コミットを pull するようにリクエストしたり、パッチを送るときは、できるかぎりパッチを短くして説明を付加するようにしましょう。メンテナがあなたの変更箇所を理解するための手助けとなり、マージするか、もしくは修正を加えるよう要求すべきか判断する基準にもなります。
- リジェクトされたとしても、落胆する必要はありません。所詮他人のプロジェクトです。リクエストが重要な場合、出来るかぎり分かりやすく根気よくリクエストの理由を説明しましょう。いつかは解決に導かれるはずです。
リポジトリを複製
プロジェクトへの貢献を始めるには、まずリポジトリを clone します:
$ git clone location folder
location
can be either a path or network address. Also, when cloning is done, the location is recorded so just a git pull
will be needed later.
プルリクエスト
After making and committing some changes, the contributor can ask the original author to merge them. This is called a pull request. To pull:
$ git pull location master
The pull command combines both fetching and merging. If there are conflicts (e.g. the original author made changes in the same time span), then it will be necessary to manually fix them.
Alternatively, the original author can pick the changes wanting to be incorporated. Using the fetch option (and log option with a special FETCH_HEAD
symbol), the contents of the pull request can be viewed before deciding what to do:
$ git fetch location master $ git log -p HEAD..FETCH_HEAD $ git merge location master
リモートの使用
Remotes are tracked repositories, a label defining a location. They are commonly used for frequently accessed repositories. Create a remote:
$ git remote add label location
Fetch a remote:
$ git fetch label
Show differences between master and a remote master:
$ git log -p master..label/master
View remotes for the current repository:
$ git remote -v
When defining a remote that is a parent of the fork (the project lead), it is defined as upstream.
リポジトリにプッシュ
After being given rights from the original authors, push changes with:
$ git push location branch
When git clone
is performed, it records the original location and gives it a remote name of origin
. So what typically is done is this:
$ git push origin master
If the --set-upstream
option is used, the location is recorded so the next time just a git push
is necessary.
マージの対処
See Basic Merge Conflicts in the Git Book for a detailed explanation on how to resolve merge conflicts. Merges are generally reversible. If wanting to back out of a merge one can usually use the --abort
command (e.g. git merge --abort
or git pull --abort
).
メーリングリストにパッチを送信
メーリングリストに直接パッチを送る場合、次のパッケージをインストールする必要があります: perl-authen-sasl, perl-net-smtp-ssl, perl-mime-tools。
ユーザー名とメールアドレスを設定したか確認してください、#基本設定を参照。
メールアドレスを設定:
$ git config --global sendemail.smtpserver smtp.gmail.com $ git config --global sendemail.smtpserverport 587 $ git config --global sendemail.smtpencryption tls $ git config --global sendemail.smtpuser foobar@gmail.com
これでメーリングリストにパッチを送信することができます (OpenEmbedded:How to submit a patch to OpenEmbedded#Sending patches を参照):
$ git add filename $ git commit -s $ git send-email --to=openembedded-core@lists.openembedded.org --confirm=always -M -1
履歴とバージョニング
履歴の検索
git log
では履歴とコミットのチェックサムや作者、日付、ショートメッセージを表示します。チェックサムはコミットオブジェクトのオブジェクト名であり、通常は40文字の SHA-1 ハッシュになります。履歴とロングメッセージを表示するには ("checksum" は一意であるかぎり短く省略できます):
$ git show (checksum)
追跡されているファイルをパターン検索:
$ git grep pattern
.c
と .h
ファイルを検索:
$ git grep pattern -- '*.[ch]'
バージョニングとリリース
Tag commits for versioning:
$ git tag 2.14 checksum
Tagging is generally done for releasing/versioning but it can be any string. Generally annotated tags are used, because they get added to the Git database. Tag the current commit with:
$ git tag -a 2.14 -m "Version 2.14"
List tags:
$ git tag -l
Delete a tag:
$ git tag -d 2.08
Update remote tags with a separate:
$ git push --tags
コミットの修正
Before submitting a pull request it may be desirable to consolidate/organize the commits. This is done with the git rebase
interactive option:
$ git rebase -i checksum
This will open the editor with a summary of all the commits in the range specified; in this case including the newest (HEAD
) back to, but excluding, commit checksum
. Or to use a number notation, use for example HEAD~3
, which will rebase the last three commits:
pick d146cc7 Mountpoint test. pick 4f47712 Explain -o option in readme. pick 8a4d479 Rename documentation.
Editing the action in the first column will dictate how the rebase will be done. The options are:
pick
— Apply this commit as is (the default).edit
— Edit files and/or commit message.reword
— Edit commit message.squash
— Merge/fold into previous commit.fixup
— Merge/fold into previous commit discarding its message.
The commits can be re-ordered or erased from the history (but be very careful with these). After editing the file, Git will perform the specified actions; if prompted to resolve merge problems, fix them and continue with git rebase --continue
or back out with the git rebase --abort
command.
高度な設定
Git は INI タイプの設定ファイルから設定を読み込みます:
- 各リポジトリにはリポジトリごとの設定を記述した
.git/config
ファイルが含まれます。 - 各ユーザーの
$HOME/.gitconfig
ファイルがフォールバックとして使われます。 - システム全体のデフォルト設定としては
/etc/gitconfig
が使われます。
These files can be edited directly, but the usual method is to use git config
, as shown in the examples below.
List the currently set variables:
$ git config {--local,--global,--system} --list
$ git config --global core.editor "nano -w"
Set the default push action:
$ git config --global push.default simple
git difftool
で使用するツールを設定 (デフォルトでは meld になっています):
$ git config --global diff.tool vimdiff
詳しくは git-config(1) や Git Configuration を見て下さい。
認証の高速化
Git サーバーにプッシュする度に認証が面倒なのをなんとかしたいと思っている場合、以下を使って下さい。
- SSH 鍵を使って認証している場合、SSH エージェントを使って下さい。SSH#SSH の高速化 や SSH#Keep alive も参照。
- ユーザー名とパスワードを使って認証している場合、サーバーが SSH をサポートしているなら SSH 鍵に切り替えてください。もしくは git-credential-cache や git-credential-store を使ってみて下さい。
デフォルトプロトコル
上述のように SSH で多重接続することで、Git over SSH の方が HTTPS よりも高速になります。また、(AUR など) サーバーによっては SSH を介して push することもできます。例えば、以下の設定をすると AUR でホストされているリポジトリで Git over SSH を設定します。
~/.gitconfig
[url "ssh://aur@aur.archlinux.org/"] insteadOf = https://aur.archlinux.org/ insteadOf = http://aur.archlinux.org/ insteadOf = git://aur.archlinux.org/
Bash 補完
Bash の補完を有効にするには、Bash のスタートアップファイルで /usr/share/git/completion/git-completion.bash
を source してください。もしくは、bash-completion をインストールしてください。
Git プロンプト
Git パッケージにはプロンプトスクリプトが付属しています。プロンプトを有効にするには、シェルのスタートアップファイルで /usr/share/git/completion/git-prompt.sh
スクリプトを source して、%s
パラメータでカスタムプロンプトを設定してください:
Git リポジトリのディレクトリに移動すると、プロンプトはブランチの名前を表示するようになります。他の情報もプロンプトに表示させるよう設定できます:
シェル変数 | 情報 |
---|---|
GIT_PS1_SHOWDIRTYSTATE | + for staged, * if unstaged. |
GIT_PS1_SHOWSTASHSTATE | $ if something is stashed. |
GIT_PS1_SHOWUNTRACKEDFILES | % if there are untracked files. |
GIT_PS1_SHOWUPSTREAM | <,>,<> behind, ahead, or diverged from upstream. |
変更を適用するには GIT_PS1_SHOWUPSTREAM
を auto
に設定する必要があります。
高度な使い方
変更量を視覚的に表示するには:
$ git diff --stat
git log
with forking representation:
$ git log --graph --oneline --decorate
git log
graph alias (i.e. git graph
will show a decorated version):
$ git config --global alias.graph 'log --graph --oneline --decorate'
Reset to previous commit (very dangerous, erases everything to specified commit):
$ git reset --hard HEAD^
If a repository address gets changed, its remote location will need to be updated:
$ git remote set-url origin git@address:user/repo.git
Signed-off-by line append (a name-email signature is added to the commit which is required by some projects):
$ git commit -s
Signed-off-by automatically append to patches (when using git format-patch commit
):
$ git config --local format.signoff true
Commit specific parts of files that have changed. This is useful if there are a large number of changes made that would be best split into several commits:
$ git add -p
マスター以外のブランチで作業
Occasionally a maintainer will ask that work be done on a branch. These branches are often called devel
or testing
. Begin by cloning the repository.
To enter another branch beside master (git clone
only shows master branch but others still exist, git branch -a
to show):
$ git checkout -b branch origin/branch
Now edit normally; however to keep the repository tree in sync be sure to use both:
$ git pull --all $ git push --all
Git サーバー
様々なプロトコルによるリポジトリへの接続を設定する方法。
SSH
SSH プロトコルを使うには、まず SSH 公開鍵を設定します。SSH 鍵のガイドに従って設定してください。SSH サーバーを設定する方法は、SSH を見て下さい。
With SSH working and a key generated, paste the contents of ~/.ssh/id_rsa.pub
to ~/.ssh/authorized_keys
(be sure it is all on one line). Now the Git repository can be accessed with SSH by doing:
$ git clone user@foobar.com:my_repository.git
You should now get an SSH yes/no question, if you have the SSH client setting StrictHostKeyChecking
set to ask
(the default). Type yes
followed by Enter
. Then you should have your repository checked out. Because this is with SSH, you also have commit rights now.
To modify an existing repository to use SSH, the remote location will need to be redefined:
$ git remote set-url origin git@localhost:my_repository.git
Connecting on a port other than 22 can be configured on a per-host basis in /etc/ssh/ssh_config
or ~/.ssh/config
. To set up ports for a repository, if the repository is in ~/
and using 443 for the port:
~/.git/config
[remote "origin"] url = ssh://user@foobar.com:443/~my_repository/repo.git
Smart HTTP
Git is able to use the HTTP(S) protocol as efficiently as the SSH or Git protocols, by utilizing the git-http-backend. Furthermore it is not only possible to clone or pull from repositories, but also to push into repositories over HTTP(S).
The setup for this is rather simple as all you need to have installed is the Apache web server (apache, with mod_cgi
, mod_alias
, and mod_env
enabled) and of course, git.
Once you have your basic setup running, add the following to your Apache configuration file, which is usually located at:
/etc/httpd/conf/httpd.conf
<Directory "/usr/lib/git-core*"> Require all granted </Directory> SetEnv GIT_PROJECT_ROOT /srv/git SetEnv GIT_HTTP_EXPORT_ALL ScriptAlias /git/ /usr/lib/git-core/git-http-backend/
This assumes your Git repositories are located at /srv/git
and that you want to access them via something like: http(s)://your_address.tld/git/your_repo.git
.
For more detailed documentation, visit the following links:
- http://progit.org/2010/03/04/smart-http.html
- https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/docs/v1.7.10.1/git-http-backend.html
Git
git-daemon.socket
を起動・有効化してください。
デーモンは以下のオプションで起動します:
ExecStart=-/usr/lib/git-core/git-daemon --inetd --export-all --base-path=/srv/git
/srv/git/
に置かれたリポジトリがデーモンによって認識されます。次のようなコマンドでクライアントで接続できます:
$ git clone git://location/repository.git
アクセス権限の設定
読み書きアクセスを制限したいときは、標準の Unix パーミッションを使います。詳しくは http://sitaramc.github.com/gitolite/doc/overkill.html[リンク切れ 2013-11-06] (archive.org mirror) を参照してください。
より細かいアクセス管理については、gitolite や gitosis を参照してください。