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[[Category:スタック型ウィンドウマネージャ]]
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'''JWM''' (Joe's Window Manager) は [[Wikipedia:ja:C言語|C]] で書かれた [[Xorg]] 向けの軽量 [[ウィンドウマネージャ]] です。現在開発が進められており [http://joewing.net/about.html Joe Wingbermuehle] によって保守されています。
'''JWM''' (Joe's Window Manager) は [[Wikipedia:ja:C言語|C]] で書かれた [[Xorg]] 向けの軽量 [[ウィンドウマネージャ]] です。現在開発が進められており [http://joewing.net/about.html Joe Wingbermuehle] によって保守されています。


== インストール ==
== インストール ==


{{Pkg|jwm}} を[[インストール]]してください。
{{Pkg|jwm}} を [[インストール]] してください。

{{Warning|Recent SVN snapshots (e.g. 500) have migrated to Mod key masks (e.g. {{ic|H}} to {{ic|4}}).|}}


== JWM の起動 ==
== JWM の起動 ==


[[ディスプレイマネージャ]] を使用して JWM セッションを開始できます。あるいは、[[xinit]] を使用して jwm を実行することもできます。
xinit プログラムを実行して X サーバーと JWM クライアントプログラムを起動してください:

$ xinit /usr/bin/jwm

もしくは、[[xinitrc]] に {{ic|exec /usr/bin/jwm}} を追加してください。詳しくは[[ログイン時に X を起動]]を参照。


== 設定 ==
== 設定 ==


設定は単一の [[Wikipedia:ja:XML|XML]] ファイルで行います。パネルやボタンや[[Wikipedia:ja:タスクバー|システムトレイ]]ドックの設定がカスタマイズできます。サンプル設定ファイルが {{ic|/etc/system.jwmrc}} にあり、これをユーザーごとの設定ファイル {{ic|~/.jwmrc}} にコピーできます:
設定は単一の [[Wikipedia:ja:XML|XML]] ファイルで行います。パネルやボタンや [[Wikipedia:ja:タスクバー|システムトレイ]] ドックの設定がカスタマイズできます。サンプル設定ファイルが {{ic|/etc/system.jwmrc}} にあり、これをユーザーごとの設定ファイル {{ic|~/.jwmrc}} にコピーして下さい:


$ cp -i /etc/system.jwmrc ~/.jwmrc
$ cp -i /etc/system.jwmrc ~/.jwmrc
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このファイルを編集することで環境を作成します。利用できるタグ・属性・値の完全なリストは [http://joewing.net/projects/jwm/config-2.3.html JWM Configuration] を見て下さい。
このファイルを編集することで環境を作成します。利用できるタグ・属性・値の完全なリストは [http://joewing.net/projects/jwm/config-2.3.html JWM Configuration] を見て下さい。


=== 自動起動 ===
{{Note|The rolling content of JWM Configuration is based on the latest SVN snapshot and may not reflect the options available in the the current release.}}


起動時に1つ以上のコマンドを実行するには、設定ファイルに {{ic|StartupCommand}} セクションを追加します。例:
=== 選択タグの概要 ===


{{hc|~/.jwmrc|
[http://joewing.net/projects/jwm/config.html JWM Configuration] を参照。
<StartupCommand>
feh --randomize --bg-fill ~/backgrounds/*
xterm -geometry 100x30 &
numlockx
</StartupCommand>
}}


== ヒントとテクニック ==
== ヒントとテクニック ==
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もしくは、{{ic|<Key>}} を使ってコマンドを適当なキーにバインドしてください。
もしくは、{{ic|<Key>}} を使ってコマンドを適当なキーにバインドしてください。


詳しくは[[ユーザーにシャットダウンを許可]]を参照。
詳しくは [[ユーザーにシャットダウンを許可]] を参照。


==== Conky ====
==== Conky ====
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<Option>sticky</Option>
<Option>sticky</Option>
</Group>
</Group>
}}

=== 最小ビルド ===

メニューアイコンを使わないようにしたり [[Wikipedia:ja:Xft|Xft]] フォントを無効化することで UI のレスポンスを少しだけ向上させることができます。さらに、カスタムビルドによって外部ライブラリのサポートを削除することで反応性が上がります。副次効果としてリソースの消費量も減ります。Xft サポートを有効にして Xft フォントを使うようにコンパイルした最小ビルドでは、常駐メモリを約 3MB、共有メモリを約 1.5 MB 使用します。Xft サポートを省いてコンパイルすると使用メモリがそれぞれ 1.5 MB 以下、約 1.2 MB になります。詳しくは [[Arch Build System]] のページを見て下さい。

==== PKGBUILD の例 ====

{{hc|PKGBUILD|2=
pkgname=jwm
pkgver=2.1.0
pkgrel=3
pkgdesc="A lightweight window manager for the X11 Window System"
arch=('i686' 'x86_64')
url="http://joewing.net/programs/jwm/"
license=('GPL2')
depends=('libx11')
backup=('etc/system.jwmrc')
source=(http://joewing.net/programs/jwm/releases/jwm-$pkgver.tar.bz2)
md5sums=('e8fab21b2410eb82032b7c3472af642c')

build() {
cd "$srcdir/$pkgname-$pkgver"
./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc --disable-fribidi \
--disable-confirm --disable-icons --disable-png \
--disable-xpm --disable-jpeg --disable-xinerama \
--disable-xft --disable-xrender --disable-debug
make
}

package() {
cd "$srcdir/$pkgname-$pkgver"
make BINDIR="$pkgdir/usr/bin" MANDIR="$pkgdir/usr/share/man" \
SYSCONF="$pkgdir/etc" install
}
}}
}}


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}}
}}


* 詳しくは {{ic|xfontsel}} の [[man ページ]]や [[X Logical Font Description]] の記事を読んで下さい。
* 詳しくは {{ic|xfontsel}} の [[man ページ]] や [[X Logical Font Description]] の記事を読んで下さい。


=== 手動タイル ===
=== 手動タイル ===
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<Key mask="H" key="Right">exec:manage.py right</Key>
<Key mask="H" key="Right">exec:manage.py right</Key>


{{Note|{{ic|env}} コマンドを実行して、現在のユーザーの変更された環境を一覧表示します。}}
{{Note|Run the {{ic|env}} command to list the modified environments of the current user.}}


== トラブルシューティング ==
== トラブルシューティング ==

2025年2月21日 (金) 00:58時点における最新版

JWM (Joe's Window Manager) は C で書かれた Xorg 向けの軽量 ウィンドウマネージャ です。現在開発が進められており Joe Wingbermuehle によって保守されています。

インストール

jwmインストール してください。

JWM の起動

ディスプレイマネージャ を使用して JWM セッションを開始できます。あるいは、xinit を使用して jwm を実行することもできます。

設定

設定は単一の XML ファイルで行います。パネルやボタンや システムトレイ ドックの設定がカスタマイズできます。サンプル設定ファイルが /etc/system.jwmrc にあり、これをユーザーごとの設定ファイル ~/.jwmrc にコピーして下さい:

$ cp -i /etc/system.jwmrc ~/.jwmrc

このファイルを編集することで環境を作成します。利用できるタグ・属性・値の完全なリストは JWM Configuration を見て下さい。

自動起動

起動時に1つ以上のコマンドを実行するには、設定ファイルに StartupCommand セクションを追加します。例:

~/.jwmrc
<StartupCommand>
feh --randomize --bg-fill ~/backgrounds/*
xterm -geometry 100x30 &
numlockx
</StartupCommand>

ヒントとテクニック

<Tasklist> のコントラストの改善

デフォルトの <Tasklist> の設定を変更することでデフォルトの <MenuStyle> とアクティブ時の <WindowStyle> のコントラストスタイルを調和させることができます:

<TaskListStyle>
    <ActiveForeground>black</ActiveForeground>
    <ActiveBackground>gray90:gray70</ActiveBackground>
</TaskListStyle>

<TaskListStyle>
    <ActiveForeground>white</ActiveForeground>
    <ActiveBackground>#70849d:#2e3a67</ActiveBackground>
</TaskListStyle>

ログアウトとリフレッシュ

<Exit/> (Logout) は現在の X サーバーからログアウトするメニューコマンドです。

<Restart/> (Refresh) は設定ファイルを再初期化してメニューとキーバインドを更新するメニューコマンドタグです。

<Restart/><Exit/> は以下のような記述を使うことで Ctrl+Alt 修飾キーにバインドすることができます:

<Key mask="CA" key="r">exec:jwm -restart</Key>
<Key mask="CA" key="e">exec:jwm -exit</Key>

再起動とシャットダウン

systemd が入っている環境では RestartPoweroff メニューオプションを使って再起動・シャットダウンできます。

<Program label="Restart">systemctl reboot</Program>
<Program label="Poweroff">systemctl poweroff</Program>

もしくは、<Key> を使ってコマンドを適当なキーにバインドしてください。

詳しくは ユーザーにシャットダウンを許可 を参照。

Conky

<StartupCommand> から Conky を実行することで様々なデータを表示することが可能です (例: ノートパソコンのバッテリー残量や AC アダプタの状態)。xfdesktop が Conky と衝突することがあります。以下の方法で回避できます:

  1. Conky FAQ を見て ~/.conkyrc を編集
  2. ~/.jwmrc<Group> Conky を作成して以下の <Option> タグを指定:
<Group>
    <Class>Conky</Class>
    <Option>nolist</Option>
    <Option>noborder</Option>
    <Option>notitle</Option>
    <Option>sticky</Option>
</Group>

最小フォント

<WindowStyle>
-*-fixed-*-r-*-*-10-*-*-*-*-*-*-*

<TaskListStyle>
-*-fixed-*-r-*-*-13-*-*-*-*-*-*-*

<TrayStyle>
-*-fixed-*-r-*-*-13-*-*-*-*-*-*-*

手動タイル

Poor Man's Tiling Window Manager を使うことで JWM にタイリングのサポートを追加することができます。manage.pyPATH を通すことで、様々なタイリング操作をキーに割り当てることができます。例:

<Key mask="H" key="Up">exec:manage.py swap</Key>
<Key mask="H" key="Down">exec:manage.py cycle</Key>
<Key mask="H" key="Left">exec:manage.py left</Key>
<Key mask="H" key="Right">exec:manage.py right</Key>
ノート env コマンドを実行して、現在のユーザーの変更された環境を一覧表示します。

トラブルシューティング

ログの確認

X が tty1 で動作していない場合、Ctrl+Alt+F1 で標準出力のエラーとメッセージを確認できます。ターミナルに出力された文字をログに記録する方法は script(1) を見て下さい。

compton を使用している場合に全てのウィンドウが透過する

~/.jwmrc でウィンドウの透過度を設定してください:

<Inactive>
  <Opacity>1,0</Opacity>
</Inactive>

ターミナルウィンドウが完全に最大化しない

~/.jwmrc にグループを追加して iignore オプションを設定してください。例:

<Group>
 <Class>URxvt</Class>
 <Option>iignore</Option>
</Group>

設定の変更の確認

JWM の設定をチェックしたい場合は、次を実行してください、構文エラーがある場合は行番号付きで表示されます:

$ jwm -p
ノート 設定の変更はルートメニューの <Restart/> コマンドで JWM を再起動した後に適用されます。変更を適用するのに X サーバーを再起動する必要はありません。マークアップが正しいことを確認するために jwm -p を使用することが推奨されています。

参照