「サウンドシステム」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→ドライバとインターフェイス: リンクを修正) |
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (→サウンドサーバー: リンクを削除) |
||
(同じ利用者による、間の3版が非表示) | |||
26行目: | 26行目: | ||
== ドライバとインターフェイス == |
== ドライバとインターフェイス == |
||
− | * {{App|[[Advanced Linux Sound Architecture| |
+ | * {{App|[[Advanced Linux Sound Architecture|ALSA]]|オーディオハードウェアのためのデバイスドライバと一番下のレベルのサポートを提供する Linux カーネルコンポーネント。|https://www.alsa-project.org/|カーネルに含まれています}} |
* {{App|[[OSS]]|Unix ライク・POSIX 互換のシステム用の代替サウンドアーキテクチャ。OSS バージョン3は Linux 用のオリジナルの(カーネルに含まれる)サウンドシステムでしたが、2002年に OSS バージョン4がプロプライエタリソフトウェアになったことで ALSA に取って代わられました。OSSv4 は2007年にフリーソフトウェアになり 4Front Technologies は GPL でソースコードを公開しました。OSS は ALSA ほど多くのハードウェアをサポートしていませんが、OSS のほうがサポートの良いハードウェアも存在します。|http://www.opensound.com/|{{AUR|oss}}}} |
* {{App|[[OSS]]|Unix ライク・POSIX 互換のシステム用の代替サウンドアーキテクチャ。OSS バージョン3は Linux 用のオリジナルの(カーネルに含まれる)サウンドシステムでしたが、2002年に OSS バージョン4がプロプライエタリソフトウェアになったことで ALSA に取って代わられました。OSSv4 は2007年にフリーソフトウェアになり 4Front Technologies は GPL でソースコードを公開しました。OSS は ALSA ほど多くのハードウェアをサポートしていませんが、OSS のほうがサポートの良いハードウェアも存在します。|http://www.opensound.com/|{{AUR|oss}}}} |
||
==サウンドサーバー== |
==サウンドサーバー== |
||
− | * {{App|[[PulseAudio]]|今日、多くのデスクトップ Linux アプリケーションで使うことができる、非常にポピュラーなサウンドサーバーです。複数のサウンドを同時に扱うことに長けており、ネットワークオーディオも可能です。動作させるのはとても簡単で、多くの場合、必要なことはインストールして自動で起動するようにするだけです。低遅延のプロフェッショナルなオーディオアプリケーションには向いていません。|https://www.freedesktop.org/wiki/Software/PulseAudio/|{{Pkg|pulseaudio}}}} |
||
+ | * {{App|[[JACK Audio Connection Kit]]|プロオーディオ用のサウンドサーバー。特に録音・エフェクト・リアルタイム同期などを行う低遅延アプリケーション向けです。|http://jackaudio.org/|{{AUR|jack}}, {{Pkg|jack2}}}} |
||
− | * {{App|[[PipeWire]]|PulseAudio と JACK の代替として開発されたマルチメディアフレームワーク、以下のようなコンテナもサポートします。[[Flatpak]].|https://pipewire.org/|{{Pkg|pipewire}}}} |
||
+ | * {{App|Network Audio System|オープンソースのネットワーク透過型クライアント/サーバ音声転送システム。|https://www.radscan.com/nas/nas-links.html|{{AUR|nas}}}} |
||
− | * {{App|[[JACK Audio Connection Kit]]|プロオーディオとしての利用、特に録音・エフェクト・リアルタイム同期などを行う低遅延アプリケーションのためのサウンドサーバーの旧版です。旧版ではありますが、現在も活発に開発されており、どちらのバージョンがいいかは一概には言えません。いろいろ試してみるといいと思います。|http://jackaudio.org/|{{Pkg|jack}}}} |
||
− | * {{App| |
+ | * {{App|[[PipeWire]]|PulseAudio と JACK の代替として開発されたマルチメディアフレームワークで、[[Flatpak]] などのコンテナをサポートします。|https://pipewire.org/|{{Pkg|pipewire}}}} |
+ | * {{App|[[PulseAudio]]|今日、多くのデスクトップ Linux アプリケーションで使うことができる、非常にポピュラーなサウンドサーバーです。複数のサウンドを同時に扱うことに長けており、ネットワークオーディオも可能です。動作させるのはとても簡単で、多くの場合、必要なことはインストールして自動で起動するようにするだけです。低遅延のプロフェッショナルなオーディオアプリケーションには向いていません。|https://www.freedesktop.org/wiki/Software/PulseAudio/|{{Pkg|pulseaudio}}}} |
||
− | * {{App|[[Wikipedia:Network Audio System|Network Audio System]]|オープンソースのネットワーク透過型クライアント/サーバ音声転送システム。|https://www.radscan.com/nas/nas-links.html|{{AUR|nas}}}} |
||
==参照== |
==参照== |
2022年11月17日 (木) 16:09時点における最新版
関連記事
この記事は基本的なサウンド管理について書かれています。高度なトピックについてはプロオーディオを見て下さい。
概説
Arch のサウンドシステムは複数のレベルに分けることができます:
- ドライバとインターフェイス – ハードウェアのサポートとコントロール
- ユーザーモード API (ライブラリ) – アプリケーションによって利用されます
- (任意) ユーザーモードサウンドサーバー – 複数のオーディオアプリを同時に動かしたり高度な機能を使う必要があるデスクトップに最適です 例: pro audio
- (任意) サウンドフレームワーク – サーバープロセスを扱わない、より高水準のアプリケーション環境
デフォルトの Arch のインストールには ALSA という名前のカーネルサウンドシステムが含まれています。さらに、公式リポジトリからインストールできる ALSA のためのユーティリティが多く存在します。機能の追加を求めている人は他のサウンドシステム (OSS) に変更したりサウンドサーバーをインストールできます。
ドライバとインターフェイス
- ALSA — オーディオハードウェアのためのデバイスドライバと一番下のレベルのサポートを提供する Linux カーネルコンポーネント。
- https://www.alsa-project.org/ || カーネルに含まれています
- OSS — Unix ライク・POSIX 互換のシステム用の代替サウンドアーキテクチャ。OSS バージョン3は Linux 用のオリジナルの(カーネルに含まれる)サウンドシステムでしたが、2002年に OSS バージョン4がプロプライエタリソフトウェアになったことで ALSA に取って代わられました。OSSv4 は2007年にフリーソフトウェアになり 4Front Technologies は GPL でソースコードを公開しました。OSS は ALSA ほど多くのハードウェアをサポートしていませんが、OSS のほうがサポートの良いハードウェアも存在します。
- http://www.opensound.com/ || ossAUR
サウンドサーバー
- JACK Audio Connection Kit — プロオーディオ用のサウンドサーバー。特に録音・エフェクト・リアルタイム同期などを行う低遅延アプリケーション向けです。
- http://jackaudio.org/ || jackAUR, jack2
- Network Audio System — オープンソースのネットワーク透過型クライアント/サーバ音声転送システム。
- PulseAudio — 今日、多くのデスクトップ Linux アプリケーションで使うことができる、非常にポピュラーなサウンドサーバーです。複数のサウンドを同時に扱うことに長けており、ネットワークオーディオも可能です。動作させるのはとても簡単で、多くの場合、必要なことはインストールして自動で起動するようにするだけです。低遅延のプロフェッショナルなオーディオアプリケーションには向いていません。