「Asusctl」の版間の差分
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一部の機能には、[[Linux]] の新しいバージョン、具体的には 6.1 以降が必要な場合があります。ASUS Linux は [https://wiki.archlinux.org/title/ASUS_Linux#Custom_kernel カスタム カーネル] を提供していますが、これにはまだメインラインカーネルにマージされていないパッチが含まれています。 |
一部の機能には、[[Linux]] の新しいバージョン、具体的には 6.1 以降が必要な場合があります。ASUS Linux は [https://wiki.archlinux.org/title/ASUS_Linux#Custom_kernel カスタム カーネル] を提供していますが、これにはまだメインラインカーネルにマージされていないパッチが含まれています。 |
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+ | == 使い方 == |
+ | コマンド {{ic|asusctl}} を単独で発行すると、サポートされているオプションのリストが出力されます。サブ値を使用してサブカテゴリのオプションを一覧表示することもできます。たとえば、{{ic|asusctl bios}} は BIOS サブカテゴリのすべてのオプションを一覧表示します。 |
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− | {{Note|設定情報の詳細については、https://asus-linux.org/asusctl/ を参照してください。}} |
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+ | サブカテゴリを扱う場合、フラグの大文字と小文字を入れ替えることで現在の設定を照会できます。大文字のフラグは変更を行い、小文字のフラグは現在の設定を照会します。たとえば、{{ic|asusctl bios -'''o'''}} は現在のパネルオーバードライブ状態を返し、{{ic|asusctl bios -'''O''' true}} はそれを有効に設定します。 |
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− | === バッテリーと BIOS === |
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+ | === サポートされているオプションを表示 === |
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− | バッテリーと BIOS のオプションは、{{ic|/etc/asusd/asusd.conf}} で特定の値に設定できます。バッテリーの充電制限は {{ic|bat_charge_limit}} で設定でき、その他のサポートされている BIOS オプションも起動時に固定されるように設定できます。 バッテリーの充電制限は 20 から 100 の間である必要があります。これらの値は、再起動後に自動的に適用されるようにここで設定する必要があります。 |
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+ | 次のコマンドは、ラップトップがサポートするすべてのオプションを表示するために使用されます。 |
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− | === ファン 曲線 === |
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+ | $ asusctl -s |
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− | ファンの曲線は {{ic|/etc/asusd/profile.conf}} で設定できます。{{ic|power-profiles-daemon}} が有効になっている場合、Quiet、Balanced、および Performance モードを電源プロファイルとして選択できます。 |
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− | === |
+ | === 充電制限 === |
+ | 次の方法でバッテリーの充電制限を設定します。 |
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− | Aura ライティングと ANIME マトリックスは、{{ic|/etc/asusd}} のそれぞれの構成ファイルを介して設定できます。 |
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+ | $ asusctl -c ''limit'' |
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− | === Supergfxctl === |
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+ | ここで、''limit'' は 20 から 100 の間です。 |
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− | Supergfxctl は {{ic|/etc/supergfxd.conf}} で設定します。VFIO はディスクリート GPU で有効にでき、起動モード (ハイブリッドまたは統合) も設定できます。 |
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+ | {{Note|75 の充電制限は、頻繁にプラグを抜くラップトップに適しています。ほとんどの場合プラグを差し込んだままにする場合は、60 が適切な値です。}} |
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+ | === パネルオーバードライブ === |
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+ | ラップトップがパネルオーバードライブをサポートしている場合は、次のコマンドで切り替えることができます。 |
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+ | $ asusctl bios -O <true/false> |
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+ | === パワープロファイル === |
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+ | {{ic|Quiet}}, {{ic|Balanced}} and {{ic|Performance}} modes are supported. |
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+ | 次のようにパワープロファイルを変更します。 |
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+ | $ asusctl profile -P ''profile'' |
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+ | または、次を使用してすべてのプロファイルを循環します。 |
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+ | $ asusctl profile -n |
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+ | 起動時に自動的に読み込まれるようにしたい場合は、{{ic|/etc/asusd/profile.conf}} で電源プロファイルを設定できます。 |
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+ | {{Note|パワープロファイルを切り替えには、{{pkg|power-profiles-daemon}} パッケージが実行されている必要があります。}} |
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== 使い方 == |
== 使い方 == |
2023年3月25日 (土) 00:58時点における版
asusctlAUR は、Asus Linux が提供する便利なユーティリティです。ASUS、TUF、ROG のノートPC の BIOS 設定や RGB ライティングなどを管理するのに役立ちます。
目次
インストール
asusctlAUR パッケージを インストール して下さい。または カスタムリポジトリ から、asusd.service
systemd サービスを 有効化 して下さい。
一部の機能には、Linux の新しいバージョン、具体的には 6.1 以降が必要な場合があります。ASUS Linux は カスタム カーネル を提供していますが、これにはまだメインラインカーネルにマージされていないパッチが含まれています。
使い方
コマンド asusctl
を単独で発行すると、サポートされているオプションのリストが出力されます。サブ値を使用してサブカテゴリのオプションを一覧表示することもできます。たとえば、asusctl bios
は BIOS サブカテゴリのすべてのオプションを一覧表示します。
サブカテゴリを扱う場合、フラグの大文字と小文字を入れ替えることで現在の設定を照会できます。大文字のフラグは変更を行い、小文字のフラグは現在の設定を照会します。たとえば、asusctl bios -o
は現在のパネルオーバードライブ状態を返し、asusctl bios -O true
はそれを有効に設定します。
サポートされているオプションを表示
次のコマンドは、ラップトップがサポートするすべてのオプションを表示するために使用されます。
$ asusctl -s
充電制限
次の方法でバッテリーの充電制限を設定します。
$ asusctl -c limit
ここで、limit は 20 から 100 の間です。
パネルオーバードライブ
ラップトップがパネルオーバードライブをサポートしている場合は、次のコマンドで切り替えることができます。
$ asusctl bios -O <true/false>
パワープロファイル
Quiet
, Balanced
and Performance
modes are supported.
次のようにパワープロファイルを変更します。
$ asusctl profile -P profile
または、次を使用してすべてのプロファイルを循環します。
$ asusctl profile -n
起動時に自動的に読み込まれるようにしたい場合は、/etc/asusd/profile.conf
で電源プロファイルを設定できます。
使い方
Asusctl
Asusctl は asusctl
コマンドで使用します。コマンドを単独で実行すると、ヘルプ情報が生成されます。Aura エフェクト、ファン 曲線、パワー プロファイル、ANIME 設定、および BIOS 設定は、コマンド rog-control-center
を使用して設定できますが、GUI では機能しますが、バグが多く、設定が正しく適用されない場合があります。
一般的な BIOS 設定
これらの BIOS 設定は、いくつかのラップトップに表示されています。
- GPU MUX モード - MUX スイッチが統合されたラップトップの場合、
asusctl bios -D <mode>
は、再起動後に MUX スイッチを切り替えることができます。0 で有効になり、1 で無効になり、通常の Optimus に戻ります。asusctl bios -d
は現在のモードを取得します。 - デバイスパネルのオーバードライブ - オーバードライブをサポートするパネルを備えたラップトップの場合、
asusctl bios -O <mode>
で切り替えます。True はオンに切り替え、False はオフに切り替えます。asusctl bios -o
は機能のステータスを取得します。
充電制限
充電制限は asusctl -c <limit>
で設定できます。制限は 20 ~ 100 です。
Supergfxctl
Supergfxctl は supergfxctl
経由で実行されます。supergfxctl -m <mode
を使用すると、モードが切り替わり、Hybrid
または Integrated
がオプションとして使用されます。設定で有効にした場合、Vfio
もかかる場合があります。