「Tcplay」の版間の差分
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以下のコマンドは 3Mb の foo.tc という名前のコンテナを作成します: |
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2017年10月21日 (土) 20:00時点における版
tcplay はフリーでフル機能の安定した TrueCrypt 実装です。複数のキーファイルや暗号のカスケードができます。
ソース: github プロジェクトホーム
インストール
仮想ボリュームとしてファイルを暗号化
1番目の未使用のループバックデバイスを確認するために次を実行:
$ losetup -f
この例では /dev/loop0
を使います。
新しいコンテナ foo.tc
(容量 20M) を作業ディレクトリに作成:
# fallocate -l 20M foo.tc # losetup /dev/loop0 foo.tc # tcplay -c -d /dev/loop0 -a whirlpool -b AES-256-XTS
ボリュームのパスワードを入力して、新しいボリュームで foo.tc
を上書きすることを確認します。tcplay はランダムなデータをボリュームに書き込みます。マウントするために、ボリュームをマッピングしてファイルシステムを作成:
# tcplay -m foo.tc -d /dev/loop0 # mkfs.ext4 /dev/mapper/foo.tc # mount /dev/mapper/foo.tc /mnt/truecrypt/
コンテナを解除するには:
# umount /mnt/truecrypt # dmsetup remove foo.tc # losetup -d /dev/loop0
既存のコンテナをユーザーでマウント
以下、1番目の未使用のループデバイスを /dev/loop0
、TrueCrypt コンテナを foo.tc
、使用するマウントポイントを /home/you/truecrypt/
と仮定します。また、ユーザー you
は uid=1000
で gid=100
とします。仮想ボリュームとしてコンテナをマウントする手順は:
- ループデバイスをコンテナに関連付ける
- コンテナをループデバイスにマッピング
- ファイルシステムのコンテナをマウント
以下のコマンドで上記の作業ができます:
# losetup /dev/loop0 foo.tc # tcplay -m foo.tc -d /dev/loop0 # mount -o nodev,nosuid,uid=1000,gid=100 /dev/mapper/foo.tc /home/you/truecrypt/
ext4 などファイルの所有権をサポートしているファイルシステムをコンテナで使う場合、uid
と gid
パラメータは必要ありません。したがって、3番目のコマンドは以下のようにシンプルになります:
# mount -o nodev,nosuid /dev/mapper/foo.tc /home/you/truecrypt/
マウントを解除するには:
# umount /home/you/truecrypt/ # dmsetup remove foo.tc # losetup -d /dev/loop0
tcplay-helper を使う
tcplay-helper-gitAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] ツールは tc-play コンテナの作成・マウント・アンマウントを簡単にします。ツールはまだ開発途中ですが、シンプルな tc-play コンテナを使用するのにあたっては問題ありません。
以下のコマンドは 3Mb の foo.tc という名前のコンテナを作成します:
# tcplay-helper create foo.tc 3M
コンテナファイルをマウントするには、root でマウントするか、以下のコマンドを使います。コンテナは /mnt/truecrypt/
にマウントされます。
# tcplay-helper open foo.tc
もしくは、コンテナをマウントするユーザー名を指定することもできます:
# tcplay-helper open foo.tc archie
最後に、コンテナを閉じるには次のコマンドを使います。
# tcplay-helper close foo.tc