Bluetooth マウス
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この記事では、 Bluetooth マウスに固有の構成とトラブルシューティングの手順について説明します。 ここでの情報は、メインの Bluetooth 記事に基づいており、ユーザーがその記事のインストール、構成、またはトラブルシューティングをすでに実行していることを前提としています。
目次
設定
Apple MagicMouseのスクロール速度
スクロール速度が遅すぎる場合は、次を試してみて下さい。
# modprobe -r hid_magicmouse # modprobe hid_magicmouse scroll_acceleration=1 scroll_speed=55
スクロール速度は0から63まで設定できます。
速度が適切な場合は、 /etc/modprobe.d/
で変更を永続的にすることができます
/etc/modprobe.d/hid_magicmouse.conf
options hid_magicmouse scroll_acceleration=1 scroll_speed=55
Apple MagicMouse のミドルクリック
ミドルクリックが機能しない場合、無効にすることができます
# modprobe -r hid_magicmouse # modprobe hid_magicmouse emulate_3button=0
この設定が適切な場合は、/etc/modprobe.d/
で永続的に変更を加えることができます。
/etc/modprobe.d/hid_magicmouse.conf
options hid_magicmouse emulate_3button=0
マウスのペアリングとデュアルブート
Windows と Linux をデュアルブートする場合、 Bluetooth マウスを何度も再ペアリングする必要がある場合があります。これは、 OS を切り替えるたびに発生します。これは、デバイスをペアリングすると、 Bluetooth サービスが一意のペアリングキーのセットを生成するためです。そして、主な理由は、ペアリングキーのセットを2つの OS 間で共有できないことです。
まず、コンピュータに Bluetooth デバイスの MAC アドレスとペアリングキーが保存されます。次に、 Bluetooth デバイスはコンピュータの MAC アドレスと一致するキーを保存します。これは通常は正常に機能しますが、 Bluetooth ポートの MAC アドレスは Linux と Windows の両方で同じになります(ハードウェアレベルで設定されます)。ただし、 Windows または Linux でデバイスを再ペアリングすると、新しいキーが生成されます。そのキーは、 Bluetooth デバイスに以前に保存されたキーを上書きします。 Windows は Linux キーを上書きし、その逆も同様です。
この問題を解決するには、こちらを参照 [1]。
Bluetooth LE デバイスを使用している場合は、こちら python スクリプトを使用した例は こちら これは、arch に合わせて少し編集されています
Bluez5 の手順
Bluez5 には bluetooth デバイスの設定を行うためのシンプルなインターフェイスである bluetoothctl ユーティリティが備わっています。
以下は bluetoothctl を使って bluetooth マウスに接続する例です:
# bluetoothctl [bluetooth]# list Controller <controller mac> BlueZ 5.5 [default] [bluetooth]# select <controller mac> [bluetooth]# power on [bluetooth]# scan on [bluetooth]# agent on [bluetooth]# devices Device <mouse mac> Name: Bluetooth Mouse [bluetooth]# pair <mouse mac> [bluetooth]# trust <mouse mac> [bluetooth]# connect <mouse mac>
起動時にデバイスをスタートさせたいときは udev ルールを作成する必要があります。詳しくは Bluetooth#Bluetoothctl を見て下さい。
トラブルシューティング
マウスに遅延が発生する
マウスにラグが発生する場合はポーリングレートを上げてみてください。詳しくはマウスのポーリングレートを参照。
USB ドングルの問題
USB ドングルで問題が発生する場合、以下のコマンドを試してみてください:
# modprobe -v rfcomm
次のコマンドを使って hci0 デバイスを取得できるはずです:
# hcitool dev
ときどきデバイスが正しく有効にならないことがあります。次のコマンドでインターフェイスを起動してみてください:
# hciconfig hci0 up
その後、上に書かれているようにデバイスを検索してください。