archinstall は Arch Linux をインストールするためのヘルパーライブラリです。いくつかの事前設定されたインストーラー、例えば "guided" インストーラーなどがパッケージに含まれています。
このドキュメントは Python ライブラリとしての archinstall の使用については扱いません。その目的では [1] を参照してください。
警告: archinstall は
実験的な ソフトウェアで、標準の
インストール 手順とは異なるデフォルトを提供します。archinstall を使ってインストールしたシステムを使用している時は、サポートリクエスト内でそのことに言及して
/var/log/archinstall/install.log
を提供してください。
ノート: archinstall は
GRUB により BIOS を実験的にサポートしています。
インストーラーの実行
始めに、インストールガイド#インストールの準備 に従って ライブ環境 を入手して起動してください。archinstall パッケージはライブメディアに含まれていて、直接実行することができます。
# archinstall
guided インストーラーは以下のステップを実行 (入力を要求) します。
- ロケール の設定
- ミラー の選択
- ディスクの パーティショニング
- パーティションの フォーマット
- ディスク暗号化 の有効化 (任意)
- ホストネーム の設定
- root パスワードの設定
- ブートローダー のインストール (UEFI は systemd-boot、BIOS は GRUB のみ対応)。
警告: root パスワードを空白のままにすると、root アカウントは無効になり、特権昇格には
sudo を使うことになります。これはシステムからあなたを締め出す可能性があるため、一般的に推奨されません。
Sudo#root ログインを無効化 を参照してください。
ノート: インストーラーはインストールされるシステムに
Systemd-networkd を使って有線インターフェースを設定することや、ISO で使用されている設定をコピーすることができます。これは、
Iwd#iwctl を使って無線インターフェースを設定している場合、そのパスワードを含む設定は、インストールされるシステムにコピーされることを意味します。ISO に存在する有線インターフェースの設定もコピーします。
追加のパッケージは Write additional packages to install
プロンプトの後に指定することでインストールできます。
インストールが完了したら、安全に再起動できることを示す緑のテキストが表示されます。これは、再起動に使用するコマンドでもあります。
プロファイル
archinstall は プロファイル、あるいは複数のパッケージと事前設定されたオプションを含み、ベースシステムの次にインストールすることができます。
警告: パッケージに含まれているプロファイルは archinstall 固有のもので、パッケージメンテナによるサポートはありません。ユーザーはそれぞれのプロファイルの詳細を、使用する前に確認することが推奨されます。
参照
翻訳ステータス: このページは
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