Twm
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twm は Xorg のウィンドウマネージャです。ウィジェットライブラリを使用せず Xlib だけでビルドされる、小さなプログラムです。そのため、システムリソースをほとんど消費しません。シンプルでありながら、色々と設定ができます: フォント、カラー、ボーダーの太さ、タイトルバーのボタンなど。どれもユーザーによる設定が可能です。
X11 が始めてリリースされたときに存在していた唯一のウィンドウマネージャ、uwm (Ultrix Window Manager) の限界を感じていた開発者、Tom LaStrange によって Twm は書かれました [1]
1989年の X11R4 リリース以降、X11 に付属するデフォルトのウィンドウ マネージャーとして、twm が uwm に取って代わりました。[2]
Twm は Tom's Window Manager (Tom のウィンドウマネージャ) や Tab Window Manager (タブウィンドウマネージャ) の略とされ、最近では Timeless Window Manager とも言われます。
目次
インストール
Twm は Arch Linux の 公式リポジトリ に含まれており、xorg-twm パッケージに入っています。
起動
xinit で twm
を指定してを実行します。
ディスプレイマネージャーを使用して twm を起動することもできます。twm.desktop
ファイルは存在しないため、/usr/share/xsessions/
に作成する必要があります。
新しく作成した /usr/share/xsessions/twm.desktop
ファイルに、以下をコピーして貼り付けます:
/usr/share/xsessions/twm.desktop
[Desktop Entry] Name=twm Comment=xorg-twm TryExec=twm Exec=twm Type=Application
設定
デフォルトでは、twm は非常に時代遅れで直感的ではありません。ファイル ~/.twmrc
を作成すると、twm をカスタマイズしてより使いやすくすることができます。
twm(1) には、~/.twmrc
ファイルで使用できるコマンドの詳細が記載されています。
.twmrc 例
多数の ~/.twmrc
ファイルがオンラインに投稿されています。例としては次のようなものがあります。
- Sample .twmrc file (Physics Department Unix Login Mini-Howto, W&M University through Wayback Machine)
- sample twmrc files (Apple Open Source/X11/X11-0.46.4)
- system.twmrc (Apple Open Source/X11/X11-0.46.4)
- twm configs - 1 (custompc.plus.com)
- twm configs - 2 (custompc.plus.com)
- Window Managers for X: TWM/VTWM (xwinman.org)
"twmrc" で Google 検索 を使用して新しいアイデアを見つけることもできます。
ヒントとテクニック
パッチ適用済みバージョン
リポジトリにはなく、透明性など更新された機能を備えたパッチ適用済みのバージョンがあります。説明とビルドスクリプトは、Jane/048401.html xorg メーリングリスト で入手できます。xcompmgr をインストールし、ビルドスクリプトを実行し、twm
および dot.twmrc
ファイルをディレクトリに配置し、~/.xinitrc
ファイルの最後の 2 行は次のようにします。
xcompmgr -o 0.3 -c -r 8 -t -10 -l -12 & /path-to-directory/twm -visual TrueColor -depth 32 -f /path-to-directory/dot.twmrc
トラブルシューティング
特大のウィンドウタイトルとメニュー
twm のタイトルバーとメニューエントリが非常に大きく、通常予想されるサイズの 2 倍であることに気づく場合があります。これは、UTF-8
ロケールが使用されている場合に発生する twm の ロケール の問題です。ロケールを C
に設定すると、問題が解決します。[3] を参照してください。