Netdata
netdata は分散環境におけるリアルタイムのパフォーマンスや健康状態を監視するシステムです。近代的なインタラクティブウェブダッシュボードにより、システムで発生しているあらゆること (ウェブサーバーやデータベースサーバーなどのアプリケーションなど) について情報を得ることができます。netdata は FireHOL や FireQOS を開発したグループによって作成されました。
netdata はあらゆるシステム (物理・仮想サーバーやコンテナ、IoT デバイス) で動作するように設計されており、システム本来の機能を阻害しないよう高速・効率的に動作します。
目次
インストール
netdata パッケージをインストールして下さい。インストールパッケージには go.d.plugin が含まれています。
netdata
サービスを 起動/有効化 してください。
設定
Netdata は、設定ファイルを /etc/netdata/netdata.conf
から読み取ります。この設定ファイルはデフォルトでは必要ありません。Netdata はデフォルト設定なしでも動作しますが、Netdata の一般的な動作を調整することができます。 http://localhost:19999/netdata.conf URL にアクセスすると、これらすべての設定 (およびそのデフォルト値) を確認できます。
プラグインフォルダは /usr/lib/netdata
にあり、その設定は /usr/lib/netdata/conf.d
にあります。
cloud 接続を有効にする
クラウド機能を使用すると、Netdata 社の Web サイト を介してストリーム経由で複数のノードのメトリクスにアクセスできます。この接続を有効にするには、Web サイトにログインしてローカルインスタンスに接続し、トークン (およびルーム ID) を生成する必要があります。メトリクスのストリーミングのためにクラウドへの永続的な接続を確立するには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
# netdata-claim.sh -token=abcdefg -rooms=abcdefg-abcdefg
cloud 統合を無効にする
すべての Netdata Cloud アドバタイズメントと接続試行を非表示にするには:
/var/lib/netdata/cloud.d/cloud.conf
[global] enabled = no
/var/lib/netdata/cloud.d/
フォルダが存在しない場合 (Netdata を初めて起動せずにインストールしたばかりの場合)、フォルダを作成します:
# mkdir -p /var/lib/netdata/cloud.d # chown -R netdata:netdata /var/lib/netdata
Web サーバーの背後で
netdata は別の Web サーバー (プロキシ) の背後で実行でき、それに応じて設定できます。netdata ドキュメント には、Apache、netdata.cloud/docs/running-behind-nginx Nginx、lighttpd、haproxy および caddy の例が含まれています。
内蔵 Web サーバー
netdata は、デフォルトでは http://localhost:19999/ でアクセスできます。
リモート IPv4 (0.0.0.0
) および IPv6 ([::]
) アクセスを有効にするには、/etc/netdata/netdata.conf
を編集します:
[web] bind to = 0.0.0.0 [::]
テレメトリ
Netdata は、デフォルトで Google Analytics を通じて匿名の使用状況情報を収集します。このテレメトリ機能をオプトアウトするには、次の設定ファイルを作成します:
# touch /etc/netdata/.opt-out-from-anonymous-statistics
収集されたデータの詳細については、こちら をご覧ください。
最適化
netdata は以下に対して最適化できます。