Xrdp
xrdp は Microsoft の Remote Desktop Protocol (RDP) をサポートするデーモンです。Xvnc, X11rdp, xorgxrdp をバックエンドとして使用します。
目次
インストール
xrdpAUR パッケージ (または開発版を使いたい場合は xrdp-gitAUR) をインストールしてください。これはバックエンドとして、Xvnc のみサポートします。
Xorg backend
To use xorgxrdp instead for the backend, install the xorgxrdpAUR package.
Add allowed_users=anybody
to /etc/X11/Xwrapper.config
to allow anybody to start an X server.
使用方法
xrdp を起動したら RDP クライアントからローカルホストに接続できます (標準の RDP ポートは 3389)。xrdp は小さなメッセージウィンドウを表示します。
sessman-Xvnc を選択した場合、ホストのアカウントのユーザー名とパスワードを指定することができ、xrdp は新しい Xvnc インスタンスを起動します。/etc/xrdp/startwm.sh
にある SESSION リストからウィンドウマネージャが開きます。
セッションウィンドウを閉じて RDP 接続を終了すると、次回 RDP で接続したときは同じセッションにアクセスすることができます。セッションウィンドウからウィンドウマネージャやデスクトップ環境を終了した場合、セッションが終了され、次回は新しいセッションが開きます。
xrdp は既に同じジオメトリのセッションが開かれていないか確認して、ジオメトリ/解像度が一致しない場合は新しいセッションを起動します。
Tips and tricks
ブート時に自動起動
xrdpAUR パッケージには systemd のサービスファイルが含まれています。xrdp.service
を有効化してください。
Graphical acceleration
For Xorg sessions, you can enable OpenGL and Vulkan graphical acceleration by installing xorgxrdp-glamorAUR for Intel and AMD GPUs and xorgxrdp-nvidiaAUR for Nvidia GPUs.
Sound
Install the necessary PulseAudio modules with pulseaudio-module-xrdpAUR.
Vino で実行 (root セッションの Gnome VNC-Server)
サーバーを有効化すると vino-preferences から確認できるようになります。Vino はデフォルトでポート 5900 を使って接続するので、xrdp の設定ファイルを編集する必要があります。以下のコードを使って xrdp の設定ファイル (/etc/xrdp/xrdp.ini
) に vino のセッションを追加してください。
/etc/xrdp/xrdp.ini
[xrdp8] name=Vino-Session lib=libvnc.so username=ask password=ask ip=127.0.0.1 port=5900
VNC 接続エラーが発生した場合は、vino-server
デフォルトで TLS 接続のみを受け入れることが原因である可能性があります。xrdp
接続できるように、これを標準の VNC 認証に変更する必要があります。
$ gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false
vino-server
ループバックインターフェースのみリッスンするように制限することもできます
$ gsettings set org.gnome.Vino network-interface lo
xrdp サーバを再起動することを忘れないでください。そうすれば、vino セッションに接続できるはずです(xfreerdp を使ってテスト済み)。