Stalonetray
Stalonetray は X Window System 向けのスタンドアロンの freedesktop.org と KDE のシステムトレイです。XEMBED をフルにサポートし、依存パッケージは必要最小限で、EWMH に対応していればどのウィンドウマネージャでも使えます。Stalonetray が動作すると報告されているウィンドウマネージャ: FVWM, Openbox, Enlightenment, Ion3, Compiz, Xmonad, awesome。
インストール
stalonetray を インストール したら、stalonetrayrc
ファイルを XDG 構成ディレクトリにコピーします。 ~/.stalonetrayrc
としてホーム ディレクトリに直接配置することもできます。
$ cp /etc/stalonetrayrc ~/.config/stalonetrayrc
設定
Openbox
Openbox で Stalonetray を実行するには、dockapp-mode
を simple
に設定する必要があります。コマンドラインで --dockapp-mode simple
を引数として設定するか ~/.stalonetrayrc
を修正することで設定できます。
Openbox はトレイをドックとして扱うので、Openbox の設定ツールを使ってポジションを調整可能です。起動時に Stalonetray を実行するには、以下を ~/.config/openbox/autostart
に追加してください:
stalonetray --dockapp-mode simple &
Stalonetray WM hints for OpenBox も参照。
Ion3
Ion3 で Stalonetray を起動するには:
$ stalonetray --kludges=force_icons_size,fix_window_pos
ステータスバーに stalonetray を収容するには、~/.ion3/
の設定ファイルに以下を追加:
-- Create a statusbar mod_statusbar.create{ screen=0, pos='bl', fullsize=true, systray=true, template="[ %date || %load || ... ] %systray%filler%systray_stalone", } defwinprop{class="stalonetray",instance="stalonetray",statusbar="systray_stalone"} defwinprop{instance="stalonetray",statusbar="systray_stalone"} defwinprop{class="stalonetray",statusbar="systray_stalone"}
Stalonetray WM hints for ion3 も参照。
トラブルシューティング
アイコンが希望サイズで表示されない
アイコンのサイズを強制的に icon_size に合わせるには、以下の引数を付けて stalonetray を起動:
stalonetray --icon-size=16 --kludges=force_icons_size
これで全てのアイコンのサイズが 16×16 ピクセルになります。
もしくは、設定ファイルに以下を追加することもできます:
icon_size 16 kludges force_icons_size
参照
- http://stalonetray.sourceforge.net/manpage.html - Stalonetray マニュアルページ