D-Bus
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D-Bus はプロセス間のやりとりを行うためのメッセージバスシステムです。システム全体とユーザーセッション両方で実行できるデーモンと、アプリケーションが D-Bus を使うためのライブラリのセットから構成されています。
dbus は systemd の依存関係としてインストールされ、ユーザーセッションバスは各ユーザーごとに自動的に開始されます。
代替実装
dbus-broker
dbus-broker — は libdbus リファレンス実装のドロップインの置き換えで、D-Bus リファレンス実装との互換性を維持しつつ、高い性能と信頼性を提供する ことを目的としています。
dbus-broker をシステムバスとして有効にするには、dbus-broker.service
を 有効化 して下さい。
ユーザーバスとして有効にするには、dbus-broker.service
ユーザーユニット を単一ユーザーに対して有効にするか、すべてのユーザーに対してグローバルに有効にすることができます。
これらの設定を有効にするために再起動して下さい。
ヒントとテクニック
dbus サービスを上書きする
$XDG_DATA_HOME/dbus-1/services
にある dbus のサービスを上書きすることができます。
サービスがすでに起動されている場合、上書きは機能しません。既存のサービスのプロセスを強制終了するか、サービスを早めに起動する必要があります。
同じ既知なバス名を提供するサービスが複数インストールされている場合、これを使用して特定のサービスを常に使用することができます。
デバッグ
- D-Spy — 使いやすい GUI の D-Bus デバッガーツール。D-Spy を使用すると、実行中のプログラムの D-Bus インターフェイスを検査し、それらのインターフェイスでメソッドを呼び出すことができます。
- QDbusViewer — GUID-Bus デバッガー、D-Bus サービスを検査し、それらのメソッドを呼び出すために使用できます。
busctl(1) から systemd を使用することもできます
参照
- D-Bus page at freedesktop.org
- Introduction to D-Bus on freedesktop.org