Mercurial
Mercurial (しばしば hg と呼称されます) は Python で書かれた分散型バージョン管理システムであり Git, Bazaar, Darcs と多くの点で似ているところがあります。
インストール
mercurial をインストールします、開発版の場合は、mercurial-hgAUR をインストールしてください。
グラフィカルフロントエンド
Mercurial グラフィカルユーザーインターフェイス も参照してください。
- hgk — リポジトリの履歴をグラフィカルに参照するための Tcl/Tk ベースのツール。
- TortoiseHg — Mercurial 分散リビジョン管理システム用のグラフィカルツールと Nautilus 拡張機能のセット。
設定
少なくともユーザー名は設定する必要があります。設定していないとコミットするときに mercurial はエラーを吐きます。~/.hgrc
を編集して以下を追加することでユーザー名を設定できます:
~/.hgrc
[ui] username = John Smith <johnsmith@domain.tld>
グラフィカルブラウザ hgk 別名 hg view
を使うには、以下を ~/.hgrc
に追加してください (フォーラムスレッド を参照):
~/.hgrc
[extensions] hgk=
以下の難解なエラーメッセージを出ないようにするには hg view
を実行する前に tk をインストールする必要があります:
/usr/bin/env: wish: No such file or directory
使用方法
mercurial のコマンドは全て hg から始まります。一般的なコマンドのリストを見るには、次を実行:
$ hg help
既存のリポジトリ (コードやファイルの集まり) を使うことも、リポジトリを作成して共有することもできます。
既存のリポジトリを使うには、リポジトリを適当なディレクトリに複製する必要があります:
$ mkdir mercurial
$ cd mercurial
$ hg clone http://hg.serpentine.com/tutorial/
自分でリポジトリを作成するにいは、共有したいディレクトリに移動して mercurial プロジェクトを開始します:
$ cd myfiles
$ hg init myfiles
ドットファイルリポジトリ
~/.
ファイルのリポジトリを作成したいときは、ホームフォルダでプロジェクトを開始します:
$ hg init
追跡したい特定のファイルを追加するときは:
$ hg add
~/.hgignore
を作成することでリポジトリに含めたいファイルだけを mercurial によって追跡させることができます。
参照
- Mercurial: The Definitive Guide (日本語版)
- hginit.com - Joel Spolsky によるチュートリアル
- Mercurial Kick-Start - Aragost によるチュートリアル
- Bitbucket - Mercurial リポジトリのフリー・商用ホスティング
- Intuxication - フリーの Mercurial ホスティング