Cagebreak
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Cagebreak は Wayland 用のタイル型コンポジタです。cage をベースとしており、キーボードや UNIX ドメインソケットで簡単に操作できる ratpoison の影響を受けています。
インストール
cagebreakAUR または cagebreak-binAUR をインストールしてください。もしくは リリース版 tarball をダウンロードするか リポジトリ をクローンしてください。
任意の依存パッケージ
- wl-clipboard - コピー・ペースト機能
- xorg-xwayland - cagebreak の元で Xorg アプリケーションを実行
設定
cagebreak の全般設定は $XDG_CONFIG_PATH/cagebreak/config
に存在します。デフォルトは ~/.config/cagebreak/config
です。
詳しくは 設定の man ページ を見てください。#ソケットによる操作を使って設定を追加することも可能です。
設定ファイルの例は Github にあります。
使用方法
他のバイナリと同じように cagebreak を実行してください。
はじめに
以下は Github にある設定ファイルを使って cagebreak をインストール・使用する例です。
- #インストールにあるように
cagebreak
をインストール。特に理由がなければ cagebreak-binAUR を使うことを推奨します。 - Github から
$XDG_CONFIG_PATH/cagebreak/config
にサンプル設定をコピー。ドキュメントは configuration man page に存在します。 xterm
をインストールするか設定ファイル内のxterm
を適当なターミナルエミュレータに置き換えてください。- 以下のコマンドを実行するか
~/.bash_profile
に追加してログイン時に cagebreak を起動するように設定:MOZ_USE_WAYLAND=1 GDK_BACKEND=wayland XKB_DEFAULT_LAYOUT=us cagebreak
- Cagebreak が起動すると上記で指定したターミナルエミュレータが表示されます。
C-t
t
を押して新しいターミナルを開いたりC-t
S
で画面を分割できます。また、Alt-<number>
でワークスペースを<number>
に切り替えられます。利用可能なキーバインドについては設定ファイルや documentation を参照してください。 - 必要に応じて、UNIX ドメインソケットを使用して Cagebreak と対話することもできます。詳細については、ソケットによる操作 を参照してください。
- また、バグを見つけたら報告してください。
- GitHub issue tracker または SECURITY.mdに従い、GitHub の issue tracker または電子メールで報告して下さい。
- cagebreak-binAUR および cagebreakAUR PKGBUILD の AUR コメント
キーボードレイアウト
環境変数 XKB_DEFAULT_LAYOUT
に希望のキーボードレイアウトを設定します。詳しくは、man page をご覧ください。
ソケットによる操作
起動時に、cagebreak は unix ドメインソケットを開き、ランタイムにコンポジターとのインタラクションが可能になります。このソケットへのパスは CAGEBREAK_SOCKET
環境変数に格納されます。例えば、openbsd-netcat は次のように呼び出すことができます。
$ nc -U $CAGEBREAK_SOCKET
実行中に cagebreak の設定を送信します。設定は、設定ファイルの構文と同じです。
ソケット経由でビューの名前を確認したい場合は、--bs (bad security) オプションを追加します (ローカルシステムでのセキュリティへの影響を考慮してください。)