Dolphin

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関連記事

DolphinKDE のデフォルトのファイルマネージャです。ゲームエミュレータについては、Dolphin エミュレータを見て下さい。

インストール

dolphin パッケージをインストールしてください。

バージョン管理や Dropbox のサポートが必要な場合は、dolphin-plugins をインストールしてください。Settings > Configure Dolphin... > Services にある設定で関連するプラグインを有効にできます。

ファイルの比較

Compare files ダイアログを使うには kompare が必要です。あるいは、Dolphin で2つのファイルを選択し、右クリックし、open with を選択したのち、diff ツールを選択すれば、(meld などの) diff ツールでファイルを比較できます。

ファイルプレビュー

ファイルの種類ごとにファイルプレビューを有効にする設定は、Settings > Configure Dolphin... > General > Previews にあります。

heif/heic イメージサムネイル を有効化するには、/usr/share/kservices5/imagethumbnail.desktop を編集して、MimeType= で始まる行に image/heif; を追加してください。

kio-extras バージョン 21.12 以降、heif/heic サムネイルはデフォルトで有効化されることに注意してください (詳細は、このバグレポートを見てください)。

オーディオ CD を閲覧

オーディオ CD のサポートは kio 拡張 audiocd-kio によって提供されています。

シングルクリックでフォルダ/ファイルを開く

シングルクリックでアイテムを開くようにするには、"qt5ct" をインストールし、ターミナルから "qt5ct" を実行する必要があります。'Interface' タブで、シングルクリックを有効化するオプション (さらに、テーマを変更するオプションなど) が表示されます。

使用方法

端末を開く

Dolphin や他の KDE アプリケーションはデフォルトで konsole を使用します。デフォルトのターミナルエミュレータを変更するには、kcmshell5 componentchooser を実行して Terminal Emulator > Other... を選択してください。

Dolphin 内のターミナルエミュレータと一緒に tmux も実行したい場合、Other... を選択したあとに terminalname -e tmux を入力してください。

一部のユーザはモジュールをインストールしないでしょう。代わりに、kdeglobals 設定ファイル ~/.config/kdeglobals 内の [General] セクション内に TerminalApplication=ターミナル名 を追加することで、デフォルトのターミナルを変更することができます。注意点として、この方法ではおそらく、kdeglobals 設定で指定したターミナルを (F4 で開くことのできる) Dolphin の内部ターミナルウィンドウで使用することはできません。

KIO Slaves

GTK のファイルマネージャが GVFS を使っているのと対照的に、Dolphin はネットワークアクセスやゴミ箱などの機能に KIO slaves を利用しています。利用できるプロトコルはロケーションバーに表示されます (編集モード) [1]。素早くブックマークしたいときは、ワークスペースを右クリックして、"Add to Places" をクリックしてください。

KIO slaves は手動でインストールすることができます。例えば、Dolphin 内で Google Drive をブラウズするには、kio-gdrive をインストールしてください。

トラブルシューティング

デバイス名が "X GiB Harddrive" と表示される

ファイルシステムラベルかパーティションラベルを付けてください。デバイスの容量ではなくラベルが Dolphin のデバイス一覧に表示されるようになります。永続的なブロックデバイスの命名#by-label を参照してください。

外部ドライブでファイルをゴミ箱に移動するのに時間が掛かる

ファイルをゴミ箱に移動するには、削除したものを他のユーザに見られないようにするために、ユーザはゴミ箱への排他的なアクセス権を持っている必要があります。そのため、外部ドライブ上に .Trash-1000/ などのフォルダがパーミッションモード 700 で作成されます。

適切なアクセスパーミッションを設定できない場合、Dolphin は (GNOME と違って) ファイルをホームディレクトリ内のゴミ箱に移動します。なので、時間が掛かるのです。

USB スティックや外部 HDD をマウントするために、Dolphin は udisks を使用します。FAT32 / EXFAT / NTFS は UNIX のファイルパーミッションをサポートしていないため、udisks はそれらのマウントにモード 755 をデフォルトで使用します。 そのようなドライブでモード 700 を使用するように udisks を設定するには、/etc/udisks2/mount_options.conf.example ファイルを見てください。そのファイルをコピーし (コピー先のファイルは .conf で終わる必要があります)、先の3つのファイルシステムに対応する xyz_defaults (xyz はファイルシステム名) のような文字列で始まる行を見つけて、オプション fmask=177,dmask=077 を設定してください。

(背景情報: [2][3])

フォントが透明になる

GTK Qt スタイルを使用している場合、選択フレーム内のフォントが透明になってしまう場合があります。CleanlooksOxygen といったネイティブな Qt スタイルは影響を受けません。

SMB ファイル共有でクラッシュする

Samba#ファイルを上書きできない、パーミッションエラー を参照してください。

アイコンが表示されない

Dolphin でアイコンが表示されない場合、qt5ct をインストールして実行し、Icon Theme タブでアイコンテーマを選択し、Apply をクリックしてください。

それでもアイコンが表示されない場合、xprofileQT_QPA_PLATFORMTHEME 環境変数qt5ct に設定してください。あるいは、Dolphin を起動時にプラットフォームテーマのフラグを使用してください:

$ dolphin --platformtheme qt5ct

また、一般的でない不完全なアイコンテーマを使用している場合、hicolorAdwaita などのフォールバックアイコンをインストールし、継承してください。

アイコンが大きすぎる

KDE 環境以外で Dolphin でアイコンが大きすぎる場合、Dolphin を以下のように起動してください:

XDG_CURRENT_DESKTOP=KDE KDE_SESSION_VERSION=5 QT_AUTO_SCREEN_SCALE_FACTOR=0 dolphin

フォルダビューの背景色がマッチしない

Dolphin を Plasma 以外の環境で実行すると、フォルダビューの背景色がシステムの Qt テーマと合わないことがあります。Dolphin が ~/.config/kdeglobals にある [Colors:View] セクションからフォルダービューの背景色を読み込んでいるのが理由です。次の設定にある RGB の値を好みの値に書き換えてください (#RRGGBB か R,G,B の形式で設定することができます):

~/.config/kdeglobals
...
[Colors:View]
BackgroundNormal=#2E2E2E
...

フォルダービューペインの周りに青い枠が表示される場合 (分割ビュー内では、フォーカスされたペインの周りにしか枠は表示されません)、qt5ct アプリケーションで fusion-fixes.qss スタイルシートを適用することでその枠を取り除くことができます。Gnome において adwaita ダークテーマを dolphin で使用する方法は、この回答 で説明されています。

あるいは、kvantum を使って Qt5 テーマを管理することもできます。使用法については、Kvantum プロジェクトのホームページを参照してください。

統合ターミナル内で Zsh プロファイルがロードされない

この記事またはセクションの正確性には問題があります。
理由: この問題は Zsh に限ったものではありません。konsole (なので konsolepart も) は、デフォルトでログインシェルを起動しません。zprofile はセッションの開始時にディスプレイマネージャによってロードされるべきであり (SDDM によって行われるように [4][5])、ターミナルエミュレータによって行われるべきではありません。 (議論: トーク:Dolphin#)

Zsh プロファイルがロードされない場合、現在のプロファイルを編集してみてください。統合ターミナルを右クリックし、Edit Current Profile... を開き、起動コマンドを /bin/zsh --login に設定してください。

GTK アプリケーションが Dolphin を使用しない

Qt と GTK アプリケーションの外観の統合#KDE Plasma での一貫性のあるファイルダイアログ を参照してください。

コンテキストメニュープラグインをインストールできない

Dolphin メニューの Settings > Configure Dolphin > Context Menu > Download New Services を開き、サービスをインストールしようとすると、以下のエラーメッセージが表示されます:

/usr/bin/servicemenuinstaller: error while loading shared libraries: libpackagekitqt5.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory

これは packagekit-qt5 をインストールすることで解決できます。インストール後、Dolphin を再起動してください。

参照

翻訳ステータス: このページは en:Dolphin の翻訳バージョンです。最後の翻訳日は 2023-06-07 です。もし英語版に 変更 があれば、翻訳の同期を手伝うことができます。