WirePlumber

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WirePlumber は、PipeWire 用の強力なセッションおよびポリシーマネージャです。モジュール設計に基づき、実際の管理機能を実装する Lua プラグインによって、高度な設定と拡張が可能です。

インストール

wireplumber パッケージを インストールしてください。他の PipeWire セッションマネージャーと競合しますので、必ずアンインストールするようにしてください。

WirePlumber は systemd/ユーザー を使ってサーバーを管理し、ソケットを自動で起動します。

オプションとして、ドキュメントを確認するために wireplumber-docs をインストールしてください。

設定

WirePlumber のモジュール設計は、特定の機能の実装を入れ替える際に、残りの機能を再実装する必要がなく、非常に柔軟性があります。詳細な情報は、official documentation で見ることができます。

以下に、簡単な設定例を示します。

デバイス/ノードのプロパティを変更する

デバイスやノードのプロパティ(説明やニックネームなど)を変更するには、Lua スクリプトを作成し、~/.config/wireplumber に適切なパスと名前で追加する必要があります。

例えば ALSA ノードの説明を変更するには、 ~/.config/wireplumber/main.lua.d/51-alsa-rename.lua のようなファイルを作成して、以下のような内容を記述してください。

51-alsa-rename.lua
rule = {
  matches = {
    {
      { "node.name", "equals", "alsa_output.pci-0000_00_1f.3.output_analog-stereo" },
    },
  },
  apply_properties = {
    ["node.description"] = "Laptop",
  },
}

table.insert(alsa_monitor.rules,rule)

もし、Bluetooth ノードやデバイスの何かを変更したい場合は、以下のような内容で ~/.config/wireplumber/bluetooth.lua.d/51-rename.lua を作成するとよいでしょう。

51-rename.lua
rule = {
  matches = {
    {
      { "node.name", "equals", "bluez_output.02_11_45_A0_B3_27.a2dp-sink" },
    },
  },
  apply_properties = {
    ["node.nick"] = "Headphones",
  },
}

table.insert(bluez_monitor.rules,rule)

Lua スクリプトのファイル名と場所は、WirePlumber's Multi-path merging で、デフォルトの設定ファイル(例:/usr/share/wireplumber/main.lua.d/50-alsa-config.lua)でデバイスをロードして有効にするファイル(例:/usr/share/wireplumber/main.lua.d/90-enable-all.lua)の前に実行できるよう設計されています。

デバイスやノードを選択するためのマッチングルールや、変更できるプロパティは ALSA 設定Bluetooth 設定 に記載されています。

参照