Lenovo ThinkPad T490

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デバイス 動作
Intel Graphics Yes
ワイヤレス Yes¹
ALSA Yes
トラックポイント Yes
タッチパッド Yes
ウェブカメラ Yes
Bluetooth 一部動作
モバイルインターネット 未確認
指紋センサー Yes
MicroSD リーダー Yes
  1. 動作しますが、iwlwifi ドライバーがカーネルログにエラーを吐きます。この問題は既に修正済みです [1]

ハードウェア

カーネル 5.3.7-arch1-1-ARCH を使用。

Version: ThinkPad T490
Product Name: 20N2000KGE

lsusblspci によるハードウェア:

lsusb
lspci

BIOS

BIOS 設定

  • Config -> Thunderbolt BIOS Assist Mode - Set to "Enabled"。Linux ではこの設定を使うことを推奨します。

ファンクションキー

ほとんどのファンクションキーは特に設定をしなくても機能します。機能しない場合、以下のようにコマンドにバインドしてください:

  • F1 ボタン: amixer set Master toggle.
  • F2 ボタン: amixer set Master 5%-.
  • F3 ボタン: amixer set Master 5%+.
  • F4 ボタン: amixer set Capture toggle.

タッチパッド

タッチパッドには問題が存在します。デフォルトでは、ボタンエリアに親指を乗せても、ポインタは動きません。KDE を使用している場合は問題は起きませんが、GNOME では発生します。以下のコマンドを使うことで問題を解決できます:

xinput set-prop 'SynPS/2 Synaptics TouchPad' 'libinput Click Method Enabled' 1 0

上記のコマンドを実行しても、ボタンをクリックしたときにマウスポインタが飛び回ることがあります。

指紋センサー

最新のファームウェアとソフトウェアを使うことで指紋センサーは動作します (2019-12-15)。ドライバーの開発情報: [2][3]

1. fwupd を使って最新のファームウェア "Synaptics Prometheus Fingerprint Reader" をインストールしてください。アップデートは手動で行う必要があるかもしれません (公開されているファームウェアがまだテスト段階のため) [4][5]

2. 最新の fprintd と libfprint が必要です [6]fprintd-libfprint2AURlibfprint-gitAUR を使うことができます。

3. fprint の記事には指紋を使って PAM 認証を行う例が載っています。

既知の問題

CPU スロットリングの問題

BIOS バージョン 1.52 では、すぐに CPU の速度が 400 MHz まで下げられてしまうという問題が存在します (古いバージョンの BIOS でも発生するかもしれません)。特に、Bumblebee を使っている場合にこの問題が好発します。

BIOS バージョン 1.54 をインストールすることで問題は解決します。

スピーカーノイズの問題

Lenovo Thinkpad T490 のスピーカーは高周波のホワイトノイズが乗る場合があり、ボリュームを下げても問題は解決せず、スピーカーをミュートにしたりヘッドホン端子を使ったときにノイズが止まります。現在のところ問題を完全に解決する方法はありません。BIOS バージョンを最新にアップデートすることで何も再生していないときはスピーカーが静かになります。ただし何か再生を開始すると、ノイズが音声の後ろで鳴っているのが聞こえます。

最新の BIOS バージョンについては Lenovo サポートウェブサイト を見てください。

MicroSD カードリーダーの問題

MicroSD カードリーダーは arch カーネル 5.3.11-arch1-1 で動作します。古いカーネル では問題が発生します。

Bluetooth

bluetooth スピーカーとのペアリングと初期接続は成功します。既にペアリング済みのデバイスへの (再起動後の) 接続は現在のところ失敗します。カーネルログに以下のエラーメッセージが表示されます:

[ 3183.282938] debugfs: File 'le_min_key_size' in directory 'hci0' already present!
[ 3183.282950] debugfs: File 'le_max_key_size' in directory 'hci0' already present!

この問題は既にカーネルのバグトラッカーに上がっています [7]。接続の問題に関連するかどうかは定かではありません。

サスペンドからの復帰が遅い

サスペンド後にノートパソコンが復帰するまで数秒かかります。WWAN デバイスへのアクセスを BIOS で無効化することで問題は解決します。

ACPI

デフォルトの /etc/acpi/handler.sh スクリプトは以下のようにデバイスをチェックします:

ac_adapter)
        case "$2" in
            AC|ACAD|ADP0)

T490 デバイスの名前は ACPI0003 であるため上記のチェックはうまく機能しません。Acpid にうまくいくパターンが記載されています。

参照