アイコン
freedesktop.org プロジェクトは Icon Theme Specification を提供しており、ほとんどの Linux デスクトップ環境でアイコンテーマのアイコンが統一されるようになっています。また、freedesktop.org は Icon Naming Specification も提供しており、システムにインストールされたアイコンを確かめるための標準の命名規則を定めています。デフォルトのテーマ hicolor には全てが含まれています。
インストール
アイコンとエンブレム
既存のアイコンテーマへカスタムアイコンを加えるために xdg-icon-resource
が使えます。これはアイコンをリサイズして $HOME/.local/share/icons/
へコピーします。この方法でカスタムエンブレムも加えることができます。例:
$ xdg-icon-resource install --size 128 --context emblems archuser-example.png # add as emblem $ xdg-icon-resource install --size 128 archuser-example.png # add as normal icon
Mime タイプアイコン
今日のファイルマネージャは file --mime
の出力による伝統的な MIME タイプを使っていません。代わりに /usr/share/mime/
の定義が使用されます。アイコンの名前を MIME タイプの定義にあわせて ~/.local/share/icons
にコピーすることで、ファイルマネージャはカスタム Mime タイプタイコンを表示するようになります。keepass データベースファイル (*.kdb) のカスタムアイコンを作成する例:
$ sed -En 's/(.*)\/(.*)\:.*.kdb.*/\1-\2/p' /usr/share/mime/globs
application-x-keepass2
次の出力に従ってアイコンの名前を変更します。
$ xdg-icon-resource install --size 128 --context mimetypes application-x-keepass2.png
アイコンテーマ
パッケージ
手動
使用したいアイコンテーマのパッケージが見つけられない場合、手動でインストールする必要があります。
- まず、使いたいアイコンパックをダウンロードしてください。次のサイトから様々なアイコンテーマをダウンロードできます: Customize.org, Opendesktop.org, Xfce-look.org
- アイコンパックをダウンロードしたディレクトリまで移動して展開してください。例:
tar -xzf /home/user/downloads/icon-pack.tar.gz
- 展開したアイコンが入っているフォルダーを移動します。
/usr/share/icons/
(システム全体)、または:~/.icons/
または~/.local/share/icons/
(ユーザーのみ)
- オプションで、アイコンキャッシュを更新するために選択したディレクトリで
gtk-update-icon-cache -f -t
を実行します。
- デスクトップ環境 や ウィンドウマネージャ の適切な設定ツールを使ってアイコンテーマを選択してください。
fstab / gvfs
ドキュメント によれば GVFS を使用するファイルマネージャー (GNOME Files または Thunar) では、NFS 共有などのカスタムの場所のアイコンを表示できます。必要なのは、選択したアイコン テーマでサポートされているアイコン名を持つ、/etc/fstab
内のいくつかの拡張マウントオプションだけです。
/etc/fstab
hostname:/ /mnt/ nfs4 defaults,_netdev,user,rw,exec,comment=x-gvfs-show,x-gvfs-name=Network%20Attached%20Storage,x-gvfs-icon=network-server,x-gvfs-symbolic-icon=network-server,timeo=14 0 0