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このページでは Arch Linux での PAWM ウィンドウマネージャのインストールと設定について扱います。
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{{Note|PAWM はメンテナンスが止まっています。最後のバージョンは 2.3.0 です。}}
 
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[https://sites.google.com/site/pleyadestest/david/projects/pawm PAWM] は、X11 スタッキングウィンドウマネージャーです。Pawm は非常に小さく、高速でシンプルなウィンドウマネージャーです。Xlib に基づいており、コンパイルに他の外部ライブラリを必要としません。これは、ミニマリストのデスクトップ、または次のような単独使用目的のための初期ウィンドウ環境を提供します。
== イントロダクション ==
 
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*Webブラウザ端末コンピュータ。
[https://sites.google.com/site/pleyadestest/david/projects/pawm PAWM] は X11 のスタック型ウィンドウマネージャです。小さくて軽量でシンプルなウィンドウマネージャとなっています。Xlib を使用しておりコンパイルするのに他のライブラリは必要ありません。ミニマリストなデスクトップのウィンドウ環境として使ったり、GUI ベースのプラグラムのテストなど、使い捨て環境として利用できます。
 
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*GUI ベースのプログラムのテスト。
   
PAWM は David Gómez と Raúl Núñez de Arenas Coronado によって書かれました。あらゆる X アプリケーションを実行できる、シンプル使いやすい、極めて小さなウィンドウマネージャが目標です。PAWM は ''Puto Amo Window Manager'' の略です。
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PAWM は David Gómez と Raúl Núñez de Arenas Colonado によって書かれました。PAWM は、任意の X アプリケーションを実行しながら、シンプルかつ直感的に使用できる小さなウィンドウマネージャーを作成ることを目的として作成されました
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PAWM は ''Puto Amo Window Manager'' の略です。
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{{Note|現在メンテナンスされていない状態です。最新リリースのバージョンは 2010 年にリリースされた 2.3.0 です。}}
   
 
== インストール ==
 
== インストール ==
{{AUR|pawm}} を[[インストール]]してください。
 
   
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{{AUR|pawm}} を [[インストール]] してください。
== PAWM の起動 ==
 
デフォルトウィンドウマネージャとして PAWM を起動するには、{{ic|~/.xinitrc}} ファイルを変更して最後の行に以下を追加 ([[xinitrc]] を参照):
 
exec pawm
 
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行すれば PAWM がウィンドウマネージャとして起動します:
 
$ startx
 
   
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== 使い方 ==
ブート時に X が起動するように設定したい場合は[[ログイン時に X を起動]]のページを読んでください。
 
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[[xinit]] で指定して {{ic|pawm}} を実行します。
   
 
== 設定 ==
 
== 設定 ==
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デフォルトでは、PAWM は古めかしいプレーンな青を表示します。{{ic|/etc/pawm.conf}} ファイルを編集することで PAWM のスキームをカスタマイズできます。
 
デフォルトでは、PAWM は古めかしいプレーンな青を表示します。{{ic|/etc/pawm.conf}} ファイルを編集することで PAWM のスキームをカスタマイズできます。
   
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=== アイコン ===
 
=== アイコン ===
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PAWM は [https://en.wikipedia.org/wiki/X_PixMap .xpm] フォーマットしかサポートしていません。[[GIMP]] などのプログラムで変換してください。
 
PAWM は [https://en.wikipedia.org/wiki/X_PixMap .xpm] フォーマットしかサポートしていません。[[GIMP]] などのプログラムで変換してください。
   
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PAWM で使用するアイコンは {{ic|/usr/share/pawm/icons/}} に入れる必要があります。
 
PAWM で使用するアイコンは {{ic|/usr/share/pawm/icons/}} に入れる必要があります。
   
== アプリケーションランチャー ==
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=== アプリケーションランチャー ===
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まず {{ic|~/.pawm}} ディレクトリを作成してください。ユーザーごとにアプリケーションセットを設定することができます。
 
まず {{ic|~/.pawm}} ディレクトリを作成してください。ユーザーごとにアプリケーションセットを設定することができます。
   
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この記事では3番目の方法を説明します。
 
この記事では3番目の方法を説明します。
   
=== 新しいランチャーファイルの作成 ===
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==== 新しいランチャーファイルの作成 ====
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ディレクトリに新しいファイルを作成してください。以下では例としてターミナルエミュレータの [http://www.pleyades.net/david/sakura.php Sakura] を使います。
 
ディレクトリに新しいファイルを作成してください。以下では例としてターミナルエミュレータの [http://www.pleyades.net/david/sakura.php Sakura] を使います。
   
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Sakura
 
Sakura
 
sakura
 
sakura
次から PAWM を起動するとアイコンが表示されるはずです。
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次から PAWM を起動するとアイコンが表示されます。同様に、位置を含むアイコンの変更も保存されます。
   
 
== PAWM を使う ==
 
== PAWM を使う ==
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PAWM の操作は簡単です。
 
PAWM の操作は簡単です。
 
* ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックするとウィンドウを巻き上げることができます。
 
* ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックするとウィンドウを巻き上げることができます。
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* 電源ボタンをクリックすると PAWM を終了するダイアログが表示されます。
 
* 電源ボタンをクリックすると PAWM を終了するダイアログが表示されます。
 
* PAWM をリロードすると全ての変更が適用されます。
 
* PAWM をリロードすると全ての変更が適用されます。
 
== PAWM ユーティリティ ==
 
[[AUR]] には以下のユーティリティのパッケージが存在します:
 
* {{AUR|xsri}}{{Broken package link|{{aur-mirror|xsri}}}} - 画像やグラデーションを設定できるプログラム。{{ic|~/.xinitrc}} から使えます。
 
* {{AUR|thinglaunch}}{{Broken package link|{{aur-mirror|thinglaunch}}}} - X のランチャープログラム。プログラムの名前を入力すればプログラムを起動できます。thinglaunch は使用リソースが少なくて Xlib にしか依存しません。
 
* {{AUR|pawmIcons}}{{Broken package link|{{aur-mirror|pawmicons}}}} - シンプルな python ベースのユーティリティ。フリーのランチャーアイコンを作成します。カスタムアイコンはサポートしていません。
 

2023年12月24日 (日) 07:11時点における最新版

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PAWM は、X11 スタッキングウィンドウマネージャーです。Pawm は非常に小さく、高速でシンプルなウィンドウマネージャーです。Xlib に基づいており、コンパイルに他の外部ライブラリを必要としません。これは、ミニマリストのデスクトップ、または次のような単独使用目的のための初期ウィンドウ環境を提供します。

  • Webブラウザ端末コンピュータ。
  • GUI ベースのプログラムのテスト。

PAWM は David Gómez と Raúl Núñez de Arenas Colonado によって書かれました。PAWM は、任意の X アプリケーションを実行しながら、シンプルかつ直感的に使用できる小さなウィンドウマネージャーを作成することを目的として作成されました。

PAWM は Puto Amo Window Manager の略です。

ノート: 現在メンテナンスされていない状態です。最新リリースのバージョンは 2010 年にリリースされた 2.3.0 です。

インストール

pawmAURインストール してください。

使い方

xinit で指定して pawm を実行します。

設定

デフォルトでは、PAWM は古めかしいプレーンな青を表示します。/etc/pawm.conf ファイルを編集することで PAWM のスキームをカスタマイズできます。

色は16進数の値で変更します。フォントはコアフォントや Xft フォント [1] で変更できます。

pabar, paicons, pashut のアイコンや追加したモジュールの挙動も調整すると良いでしょう。

アイコン

PAWM は .xpm フォーマットしかサポートしていません。GIMP などのプログラムで変換してください。

  • Window アイコンは 20x20 ピクセルです。
  • Pashut アイコンは 20x20 ピクセルです。
  • Paicon アイコンはどんなサイズにもできます。

PAWM で使用するアイコンは /usr/share/pawm/icons/ に入れる必要があります。

アプリケーションランチャー

まず ~/.pawm ディレクトリを作成してください。ユーザーごとにアプリケーションセットを設定することができます。

PAWM でプログラムを起動する方法は3つあります:

  • ~/.xinitrc ファイルにプログラムを追加。
  • コンソールから -display パラメータを付けてプログラムを起動。
  • PAWM アプリケーションランチャーを使う。

この記事では3番目の方法を説明します。

新しいランチャーファイルの作成

ディレクトリに新しいファイルを作成してください。以下では例としてターミナルエミュレータの Sakura を使います。

ファイル名には app を先頭に付けて、20字以内に収める必要があります。

appSakura

お気に入りのエディタを使ってファイルを開いて下さい。ランチャーアプリには4行だけが必要です。

  1. 使用する画像の名前。
  2. アイコンの初期画面位置。移動すると、PAWM は X, Y 座標を編集します。
  3. アイコンのテキスト。任意。
  4. アプリケーションのバイナリ。相対・絶対パスどちらでも指定できます。

作成したファイルは以下のようになります:

sakura.xpm
40 40
Sakura
sakura

次から PAWM を起動するとアイコンが表示されます。同様に、位置を含むアイコンの変更も保存されます。

PAWM を使う

PAWM の操作は簡単です。

  • ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックするとウィンドウを巻き上げることができます。
  • 最小化, 最大化/元のサイズに復元, 閉じるボタンが存在します。
  • ウィンドウはドラッグできます。
  • ランチャーアイコンもドラッグできます。
  • PABar で開いたアプリケーションをクリックすると最小化します。
  • Alt+Tab でウィンドウを切り替えます。
  • ランチャーをクリックするとプログラムが起動します。
  • 電源ボタンをクリックすると PAWM を終了するダイアログが表示されます。
  • PAWM をリロードすると全ての変更が適用されます。