「Rdesktop」の版間の差分
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=== 自動スケーリング === |
2017年10月12日 (木) 23:15時点における版
rdesktop は Microsoft のプロプライエタリな RDP プロトコルのフリーでオープンソースなクライアントで GNU General Public License の下でリリースされています。rdesktop を使って Windows 2000/XP/Vista/Win7 の RDP サーバーに接続して Windows PC をリモートで管理することができます。
2008年7月現在、rdesktop は RDP 5 の大部分を実装していて、以下のような機能が含まれます:
- ビットマップキャッシュ
- ファイルシステム、オーディオ、シリアルポート、プリンタポートのリダイレクト
- 多数の各国語キーボードのマッピング
- ストリーム圧縮と暗号化
- 自動認証
- スマートカードのサポート
- SeamlessRDP による RemoteApp のような"シームレス"モードのサポート
以下の機能はまだ実装されていません:
- リモートアシスタンスの要求
- USB デバイスのリダイレクト
RDP 5.1 や RDP 6 で追加された機能のサポート (マルチヘッドディスプレイ表示やウィンドウコンポジション) もまだ実装されていません。
インストール
公式リポジトリから rdesktop をインストールしてください。
使用方法
オプションの完全なリストについては rdesktop の man ページを見て下さい。下は典型的な使用になります:
$ rdesktop -g 1440x900 -P -z -x l -r sound:off -u windowsuser 98.180.102.33:3389
左から右に意味を解説すると:
-g 1440x900 | ディスプレイの解像度を 1440x900 に設定。 |
-P | ビットマップキャッシュの有効化・変換の高速化。 |
-z | RDP データストリームの圧縮を有効化。 |
-x l | "lan" 品質レベルを使う、他のオプションについては man ページを見て下さい。 |
-r sound:off | サーバーで生成されたサウンドを null にリダイレクト。 |
-u windowsuser | Windows PC にログインするときに使用するユーザー名を定義します。 |
98.180.102.33:3389 | 対象マシンの IP アドレスとポート番号。 |
ヒントとテクニック
自動スケーリング
画面にあわせて自動スケールするようにするには、rdekstop のコマンドラインに次を渡して下さい:
-g $(xrandr -q | awk '/Screen 0/ {print int($8/1.28) $9 int($10/1.2)}' | sed 's/,//g')
"-g" フラグを使う方法もあります:
$ rdesktop -g 100% -P -z 98.180.102.33:3389
IP アドレスの代わりに NetBIOS 名を使う
ネットワークの Windows コンピュータの IP アドレスがわからない場合、wins サポートを有効にする必要があります。そのためには、samba をインストールしてください。samba で wins を有効にするのは驚くほど簡単です: /etc/samba/smb.conf
を編集して次の行を追加するか適当な行をアンコメントしてください:
wins support = yes
そして winbind をインストールして、/etc/nsswitch.conf
を編集してホストのリストに "wins" を追加してください。
smbd
と nmbd
サービスを再起動して Windows の NetBIOS ホストに ping を送信してテストしてください。
表示されないカーソルを補う
参照
- rdesktop 公式ホームページ
- freerdp: ネットワークレベル認証 (Network Level Authentication, NLA) など RDP 7.1 の機能をサポートした rdesktop のフォーク。[1] も参照。