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{{Warning|{{ic|RemainAfterExit}} 行を追加すると、dispatcher が閉じなくなります。残念ながら、スクリプトを再度実行する前に、dispatcher を '''終了する必要があります''' これにより、dispatcher はタイムアウトしませんが、閉じません。つまり、スクリプトは起動ごとに 1 回しか実行されません。したがって、タイムアウトが問題を引き起こしていることが明らかでない限り、この行を追加しないでください。}}
 
{{Warning|{{ic|RemainAfterExit}} 行を追加すると、dispatcher が閉じなくなります。残念ながら、スクリプトを再度実行する前に、dispatcher を '''終了する必要があります''' これにより、dispatcher はタイムアウトしませんが、閉じません。つまり、スクリプトは起動ごとに 1 回しか実行されません。したがって、タイムアウトが問題を引き起こしていることが明らかでない限り、この行を追加しないでください。}}
   
=== Dispatcher examples ===
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=== Dispatcher ===
   
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==== リモートフォルダを sshfs でマウント ====
==== Mount remote directory with sshfs ====
 
   
As the script is run in a very restrictive environment, you have to export {{ic|SSH_AUTH_SOCK}} in order to connect to your SSH agent. There are different ways to accomplish this, see [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1042030#p1042030 this message] for more information. The example below works with [[GNOME Keyring]], and will ask you for the password if not unlocked already. In case NetworkManager connects automatically on login, it is likely ''gnome-keyring'' has not yet started and the export will fail (hence the sleep). The {{ic|UUID}} to match can be found with the command {{ic|nmcli connection status}} or {{ic|nmcli connection list}}.
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スクリプトは制限的な環境で実行されるので、SSH エージェントに接続するには {{ic|SSH_AUTH_SOCK}} export する必要があります。複数の方法が存在します、詳しくは [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1042030#p1042030 このメッセージ] を見て下さい。以下の例は [[GNOME Keyring]] と一緒に動作し、ロックが解除されていない場合にパスワードを尋ねます。NetworkManager がログイン時に自動的に接続する場合は、''gnome-keyring'' は起動せず export は失敗します。{{ic|UUID}} {{ic|nmcli con status}} {{ic|nmcli con list}} コマンドで確認できます。
   
 
{{bc|<nowiki>
 
{{bc|<nowiki>

2023年2月8日 (水) 21:02時点における版

関連記事

NetworkManager はネットワークの検知とシステムの設定を自動で行いネットワークに接続するプログラムです。NetworkManager の機能は無線・有線両方のネットワークに使うことができます。無線ネットワークでは、既知の無線ネットワークを優先し、一番信頼性のあるネットワークに切り替えることができます。NetworkManager 対応アプリケーションはオンラインとオフラインを切り替えることが可能です。また、NetworkManager は無線接続よりも有線接続が優先され、モデム接続や特定の VPN に対応しています。NetworkManager はもともとは Red Hat によって開発されていましたが、現在では GNOME プロジェクトによってホストされています。

警告: デフォルトでは、Secrets (WiFi パスワードなど) は、ファイルシステムの root ユーザーと、GUI を介して設定にアクセスできるユーザー (nm-applet など) がアクセスできます。Wi-Fi パスワードの暗号化 を参照してください。

目次

インストール

NetworkManager は公式リポジトリにある networkmanager パッケージでインストールできます。これには、デーモンとコマンドラインインターフェース (nmcli)、cursesベースのテキストインターフェース (nmtui)が含まれます。

NetworkManager を有効にする

インストール後、NetworkManager.service開始/有効 します。NetworkManager デーモンが起動すると、すでに構成されている使用可能な "system connections" に自動的に接続します。"user connections" または未接続の場合は、構成および接続するために、nmcli またはアプレットが必要です。

追加のインターフェース

ノート: ネットワークを設定しようとするサービスが他に動いていないことを確認してください。複数のネットワークサービスがあると衝突します。systemctl --type=service で現在動作しているサービスのリストを表示できるので、ネットワークサービスがあったら停止してください。NetworkManager サービスを有効にする方法は設定を見てください。

VPN サポート

NetworkManager 1.16 から WireGuard に対応しました。詳細は [1] を参照してください。

NetworkManager の VPN サポートはプラグインシステムをベースにしています。NetworkManager で VPN のサポートが必要なときは以下のパッケージの中から必要なものをインストールしてください:

警告: VPN サポートは 不安定 です。GUI からデーモンプロセスのオプションが正しく設定されていることを確認して、パッケージがリリースされるたびに再確認してください [2]

Mobile broadband support

モバイル回線に接続するためには、modemmanagermobile-broadband-provider-info 、または usb_modeswitchインストールしてください。 詳しくは USB 3G モデム#Network Manager を確認してください。

PPPoE / DSL サポート

PPPoE / DSL 接続のサポートが必要な場合は rp-pppoeインストールしてください。実際に使うためには、nm-connection-editor から新しい DSL/PPPoE 接続を追加してください。

グラフィカルフロントエンド

NetworkManager を簡単に使えるようにするためのアプレットをインストールすることができます。この GUI フロントエンドはシステムトレイ(や通知エリア)に収納され、NetworkManager のネットワーク選択や設定が可能です。異なるデスクトップにあわせて様々なアプレットが存在します。その他に #nm-applet を使うこともできます。

GNOME

GNOME にはツールが内蔵されており、ネットワーク設定からアクセスできます。

KDE Plasma

plasma-nm アプレットをインストールしてください。

nm-applet

network-manager-applet はあらゆる Xorg 環境で動作する GTK+ 3 フロントエンドです (システムトレイに表示されます)。

接続情報を保存するには GNOME Keyring をインストール・設定してください。

Make available to other users オプションを有効にすると、NetworkManager はパスワードを平文で保存します。ただしファイルにアクセスできるのは root だけです (他のユーザーは nm-applet を介してアクセスします)。#Wi-Fi パスワードの暗号化を見てください。

システムトレイを使わずに nm-applet を起動したい場合、trayer または stalonetray を使います。例えば、以下のようなスクリプトを追加して使うことができます:

nmgui
#!/bin/sh
nm-applet    2>&1 > /dev/null &
stalonetray  2>&1 > /dev/null
killall nm-applet

stalonetray のウィンドウを閉じると nm-applet も終了するため、ネットワーク設定で無駄なメモリを消費することがありません。

Xfce

Xfce でも network-manager-applet は動作しますが、エラーメッセージなど通知を表示するには nm-applet に加えて FreeDesktop.org の仕様に準拠したデスクトップ通知デーモンが必要です。xfce のパネル設定では "Notification Area" という名前のアプリになります。通知を有効にするには xfce4-notifyd をインストールしてください。新しい無線ネットワークに接続したときにパスワードの入力プロンプトを表示させるには gnome-keyring などの org.freedesktop.secrets サービスが必要です。

通知デーモンがないと、nm-applet アプレットは以下のエラーを標準出力に表示します:

(nm-applet:24209): libnotify-WARNING **: Failed to connect to proxy
** (nm-applet:24209): WARNING **: get_all_cb: couldn't retrieve
system settings properties: (25) Launch helper exited with unknown
return code 1.
** (nm-applet:24209): WARNING **: fetch_connections_done: error
fetching connections: (25) Launch helper exited with unknown return
code 1.
** (nm-applet:24209): WARNING **: Failed to register as an agent:
(25) Launch helper exited with unknown return code 1

nm-applet は問題なく動作しますが、通知は表示されません。

アプレットが表示されない場合は xfce4-indicator-pluginAUR パッケージをインストールしてください [3]

Openbox

Openbox で正しく動作させるには、XFCE と同じ理由で GNOME アプレットに xfce4-notifyd 通知デーモンが必要です。また、システムトレイにアプレットを表示するには gnome-icon-theme パッケージが必要です。

認証情報 (Wireless/DSL) を保存するには GNOME Keyring をインストール・設定してください。

nm-applet は autostart ファイルを /etc/xdg/autostart/nm-applet.desktop にインストールします。これに問題が発生する場合 (例: nm-applet が二度起動する、全く起動しない)、Openbox#autostart[4] を見て解決してください。

コマンドライン

nmcli

networkmanager パッケージにはバージョン 0.8.1 から nmcli が含まれています。

例:

  • wifi ネットワークに接続するには:
    nmcli dev wifi connect <name> password <password>
  • wlan1 の wifi インターフェイスの wifi に接続するには:
    nmcli dev wifi connect <name> password <password> iface wlan1 [profile name]
  • インターフェイスを切断するには:
    nmcli dev disconnect iface eth0
  • 切断されたインターフェイスに再接続するには:
    nmcli con up uuid <uuid>
  • UUID のリストを表示するには:
    nmcli con show
  • ネットワークデバイスのリストと状態を表示するには:
    nmcli dev
  • wifi をオフにするには:
    nmcli r wifi off

nmtui

nmtuinetworkmanager のグラフィックフロントエンドで curses を使っています。X のない環境でネットワークを設定・管理するのに便利です。networkmanager パッケージにはバージョン 0.9.10 から nmtui が含まれています。

nmcli-dmenu

もしくは nm-applet の代わりに dmenu を使って NetworkManager の接続を管理する小さなスクリプト networkmanager-dmenu-gitAUR も存在します。既存の NetworkManager の有線・無線接続に接続したり、新しい無線接続に接続したり、必要であればパスフレーズをリクエストする、既存の VPN 接続に接続する、ネットワークを無効化・有効化する、nm-connection-editor GUI を起動するなどの機能が備わっています。

設定

NetworkManager には正しく機能させるために必要なことがあります。

次に進む前に /etc/hosts が正しいことを確認してください。この手順を行う前に接続を試すと、NetworkManager が設定を変えてしまうことがあります。ネットワーク設定 #ホストネームの設定 にあるように設定ができていることを確認してください。/etc/hosts の例:

/etc/hosts
127.0.0.1 localhost
::1       localhost

nss-myhostname を使っていない場合:

/etc/hosts
127.0.0.1 my-laptop localhost
::1       my-laptop localhost

NetworkManager を有効にする

NetworkManager は NetworkManager.service を使って操作します。NetworkManager デーモンが起動すると、自動的に設定済みの有効な "システム接続" に接続します。"ユーザー接続"や設定していない接続には nmcli やアプレットを使って設定・接続する必要があります。

NetworkManager のグローバルな設定ファイルは /etc/NetworkManager/NetworkManager.conf にあります。他の設定ファイルは /etc/NetworkManager/conf.d/ 以下に置くことが出来ます。通常、グローバルなデフォルト設定ファイルに設定を加える必要はありません。

NetworkManager Wait Online を有効にする

ネットワークが立ち上がる前にサービスが起動して失敗する場合、NetworkManager サービスにプラスして NetworkManager-wait-online.service を使って下さい。ただし、ネットワークが設定されていないときでも殆どのネットワークデーモンは正しく立ち上がるので、これが必要になるのは稀です。

それでもサービスが正しく起動できない場合 /usr/lib/systemd/system/NetworkManager-wait-online.service のタイムアウト設定が短すぎることが原因です。デフォルトのタイムアウトである 30 から高い値に修正してください。

PolicyKit パーミッションの設定

ワーキングセッションの設定については一般的なトラブルシューティング#セッションのパーミッションを参照してください。

ワーキングセッションで、NetworkManager に必要な特権を与える方法は複数存在します:

方法 1. ログイン時に /usr/lib/polkit-gnome/polkit-gnome-authentication-agent-1 (polkit-gnome に含まれています) などの PolicyKit 認証エージェントを実行する。ネットワーク接続を追加・削除したときにパスワードを求められるようになります。

方法 2. ユーザーを wheel グループに追加する。パスワードを入力する必要はなくなりますが、root パスワードを入力せずに sudo を使えるなど、他の権限もユーザーアカウントに与えてしまうことになります。

方法 3. ユーザーを network グループに追加して以下のファイルを作成する:

/etc/polkit-1/rules.d/50-org.freedesktop.NetworkManager.rules
polkit.addRule(function(action, subject) {
  if (action.id.indexOf("org.freedesktop.NetworkManager.") == 0 && subject.isInGroup("network")) {
    return polkit.Result.YES;
  }
});

network グループの全てのユーザーはパスワードなしでネットワークを追加・削除できるようになります。systemd-logind でアクティブセッションを作っていない場合、この方法は systemd では動きません。

プロクシ設定

NetworkManager は直接プロクシ設定を扱いませんが、GNOME や KDE を使っている場合、NetworkManager の情報を使ってプロクシ設定を管理する proxydriver を使うことができます。AURproxydriverAUR パッケージを探して下さい。

proxydriver でプロクシ設定を変更できるようにするには、GNOME スタートアッププロセスの一部として、次のコマンドを実行する必要があります (System -> Preferences -> Startup Applications):

xhost +si:localuser:your_username

参照: プロキシ設定

DHCP client

NetworkManager はデフォルトでは DHCP クライアントは内部のものを使います。DHCPv4 プラグインは nettools' n-dhcp4 ライブラリが基になっていて、DHCPv6 プラグインは systemd-networkd のコードが基となっています。

NetworkManager は他の DHCP クライアントを使うことができ、そのためには次の好きな方をインストールしてください:

ノート:
  • NetworkManager は、 dhcpcd を IPv6 のために使うことを、サポートしていません (詳しくは NetworkManager issue #5 )。DHCP クライアントとして dhcpcd を設定している場合には、 DHCPv6 内部のクライアントを使います。
  • NetworkManager はdhcpcd のバージョン 9.0.0 以上をサポートしなくなりました。詳細は FS#66231 を見てください。
  • dhclientdhclient が提供する systemd ユニットを有効にしないでください。NetworkManager と干渉します。

DHCP クライアントのバックエンドを変えたい場合は、/etc/NetworkManager/conf.d/ にある設定ファイルで main.dhcp=dhcp_client_name を設定してください。例:

/etc/NetworkManager/conf.d/dhcp-client.conf
[main]
dhcp=dhclient

dnsmasq

dnsmasq がインストールされていることを確認します。次に、/etc/NetworkManager/conf.d/ の設定ファイルを使用して main.dns=dnsmasq を設定します。

/etc/NetworkManager/conf.d/dns.conf
[main]
dns=dnsmasq

次に、root として nmcli general reload を実行します。 NetworkManager は自動的に dnsmasq を起動し、 /etc/resolv.conf127.0.0.1 を追加します。元の DNS サーバは /run/NetworkManager/no-stub-resolv.conf にあります。 dnsmasq が使用されていることを確認するには、 drill example.com を使用して同じ DNS ルックアップを2回実行し、サーバーとクエリの時間を確認します。

ノート:
  • dnsmasq.service を起動したり、 /etc/dnsmasq.conf を編集したりする必要はありません。 NetworkManager は、 systemd サービスを使用せず、dnsmasq のデフォルト設定ファイルを読み込まずに dnsmasq を起動します。
  • NetworkManager によって起動された dnsmasq インスタンスは 127.0.0.1:53 にバインドされます。同じアドレスとポートで他のソフトウェア (dnsmasq.service を含む) を実行することはできません。

systemd-resolved

NetworkManager は、 systemd-resolved を DNS リゾルバおよびキャッシュとして使用できます。使用する前に、 systemd-resolved が正しく設定され、systemd-resolved.serviceスタート してることを確認してください。

/etc/resolv.confsymlink から /run/systemd/resolve/stub-resolv.conf/run/systemd/resolve/resolv.conf、 または /usr/lib/systemd/resolv.conf に設定されている場合は、自動的に systemd-resolved が使用されます。

main.dns=systemd-resolved/etc/NetworkManager/conf.d/ 設定すると、明示的に有効にできます。

/etc/NetworkManager/conf.d/dns.conf
[main]
dns=systemd-resolved

NetworkManager の無効化

dbus によってサービスが自動的に起動してしまうこともあります。systemctl でサービスをマスクすることで完全に無効化できます:

# systemctl mask NetworkManager
# systemctl mask NetworkManager-dispatcher

/etc/resolv.conf

NetworkManager の /etc/resolv.conf 管理モードは、 main.rc-manager 設定で設定されています。デフォルトの auto モードでは、 /etc/resolv.conf の管理方法が次の順序で選択されます。

  • /etc/resolv.conf不変 の場合、ファイルは はまったく変更されません。 です。これは main.rc-manager=unmanaged と同じです。
  • /etc/resolv.conf/run/systemd/resolve/stub-resolv.conf/run/systemd/resolv.conf、または /usr/lib/systemd/resolv.conf へのシンボリックリンクの場合、systemd-resolved が使用されています これは main.rc-manager=systemd-resolved と同じです。
  • /usr/bin/resolvconf が存在する場合は、resolvconfを使用 これは main.rc-manager=resolvconf と同じです。
  • /etc/resolv.conf が通常のファイルの場合、 NetworkManager はそのファイルに直接書き込みます。これは main.rc-manager=file と同じです。

詳細は、 NetworkManager.conf(5) のマニュアルページを参照してください。

ヒント: openresolv を使用すると、 NetworkManager を他の resolvconf の場合サポートソフトウェアと共存させることができます。たとえば、 openresolv が subscriber を持つローカル DNS キャッシングおよびスプリット DNS リゾルバを実行できます。 openresolv で NetworkManager を使用している場合、条件付き転送はまだ完全にはサポートされていません

NetworkManager は、いわゆる dispatcher スクリプト経由のフックも提供しています。これは、ネットワークの変更後に /etc/resolv.conf を変更するために使用できます。詳細は、 NetworkManager dispatcher および NetworkManager(8) を参照してください。

ノート:
  • NetworkManager が dnsmasq または systemd-resolved のいずれかを使用するように設定されている場合、適切なループバックアドレスが /etc/resolv.conf に書き込まれます。
  • NetworkManager が resolv.conf に書き込む、または書き込む /etc/resolv.conf ファイルは、 /run/NetworkManager/resolv.conf にあります。
  • 取得したネームサーバと検索ドメインを含む resolv.conf ファイルは /run/NetworkManager/no-stub-resolv.conf にあります。
管理対象外の /etc/resolv.conf

NetworkManager が /etc/resolv.conf に干渉しないようにするには、/etc/NetworkManager/conf.d/ の設定ファイルで main.dns=none を設定します。

/etc/NetworkManager/conf.d/dns.conf
[main]
dns=none
ヒント: NetworkManager が DNS 設定を systemd-resolved に送信しないように、main.systemd-resolved=false を設定することもできます。
ノート: #DNS キャッシングと条件付きフォワーディング を参照して、NetworkManager を main.dns=none ではなく、 dnsmasqsystemd-resolved などの他の DNS バックエンドを使用して設定してください。

その後、 /etc/resolv.conf は壊れたシンボリックリンクになるかもしれませんので、削除する必要があります。次に、新しい /etc/resolv.conf ファイルを作成します。

openresolv を使用
ヒント: NetworkManager は、/etc/resolv.conf が不変であるか、システムの resolv.conf ファイルの一つへのシンボリックリンクでない限り、自動的に resolvconf を使います。
ノート: NetworkManager は、 systemd-resolvconf によって提供される system-resolved の resolvconf インターフェイス resolvectl COMPATIBILITY WITH RESOLVCONF(8) の使用をサポートしていません。

openresolv を使用するように NetworkManager を明示的に設定するには、 main.rc-manager=resolvconf/etc/NetworkManager/conf.d/ の設定ファイルで設定します。

/etc/NetworkManager/conf.d/rc-manager.conf
[main]
rc-manager=resolvconf

NetworkManager dispatcher を使用したネットワークサービス

NetworkManager がインターフェースを起動するまで実行したくないネットワークサービスがかなりあります。NetworkManager には、ネットワークに接続したときにサービスを開始し、切断したときにサービスを停止する機能があります (NFSSMB、および NTPd など)

この機能を有効にするには、NetworkManager-dispatcher.service有効化 および 起動 する必要があります。

サービスがアクティブになると、スクリプトを /etc/NetworkManager/dispatcher.d ディレクトリに追加できます。

スクリプトは root によって所有されている必要があります。そうでない場合、dispatcher はスクリプトを実行しません。セキュリティを強化するために、グループ 所有権 も root に設定します。

# chown root:root /etc/NetworkManager/dispatcher.d/10-script.sh

ファイルが 実行可能属性 であることを確認してください。

スクリプトは、接続時にはアルファベット順で実行され、切断時にはアルファベットの逆順で実行されます。それらがどのような順序で表示されるかを確認するために、スクリプト名の前に数字を使用するのが一般的です (例:10-portmap または 30-netfs) "ポートマッパー" は、NFS マウントが試行される前に稼働しています。)

スクリプトは次の引数を受け取ります。:

  • インターフェイス名: 例えば eth0
  • Action: up, down, vpn-up, vpn-down, ... (参照 NetworkManager(8) 完全なリストについては)
警告: 外部ネットワークまたはパブリックネットワークに接続する場合は、開始しようとしているサービスと、それらのサービスが接続できると予想されるサーバーに注意してください。パブリックネットワークに接続しているときに間違ったサービスを開始すると、セキュリティホールが生じる可能性があります

dispatcher タイムアウトの回避

上記が動作している場合、このセクションは関係ありません。しかし、dispatcher スクリプトの実行に関連する一般的な問題があり、実行に時間がかかります。当初は、3秒間の内部タイムアウトのみが使用されていました。呼び出されたスクリプトが時間内に完了しない場合、スクリプトは強制終了されました。その後、タイムアウトは約20秒に延長されました (詳しくは Bugtracker をご覧ください) タイムアウトがまだ問題を引き起こしている場合、NetworkManager-dispatcher.service が終了後もアクティブであるように ドロップインファイル を使用することで回避できるかもしれません。

/etc/systemd/system/NetworkManager-dispatcher.service.d/remain_after_exit.conf
[Service]
RemainAfterExit=yes

変更した NetworkManager-dispatcher サービスを開始して有効にします。

警告: RemainAfterExit 行を追加すると、dispatcher が閉じなくなります。残念ながら、スクリプトを再度実行する前に、dispatcher を 終了する必要があります これにより、dispatcher はタイムアウトしませんが、閉じません。つまり、スクリプトは起動ごとに 1 回しか実行されません。したがって、タイムアウトが問題を引き起こしていることが明らかでない限り、この行を追加しないでください。

Dispatcher 例

リモートフォルダを sshfs でマウント

スクリプトは制限的な環境で実行されるので、SSH エージェントに接続するには SSH_AUTH_SOCK を export する必要があります。複数の方法が存在します、詳しくは このメッセージ を見て下さい。以下の例は GNOME Keyring と一緒に動作し、ロックが解除されていない場合にパスワードを尋ねます。NetworkManager がログイン時に自動的に接続する場合は、gnome-keyring は起動せず export は失敗します。UUIDnmcli con statusnmcli con list コマンドで確認できます。

#!/bin/sh
USER='username'
REMOTE='user@host:/remote/path'
LOCAL='/local/path'

interface=$1 status=$2
if [ "$CONNECTION_UUID" = "uuid" ]; then
  case $status in
    up)
      # sleep 10
      SSH_AUTH_SOCK=$(find /tmp -maxdepth 1 -type s -user "$USER" -name 'ssh')
      export SSH_AUTH_SOCK
      su "$USER" -c "sshfs $REMOTE $LOCAL"
      ;;
    down)
      fusermount -u "$LOCAL"
      ;;
  esac
fi

Mounting of SMB shares

Some SMB shares are only available on certain networks or locations (e.g. at home). You can use the dispatcher to only mount SMB shares that are present at your current location.

The following script will check if we connected to a specific network and mount shares accordingly:

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/30-mount-smb.sh
#!/bin/sh

# Find the connection UUID with "nmcli connection show" in terminal.
# All NetworkManager connection types are supported: wireless, VPN, wired...
if [ "$2" = "up" ]; then
  if [ "$CONNECTION_UUID" = "uuid" ]; then
    mount /your/mount/point & 
    # add more shares as needed
  fi
fi

The following script will unmount all SMB shares before a software initiated disconnect from a specific network:

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/pre-down.d/30-umount-smb.sh
#!/bin/sh

if [ "$CONNECTION_UUID" = "uuid" ]; then
  umount -a -l -t cifs
fi
ノート: Make sure this script is located in the pre-down.d sub-directory as shown above, otherwise it will unmount all shares on any connection state change.

The following script will attempt to unmount all SMB shares following an unexpected disconnect from a specific network:

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/40-umount-smb.sh
#!/bin/sh

if [ "$CONNECTION_UUID" = "uuid" ]; then
  if [ "$2" = "down" ]; then
    umount -a -l -t cifs
  fi
fi
ノート:
  • Since NetworkManager 0.9.8, the pre-down and down events are not executed on shutdown or restart, see this bug report for more info.
  • The previous umount scripts are still prone to leaving applications actually accessing the mount to 'hang'.

An alternative is to use the script as seen in NFS#Using a NetworkManager dispatcher:

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/30-smb.sh
#!/bin/sh

# Find the connection UUID with "nmcli con show" in terminal.
# All NetworkManager connection types are supported: wireless, VPN, wired...
WANTED_CON_UUID="CHANGE-ME-NOW-9c7eff15-010a-4b1c-a786-9b4efa218ba9"

if [ "$CONNECTION_UUID" = "$WANTED_CON_UUID" ]; then
    
    # Script parameter $1: network interface name, not used
    # Script parameter $2: dispatched event
    
    case "$2" in
        "up")
            mount -a -t cifs
            ;;
        "down"|"pre-down"|"vpn-pre-down")
            umount -l -a -t cifs >/dev/null
            ;;
    esac
fi
ノート: This script ignores mounts with the noauto option, remove this mount option or use auto to allow the dispatcher to manage these mounts.

Create a symlink inside /etc/NetworkManager/dispatcher.d/pre-down/ to catch the pre-down events:

# ln -s ../30-smb.sh /etc/NetworkManager/dispatcher.d/pre-down.d/30-smb.sh

Mounting of NFS shares

See NFS#Using a NetworkManager dispatcher.

Use dispatcher to automatically toggle wireless depending on LAN cable being plugged in

The idea is to only turn Wi-Fi on when the LAN cable is unplugged (for example when detaching from a laptop dock), and for Wi-Fi to be automatically disabled, once a LAN cable is plugged in again.

Create the following dispatcher script[5], replacing LAN_interface with yours.

Note that there is a fail-safe for the case when the LAN interface was connected when the computer was last on, and then disconnected while the computer was off. That would mean the radio would still be off when the computer is turned back on, and with a disconnected LAN interface, you would have no network.

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/wlan_auto_toggle.sh
#!/bin/sh

if [ "$1" = "LAN_interface" ]; then
    case "$2" in
        up)
            nmcli radio wifi off
            ;;
        down)
            nmcli radio wifi on
            ;;
    esac
elif [ "$(nmcli -g GENERAL.STATE device show LAN_interface)" = "20 (unavailable)" ]; then
    nmcli radio wifi on
fi
ノート: You can get a list of interfaces using nmcli. The Ethernet (LAN) interfaces start with en, e.g. enp0s5

Use dispatcher to connect to a VPN after a network connection is established

In this example we want to connect automatically to a previously defined VPN connection after connecting to a specific Wi-Fi network. First thing to do is to create the dispatcher script that defines what to do after we are connected to the network.

ノート: This script will require wireless_tools in order to use iwgetid.
/etc/NetworkManager/dispatcher.d/vpn-up
#!/bin/sh
VPN_NAME="name of VPN connection defined in NetworkManager"
ESSID="Wi-Fi network ESSID (not connection name)"

interface=$1 status=$2
case $status in
  up|vpn-down)
    if iwgetid | grep -qs ":\"$ESSID\""; then
      nmcli connection up id "$VPN_NAME"
    fi
    ;;
  down)
    if iwgetid | grep -qs ":\"$ESSID\""; then
      if nmcli connection show --active | grep "$VPN_NAME"; then
        nmcli connection down id "$VPN_NAME"
      fi
    fi
    ;;
esac

If you would like to attempt to automatically connect to VPN for all Wi-Fi networks, you can use the following definition of the ESSID: ESSID=$(iwgetid -r). Remember to set the script's permissions accordingly.

Trying to connect with the above script may still fail with NetworkManager-dispatcher.service complaining about 'no valid VPN secrets', because of the way VPN secrets are stored. Fortunately, there are different options to give the above script access to your VPN password.

1: One of them requires editing the VPN connection configuration file to make NetworkManager store the secrets by itself rather than inside a keyring that will be inaccessible for root: open up /etc/NetworkManager/system-connections/name of your VPN connection and change the password-flags and secret-flags from 1 to 0.

If that alone does not work, you may have to create a passwd-file in a safe location with the same permissions and ownership as the dispatcher script, containing the following:

/path/to/passwd-file
vpn.secrets.password:YOUR_PASSWORD

The script must be changed accordingly, so that it gets the password from the file:

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/vpn-up
#!/bin/sh
VPN_NAME="name of VPN connection defined in NetworkManager"
ESSID="Wi-Fi network ESSID (not connection name)"

interface=$1 status=$2
case $status in
  up|vpn-down)
    if iwgetid | grep -qs ":\"$ESSID\""; then
      nmcli connection up id "$VPN_NAME" passwd-file /path/to/passwd-file
    fi
    ;;
  down)
    if iwgetid | grep -qs ":\"$ESSID\""; then
      if nmcli connection show --active | grep "$VPN_NAME"; then
        nmcli connection down id "$VPN_NAME"
      fi
    fi
    ;;
esac

2: Alternatively, change the password-flags and put the password directly in the configuration file adding the section vpn-secrets:

 [vpn]
 ....
 password-flags=0
 
 [vpn-secrets]
 password=your_password
ノート: It may now be necessary to re-open the NetworkManager connection editor and save the VPN passwords/secrets again.

Use dispatcher to disable IPv6 on VPN provider connections

Many commercial VPN providers support only IPv4. That means all IPv6 traffic bypasses the VPN and renders it virtually useless. To avoid this, dispatcher can be used to disable all IPv6 traffic for the time a VPN connection is up.

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/10-vpn-ipv6
#!/bin/sh

case "$2" in
	vpn-up)
		echo 1 > /proc/sys/net/ipv6/conf/all/disable_ipv6
		;;
	vpn-down)
		echo 0 > /proc/sys/net/ipv6/conf/all/disable_ipv6
		;;
esac

OpenNTPD

See OpenNTPD#Using NetworkManager dispatcher.

Dynamically set NTP servers received via DHCP with systemd-timesyncd

When roaming between different networks (e.g. a company's LAN, WiFi at home, various other WiFi now and then) you might want to set the NTP server(s) used by timesyncd to those provided by DHCP. However, NetworkManager itself is not capable to communicate with systemd-timesyncd to set the NTP server(s).

The dispatcher can work around it.

Create the overlay directory for your systemd-timesyncd configuration /etc/systemd/timesyncd.conf.d if it does not already exist. Inside /etc/NetworkManager/dispatcher.d, put the following:

/etc/NetworkManager/dispatcher.d/10-update-timesyncd
#!/bin/sh

[ -z "$CONNECTION_UUID" ] && exit 0
INTERFACE="$1"
ACTION="$2"

case $ACTION in
up | dhcp4-change | dhcp6-change)
    [ -n "$DHCP4_NTP_SERVERS" ] || exit
    mkdir -p /etc/systemd/timesyncd.conf.d
    cat <<-THE_END >"/etc/systemd/timesyncd.conf.d/${CONNECTION_UUID}.conf"
        [Time]
        NTP=$DHCP4_NTP_SERVERS
    THE_END
    systemctl restart systemd-timesyncd.service
    ;;
down)
    rm -f "/etc/systemd/timesyncd.conf.d/${CONNECTION_UUID}.conf"
    systemctl restart systemd-timesyncd.service
    ;;
esac

Every time NetworkManager sets up a new network connection (ACTION=up) or gets some update for an existing connection (ACTION=dhcp4-change or ACTION=dhcp6-change) and the provided connection data contains information about NTP server(s) (DHCP4_NTP_SERVERS), a connection specific overlay configuration file is written to /etc/systemd/timesyncd.conf.d, containing the provided NTP server(s). Whenever a connection is taken down (ACTION=down) the connection specific overlay file is removed. After each change to the configuration of systemd-timesyncd, this service is restarted to pick up the updated configuration. The use of connection specific configuration files is intentional so that when two or more connections are managed by NetworkManager in parallel the different NTP server names in the configuration are not overwritten as up, dhcp4-change, dhcp6-change and down actions might come in in an arbitrary order.

テスト

ログイン時に NetworkManager アプレットがロードされるようになっているので、ほとんどの場合さらに設定をする必要はありません。既に前のネットワーク設定を無効にしてネットワークから切断している場合、NetworkManager が動作するかどうかテストすることができます。まず NetworkManager.service起動してください。

アプレットは .desktop ファイルを提供するので、NetworkManager アプレットはアプリケーションメニューからロードすることができます。アプレットがない場合、コマンドを探すか、一度ログアウトしてからログインしなおしてアプレットを起動してください。アプレットが起動すれば、DHCP サーバーの自動設定によってネットワーク接続のポーリングを開始します。

Awesome などの xdg 非互換のウィンドウマネージャで GNOME アプレットを起動するには:

nm-applet --sm-disable &

固定 IP を使うには NetworkManager を設定する必要があります。アプレットを右クリックして 'Edit Connections' などを選択してください。

ヒントとテクニック

Wi-Fi パスワードの暗号化

デフォルトでは NetworkManager は /etc/NetworkManager/system-connections/ に存在する接続ファイルに平文でパスワードを保存します。保存されているパスワードを表示するには、以下のコマンドを実行:

# grep -H '^psk=' /etc/NetworkManager/system-connections/*

パスワードにアクセスできるのは root ユーザーだけであり通常ユーザーは GUI の設定からアクセスできます (例: nm-applet)。

平文ではなく暗号化された状態で保存することもできますが、ユーザーごとに接続の設定が必要になります。

Gnome-Keyring を使う

キーリングデーモンを起動してキーリングを解錠する必要があります。

さらに、全てのユーザーでパスワードを保存しないように NetworkManager を設定しなければなりません。GNOME の nm-applet を使う場合、ターミナルから nm-connection-editor を起動してネットワーク接続を選択し、Edit をクリックして、Wifi-Security タブからパスワードの右のアイコンをクリックして Store the password only for this user にチェックを入れてください。

KDE Wallet を使う

KDE の plasma-nm を使用して、アプレットをクリックし、右上の 設定 アイコンをクリックして、ネットワーク接続をクリックし、一般設定 タブで すべてのユーザーが許可 のチェックを外し、このネットワークに接続します。このオプションにチェックを入れると、キーリングデーモンが実行されていても、パスワードはクリアテキストで保存されます。

オプションが以前に選択されていて、チェックを外した場合は、最初に reset オプションを使用してパスワードをファイルから消去する必要がある場合があります。または、最初に接続を削除してから、再度設定してください。

wifi でインターネット接続を共有する

nm を使って数クリックでインターネット接続 (例: 3G または有線) を共有することができます。サポートされた wifi カードが必要になります (Atheros AR9xx や AR5xx を使っているカードがおそらく最適です。)

ファイアウォール がインターネット共有を妨害することもあるので注意してください。

AP モードをサポートする Wi-Fi カードが必要です。詳しくは ソフトウェアアクセスポイント#Wi-Fi デバイスが AP モードをサポートしている必要があります を参照してください。

dnsmasq パッケージを インストール して実際に接続を共有できるようにします。 NetworkManager は、dnsmasq.service とは関係なく、DHCP サーバーとして dnsmasq の独自のインスタンスを開始することに注意してください。注意事項については NetworkManager#dnsmasq を参照してください。

共有接続を作成します。

  • アプレットをクリックし、"新しいワイヤレスネットワークを作成する" を選択します。
  • ウィザードに従ってください (WPA2 以上を選択し、最低でも8文字の長いパスワードを使用してください。)
    • Wi-Fiモードとして Hotspot または Ad-hoc のいずれかを選択します。

接続は保存され、次に必要になったときのために保存されたままになります。

ノート: Android はアドホック ネットワークへの接続をサポートしていません。 Android との接続を共有するには、インフラストラクチャモードを使用します (つまり、Wi-Fi モードを "ホットスポット" に設定します。)

イーサネット経由でインターネット接続を共有する

シナリオ: お使いのデバイスは Wi-Fi 経由でインターネットに接続されており、そのインターネット接続をイーサネット経由で他のデバイスと共有したいと考えています。

要件:

  • 実際に接続を共有できるようにするために、dnsmasqnm-connection-editor パッケージを インストール してください。NetworkManager は DHCP サーバとして dnsmasq.service とは独立した dnsmasq のインスタンスを起動することに注意してください。注意点については、dnsmasq を参照してください。
  • インターネットに接続している機器と他の機器が、適切なイーサネットケーブルで接続されていること(これは通常、クロスオーバーケーブルや間にスイッチを挟むことを意味します)
  • インターネット共有が ファイアウォール でブロックされていないこと。

手順:

  • ターミナルから nm-connection-editor を実行します。
  • 新しい Ethernet 接続を追加します。
  • 何かわかりやすい名前をつけてください。例えば、"Shared Internet "など。
  • IPv4の設定 "に移動します。
  • "方法":で "他のコンピュータと共有" を選択します。
  • 保存

これで、NetworkManager の有線接続の下に新しいオプション "インターネットを共有" が表示されます。

cron ジョブやスクリプトでネットワークが立ち上がっているか確認する

cron ジョブの中にはネットワークが立ち上がっている必要があるジョブもあります。ネットワークが立ち上がっていない場合はジョブを実行しないようにすることができます。そのためには、NetworkManager の nm-tool を使ってネットワークの状態を確認する if テストを追加します。インターフェイスが立ち上がっている場合はテストは通りますが、全てのインターフェイスがダウンになっている場合はテストを通過しません。無線でネットワークにつながっていたり、いなかったりするノートパソコンなどで有用です。

if [ $(nm-tool|grep State|cut -f2 -d' ') == "connected" ]; then
    #Whatever you want to do if the network is online
else
    #Whatever you want to do if the network is offline - note, this and the else above are optional
fi

上記は cron.hourly スクリプトを使って fpupdate を実行し F-Prot ウイルススキャナをアップデートしている場合などに有用です。

ログイン時に自動的に接続する

デフォルトでは、パスワードを入力しないと使えないネットワークの場合 NetworkManager は起動時に自動的に接続しません。自動的に接続するには以下の設定が必要です:

  1. nm-applet アイコンを右クリックして Edit Connections を選択し Wireless タブを開いて下さい
  2. 使用したい接続を選択して Edit ボタンをクリックしてください
  3. “Connect Automatically” と “Available to all users” のボックスにチェックを入れて下さい
  4. さらに、"Wi-Fi Security" の下で、"Store password for all users (not encrypted)" が選択されていることを確認してください

一度ログアウトしてから再ログインすれば設定は完了です。

KWallet にパスワードを入力して OpenConnect

接続時に両方の値を入力できますが、plasma-nm 0.9.3.2-1 以降では KWallet から OpenConnect のユーザー名とパスワードを直接取得できます。

"KDE Wallet Manager" を開き、"Network Management|Maps" で OpenConnect VPN 接続を検索します。"値を表示" をクリックし、 このフォームのキー "VpnSecrets" に資格情報を入力します (ユーザー名パスワード は適宜置き換えてください):

form:main:username%SEP%username%SEP%form:main:password%SEP%password

次回接続すると、ユーザー名とパスワードが "VPN シークレット" ダイアログボックスに表示されます。

特定のデバイスを無視する

時々 NetworkManager に特定のデバイスを無視してもらってアドレスやルートを設定しないのが望ましいことがあります。/etc/NetworkManager/NetworkManager.conf で以下を使うことで MAC やインターフェイス名によってデバイスを無視するよう設定できます:

[keyfile]
unmanaged-devices=mac:00:22:68:1c:59:b1;mac:00:1E:65:30:D1:C4;interface-name:eth0

これを記述した後、NetworkManager を再起動してください。設定したデバイスに触れないように NetworkManager でインターフェイスを設定できるはずです。

MAC アドレスのランダム化の設定

ノート: stable

は新しいネットワークに接続する際にランダムな MAC アドレスを生成し、その2つを恒久的に関連付けます。つまり、そのネットワークに接続するたびに同じ MAC アドレスが使用されます。一方、random は、新しいネットワークに接続するたびに、新しい MAC アドレスが生成されます。MAC ランダム化の設定は、/etc/NetworkManager/conf.d の下に希望の設定を追加することで行えます。

/etc/NetworkManager/conf.d/wifi_rand_mac.conf
[device-mac-randomization]
# "yes" がデフォルトです
wifi.scan-rand-mac-address=yes とする。

[connection-mac-randomization]
# 全てのイーサネット設定の MAC をランダム化する
ethernet.cloned-mac-address=random
# 各 WiFi に対してランダムな MAC を生成し、2つを恒久的に関連付ける。
wifi.cloned-mac-address=stable

詳細については、次の GNOME ブログ投稿 を参照してください。

IPv6 プライバシー拡張を有効にする

参照 IPv6#NetworkManager

接続ごとに一意の DUID を設定する

DHCPv6 Unique Identifier (DUID) は、DHCPv6 クライアントが DHCPv6 サーバーに対して自身を識別するために使用する値です。NetworkManager は3種類の DUID をサポートしています。

  • DUID-UUID (RFC 6355): Universally Unique IDentifier (UUID) から生成されます。
  • DUID-LL (RFC 3315): リンク層アドレス (別名 MAC アドレス) から生成されます。
  • DUID-LLT (RFC 3315): リンク層アドレスとタイムスタンプから生成されます。

内部 NetworkManager の DHCP クライアントが使用されている場合 (デフォルト)、マシン ID (/etc/machine-id) から生成されたグローバルで永続的な DUID-UUID で自身を識別します。これは、すべての接続が同じ UUID を共有することを意味し、プライバシーの侵害となる可能性があります。

幸いなことに、NetworkManager は、接続の安定した ID とホストごとの一意のキーから派生した、接続ごとの一意の DUID を提供できます。/etc/NetworkManager/conf.d の下に次の設定を追加することで、これを有効にすることができます。

/etc/NetworkManager/conf.d/duid.conf
[connection]
ipv6.dhcp-duid=stable-uuid

stable-ll および stable-llt 値もサポートされています。詳細については、nm-settings(5) § ipv6 settingdhcp-duid の説明を参照してください。

有線接続の操作

NetworkManager は、デフォルトで、有線イーサネット接続を検出するたびに接続プロファイルを生成します。接続を生成する時点では、利用可能なイーサネットアダプターがさらにあるかどうかはわかりません。そのため、最初の有線接続を "有線接続1" と呼びます。この接続を生成しないようにするには、no-auto-default を設定します。(NetworkManager.conf(5) を参照)、または単純に削除することで、この接続を生成しないようにすることができます。そうすれば、NetworkManager はこのインターフェイスの接続を二度と生成しないように記憶します。

また、接続を編集 (およびディスクに永続化) したり、削除したりすることもできます。NetworkManager は新しい接続を再生成することはありません。それから、名前を好きなものに変更することができます。この作業には nm-connection-editor などを使ってできます。

Wi-Fi バックエンドとして iwd を使用する

ノート:
  • iwd.service を有効にしたり、iwd を手動で構成したりしないでください。 NetworkManager が起動し、それ自体を管理します。
  • iwd に切り替える前に 既存の問題 を検討してください。

実験的 iwd バックエンド を有効にするには、最初に インストール iwd してから、次の設定ファイルを作成します。

/etc/NetworkManager/conf.d/wifi_backend.conf
[device]
wifi.backend=iwd

または、networkmanager-iwdAUR をインストールすることもできます。これは、iwd のみで動作する NetworkManager を構築するように設定された修正パッケージです。主な違いは、iwd が必要であり、wpa_supplicant は、ビルド後にアンインストールできます。

ノート: iwdに切り替えた後、convert existing NetworkManager network profiles する必要がある場合があります。

ネットワーク名前空間での実行

ネットワーク名前空間内で NetworkManager を実行する場合(たとえば、選択したアプリケーションで使用する必要がある特定のデバイスを管理する場合)、名前空間に移動する前にデバイスを停止します。

$ ip link set dev MY_DEVICE down
$ ip link set dev MY_DEVICE netns MY_NAMESPACE
$ ip netns exec MY_NAMESPACE NetworkManager
...
$ ip netns exec MY_NAMESPACE killall NetworkManager

そうしないと、NetworkManager は後で device is strictly unmanaged エラーで接続の確立に失敗します。

VPN に自動的に接続する

NetworkManager は、インターネットに接続するときに、ネットワークごとに VPN に自動的に接続するように設定できます。 VPN 接続自体は GNOME の NetworkManager フロントエンドに追加できますが、VPN を自動的に使用するには nmcli を使用する必要があります。他のフロントエンドにはこの制限がない場合があります。

まず、すべてのユーザが VPN 接続を利用できるようにすることを確認します。GNOME では、これは details タブの下にあるボックスにチェックを入れることで完了します。Identity タブのパスワード欄で右側のアイコンをクリックし、Store the password for all users に設定します。

次に、VPN 接続の UUID を見つけ、それをインターネット接続の connection.secondaries に追加してください。

# UUID=$(nmcli --get-values connection.uuid connection show name-of-VPN-connection)
# nmcli connection modify name-of-Internet-connection connection.secondaries "$UUID"

これで、NetworkManager が再起動され、設定したインターネット接続に接続すると、VPN に自動的に接続されるはずです。

トラブルシューティング

安全な Wi-Fi ネットワークのパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されない

セキュリティで保護されたWi-Fiネットワークに接続しようとすると、パスワードの入力を求めるプロンプトは表示されず、接続は確立されません。これは、keyring・パッケージがインストールされていない場合に発生します。簡単な解決策は、gnome-keyring をインストールすることです。パスワードを暗号化して保存したい場合は、GNOME Keyring に従って gnome-keyring-daemon を設定します。

Network management disabled

時々 NetworkManager を終了したときに pid (state) ファイルが削除されずに 'Network management disabled' というメッセージが表示されることがあります。これが発生した場合は、手動でファイルを削除する必要があります:

# rm /var/lib/NetworkManager/NetworkManager.state

dhclient と DHCP に関する問題

DHCP を使って IP を取得するときに問題が起こるときは、以下を /etc/dhclient.conf に追加してみてください:

 interface "eth0" {
   send dhcp-client-identifier 01:aa:bb:cc:dd:ee:ff;
 }

aa:bb:cc:dd:ee:ff は NIC の MAC アドレスに置き換えてください。MAC アドレスは iproute2 パッケージの ip link show interface コマンドを使うことでわかります。

dhcpcd と DHCP に関する問題

ルーターによっては、/etc/dhcpcd.conf (dhcpd.conf とは別のファイルです) 内の次の行をコメントアウトしないと正しく接続できないことがあります:

require dhcp_server_identifier

ネットワーク上で複数の DHCP サーバーを使ってなければこの修正によって問題が起こることはありません。詳細は このページ を見て下さい。

3G モデムが検知されない

USB 3G モデム#Network_Manager を参照してください。

ラップトップで WLAN をオフに切り替える

ラップトップについているスイッチを使って WiFi アダプタを無効にしてその後また有効にした時に NetworkManager が動作しないことがしばしばあります。これはほとんど rfkill の問題です。公式リポジトリから rfkill[リンク切れ: 置換パッケージ: util-linux] をインストールして、ドライバが rfkill に無線アダプタの状態を通知しているかどうか確かめるために次のコマンドを実行してください:

$ watch -n1 rfkill list all

アダプタの切り替えを行った後に identifier がブロックされたままの場合、手動でブロックを解除することができます (X は上のコマンドで出力された identifier の番号に置き換えてください):

# rfkill event unblock X

固定 IP 設定が DHCP に戻る

未解決のバグのため、デフォルトの接続を固定 IP にしたとき、nm-applet は正しく設定を保存できず、自動 DHCP に戻ります。

この問題を解決するにはデフォルトの接続 (例: "Auto eth0") を nm-applet で編集してから、接続の名前を変更し (例: "my eth0")、"Available to all users" のチェックを外して、固定 IP の設定をして、それから Apply をクリックする必要があります。これで新しい接続が指定した名前で保存されます。

さらに、デフォルト接続を自動で接続して欲しくない場合があるかもしれません。そうするには、nm-connection-editor を (root 以外で) 起動してください。接続エディタで、デフォルト接続 (例: "Auto eth0") を編集して "Connect automatically" のチェックを外して Apply をクリックして終了してください。

ノーマルユーザーで接続を編集できない

#PolicyKit パーミッションの設定 を見て下さい。

隠れた無線ネットワークの削除

ステルスが有効になっているネットワークは無線のリストに表示されないので、GUI で削除することは出来ません。次のコマンドでネットワークを削除することが可能です:

# rm /etc/NetworkManager/system-connections/[SSID]

他の接続でもこのコマンドは使えます。

VPN が Gnome で動作しない

Gnome で NetworkManager を使って openconnect や vpnc 接続を設定すると、ダイアログが表示されず以下のエラーが /var/log/errors.log に現れることがあります:

localhost NetworkManager[399]: <error> [1361719690.10506] [nm-vpn-connection.c:1405] get_secrets_cb(): Failed to request VPN secrets #3: (6) No agents were available for this request.

これは GNOME の NM アプレットが /usr/lib/gnome-shell にダイアログスクリプトがあると想定しているのが原因です。NetworkManager のパッケージは /usr/lib/networkmanager に配置します。"一時的な"修正として (このバグをしばらく回避できます)、以下のシンボリックリンクを作成してください:

  • OpenConnect の場合: ln -s /usr/lib/networkmanager/nm-openconnect-auth-dialog /usr/lib/gnome-shell/
  • VPNC (すなわち Cisco VPN) の場合: ln -s /usr/lib/networkmanager/nm-vpnc-auth-dialog /usr/lib/gnome-shell/

他の NM VPN プラグインでも同じように設定してください。

可視化されたヨーロッパのワイヤレスネットワークに接続できない

WLAN チップは、デフォルト 規制ドメイン で出荷されます。アクセスポイントがこれらの制限内で動作しない場合、ネットワークに接続できません。これを修正するのは簡単です:

  1. インストール wireless-regdb をインストールします。
  2. /etc/conf.d/wireless-regdom に正しい国番号をアンコメントする。
  3. 設定は起動時にしか読み込まれないので、システムを再起動する。

Systemd のボトルネック

時が立つにつれてログファイル (/var/log/journal) が膨大になってしまうことがあります。そうすると NetworkManager を使う場合にブートパフォーマンスに大きな影響を与えます。参照: systemd#少しづつ起動時間が長くなっている

定期的にネットワークが切断される (WiFi)

WiFi ドライバーの中にはベースステーションのスキャン時に問題が発生するものがあります。VPN が切断されたりパケットが消失したり、ウェブページがロードされないなどの症状が起こります。

journalctl -f を実行すると、以下のようなメッセージが定期的にログに残っているならこの問題が関わっています:

NetworkManager[410]: <info>  (wlp3s0): roamed from BSSID 00:14:48:11:20:CF (my-wifi-name) to (none) ((none))

パッチが適用された NetworkManager を使うことでこの種のスキャニングを防ぐことができます: networkmanager-noscanAUR

もしくは、ローミングが重要でない場合、WiFi の接続プロファイルでアクセスポイントの BSSID をロックすることで定期的なスキャンを無効化できます。

Lenovo ラップトップ (IdeaPad、Legion など) で Wi-Fi をオンにできない

一部の Lenovo モデルでは、Wi-Fi ドライバーがソフトブロックを誤って報告するため、ideapad_laptop モジュールに問題があります。 カードは netctl で操作できますが、NetworkManager などのマネージャーは機能しません。これが問題であることを確認するには、ハードウェアスイッチを切り替えた後に rfkill list の出力をチェックし、ソフトブロックが持続することを確認します。

この記事またはセクションの正確性には問題があります。
理由: rfkill.default_staterfkill.master_switch_mode を使用してみてください (kernel-parameters.html を参照)) rfkill の問題を修正します。 (議論: トーク:NetworkManager#)

Unloading ideapad_laptop モジュールでこれを修正する必要があります。(警告: これにより、ラップトップのキーボードとタッチパッドも無効になる可能性があります!)

ホスト名の送信をオフにする

NetworkManager はデフォルトでホスト名を DHCP サーバーに送信します。ホスト名の送信は、グローバルではなく接続ごとにのみ無効にできます (Issue#584)

特定の接続の DHCP サーバーへのホスト名の送信を無効にするには、ネットワーク接続ファイルに以下を追加します。

/etc/NetworkManager/system-connections/your_connection_file
...
[ipv4]
dhcp-send-hostname=false
...
[ipv6]
dhcp-send-hostname=false
...

nm-applet が i3wm で消える

通知に xfce4-notifyd.service を使用する場合は、ユニットを 編集 して、以下を追加する必要があります。

/etc/systemd/user/xfce4-notifyd.service.d/display_env.conf
[Service]
Environment="DISPLAY=:0.0"

デーモンをリロードした後 xfce4-notifyd.service。 i3 を終了し、再度起動すると、アプレットがトレイに表示されます。

nm-applet トレイアイコンが正しく表示されない

現在、nm-applet のトレイアイコンは互いに重なり合って描かれています。つまり、ワイヤレス強度を表示するアイコンが、有線接続がないことを示すアイコンの上に表示される場合があります。 これは明らかに GTK3 のバグ/問題です [6]

GTK3 のパッチが適用されたバージョンが AUR に存在し、トレイアイコンのバグを修正しているようです:gtk3-classicAUR

Unit dbus-org.freedesktop.resolve1.service not found

systemd-resolved.service が開始されていない場合、NetworkManager は D-Bus を使用して開始しようとし、失敗します。

dbus-daemon[991]: [system] Activating via systemd: service name='org.freedesktop.resolve1' unit='dbus-org.freedesktop.resolve1.service' requested by ':1.23' (uid=0 pid=1012 comm="/usr/bin/NetworkManager --no-daemon ")
dbus-daemon[991]: [system] Activation via systemd failed for unit 'dbus-org.freedesktop.resolve1.service': Unit dbus-org.freedesktop.resolve1.service not found.
dbus-daemon[991]: [system] Activating via systemd: service name='org.freedesktop.resolve1' unit='dbus-org.freedesktop.resolve1.service' requested by ':1.23' (uid=0 pid=1012 comm="/usr/bin/NetworkManager --no-daemon ")

これは、NetworkManager が NetworkManager.conf(5)main.dns= 設定に関係なく、DNS 情報を systemd-resolved に送信しようとするためです。[7]

これは、/etc/NetworkManager/conf.d/ の設定ファイルで無効にできます:

/etc/NetworkManager/conf.d/no-systemd-resolved.conf
[main]
systemd-resolved=false

FS#62138 を参照してください。

Secrets が要求されましたが、提供されませんでした

nmcli device wifi connectSSIDpasswordpassword を使用してネットワークに接続しようとすると、次のエラーが表示されます。

Error: Connection activation failed: (7) Secrets were required, but not provided

このエラーにはさまざまな原因が考えられるため、 journal を読んでください (-u NetworkManager でフィルタリングしてください) たとえば、NetworkManager が接続を確立するのに時間がかかりすぎた場合、パスワードが正しくない可能性があります。

NetworkManager[1372]: <warn>  [1643991888.3808] device (wlan0): Activation: (wifi) association took too long
NetworkManager[1372]: <info>  [1643991888.3809] device (wlan0): state change: config -> need-auth (reason 'none', sys-iface-state: 'managed')
NetworkManager[1372]: <warn>  [1643991888.3838] device (wlan0): Activation: (wifi) asking for new secrets

接続プロファイルを削除して、新しいプロファイルを作成してみてください。

$ nmcli connection delete SSID
$ nmcli device wifi connect SSID password password

MAC アドレスのランダム化を無効にすることもできます。

/etc/NetworkManager/conf.d/wifi_rand_mac.conf
[device]
wifi.scan-rand-mac-address=no

iwd との WPA エンタープライズ接続

iwd backend を使用して NetworkManagerで eduroam のような WPA エンタープライズネットワークに接続しようとすると、NetworkManager から次のエラーが発生します。

 Connection 'eduroam' is not avialable on device wlan0 because profile is not compatible with device (802.1x connection must have IWD provisioning files).

これは、NetworkManager が WPA Enterprise ネットワークを設定できないためです。そのため、iwd#WPA Enterprise で説明されているように、iwd 設定ファイル /var/lib/iwd/essid.8021x を使用して設定する必要があります。

VPN で Secrets のリクエストに失敗する

もし、このようなエラーが発生したら

Failed to request VPN secrets #1: No agents were available for this request.

パスワードが空であるか、PolicyKit パーミッションの設定 が必要なためです。

OpenVPN 接続が OpenSSL の ca md too weak エラーで失敗する

openssl がバージョン3に更新されたため、従来の暗号化アルゴリズムで生成された証明書はデフォルトで拒否されます。このような設定で networkmanager-openvpn を使用しようとすると、ログに次のエラーが記録される可能性があります。

nm-openvpn[14359]: OpenSSL: error:0A00018E:SSL routines::ca md too weak
nm-openvpn[14359]: Cannot load certificate file /home/archie/.local/share/networkmanagement/certificates/my_issued_cert.crt
nm-openvpn[14359]: Exiting due to fatal error

正しいアプローチは、OpenVPN サーバー管理者に、より安全な証明書を生成して再発行してもらうことです。ただし、当面の回避策として、OpenVPN には tls-cipher "DEFAULT:@SECLEVEL=0" が必要です。これはプラグインでは不可能かもしれませんが、nmcli では可能です。これとは別に、OpenSSL で レガシー プロバイダーを有効にする必要もあります。

まず、次の出力から、問題のある VPN 接続の名前を取得します。

$ nmcli connection show

接続名が vpn.example.com であると仮定すると、次のように nmcli を使用します。

$ nmcli connection modify vpn.example.com +vpn.data tls-cipher=DEFAULT:@SECLEVEL=0

変更は /etc/NetworkManager/system-connections/vpn.example.com.nmconnection に即座に反映されます。

OpenSSL に関しては、OpenSSL wiki の説明に従って /etc/ssl/openssl.cnf を編集します。

具体的には、[provider_sect] セクションの最後に legacy = legacy_sect を追加します。[default_sect] の下で activate = 1 のコメントを外します。最後に、activate = 1 という行も含む新しいセクション [legacy_sect] を追加します。他のほとんどの既存の構成セクションを除外すると、最終結果は次のようになります。

/etc/ssl/openssl.cnf
openssl_conf = openssl_init

[openssl_init]
providers = provider_sect

[provider_sect]
default = default_sect
legacy = legacy_sect

[default_sect]
activate = 1

[legacy_sect]
activate = 1

最後に、NetworkManager.service再起動 して、新しい OpenSSL 構成を有効にします。

参照