「インプットメソッド」の版間の差分

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{{Tip|次のテキストの一部が画面にぎこちなく表示される場合は、システムに中国語または日本語のフォントがインストールされていることを確認してください。使用可能なフォントの非網羅的なリストについては、[[フォント#漢字文化圏|中国語、日本語、韓国語、ベトナム語]] を参照してください。}}
{{Tip|If parts of the following text show on your screen as gibberish, please make sure you have installed a Chinese or Japanese font on your system. See [[フォント#漢字文化圏]] for a non-exhaustive list of available fonts.}}
 
   
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{{Note|以下の例では簡単にするためにキーボードについてのみ説明しましたが、IME は実際には、マウスや[[Wacom タブレット]] を使用して文字を手動で描画するなど、さまざまな入力ソースで機能します。}}
{{Note|For the sake of simplicity only the keyboard has been mentioned in the following examples, but an IME can actually work with a number of input sources, such as drawing characters by hand with the mouse or with a [[Wacom タブレット]].}}
 
   
From [[Wikipedia:Input method]]:
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[[Wikipedia:ja:インプットメソッド]] より:
   
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:''インプットメソッド''(または ''インプットメソッドエディタ'' 一般に IME と略される)とは、ユーザーが入力デバイスでネイティブに使用できる文字列(またはマウス操作)を使用して、入力デバイスでネイティブに使用できない文字を生成できるようにするオペレーティングシステムのコンポーネントまたはプログラムである。キーボードのキー数よりも多くの字句を持つ言語では、通常、入力メソッドを使用する必要がある。
:An '''input method''' (or '''input method editor''', commonly abbreviated as IME) is an operating system component or program that enables users to generate characters not natively available on their input devices by using sequences of characters (or mouse operations) that are natively available on their input devices. Using an input method is usually necessary for languages that have more graphemes than there are keys on the keyboard.
 
   
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もっと簡単に言うと、IME とは、非ラテン文字を入力するために、ラテン文字を使えるようにするアプリケーションのことである。
In simpler words, an IME is an application that allows us to use Latin characters in order to type non-Latin characters.
 
   
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IME によっては、[[Wikipedia:ja:ラテン文字化|ラテン文字化]] と呼ばれるプロセスによってこれを行います。これは、非ラテン語の音を、最もよく似たラテン語の相当物に音訳することです。例えば、[[Wikipedia:Sake|"sake"]] の日本語表記は {{ic|''sake''}} で、{{ic|''さけ''}} とも書き、ローマ字表記では ''sake'' と表記されます。IME の役割は、キーボードと入力フィールドの間の仲介役として、私たちが ''sake'' と入力すると、キーボードの入力を横取りして、''酒'' を {{ic|''酒''}} または{{ic|''さけ''}}(ユーザーが選択)に置き換え、押したキーではなくネイティブ文字を入力してくれるようにすることです。
Some IMEs do this through a process called [[Wikipedia:Romanization|romanization]], which is the transliteration of non-Latin language sounds into the Latin equivalents that most closely resemble them. As an example, the Japanese written word for [[Wikipedia:Sake|"sake"]] or "rice wine" is {{ic|'''酒'''}}, also written as {{ic|'''さけ'''}}, and romanized as "sake". The IME's role is to act as a middleman between the keyboard and the input fields, so that when we type "sake" it will intercept the keyboard's input, replace "sake" with {{ic|'''酒'''}} or {{ic|'''さけ'''}} (as chosen by users) and type the native characters for us instead of the keys we pressed.
 
   
There are also IMEs that do not make use of romanization. One of the most prominent ones, [[Wikipedia:Cangjie input method|Cangjie]], does so by decomposing Chinese characters into their [[Wikipedia:Kangxi radical|radicals]], matching these radicals to a second set of its own internal radicals, and finally matching these internal radicals to the Latin characters. As an example, the Chinese written word for "wine" is also {{ic|'''酒'''}}, which consists of the [[Wikipedia:Kangxi radical|radicals]] {{ic|'''氵'''}}, {{ic|'''一'''}}, {{ic|'''⼉'''}}, {{ic|'''口'''}} and {{ic|'''一'''}}. Cangjie matches these radicals to the internal radicals {{ic|'''水'''}}, {{ic|'''一'''}}, {{ic|'''金'''}}, {{ic|'''田'''}} and {{ic|'''一'''}}, and then matches these to the Latin characters {{ic|emcw}}; this means that when we type "emcw", Cangjie will intercept the keyboard's input, replace "emcw" with {{ic|'''酒'''}}, and type that character on the screen.
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また、IME にはローマ字を使わないものもあります。最も有名なものの一つである [[Wikipedia:ja:倉頡輸入法|倉頡輸入法]] は、漢字を [[Wikipedia:ja:康煕部首|康煕部首]] に分解し、これらの 康煕部首 を独自の内部 部首 の第二集合にマッチし、最後にこれらの内部 部首 をラテン文字にマッチするようにしているのです。例として、中国語で ''酒'' を表す単語も {{ic|''酒''}} であり、これは [[Wikipedia:ja:康煕部首|康煕部首]] で構成されている {{ic|'''氵'''}}{{ic|'''一'''}}{{ic|'''⼉'''}}{{ic|'''口'''}} および {{ ic|'''一'''}} 倉頡輸入法 は、これらの部首を内部部首 {{ic|'''水'''}}{{ic|'''一'''}}{{ic|'''金'''}}{{ic|'''田'''}} {{ic|'''一'''}} を入力し、これらをラテン文字 {{ic|emcw}} と照合します。つまり、''emcw'' と入力すると、Cangjie はキーボードの入力をインターセプトし、''emcw'' {{ic|'''酒'''}} に置き換えて、画面にその文字を入力します。
   
 
=== インプットメソッドフレームワーク ===
 
=== インプットメソッドフレームワーク ===

2022年6月15日 (水) 23:23時点における版

関連記事

インプットメソッド

ヒント: 次のテキストの一部が画面にぎこちなく表示される場合は、システムに中国語または日本語のフォントがインストールされていることを確認してください。使用可能なフォントの非網羅的なリストについては、中国語、日本語、韓国語、ベトナム語 を参照してください。
ノート: 以下の例では簡単にするためにキーボードについてのみ説明しましたが、IME は実際には、マウスやWacom タブレット を使用して文字を手動で描画するなど、さまざまな入力ソースで機能します。

Wikipedia:ja:インプットメソッド より:

インプットメソッド(または インプットメソッドエディタ 一般に IME と略される)とは、ユーザーが入力デバイスでネイティブに使用できる文字列(またはマウス操作)を使用して、入力デバイスでネイティブに使用できない文字を生成できるようにするオペレーティングシステムのコンポーネントまたはプログラムである。キーボードのキー数よりも多くの字句を持つ言語では、通常、入力メソッドを使用する必要がある。

もっと簡単に言うと、IME とは、非ラテン文字を入力するために、ラテン文字を使えるようにするアプリケーションのことである。

IME によっては、ラテン文字化 と呼ばれるプロセスによってこれを行います。これは、非ラテン語の音を、最もよく似たラテン語の相当物に音訳することです。例えば、"sake" の日本語表記は sake で、さけ とも書き、ローマ字表記では sake と表記されます。IME の役割は、キーボードと入力フィールドの間の仲介役として、私たちが sake と入力すると、キーボードの入力を横取りして、 またはさけ(ユーザーが選択)に置き換え、押したキーではなくネイティブ文字を入力してくれるようにすることです。

また、IME にはローマ字を使わないものもあります。最も有名なものの一つである 倉頡輸入法 は、漢字を 康煕部首 に分解し、これらの 康煕部首 を独自の内部 部首 の第二集合にマッチし、最後にこれらの内部 部首 をラテン文字にマッチするようにしているのです。例として、中国語で を表す単語も であり、これは 康煕部首 で構成されている および 。 倉頡輸入法 は、これらの部首を内部部首 を入力し、これらをラテン文字 emcw と照合します。つまり、emcw と入力すると、Cangjie はキーボードの入力をインターセプトし、emcw に置き換えて、画面にその文字を入力します。

インプットメソッドフレームワーク

ほとんどの IME は、'input method framework (一般に IMF と略される) の一部として動作し、ユーザーが異なる IME を簡単に切り替えられるようにするためのアプリケーションです。これは、多くの人が毎日無意識に使っている、異なるラテン語のキーボードレイアウト (英語、スペイン語、ドイツ語など) を切り替えるためのアプリケーションと全く同じものなのです。

最も一般的な IMF は、(GNOME などの GTK ベースの環境でよく使われている IBus)、次いで Scim、主に KDE など Qt を使った環境で使われている Fcitx/Fcitx5)や Uim です。非常に珍しいものでは、GcinNimf、Hime があります。[1] さらに、Emacs は非常に人気のあるテキストエディタで、独自の内部IMFを持っています。

Wikipedia:List of input methods for Unix platforms も参照してください。

ノート: SCIM current はメンテナンスが不足しているので、推奨されません。

使用可能なインプトメソッドエディターの一覧

次の表は、Arch リポジトリと AUR で現在利用可能なさまざまな言語の IME を示しています。

ノート: 同じIMEに対して複数の AUR パッケージが存在しています。例えば Mozc です。現在最も人気のある日本の IME として、複数のパッケージャーが何年にもわたって 完璧な Mozc パッケージを作成しようと試みてきました。以下の表では、IMF ごとに1つの Mozc パッケージが含まれています。ただし、これは、ユーザーがインストールを検討する必要がある唯一の Mozc パッケージであることを意味するものではありません。
この記事またはセクションの正確性には問題があります。
理由: There are a few more IMEs in the repos than what is listed here, especially for Chinese but maybe for other languages too. Again, I'm only including what I'm familiar with or what I could find with a quick scan of the repos and the AUR. For better results we should consult a user who actively uses them. (議論: トーク:インプットメソッド#)
Fcitx5 Fcitx IBus Uim Emacs Scim Hime Gcin Nimf
Chinese
Rime fcitx5-rime fcitx-rime ibus-rime built-in
Sogou fcitx5-pinyin-sougouAUR fcitx-sogoupinyinAUR
Baidu fcitx-baidupinyinAUR
Chewing fcitx5-chewing fcitx-chewing ibus-chewing scim-chewing built-in
Cangjie
Sucheng
SmartCangjie
fcitx5-table-extra fcitx-table-extra ibus-table-chinese scim-tablesAUR
Pinyin fcitx5-chinese-addons built-in ibus-pinyin scim-pinyinAUR built-in
Wubixing built-in built-in ibus-table built-in scim-tablesAUR
Libpinyin fcitx-libpinyin ibus-libpinyin
Google Pinyin fcitx-googlepinyin ibus-googlepinyinAUR
SunPinyin fcitx-sunpinyin ibus-sunpinyin
Japanese
Mozc fcitx5-mozc-utAUR fcitx-mozc-utAUR ibus-mozcAUR uim-mozcAUR emacs-mozcAUR
Anthy fcitx5-anthy fcitx-anthy ibus-anthy built-in built-in built-in built-in
SKK fcitx5-skk fcitx-skk ibus-skk built-in
KKC fcitx5-kkc fcitx-kkc ibus-kkc
Korean
Libhangul fcitx5-hangul fcitx-hangul ibus-hangul built-in scim-hangulAUR built-in
Vietnamese
UniKey fcitx5-unikey fcitx-unikey ibus-unikey
Bamboo ibus-bambooAUR
Indic
Avro ibus-avro-gitAUR
Helakuru ibus-helakuruAUR
m17n fcitx5-m17n fcitx-m17n ibus-m17n scim-m17nAUR
OpenBangla Keyboard fcitx5-openbangla-gitAUR openbangla-keyboardAUR
Varnam libvarnam-ibus-gitAUR

設定

デスクトップ環境で、インストールされているインプットメソッドフレームワークを使用可能として適切に登録し、ユーザー入力を処理するように割り当てるには、それに応じて環境変数のセットを構成する必要があります。

ノート: これらの変数が設定されていない場合、GTKQt はシステムの locale 設定を読み込んで、どの IMF を使うべきかを判断しようとしますが、このプロセスは推測に頼っており、非常にエラーを起こしやすいものです。正しく動作するシステムのために、あなたは常にこれらの変数を明示的に自分で設定することを選ぶべきです。
ヒント: 何らかの理由でデスクトップ環境での IMF による入力処理を完全に無効にしたい場合(GNOME では IBus との緊密な統合のため推奨しません)、これらの変数を設定しないままにするか、GTKQt の場合、これらの値を、GTK_IM_MODULE=gtk-im-context-simpleQT_IM_MODULE=simple で置き換えることができます。

Fcitx5

ノート: 以下の設定は Fcitx にも適用されます。

詳細については、Fcitx5 を参照してください。

GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx
XMODIFIERS=@im=fcitx

IBus

詳細については、IBus を参照してください。

GTK_IM_MODULE=ibus
QT_IM_MODULE=ibus
XMODIFIERS=@im=ibus

Uim

詳細については、Uim を参照してください。

GTK_IM_MODULE=uim
QT_IM_MODULE=uim
XMODIFIERS=@im=uim

Emacs

この記事またはセクションの正確性には問題があります。
理由: This needs to be verified. (議論: トーク:インプットメソッド#)

According to this Fcitx wiki entry, "in some case, including emacs and java. Emacs has a historical bug, that under en_US.UTF-8 or similar locale, it will never use XIM (Though emacs is a gtk app, it use XIM). The only way to walkaround this is to use LC_CTYPE to fix this."

Scim

詳細については、Scim を参照してください。

GTK_IM_MODULE=scim
QT_IM_MODULE=scim
XMODIFIERS=@im=scim

参照