「GNOME/Files」の版間の差分
(→拡張機能: 独自の Nautilus 拡張機能を提供するアプリケーションを翻訳して追加) |
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{{Related articles start}} |
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{{Related|GNOME}} |
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{{Related articles end}} |
{{Related articles end}} |
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− | Files |
+ | Files は [https://live.gnome.org/ GNOME] のデフォルトのファイルマネージャです。Files はファイルとアプリケーションの両方を管理する合理化された方法を提供します。 |
− | {{Note| |
+ | {{Note|Files は、バージョン 3.6 より前は [https://wiki.gnome.org/Apps/Nautilus Nautilus] として知られていました。アプリケーションには、サポートされている言語ごとに 1 つずつ、わかりやすい新しい名前が付けられました。''Nautilus'' という名前は、実行可能ファイル名、一部のパッケージ名、一部のデスクトップエントリ、一部の GSettings スキーマなど、さまざまな場所で今でも使用されています。}} |
− | |||
− | Files はファイルとアプリケーションを管理するのにシンプルで統合的な手段を提供します。Files を使えば以下のことが行えます: |
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− | |||
− | * フォルダやドキュメントの作成 |
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− | * ファイルやフォルダの表示 |
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− | * ファイルの検索と管理 |
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− | * スクリプトの実行とアプリケーションの起動 |
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− | * ファイルやフォルダの外観のカスタマイズ |
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− | * コンピューターの特殊な場所のオープン |
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− | * CD や DVD へのデータの書き込み |
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− | * フォントのインストールと削除 |
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== インストール == |
== インストール == |
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=== 拡張機能 === |
=== 拡張機能 === |
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− | 一部のプログラムは、 |
+ | 一部のプログラムは、Files に機能を追加できます。これが公式リポジトリと [[AUR]] にあるいくつかのパッケージです。 |
− | {{Note|Python で記述された拡張機能には、Nautilus Extension API({{Pkg|python-nautilus}} パッケージ)のバインディングが必要です。}} |
+ | {{Note|Python で記述された拡張機能には、Nautilus Extension API ({{Pkg|python-nautilus}} パッケージ) のバインディングが必要です。}} |
+ | * {{App|File Manager Actions|Files でファイルを選択したときに起動するプログラムを設定します。(C で書かれています)|https://git.gnome.org/browse/filemanager-actions|{{Pkg|filemanager-actions}}}} |
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− | * {{App|Folder Color|各アイコンの色を変更してフォルダを分かりやすくできるプラグイン。|http://foldercolor.tuxfamily.org/|{{AUR|folder-color-nautilus-bzr}}}} |
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+ | :{{Note|このパッケージは現在 Gnome 43 では動作しない可能性があり ([https://bugs.archlinux.org/task/76382 バグレポート])、[https://gitlab.gnome.org/Archive/filemanager-actions upstream] にアーカイブされています。[https://gitlab.gnome.org/Infrastructure/damned-lies/-/issues/255 Gnome issue 255] および[https://gitlab.gnome.org/Infrastructure/Infrastructure/-/issues/671 Gnome issue 671] 代替プロジェクト [https://github.com/bassmanitram/actions-for-nautilus actions-for-nautilus]}} |
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− | :{{Tip|上記の拡張を使うにはカラフルなアイコンが含まれているアイコンテーマが必要です。例: {{AUR|numix-icon-theme-git}}, {{AUR|vibrancy-colors}}, {{AUR|vivacious-colors-icon-theme}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}, {{AUR|humanity-icon-theme}}, {{AUR|mint-x-icons}}。}} |
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+ | * {{App|Folder Color|各アイコンの色を変更してフォルダを分かりやすくできるプラグイン。(Python で書かれています)|http://foldercolor.tuxfamily.org/|{{AUR|folder-color-nautilus-bzr}}}} |
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− | * {{App|File Manager Actions|Files でファイルを選択したときに起動するプログラムを設定。|https://git.gnome.org/browse/filemanager-actions|{{Pkg|filemanager-actions}}}} |
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+ | :{{Tip|上記の拡張を使うにはカラフルなアイコンが含まれているアイコンテーマが必要です。 例:<br>{{AUR|numix-icon-theme-git}}, {{AUR|vibrancy-colors}}, {{AUR|humanity-icon-theme}}, {{AUR|mint-x-icons}}}} |
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− | * {{App|Nautilus Admin|「管理者として開く」や「管理者として編集する」をメニューに追加します。|https://bitbucket.org/brunonova/nautilus-admin|{{AUR|nautilus-admin}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Annotations|ファイルとディレクトリに注釈を付ける。 (C で書かれています)|https://gitlab.gnome.org/madmurphy/nautilus-annotations/|{{AUR|nautilus-annotations}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Bluetooth|メニューに;'Bluetooth 経由で送信' を追加。(C で書かれています)|https://gitlab.gnome.org/madmurphy/nautilus-bluetooth/|{{AUR|nautilus-bluetooth}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Git|現在の git ディレクトリに関する重要な情報を追加するための Nautilus/Nemo 拡張機能 (Python で書かれています)|https://github.com/bilelmoussaoui/nautilus-git|{{AUR|nautilus-ext-git}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Hide|メニューに:'非表示'/'再表示' を追加。(C で書かれています)|https://gitlab.gnome.org/madmurphy/nautilus-hide/|{{AUR|nautilus-hide}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Launch|右クリックメニューを介して実行可能ファイルとランチャーを実行する Nautilus 拡張機能 (C で書かれています)|https://gitlab.gnome.org/madmurphy/nautilus-launch|{{AUR|nautilus-launch}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Metadata Editor|次の mime タイプ用のシンプルなメタデータエディタを備えた Nautilus 拡張機能:{{ic|audio/x-mp3}}、{{ic|audio/x-flac}}、{{ic|audio/x-vorbis+ogg}}、{{ic|audio/x-speex+ogg}}、{{ic|audio/x-musepack}}、{{ic|audio/x-wavpack}}、{{ic|audio/x-tta}}、 {{ic|audio/x-aiff}}、{{ic|audio/m4a}}、{{ic|video/mp4}}、{{ic|video/x-ms-asf}}(C および Vala で書かれています)|https://gitlab.com/nvlgit/nautilus-metadata-editor-extension|{{AUR|nautilus-metadata-editor}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Admin|"管理者として開く"や"管理者として編集する"をメニューに追加します。|https://bitbucket.org/brunonova/nautilus-admin|{{AUR|nautilus-admin}}}} |
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* {{App|Nautilus Terminal|Files に埋め込まれたターミナル。カレントフォルダで常に開かれ、ナビゲーションに従います。|http://projects.flogisoft.com/nautilus-terminal/|{{Pkg|nautilus-terminal}}}} |
* {{App|Nautilus Terminal|Files に埋め込まれたターミナル。カレントフォルダで常に開かれ、ナビゲーションに従います。|http://projects.flogisoft.com/nautilus-terminal/|{{Pkg|nautilus-terminal}}}} |
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− | * {{App| |
+ | * {{App|Nautilus SendTo|ファイルを送信するためのコンテキストメニュー (C で書かれています)|https://gitlab.gnome.org/Archive/nautilus-sendto|{{Pkg|nautilus-sendto}}}} |
+ | * {{App|Nautilus Share|Samba を使用してフォルダを共有する Nautilus 拡張機能 (C で書かれています)|https://gitlab.gnome.org/Archive/nautilus-share|{{Pkg|nautilus-share}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Wipe|[[ディスクの完全消去|完全消去]] 機能を統合する Nautilus 拡張機能(Cで書かれています)|https://wipetools.tuxfamily.org/nautilus-wipe.html|{{AUR|nautilus-wipe}}}} |
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* {{App|Seahorse Nautilus|Files の PGP 暗号化と署名。|http://git.gnome.org/browse/seahorse-nautilus/|{{Pkg|seahorse-nautilus}}}} |
* {{App|Seahorse Nautilus|Files の PGP 暗号化と署名。|http://git.gnome.org/browse/seahorse-nautilus/|{{Pkg|seahorse-nautilus}}}} |
||
* {{App|Nautilus Extension API の Python バインディング|これらのバインディングを使用すると、Python で Nautilusの拡張機能を記述できます。|https://wiki.gnome.org/Projects/NautilusPython|{{Pkg|python-nautilus}}}} |
* {{App|Nautilus Extension API の Python バインディング|これらのバインディングを使用すると、Python で Nautilusの拡張機能を記述できます。|https://wiki.gnome.org/Projects/NautilusPython|{{Pkg|python-nautilus}}}} |
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− | 新しい |
+ | {{Tip|新しい拡張機能を書きたい場合、{{AUR|nextgen}} は '''GNOME Files''' (デフォルトは C 言語) 用の新しい拡張プロジェクトを簡単にセットアップできるヘルパースクリプトです}} |
==== 独自の Nautilus 拡張機能を提供するアプリケーション ==== |
==== 独自の Nautilus 拡張機能を提供するアプリケーション ==== |
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* {{App|Evince|ドキュメントビューア (PDF、PostScript、XPS、djvu、dvi、tiff、cbr、cbz、cb7、cbt) — アプリケーションには、Nautilus の "'''Evince プロパティページ'''" に拡張機能が含まれています。(C で書かれています)|https://wiki.gnome.org/Apps/Evince|{{Pkg|evince}}}} |
* {{App|Evince|ドキュメントビューア (PDF、PostScript、XPS、djvu、dvi、tiff、cbr、cbz、cb7、cbt) — アプリケーションには、Nautilus の "'''Evince プロパティページ'''" に拡張機能が含まれています。(C で書かれています)|https://wiki.gnome.org/Apps/Evince|{{Pkg|evince}}}} |
||
* {{App|File Roller|アーカイブを閲覧するためのアプリケーション—アプリケーションには "'''Nautilus FileRoller'''" 拡張機能が含まれています、 (C で書かれています)|https://wiki.gnome.org/Apps/FileRoller|{{Pkg|file-roller}}}} |
* {{App|File Roller|アーカイブを閲覧するためのアプリケーション—アプリケーションには "'''Nautilus FileRoller'''" 拡張機能が含まれています、 (C で書かれています)|https://wiki.gnome.org/Apps/FileRoller|{{Pkg|file-roller}}}} |
||
− | * {{App|GNOME |
+ | * {{App|GNOME Console|GNOME デスクトップ用のシンプルで使いやすいターミナルエミュレータ — アプリケーションには、"'''KGX Nautilus"''' 拡張機能が含まれています。(C で書かれています)|https://gitlab.gnome.org/GNOME/console|{{Pkg|gnome-console}}}} |
+ | * {{App|GNOME Terminal|GNOME ターミナルエミュレータ — アプリケーションには "''' Terminal Nautilus'''" 拡張機能が含まれています。(C で書かれています)|https://wiki.gnome.org/Apps/Terminal|{{Pkg|gnome-terminal}}}} |
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* {{App|GTK Hash|メッセージダイジェストまたはチェックサムを計算するためのクロスプラットフォームデスクトップユーティリティ—アプリケーションには "'''GTK Hash Properties Nautilus'''" (Cで書かれています)|https://github.com/tristanheaven/gtkhash|{{ AUR|gtkhash}} および {{AUR|gtkhash-nautilus}}}} |
* {{App|GTK Hash|メッセージダイジェストまたはチェックサムを計算するためのクロスプラットフォームデスクトップユーティリティ—アプリケーションには "'''GTK Hash Properties Nautilus'''" (Cで書かれています)|https://github.com/tristanheaven/gtkhash|{{ AUR|gtkhash}} および {{AUR|gtkhash-nautilus}}}} |
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− | * {{App|Tilix|GTK+3 を使用した GNU/Linux 用のタイリングターミナルエミュレータ — アプリケーションには、コンテキストメニューに |
+ | * {{App|Tilix|GTK+3 を使用した GNU/Linux 用のタイリングターミナルエミュレータ — アプリケーションには、コンテキストメニューに "Open in Tilix" オプションを追加する Nautilus の拡張機能が含まれています。(Pythonで書かれています)|https://github.com/gnunn1/tilix|{{Pkg |tilix}}}} |
{{Note|''Open in Tilix'' 拡張機能を有効にするために必要な {{Pkg|python-nautilus}} パッケージは、オプションの依存関係としてマークされており、明示的にインストールする必要があります}} |
{{Note|''Open in Tilix'' 拡張機能を有効にするために必要な {{Pkg|python-nautilus}} パッケージは、オプションの依存関係としてマークされており、明示的にインストールする必要があります}} |
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+ | ==== フリーではないソフトウェアに依存する拡張機能 ==== |
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− | == 設定 == |
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+ | '''GNOME Files''' の拡張機能の中には、フリーではあるけれども、フリーではないソフトウェアに依存しているものがあるかもしれません。以下のリストはいくつかの例を示しています。 |
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− | Files はグラフィカルに設定することができますが、設定メニューに全てのオプションがあるわけではありません。詳細なオプションは ''dconf-editor'' の {{ic|org.gnome.nautilus}} で設定できます。 |
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+ | * {{App|Code Nautilus|[[Visual Studio Code]] でファイルとディレクトリを開くための Nautilus 拡張機能 (Python で書かれています)|https://github.com/cra0zy/code-nautilus|{{AUR|code-nautilus-git}}}} |
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− | === デスクトップアイコン === |
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+ | * {{App|JetBrains Nautilus|JetBrains Toolbox でインストールされた製品でファイルとディレクトリを開くための Nautilus 拡張機能 (Python で書かれています)|https://github.com/encounter/jetbrains-nautilus|{{AUR|jetbrains-nautilus-git}}}} |
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+ | * {{App|Nautilus Code|[[Visual Studio Code|VSCode]] または GNOME Builder で現在のフォルダを開くために右クリックメニュー項目を追加する Nautilus 拡張機能 (C で書かれています)|https://github.com/realmazharhussain/nautilus-code|{{AUR|nautilus-code}}}} |
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+ | == 設定 == |
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− | Files はデフォルトでは、GNOME Shell のデスクトップウィンドウは管理しません。ただし、必要ならば Files にはデスクトップアイコンを表示する機能が存在します。デスクトップウィンドウの一番上に透明なウィンドウを描写することで Files はデスクトップアイコンを表示します。 |
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+ | Files はグラフィカルに設定することができますが、設定メニューに全てのオプションがあるわけではありません。詳細なオプションは ''dconf-editor'' の {{ic|org.gnome.nautilus}} で設定できます。 |
||
− | デスクトップアイコンを有効にするには、{{Pkg|gnome-tweak-tool}}{{Broken package link|置換パッケージ: {{Pkg|gnome-tweaks}}}} から ''Desktop > Icons on Desktop > ON'' を選択してください。{{ic|killall nautilus; nautilus}} を実行して Files を再起動するか、[[GNOME|GNOME]] を動かしている場合、{{ic|ALT+F2}} を押して {{ic|r}} を入力して {{ic|Enter}} を押して下さい (これで GNOME Shell が再起動します)。 |
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− | |||
− | または、次のコマンドを実行することでもデスクトップアイコンを有効にできます: |
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− | $ gsettings set org.gnome.desktop.background show-desktop-icons true |
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+ | {{Note|GNOME デスクトップ環境以外で Files を使用している場合は、{{ic|/usr/lib/gsd-xsettings}} が実行されていることを確認する必要があります。そうしないと、dconf 設定がファイルに適用されません。}} |
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− | {{Note|GNOME Classic などのセッションは ''nautilus-classic'' デスクトップエントリを呼び出すためデスクトップアイコンは常に有効にされます。}} |
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=== デフォルトのアイテムビューを変更 === |
=== デフォルトのアイテムビューを変更 === |
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[[ファイルマネージャの機能#サムネイルプレビュー]]を参照してください。 |
[[ファイルマネージャの機能#サムネイルプレビュー]]を参照してください。 |
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− | {{Note|{{Pkg|linux-hardened}} では、サムネイルの生成が失敗します (すべてのサムネイルは {{ic|~/.cache/thumbnails/fail/}} に入ります)。 |
+ | {{Note|{{Pkg|linux-hardened}} では、サムネイルの生成が失敗します (すべてのサムネイルは {{ic|~/.cache/thumbnails/fail/}} に入ります)。これは、セキュリティ上の理由から、このカーネルでは非特権ユーザーの名前空間がデフォルトで無効になっているためです。Nautilus は、{{ic|bwrap}} ({{Pkg|bubblewrap}} が提供)を使用してサムネイルをサンドボックス化します。{{Pkg|bubblewrap}} を {{Pkg|bubblewrap-suid}} に置き換えることもできます。詳細については、[[セキュリティ#アプリケーションのサンドボックス化|アプリケーションのサンドボックス化]] を参照してください。 |
− | 詳細については、 [https://wiki.archlinux.jp/index.php/%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3#.E3.82.A2.E3.83.97.E3.83.AA.E3.82.B1.E3.83.BC.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3.E3.81.AE.E3.82.B5.E3.83.B3.E3.83.89.E3.83.9C.E3.83.83.E3.82.AF.E3.82.B9.E5.8C.96 アプリケーションのサンドボックス化] を参照してください。 |
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}} |
}} |
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− | ビデオのサムネイルが表示されない場合があります。 |
+ | ビデオのサムネイルが表示されない場合があります。これを解決するには([https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=168626 No video thumbnails on nautilus] で説明されているように) {{Pkg|ffmpegthumbnailer}}、{{Pkg|gst-libav}}、{{Pkg|gst-plugins-ugly}}、をインストールし、{{ic|~/.cache/thumbnails/fail/}} のコンテンツを削除する必要があります。 |
− | === |
+ | === 右クリック メニューから新しいドキュメントファイルを作成する === |
− | + | このオプションを取得するには、ホーム フォルダに {{ic|~/Templates/}} フォルダを作成し、{{ic|touch ~/Templates/new}} または他のファイルマネージャーを使用します。次に、Files を再起動して下さい。 |
|
− | }} をするか別のファイルマネージャを使う) 必要があります。そして Files を再起動してください。 |
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− | 英語以外の環境では、テンプレートディレクトリ |
+ | 英語以外の環境では、テンプレート ディレクトリに別の名前が付けられている場合があります。{{ic|xdg-user-dir TEMPLATES}} |
+ | で実際のディレクトリを見つけることができます。テンプレート ディレクトリは、{{ic|~/.config/user-dirs.dirs}} ファイルで設定できます。 |
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+ | XDG_TEMPLATES_DIR="$HOME''/some/path''" |
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− | === 一覧表示で音声ファイルのメタデータを表示 === |
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− | |||
− | {{Note|以下のスクリプトは多少修正が加えられています。オリジナル版は [https://bazaar.launchpad.net/~team1/+junk/devel/view/head:/bsc-v2.py こちら] にあります。}} |
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− | |||
− | GNOME Files には一覧表示モードで音声ファイルのメタデータを表示する機能がありません。[[Python]] スクリプトを使うことでアーティスト・アルバム名・曲名・ビットレートなどの情報を追加できます。 |
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− | |||
− | スクリプトを使うには次のパッケージを[[インストール]]してください: {{AUR|python2-nautilus}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}, {{Pkg|mutagen}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}, {{Pkg|python2-pillow}}, {{AUR|kaa-metadata}}, {{AUR|python2-exiv2}}。 |
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− | |||
− | パッケージをインストールしたら、[https://pastebin.com/zN69twVP bsc-v2.py] スクリプトを {{ic|~/.local/share/nautilus-python/extensions}} に保存して Files を再起動してください (ディレクトリが存在しない場合は作成してください)。 |
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− | |||
− | 新しいカラムが追加されたはずです。有効にするには、Preferences -> List columns から使用したいカラムにチェックしてください。 |
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=== 隠しファイル === |
=== 隠しファイル === |
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{{Pkg|tilix}} ターミナルを使用している場合は、オプションの依存関係 {{Pkg|python-nautilus}} をインストールすることで、GNOME ファイルのコンテキストメニューに "OpeninTilix" オプションを簡単に追加できます。 |
{{Pkg|tilix}} ターミナルを使用している場合は、オプションの依存関係 {{Pkg|python-nautilus}} をインストールすることで、GNOME ファイルのコンテキストメニューに "OpeninTilix" オプションを簡単に追加できます。 |
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− | |||
− | === VisualStudioCode で現在のディレクトリを開く === |
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− | |||
− | 拡張機能 [https://github.com/cra0zy/code-nautilus] を使用すると、コンテキストメニューに "Open Code Here" を簡単に追加できます。 |
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=== ブックマークにフォルダを追加する === |
=== ブックマークにフォルダを追加する === |
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− | ブックマークにフォルダを追加するには、 Nautilus でフォルダを開いたときに CTRL+D を押すだけです。 ブックマークのリストは他の Gnome ベースのグラフィカルファイルマネージャー (Nemoなど) と共有されるため、一方からフォルダ |
+ | ブックマークにフォルダを追加するには、 Nautilus でフォルダを開いたときに CTRL+D を押すだけです。 ブックマークのリストは他の Gnome ベースのグラフィカルファイルマネージャー (Nemoなど) と共有されるため、一方からフォルダを追加または削除すると、もう一方に表示されるブックマークに影響することに注意してください。 |
=== カスタムスクリプト === |
=== カスタムスクリプト === |
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198行目: | 181行目: | ||
上記の方法で問題が解決しない場合、[[ファイルマネージャの機能#ディレクトリがファイルマネージャで開かれない]]を見てください。 |
上記の方法で問題が解決しない場合、[[ファイルマネージャの機能#ディレクトリがファイルマネージャで開かれない]]を見てください。 |
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− | |||
− | === 動画ファイルのサムネイルが作成されない === |
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− | |||
− | Intel の GPU を使用している場合に発生する {{Pkg|totem}} (Nautilus の動画サムネイル作成プログラム) の問題です。{{Pkg|gstreamer-vaapi}} がインストールされている場合に Totem がクラッシュします。問題が解決するまではパッケージを削除することを推奨します。 |
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=== ファイルをコピーするたびに数秒間フリーズする === |
=== ファイルをコピーするたびに数秒間フリーズする === |
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209行目: | 188行目: | ||
=== Google ドライブが開けない === |
=== Google ドライブが開けない === |
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− | 次のパッケージ |
+ | 次のパッケージが不足している可能性があります: |
+ | |||
+ | * {{Pkg|gnome-online-accounts}} |
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+ | * {{Pkg|gvfs-goa}} |
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+ | * {{Pkg|gvfs-google}} |
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+ | |||
それらをインストールすれば、うまくいくはずです。 |
それらをインストールすれば、うまくいくはずです。 |
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+ | |||
+ | === 共有フォルダのある Windows マシン (バージョン 1709 以降) がネットワークビューに表示されない === |
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+ | |||
+ | {{Note|この理由は、[https://wiki.archlinux.org/title/Samba#Windows_1709_or_up_does_not_discover_the_samba_server_in_Network_view Windows 1709 or up does not discover the samba server in Network view] で説明されています。}} |
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+ | |||
+ | {{Note|最近 [https://gitlab.gnome.org/GNOME/gvfs/-/issues/506 WSD サポートが GNOME/Files に追加されました]}} |
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+ | |||
+ | GNOME/Files で WSD サポートを有効にするには {{AUR|wsdd}} を [[Arch User Repository#パッケージのインストールとアップグレード|インストール]] して、GNOME/Files がネットワークビューで新しい Windows マシンを検出できるようにします。 |
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+ | これ以上の調整は必要ありません。 |
2024年4月24日 (水) 19:57時点における最新版
関連記事
Files は GNOME のデフォルトのファイルマネージャです。Files はファイルとアプリケーションの両方を管理する合理化された方法を提供します。
インストール
Files は nautilus パッケージでインストールすることができます。このパッケージは gnome グループに含まれています。ファイルマネージャの機能#追加機能も見てください。
拡張機能
一部のプログラムは、Files に機能を追加できます。これが公式リポジトリと AUR にあるいくつかのパッケージです。
- File Manager Actions — Files でファイルを選択したときに起動するプログラムを設定します。(C で書かれています)
- Folder Color — 各アイコンの色を変更してフォルダを分かりやすくできるプラグイン。(Python で書かれています)
- Nautilus Annotations — ファイルとディレクトリに注釈を付ける。 (C で書かれています)
- Nautilus Bluetooth — メニューに;'Bluetooth 経由で送信' を追加。(C で書かれています)
- Nautilus Git — 現在の git ディレクトリに関する重要な情報を追加するための Nautilus/Nemo 拡張機能 (Python で書かれています)
- Nautilus Hide — メニューに:'非表示'/'再表示' を追加。(C で書かれています)
- Nautilus Launch — 右クリックメニューを介して実行可能ファイルとランチャーを実行する Nautilus 拡張機能 (C で書かれています)
- Nautilus Metadata Editor — 次の mime タイプ用のシンプルなメタデータエディタを備えた Nautilus 拡張機能:
audio/x-mp3
、audio/x-flac
、audio/x-vorbis+ogg
、audio/x-speex+ogg
、audio/x-musepack
、audio/x-wavpack
、audio/x-tta
、audio/x-aiff
、audio/m4a
、video/mp4
、video/x-ms-asf
(C および Vala で書かれています)
- Nautilus Admin — "管理者として開く"や"管理者として編集する"をメニューに追加します。
- Nautilus Terminal — Files に埋め込まれたターミナル。カレントフォルダで常に開かれ、ナビゲーションに従います。
- Nautilus SendTo — ファイルを送信するためのコンテキストメニュー (C で書かれています)
- Nautilus Share — Samba を使用してフォルダを共有する Nautilus 拡張機能 (C で書かれています)
- Nautilus Wipe — 完全消去 機能を統合する Nautilus 拡張機能(Cで書かれています)
- Seahorse Nautilus — Files の PGP 暗号化と署名。
- Nautilus Extension API の Python バインディング — これらのバインディングを使用すると、Python で Nautilusの拡張機能を記述できます。
独自の Nautilus 拡張機能を提供するアプリケーション
次のアプリケーションは、デフォルトで独自の拡張機能をインストールするため、Nautilus との統合を提供します。:
- EasyTAG — EasyTAG は、オーディオファイルのタグを表示および編集するためのシンプルなアプリケーションです。 MP3、MP2、MP4/AAC、FLAC、Ogg Opus、Ogg Speex、Ogg Vorbis、MusePack、Monkey's Audio、および WavPack ファイルをサポートし、Linux または Windows で動作します—アプリケーションには " NautilusEasyTAG" が含まれています、(C で書かれています)
- Brasero — CD/DVD マスタリングツール — アプリケーションには "Nautilus Brasero" 拡張機能が含まれています。 (C で書かれています)
- Eiciel — GNOME ファイル ACL エディター—アプリケーションには、グラフィカル ACL エディターをファイルのプロパティウィンドウに追加する "Eiciel Nautilus" 拡張機能が含まれています。 (C++ 書かれています)
- Evince — ドキュメントビューア (PDF、PostScript、XPS、djvu、dvi、tiff、cbr、cbz、cb7、cbt) — アプリケーションには、Nautilus の "Evince プロパティページ" に拡張機能が含まれています。(C で書かれています)
- File Roller — アーカイブを閲覧するためのアプリケーション—アプリケーションには "Nautilus FileRoller" 拡張機能が含まれています、 (C で書かれています)
- GNOME Console — GNOME デスクトップ用のシンプルで使いやすいターミナルエミュレータ — アプリケーションには、"KGX Nautilus" 拡張機能が含まれています。(C で書かれています)
- GNOME Terminal — GNOME ターミナルエミュレータ — アプリケーションには " Terminal Nautilus" 拡張機能が含まれています。(C で書かれています)
- GTK Hash — メッセージダイジェストまたはチェックサムを計算するためのクロスプラットフォームデスクトップユーティリティ—アプリケーションには "GTK Hash Properties Nautilus" (Cで書かれています)
- Tilix — GTK+3 を使用した GNU/Linux 用のタイリングターミナルエミュレータ — アプリケーションには、コンテキストメニューに "Open in Tilix" オプションを追加する Nautilus の拡張機能が含まれています。(Pythonで書かれています)
フリーではないソフトウェアに依存する拡張機能
GNOME Files の拡張機能の中には、フリーではあるけれども、フリーではないソフトウェアに依存しているものがあるかもしれません。以下のリストはいくつかの例を示しています。
- Code Nautilus — Visual Studio Code でファイルとディレクトリを開くための Nautilus 拡張機能 (Python で書かれています)
- JetBrains Nautilus — JetBrains Toolbox でインストールされた製品でファイルとディレクトリを開くための Nautilus 拡張機能 (Python で書かれています)
- Nautilus Code — VSCode または GNOME Builder で現在のフォルダを開くために右クリックメニュー項目を追加する Nautilus 拡張機能 (C で書かれています)
設定
Files はグラフィカルに設定することができますが、設定メニューに全てのオプションがあるわけではありません。詳細なオプションは dconf-editor の org.gnome.nautilus
で設定できます。
デフォルトのアイテムビューを変更
default-folder-viewer
変数を設定することでアイテムのデフォルトビューを変更できます。例えばリストビューにするには:
$ gsettings set org.gnome.nautilus.preferences default-folder-viewer 'list-view'
タイプで並べ替え
すべてのフォルダ内のファイルをタイプ別に並べ替えるには:
$ gsettings set org.gnome.nautilus.preferences default-sort-order 'type'
場所サイドバーからフォルダを削除
表示するフォルダは ~/.config/user-dirs.dirs
で指定されており、エディタを使って編集することができます。xdg-user-dirs-update
を実行すると元に戻ってしまうので、ファイルのパーミッションを読み取り専用に設定することを推奨します。
常にアドレスをテキスト形式で表示
Files の標準のツールバーにはパスナビゲーションのボタンバーインターフェイスが表示されます。キーボードを使ってパスを入力するには、アドレスのテキストエントリフィールドを表示させる必要があります。Ctrl+l
を押せばアドレスがテキスト形式で表示されます。
常にアドレスをテキスト形式で表示させるには、以下のように gsettings を使います:
$ gsettings set org.gnome.nautilus.preferences always-use-location-entry true
ヒントとテクニック
サムネイル
ファイルマネージャの機能#サムネイルプレビューを参照してください。
ビデオのサムネイルが表示されない場合があります。これを解決するには(No video thumbnails on nautilus で説明されているように) ffmpegthumbnailer、gst-libav、gst-plugins-ugly、をインストールし、~/.cache/thumbnails/fail/
のコンテンツを削除する必要があります。
右クリック メニューから新しいドキュメントファイルを作成する
このオプションを取得するには、ホーム フォルダに ~/Templates/
フォルダを作成し、touch ~/Templates/new
または他のファイルマネージャーを使用します。次に、Files を再起動して下さい。
英語以外の環境では、テンプレート ディレクトリに別の名前が付けられている場合があります。xdg-user-dir TEMPLATES
で実際のディレクトリを見つけることができます。テンプレート ディレクトリは、~/.config/user-dirs.dirs
ファイルで設定できます。
XDG_TEMPLATES_DIR="$HOME/some/path"
隠しファイル
他のファイルマネージャと同じように GNOME Files もデフォルトでファイルの名前がドットから始まるファイルを非表示にします。
さらに、GNOME Files ではファイルの名前が同一ディレクトリの .hidden
ファイルに記載されていた場合、ファイルを表示しません (1行ごとにファイル名を記述します)。
Tilix で現在のディレクトリを開く
tilix ターミナルを使用している場合は、オプションの依存関係 python-nautilus をインストールすることで、GNOME ファイルのコンテキストメニューに "OpeninTilix" オプションを簡単に追加できます。
ブックマークにフォルダを追加する
ブックマークにフォルダを追加するには、 Nautilus でフォルダを開いたときに CTRL+D を押すだけです。 ブックマークのリストは他の Gnome ベースのグラフィカルファイルマネージャー (Nemoなど) と共有されるため、一方からフォルダを追加または削除すると、もう一方に表示されるブックマークに影響することに注意してください。
カスタムスクリプト
~/.local/share/nautilus/scripts
に配置されたスクリプトは、ファイルの右クリックコンテキストメニューから実行できます。
コンテキストメニューは、サブフォルダに整理することもできます。 ~/.local/share/nautilus/scripts/images
~/.local/share/nautilus/scripts/music
スクリプトは、次の環境変数にアクセスできます。
NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_FILE_PATHS NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_URIS NAUTILUS_SCRIPT_CURRENT_URI NAUTILUS_SCRIPT_WINDOW_GEOMETRY
スクリプトの例: open-terminal-here
# !/usr/bin/env bash gnome-terminal
スクリプトの例: remove-extension
#!/usr/bin/env bash echo "$NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_FILE_PATHS" | while read filename; do mv -n "$filename" "${filename%.*}" done
キーバインド
スクリプトを実行するためのキーバインドは、ファイル ~/.config/nautilus/scripts-accels
で割り当てることができます。
; キーバインドの例 ; Modifiers: <Control> <Alt> <Shift> F4 ターミナルで開く <Alt>x remove-extension
トラブルシューティング
Files がデフォルトのファイルマネージャにならない
ディレクトリのファイルの関連付けがリセットされてしまったことが原因です。anjuta をインストールするとこのような問題が発生することがあります。
解決するには、Files を開いてフォルダを右クリックし、Open With Other Application > Files > Select を選択してください。これでディレクトリの関連付けが Files に戻ります。
上記の方法で問題が解決しない場合、ファイルマネージャの機能#ディレクトリがファイルマネージャで開かれないを見てください。
ファイルをコピーするたびに数秒間フリーズする
kdeconnect をインストールしている場合、ファイル共有モジュールがフリーズの原因かもしれません。ファイル共有を無効化してみてください。
Google ドライブが開けない
次のパッケージが不足している可能性があります:
それらをインストールすれば、うまくいくはずです。
共有フォルダのある Windows マシン (バージョン 1709 以降) がネットワークビューに表示されない
GNOME/Files で WSD サポートを有効にするには wsddAUR を インストール して、GNOME/Files がネットワークビューで新しい Windows マシンを検出できるようにします。 これ以上の調整は必要ありません。