「同期およびバックアッププログラム」の版間の差分

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[[Category:データ圧縮とアーカイブ]]
 +
[[Category:同期]]
−
[[Category:システムリカバリ]]
 +
[[Category:バックアップ]]
  +
[[Category:ソフトウェア比較]]
 
[[de:Backups]]
  
[[de:Backups]]
−
[[en:Backup programs]]
 +
[[en:Synchronization and backup programs]]
−
[[ru:Backup Programs]]
 +
[[ru:Backup programs]]
  +
[[zh-hans:Synchronization and backup programs]]
 
{{Related articles start}}
  
{{Related articles start}}
 
{{Related|rsync によるフルシステムバックアップ}}
  
{{Related|rsync によるフルシステムバックアップ}}
−
{{Related3|Full System Backup with tar|tar によるフルシステムバックアップ}}
  
 
{{Related|ディスクのクローン}}
  
{{Related|ディスクのクローン}}
  +
{{Related|アプリケーション一覧/インターネット#ファイル共有}}
−
{{Related|Snapper}}
  
  +
{{Related|システムメンテナンス#バックアップ}}
  +
{{Related|ドットファイル}}
  +
{{Related|ファイルリカバリ}}
 
{{Related articles end}}
  
{{Related articles end}}
−
この wiki ページには様々なバックアッププログラムの情報を集めています。重要なデータ、特に設定ファイル ({{Ic|/etc/*}}) やローカルの pacman データベース ({{Ic|/var/lib/pacman/local/*}}) を定期的にバックアップすることは良策です。
  
   
  +
このページでは複数の場所のデータを同期するアプリケーションを列挙・比較しています。バックアップとして重要なデータの差分コピーを作成するなどの使い道があります。同期プログラムとバックアッププログラムは特徴が似ているため同じ記事で取り扱っています。
−
== イントロダクション ==
  
−
色々なプログラムを試してみる前に、まずはあなたが必要としていることを考えて下さい。例えば、以下の質問を考察しましょう:
  
−
* バックアップメディアとして使用できるものは？ (CD, DVD, リモートサーバー, 外付けハードドライブなど)
  
−
* バックアップメディアの頻度は？ (毎日, 毎周, 毎月など)
  
−
* バックアップのソリューションに期待する機能は？ (圧縮, 暗号化, 名前変更の対応など)
  
−
* 必要なときにバックアップをリストアする方法は？
  
   
−
== 差分バックアップ ==
 +
== バックアップの概要 ==
−
差分バックアップを行えるアプリケーションは、最後にバックアップしたデータを記憶することで、変更を加えていないデータを二重にコピーする無駄を省きます。データをある特定の時刻までリストアするには、その時点からの全ての差分バックアップが必要になります。差分バックアップは頻繁にバックアップを行うような場合に有用です。
  
   
  +
重要なデータのバックアップを取ることは重要です。ときどき人間や機械はデータを消失するようなポカをやらかすことがあり、データを保存している物理メディアの寿命は永遠ではありません。必要な用途にあわせて最適なプログラムを選ぶために、まずは以下の観点を考えてみてください:
−
=== Rsync タイプのバックアップ ===
  
−
このタイプのバックアップの特徴は、バックアップしたいディレクトリを伝統的な"ミラー"形式でコピーすることです。
  
   
  +
* データを保存するバックアップメディアのタイプ。例: CD, DVD, リモートサーバー, 外付けのハードドライブなど。
−
rsync タイプのパッケージは最後のバックアップから変更があったファイルやフォルダの中身を記述したファイル (いわゆる 'diff') を保存してバックアップのスナップショットを行います。つまり、最初から増分バックアップを行いますが、圧縮や暗号化は基本的に行いません。一方で、あらゆるファイルのワーキングコピーがすぐに利用できるようになるので、解凍や復号化は必要なくなります。rsync タイプのプログラムの欠点は、CD や DVD にバックアップを書き込んだり復元したりするのが難しいという点です。
  
  +
* バックアップの頻度。例: 毎日, 毎週, 毎月など。
  +
* バックアップのソリューションとして期待する機能。例: 圧縮, 暗号化, 名前変更に追従など。
  +
* 必要なときにバックアップから復元する方法。
   
−
==== コンソール ====
 +
== データ同期 ==
−
* {{App|[[rsync]]|リモートのファイルを同期させるファイル転送プログラム。
  
−
** rsync は基本的に常時ソースのミラーを作成します。
  
−
** バックアップファイルシステムでハードリンクが使える場合、最新のバックアップの前にフルバックアップをリストアすることが可能です。詳しくは [http://www.ibm.com/developerworks/aix/library/au-spunix_rsync/index.html#backup Back up your data with rsync] を見て下さい。
  
−
** ハードリンクが使えない場合、最新のバックアップの前にフルバックアップをリストアすることはできません (ただし --backup を使ってファイルの旧版を保存することはできます)。
  
−
** 全てのディストロで標準でインストールされています。
  
−
** SSH (ポート 22) や rsync プロトコル (ポート 873) で動作させることが可能。
  
−
** Win32 バージョンが存在します。
  
−
|http://rsync.samba.org/|{{Pkg|rsync}}}}
  
   
  +
以下のアプリケーションは単純に複数のマシン間でディレクトリを同期します。いわゆる「ミラー」です。ただし、ほとんどのアプリケーションは編集・削除ファイルを前のバージョンに戻す機能を持っています。
−
* {{App|[[Wikipedia:Rsync#Variations|rdiff-backup]]|ローカル・リモートミラーリングと差分バックアップのためのユーティリティ。
  
−
** 最新のバックアップを通常のファイルとして保存。
  
−
** 古いバージョンに戻す時は、差分ファイルを適用して元のバージョンを再作成します。
  
−
** インクリメンタル (差分バックアップ) であり、ファイルの変更箇所だけを保存します。変更があるたびにファイルの新しいコピーを作成することはありません。
  
−
** Win32 バージョンが存在します。
  
−
|http://www.nongnu.org/rdiff-backup/|{{Pkg|rdiff-backup}}}}
  
   
  +
以下も参照してください。
−
* {{App|[[rsnapshot]]|リモートファイルシステムスナップショットユーティリティ。
  
−
** 差分は保存しません。代わりにファイルが変更された場合、ファイル自体をコピーします。
  
−
** バックアップされたツリー間でハードリンクを作成します (スナップショット)。
  
−
** It is differential in that the size of the backup is only the original backup size plus the size of all files that have changed since the last backup.
  
−
** バックアップ先のファイルシステムがハードリンクをサポートしている必要があります。
  
−
** Win32 バージョンが存在します。
  
−
|http://www.rsnapshot.org/|{{Pkg|rsnapshot}}}}
  
   
  +
* [[アプリケーション一覧/ユーティリティ#ファイル同期とバックアップ]]
−
* {{App|SafeKeep|rdiff-backup を使用するクライアントサーバ型バックアップシステム。
  
  +
* [[アプリケーション一覧/インターネット#Cloud synchronization clients]]
−
** Linux LVM とデータベースを統合してバックアップを作成します。
  
  +
* [[Wikipedia:Comparison of file synchronization software]]
−
** 帯域制限。
  
−
|http://safekeep.sourceforge.net/|{{AUR|safekeep}}}}
  
   
  +
=== 凡例 ===
−
* {{App|Link-Backup|rsync ベースのスクリプトに似ているツールですが、rsync は使っていません。2008年から開発は停止しています。
  
−
** バックアップされたツリー間でハードリンクを作成します (スナップショット)。
  
−
** Intelligently handles renames, moves, and duplicate files without additional storage or transfer.
  
−
** The backup directory contains {{ic|.catalog}}, a catalog of all unique file instances; backup trees hard-link to this catalog.
  
−
** Transfer occurs over standard I/O locally or remotely between a client and server instance of this script.
  
−
** 自分自身をサーバーにコピーするため、サーバー側にインストールする必要がありません。
  
−
** リモートバックアップを行うには SSH が必要です。
  
−
** It resumes stopped backups; it can even be told to run for an arbitrary number of minutes.
  
−
|http://www.scottlu.com/Content/Link-Backup.html|{{AUR|link-backup}}}}
  
   
  +
* '''名前''': アプリケーションの名前。
−
* {{App|[[Wikipedia:Unison (file synchronizer)|Unison]]|A program that synchronizes files between two machines over network (LAN or Inet) using a smart diff method + rsync. Allows the user to interactively choose which changes to push, pull, or merge.|http://www.cis.upenn.edu/~bcpierce/unison/|{{Pkg|unison}}}}
  
  +
* '''実装''': アプリケーションが使用しているプログラミング言語やライブラリ、ユーティリティ。
  +
* '''圧縮保存''': 圧縮して保存することが可能。
  +
* '''暗号保存''': 暗号化して保存することが可能。
  +
* '''差分転送''': ファイルの変更があった部分だけを転送。
  +
* '''暗号転送''': ネットワークを経由してデータを送信する場合にデフォルトで暗号化。
  +
* '''FS メタデータ''': ファイルシステムのパーミッションや属性も同期。
  +
* '''FS アクセス''': バックアップはファイルシステムにそのまま保存。もしくはファイルシステムとしてマウント可能。
  +
* '''中断''': 再起動しなくても同期を中断可能。
  +
* '''ファイル名変更''': 移動・削除したファイルを検出して二重に保存・転送しない。ファイルやチャンクのチェックサムが生成されます。
  +
* '''バージョン管理''': ファイルの古いバージョンをバックアップ ('''逆差分バックアップ''')。
  +
* '''衝突解決''': ファイルの衝突は自動・手動で解決可能。衝突したファイルを無視しない。
  +
* '''多方向''': 3台以上のマシンを同期可能。
  +
* '''FS 監視''': ファイルシステムの変更を検知して同期を開始可能。
  +
* '''ハードリンク''': 変更されていないファイルをハードリンクとして保存可能。
  +
* '''差分タイプ''': データの重複を排除して使用容量を減らすために使われる方法。
  +
** '''ファイルベース''': ファイルに変更があった場合、新しいバージョンをスナップショットに保存。
  +
*** '''ハードリンク''': 変更がないファイルをハードリンクとして保存。
  +
** '''チャンクベース''': ファイルの変更箇所だけをスナップショットに保存。
  +
* '''CLI''': アプリケーションをコマンドラインから操作可能。スクリプトから実行可能。
  +
* '''インターフェイス''': CLI 以外のユーザーインターフェースを備えているか。例: GUI, TUI, ウェブ。
  +
* '''ライセンス''': サーバーやクライアントアプリケーションのライセンス。
  +
* '''プラットフォーム''': Linux 以外のオペレーティングシステムのサポート。
  +
* '''開発状況''': プロジェクトが活発に開発されているか。
  +
* '''特徴''': 他のアプリケーションと異なる特殊な機能など。
   
  +
=== 一覧 ===
−
* {{App|rsync-snapshot.sh|Another rsync shellscript with smart rotation (non-linear distribution) of backups. Integrity protection, Quotas, Rules and many more features.|http://blog.pointsoftware.ch/index.php/howto-local-and-remote-snapshot-backup-using-rsync-with-hard-links/}}
  
   
  +
{| class="wikitable sortable"
−
* {{App|osync.sh|Osync is a robust bidirectional file synchronization tool written in bash and based on rsync. It works on local and / or remote directories via ssh tunnels. It's mainly targeted to be launched as cron task, with features turned towards automation among:
  
  +
! 名前
−
** Execution time control
  
  +
! 実装
−
** Fault tolerance with possibility to resume on error
  
  +
! 差分転送
−
** Soft deletion, on-conflict backups with automatic cleanup
  
  +
! 暗号転送
−
** メールによる警告の通知
  
  +
! FS メタデータ
−
** Before and /or after time controlled local and / or remote command execution
  
  +
! 中断
−
** ファイル監視モード
  
  +
! ファイル名変更
−
|http://www.netpower.fr/osync}}
  
  +
! バージョン管理
  +
! 衝突解決
  +
! 多方向
  +
! FS 監視
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|-
  +
| [[Resilio Sync]] (旧名 BitTorrent Sync)
  +
| クローズドソース
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}} (LAN 暗号転送オプション)
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}} (前のバージョンはアーカイブフォルダに移動)
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{G|Web}}
  +
| プロプライエタリ (基本無料)
  +
| macOS, Windows, Android, iOS, Windows Phone, Amazon Kindle Fire, FreeBSD
  +
| {{Yes}}
  +
| P2P 同期
  +
|-
  +
| {{AUR|freefilesync}}
  +
| C++
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{G|SFTP [http://www.freefilesync.org/faq.php#features]}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{G|Yes [http://www.freefilesync.org/faq.php#features]}}
  +
| {{G|1=Yes [http://www.freefilesync.org/manual.php?topic=versioning]}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| GPL
  +
| Windows, macOS
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{Pkg|git-annex}}
  +
| Haskell, git
  +
| {{G|rsync [http://git-annex.branchable.com/transferring_data/]}}
  +
| {{G|rsync [http://git-annex.branchable.com/transferring_data/]}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{G|git remotes [http://git-annex.branchable.com/sync/]}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|[http://git-annex.branchable.com/assistant/ git-annex assistant]}}
  +
| GPLv3
  +
| macOS, Android
  +
| {{Yes}}
  +
| git でファイルを管理
  +
|-
  +
| {{Pkg|grsync}}
  +
| rsync フロントエンド
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{G|GTK+}}
  +
| GPLv2
  +
|
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|gutbackup}}
  +
| rsync ラッパー
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| MIT
  +
|
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|jotasync}}
  +
| rsync の Java GUI
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Y|限定的}}
  +
| {{G|Swing}}
  +
| Apache v2
  +
| macOS, Windows
  +
| {{Yes}}
  +
| スケジューラ内蔵。
  +
|-
  +
| {{AUR|luckybackup}}
  +
| C++
  +
| {{G|rsync [http://luckybackup.sourceforge.net/features.html]}}
  +
| {{G|rsync [http://luckybackup.sourceforge.net/features.html]}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Y|限定的 [http://luckybackup.sourceforge.net/manual.html#terminal]}}
  +
| {{G|Qt}}
  +
| GPLv3
  +
|
  +
| {{Y|停滞 [http://luckybackup.sourceforge.net/index.html]}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|osync}}
  +
| Shell
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{G|オプション [https://github.com/deajan/osync#daemon-mode]}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| BSD
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{Pkg|rdiff-backup}}
  +
| Python 2
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Y|差分プレビュー}}
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| GPL
  +
| Win32
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
|
  +
|-
  +
| [[rsync]]
  +
| C
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|SSH または rsync プロトコル}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{G|
  +
* {{ic|--link-dest}} (ハードリンク [https://www.ibm.com/developerworks/aix/library/au-spunix_rsync/index.html#backup])
  +
* {{ic|--backup}}
  +
}}
  +
| {{Y|差分プレビュー}}
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|grsync}}
  +
| GPLv3
  +
| Win32
  +
| {{Yes}}
  +
| 全ての Linux ディストリビューションに標準装備。
  +
|-
  +
| {{Pkg|sparkleshare}}
  +
| C#
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| GPLv3
  +
| Windows, macOS
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
|
  +
|-
  +
| [[Syncthing]]
  +
| Go
  +
| {{G|Yes [https://docs.syncthing.net/users/faq.html#is-synchronization-fast]}}
  +
| {{G|Yes [https://docs.syncthing.net/users/security.html]}}
  +
| {{Y|一部機能 [https://docs.syncthing.net/users/faq.html#what-things-are-synced]}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{G|Yes [https://docs.syncthing.net/users/versioning.html]}}, 前バージョンはアーカイブフォルダに移動
  +
| {{G|ファイル名を変更 [https://docs.syncthing.net/users/faq.html#what-if-there-is-a-conflict]}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|[https://github.com/syncthing/syncthing-inotify syncthing-inotify] による監視}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|Web, GTK}}
  +
| MPL v2
  +
| Windows, macOS, Android, BSD, Solaris
  +
| {{Yes}}
  +
| P2P 同期
  +
|-
  +
| {{AUR|synkron}}
  +
| C++
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{G|Qt}}
  +
| GPLv2
  +
| Windows, macOS
  +
| {{R|[https://sourceforge.net/projects/synkron/ No]}}
  +
|
  +
|-
  +
| [[Taskd]]
  +
| C++, python
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| MIT
  +
| Android
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| [[Unison]]
  +
| OCaml
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Y|一部機能 [https://www.cis.upenn.edu/~bcpierce/unison/download/releases/stable/unison-manual.html#perms]}}
  +
| {{G|オプション [https://www.cis.upenn.edu/~bcpierce/unison/download/releases/stable/unison-manual.html#speeding]}}
  +
| {{No}}
  +
| {{G|Yes [https://www.cis.upenn.edu/~bcpierce/unison/download/releases/stable/unison-manual.html#backups]}}
  +
| {{G|対話式}}
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|GTK2}}
  +
| GPL
  +
| Windows, macOS, FreeBSD, Android
  +
| {{G|Yes [https://www.cis.upenn.edu/~bcpierce/unison/status.html]}}
  +
|
  +
|-
  +
! 名前
  +
! 実装
  +
! 差分転送
  +
! 暗号転送
  +
! FS メタデータ
  +
! 中断
  +
! ファイル名変更
  +
! バージョン管理
  +
! 衝突解決
  +
! 多方向
  +
! FS 監視
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|}
   
  +
== 増分バックアップ ==
−
* {{App|gutbackup|Linux 環境をバックアップするためのシンプルな rsync ラッパー。|https://github.com/gutenye/gutbackup|{{AUR|gutbackup}}}}
  
   
  +
[[Wikipedia:ja:増分バックアップ|増分バックアップ]] を実行できるアプリケーションは、前回の実行中にどのようなデータがバックアップされたか (いわゆる ''差分'') を記憶して考慮するため、変更されていないデータの重複を保持する必要がなくなります。データを特定の時点に復元するには、最後の完全バックアップと、それから復元される時点までのすべての増分バックアップを見つける必要があります。この種のバックアップは、頻繁にバックアップを行う人にとって便利です。
−
* {{App|trinkup|A 60-lines bash script which holds specified amount of incremental backups using rsync and "cp -al" to minimize amount of disk operations.|https://gist.github.com/ei-grad/7610406/raw/trinkup|{{AUR|trinkup}}}}
  
   
  +
こちらも参照:
−
==== グラフィカル ====
  
  +
* [[Wikipedia:List of backup software]]
−
* {{App|[[Wikipedia:Areca Backup|Areca Backup]]|Linux と Windows 向けの使いやすい信頼性のあるバックアップソリューション。
  
  +
* [[Wikipedia:Comparison of backup software]]
−
** Java で書かれています。
  
  +
* [[Wikipedia:Comparison of online backup services]]
−
** Primarily archive-based (zip), but will do file-based backup as well.
  
−
** 差分バックアップをサポート (変更箇所だけを保存)。
  
−
|http://areca.sourceforge.net/|{{AUR|areca}}}}
  
   
  +
'''凡例:'''
−
* {{App|[[en2:BackupPC|BackupPC]]|Unix, Linux, Windows, Mac OS X デスクトップやノートパソコンをリモートサーバーにバックするための高性能で高機能なシステム。
  
−
** 重複除外: 複数のバックアップに同一のファイルが存在する場合、重複して保存することを避けることで、ディスク容量の消費やディスク I/O 削減します。
  
−
** 圧縮もサポートしておりディスク使用量を減らすことが可能。
  
−
** クライアント側にソフトウェアは必要ありません。
  
−
** シンプルながら強力なウェブベースの UI。
  
−
|http://backuppc.sourceforge.net/index.html|{{Pkg|backuppc}}}}
  
   
  +
* '''名前''': アプリケーション名、ArchWiki 記事または公式 Web サイトへのリンク。
−
* {{App|[[Back In Time]]|[[Wikipedia:FlyBack|FlyBack]] と [https://wiki.ubuntu.com/TimeVault/ TimeVault] プロジェクトの影響を受けた Linux 向けのシンプルなバックアップツール。
  
  +
* '''実装''': アプリケーションのベースとなるプログラミング言語、ライブラリ、またはユーティリティ。
−
** Creates hard links between a series of backed-up trees (snapshots).
  
  +
* '''圧縮保存''': 圧縮して保存することが可能。
−
** Really is just a front-end to {{ic|rsync}}, {{ic|diff}}, {{ic|cp}}.
  
  +
* '''暗号保存''': 暗号化して保存することが可能。
−
** A new snapshot is created only if something changed since the last snapshot.
  
  +
* '''差分転送''': ファイルの変更があった部分だけを転送。
−
|http://backintime.le-web.org/|{{AUR|backintime}} or as a prebuild package from [http://arch.coderkun.de/ coderkun's repo]}}
  
  +
* '''暗号転送''': データはネットワーク上で転送されるときにデフォルトで暗号化されます。
  +
* '''FS メタデータ''': ファイルシステムのアクセス許可と属性がバックアップされます。
  +
* '''FS アクセス''': バックアップはファイルシステムに単純に保存されるか、そのままマウント可能です。
  +
* '''中断''': バックアップが中断された場合、再起動せずに再開できます。
  +
* '''マルチスレッド化''': バックアップは複数の実行スレッドで同時に実行できます。
  +
* '''ファイル名変更''': 移動・削除したファイルを検出して二重に保存・転送しない。ファイルやチャンクのチェックサムが生成されます。
  +
* '''CLI''': アプリケーションをコマンドラインから操作可能。スクリプトから実行可能。
  +
* '''インターフェース''': CLI 以外のユーザーインターフェースを備えているか。例: GUI, TUI, ウェブ。
  +
* '''ライセンス''': サーバーやクライアントアプリケーションのライセンス。
  +
* '''プラットフォーム''': Linux 以外のオペレーティングシステムのサポート。
  +
* '''開発状況''': プロジェクトが活発に開発されているか。
  +
* '''特徴''': アプリケーションを他のアプリケーションと大きく区別する特別な機能に関する簡単なメモ。
   
  +
=== シングルマシン ===
−
* {{App|[[Wikipedia:FlyBack|FlyBack]]|Apple による Mac OS X のバックアップユーティリティ、[[Wikipedia:ja:Time Machine (ソフトウェア)|Time Machine]] のクローン。|http://www.flyback-project.org/|{{AUR|flyback}}}}
  
   
  +
以下のアプリケーションはインストールしたマシンからデータをバックアップします。バックアップ先は外部マシンやストレージメディアなどが指定できます。
−
* {{App|Free File Sync|Free File Sync helps you synchronize files and synchronize folders for Windows, Linux and Mac OS X. It is designed to save your time setting up and running backup jobs while having nice visual feedback along the way.
  
−
|http://freefilesync.sourceforge.net/|{{AUR|freefilesync}}}}
  
   
  +
==== チャンクベースの増分バックアップ ====
−
* {{App|Grsync|rsync の GTK+ インターフェイス|http://www.opbyte.it/grsync/|{{Pkg|grsync}}}}
  
   
  +
ファイルが変更された場合、以下のアプリケーションは変更があったファイルの一部だけを保存します。[[#ファイルベースの差分バックアップ|ファイルベースの差分バックアップ]]のアプリケーションと比べて使用する容量の効率が良くなります。特に巨大なファイルに細かく修正を加える場合は大きな効果を発揮します。一方で、バイナリ差分からファイルを再構築する必要があるため、保存したスナップショットを復元するにはバックアップを行ったアプリケーションが必要になります。
−
* {{App|[[Wikipedia:LuckyBackup|luckyBackup]]|簡単にファイルの同期とバックアップが行えるプログラム。
  
−
** Qt と C++ で書かれています。
  
−
** It has sync, backup (with include and exclude options) and restore capabilities.
  
−
** It can do remote connection backups, scheduled backups.
  
−
** コマンドラインモード。
  
−
|http://luckybackup.sourceforge.net/index.html|{{AUR|luckybackup}}}}
  
   
  +
{| class="wikitable sortable"
−
* {{App|syncBackup|A front-end for rsync that provides a fast and extraordinary copying tool. It offers the most common options that control its behavior and permit very flexible specification of the set of files to be copied.
  
  +
! 名前
−
|http://www.darhon.com/syncbackup|{{AUR|syncbackup}}}}
  
  +
! 実装
  +
! 圧縮保存
  +
! 暗号保存
  +
! 差分転送
  +
! 暗号転送
  +
! FS メタデータ
  +
! FS アクセス
  +
! 中断
  +
! ファイル名変更
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|-
  +
| {{AUR|areca}}
  +
| Java
  +
| {{G|Zip, Zip64}}
  +
| {{G|AES128, AES256}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Y|一時停止のみ}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| GPLv2
  +
| Windows
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{Pkg|borg}}
  +
| Python, C (Cython)
  +
| {{G|lz4, zlib, lzma, zstd}}
  +
| {{G|AES256}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|SSH}}
  +
| {{Yes}}[http://borgbackup.readthedocs.org/en/stable/faq.html#which-file-types-attributes-etc-are-preserved]
  +
| {{Yes}}[http://borgbackup.readthedocs.org/en/stable/usage.html#borg-mount]
  +
| {{Yes}}[http://borgbackup.readthedocs.org/en/stable/faq.html#if-a-backup-stops-mid-way-does-the-already-backed-up-data-stay-there]
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|サードパーティ製}}
  +
| BSD
  +
| *BSD, macOS, Windows (Cygwin / WSL)[https://borgbackup.readthedocs.io/en/stable/#main-features]
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|bup}}
  +
| C, Python, git
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|一部機能}}
  +
| {{Yes}}[https://bup.github.io/man/bup-fuse.html]
  +
| {{G|中断箇所から再開可能 [https://github.com/bup/bup/blob/master/README.md#reasons-bup-is-awesome]}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|サードパーティ製}}
  +
| GPLv2
  +
| Windows, macOS, NetBSD, Solaris
  +
| {{Yes}}
  +
| git と同じストレージフォーマット
  +
|-
  +
| {{AUR|bups}}
  +
| bup フロントエンド
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|一部機能}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|中断箇所から再開可能 [https://github.com/bup/bup/blob/master/README.md#reasons-bup-is-awesome]}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|GTK 3}}
  +
| MIT
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|duplicacy}}
  +
| Go
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}} [https://github.com/gilbertchen/duplicacy/wiki/Storage-Backends]
  +
| {{Yes}} [https://forum.duplicacy.com/t/is-backup-pause-resume-supported/351/3]
  +
| {{Yes}} [https://github.com/gilbertchen/duplicacy/wiki/backup#-threads-n]
  +
| {{Yes}} [https://github.com/gilbertchen/duplicacy/wiki/Lock-Free-Deduplication#two-step-fossil-collection]
  +
| {{G|{{AUR|duplicacy-web}}}}
  +
| [https://github.com/gilbertchen/duplicacy/blob/master/LICENSE.md Custom (non-free)]
  +
| FreeBSD, macOS, Windows
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|duplicity}}
  +
| librsync
  +
| {{G|gzip}}
  +
| {{G|gpg}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|Déjà Dup}}
  +
| GPL
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|duplicati-canary-bin}}
  +
| C#
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Y|一時停止のみ}}
  +
| {{Yes}} [https://github.com/duplicati/duplicati/issues/3174#issuecomment-546057181]
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| LGPL
  +
| Windows, macOS
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|kopia}}
  +
| Go, Javascript フロントエンド
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| APACHE
  +
| Windows, macOS, OpenBSD
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{Pkg|kup}}
  +
| rsync, bup フロントエンド
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|一部機能}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Y|bup}}
  +
| {{G|Qt}}
  +
| GPLv2
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|obnam}}
  +
| Python
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|GnuPG}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|100MB 毎にチェックポイント}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| GPLv3
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{Pkg|restic}}
  +
| Go
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|Mandatory ([https://github.com/restic/restic/blob/master/doc/design.rst#keys-encryption-and-mac AES-256])}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}} [https://restic.readthedocs.io/en/latest/manual_rest.html#metadata-handling]
  +
| {{Yes}} [https://restic.readthedocs.io/en/stable/050_restore.html#restore-using-mount]
  +
| {{Yes}} [https://github.com/restic/restic/pull/310]
  +
| {{Yes}} [https://forum.restic.net/t/multithreaded-backup/3062/3]
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}} [https://github.com/restic/restic/issues/60]
  +
| BSD
  +
| OpenBSD, Windows, macOS
  +
| {{Yes}}
  +
| さまざまなクラウド サービス上のストレージをネイティブおよび {{Pkg|rclone}} を通じてサポートします。
  +
|-
  +
| {{AUR|zbackup}}
  +
| C++
  +
| {{G|LZMA, LZO}}
  +
| {{G|AES}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{R|対応予定 [https://github.com/zbackup/zbackup#improvements]}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Y|tar による対応}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| GPLv2
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
| リポジトリは変更不可ファイルで構成。
  +
|-
  +
! 名前
  +
! 実装
  +
! 圧縮保存
  +
! 暗号保存
  +
! 差分転送
  +
! 暗号転送
  +
! FS メタデータ
  +
! FS アクセス
  +
! 中断
  +
! ファイル名変更
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|}
   
  +
==== ファイルベースの増分バックアップ ====
−
* {{App|TimeShift|TimeShift is a system restore utility which takes incremental snapshots of the system using rsync and hard-links. These snapshots can be restored at a later date to undo all changes that were made to the system after the snapshot was taken. Snapshots can be taken manually or at regular intervals using scheduled jobs.
  
−
|https://launchpad.net/timeshift|{{AUR|timeshift}}}}
  
   
  +
ファイルに変更が加えられた場合、以下のアプリケーションは新しいファイルをそのまま保存します。[[#チャンクベースの差分バックアップ|チャンクベースの増分バックアップ]] を行うアプリケーションと比較すると、ディスク容量が無駄に消費されます。一方、アーカイブされたスナップショットは、多くの場合、バックアップアプリケーションをインストールしなくても開くことができます。
−
=== その他のバックアップ ===
  
−
他のバックアップアプリケーションは基本的に (巨大な) アーカイブファイルを作成してアーカイブされたものを記録します。{{ic|.tar.bz2}} や {{ic|.tar.gz}} のアーカイブは tar/bzip2/gzip で簡単にバックアップを展開することができるため、バックアッププログラムを用意する必要がありません。
  
   
  +
'''特定の凡例:'''
−
==== コンソール ====
  
−
* {{App|Arch Backup|シンプルな設定を使用する平凡なバックアップスクリプト。
  
−
** 圧縮方法を設定可能。
  
−
** Multiple backup targets.
  
−
|http://code.google.com/p/archlinux-stuff/|{{Pkg|arch-backup}}}}
  
   
  +
* '''ハードリンク''': 未変更のファイルが以前のバージョンへのハードリンクとして保存されるかどうか。
−
* {{App|BorgBackup|重複排除バックアッププログラム (Attic がベース)。
  
−
** 効率の良いストレージの利用: コンテンツのチャンクによる重複排除によって保存に必要な容量を減らします。
  
−
** 速度: ファイルをローカルでキャッシュ。修正が加えられていないファイルは素早く検知。
  
−
** SSH によるバックアップをサポート。
  
−
** マウント可能なバックアップ: ユーザースペースファイルシステムとしてバックアップアーカイブはマウントすることができます。
  
−
|http://borgbackup.readthedocs.org/en/stable/|{{Pkg|borg}}}}
  
   
  +
{| class="wikitable sortable"
−
* {{App|[[en2:Backup with hdup|hdup]]|とてもシンプルなコマンドラインバックアップツール。
  
  +
! 名前
−
** tar.gz または tar.bz2 アーカイブを作成します。
  
  +
! 実装
−
** gpg 暗号化をサポート。
  
  +
! 圧縮保存
−
** SSH によるバックアップをサポート。
  
  +
! 暗号保存
−
** バックアップのターゲットは複数指定できます。
  
  +
! 差分転送
−
|http://miek.nl/projects/hdup2/|{{AUR|hdup}}}}
  
  +
! 暗号転送
  +
! FS メタデータ
  +
! FS アクセス
  +
! 中断
  +
! ファイル名変更
  +
! ハードリンク
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|-
  +
| [[Back In Time]]
  +
| Python, rsync, diff
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{G|Yes [http://backintime.le-web.org/documentation/]}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|Qt}}
  +
| GPLv2
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|dar}}
  +
| C++
  +
| {{G|特殊なアーカイブ形式}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{R|No [http://dar.linux.free.fr/doc/Features.html]}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|DarGUI}}
  +
| GPL
  +
| Windows, Solaris, FreeBSD, NetBSD, macOS
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|rdup}}
  +
| C
  +
| {{G|tar.gz}}
  +
| {{G|gpg, blowfish など}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| GPLv3
  +
|
  +
| {{No}}
  +
| コマンドラインツール。
  +
|-
  +
| [[rsnapshot]]
  +
| rsync
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{G|Yes [http://rsnapshot.org/rsnapshot/docs/docbook/rest.html]}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| GPLv2
  +
| Win32
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|timeshift}}
  +
| rsync
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| {{G|rsync}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{G|GTK}}
  +
| GPLv3
  +
| 専用デバイスにフルシステムバックアップ。
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
! 名前
  +
! 実装
  +
! 圧縮保存
  +
! 暗号保存
  +
! 差分転送
  +
! 暗号転送
  +
! FS メタデータ
  +
! FS アクセス
  +
! 中断
  +
! ファイル名変更
  +
! ハードリンク
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|}
   
  +
=== ネットワークバックアップ ===
−
* {{App|rdup|A platform for backups that provides scripts to facilitate backups and delegates the encryption, compression, transfer and packaging to other utilities in a true Unix-way.
  
−
** tar.gz アーカイブや rsync タイプのコピーを作成。
  
−
** 暗号化 (gpg, blowfish など): rsync タイプのコピーにも適用できます。
  
−
** 圧縮: rsync タイプのコピーにも適用できます。
  
−
|http://miek.nl/projects/rdup|{{AUR|rdup}}}}
  
   
  +
これらのアプリケーションは、サーバー/クライアント モデルを通じて、ネットワークに接続されている複数のマシンのバックアップを一元化するように設計されています。一般に、[[同期およびバックアッププログラム#シングルマシン| シングルマシン]] ソリューションと比較して、デプロイはより複雑です。
−
* {{App|[[en2:Duplicity|Duplicity]]|あらゆるストレージに暗号化・圧縮・差分バックアップを行うことができるシンプルなコマンドラインユーティリティ。
  
−
** gpg 暗号化と署名をサポート。
  
−
** gzip 圧縮をサポート。
  
−
** Supports full or incremental backups, incremental backup stores only difference between new and old file.
  
−
** Supports pushing over FTP, SSH, rsync, WebDAV, WebDAVs, HSi and Amazon S3 or local filesystem.
  
−
|http://www.nongnu.org/duplicity/|{{Pkg|duplicity}}}}
  
   
  +
'''特定の凡例:'''
−
* {{App|[[Wikipedia:DAR (Disk Archiver)|DAR]]|フル機能のコマンドラインバックアップツール。Disk ARchive の省略形。
  
−
** 独自のフォーマットを使ってアーカイブを作成します (リストアしたいときは DAR が必要になります)。
  
−
** 特定のサイズでバックアップを複数のファイルに分割できます。
  
−
** 設定ファイルは Makefile 式で、カスタムスクリプトが利用できます。
  
−
** 基本的な暗号化をサポート。
  
−
** {{AUR|sarab}} を使って [[cron]] による自動バックアップが可能。
  
−
|http://dar.linux.free.fr/|{{AUR|dar}} {{AUR|kdar}} (fontend)}}
  
   
  +
* '''制御方向''': プル:サーバーがクライアントにログインします。プッシュ:クライアントがバックアップセッションを開始します。
−
* {{App|Manent|アルゴリズム的に強固なバックアップ・アーカイブ作成プログラム。上流の開発は2009年で止まっています。
  
  +
* '''インクリメントタイプ''': データの重複排除 (つまり、圧縮以外) によって使用領域を削減するために使用される戦略。
−
** あらゆるものをストレージとして使える効率的なバックアップ。
  
  +
** '''ファイルベース''': ファイルが変更されると、新しいバージョン全体が各スナップショットに保存されます。
−
** 速度が遅くて途切れがちなネットワークでも問題なく動作。
  
  +
*** '''ハードリンク''': 未変更のファイルが以前のバージョンへのハードリンクとして保存されるかどうか。
−
** バックアップの中身にオンラインアクセスできます。
  
−
** バックアップストレージは完全に暗号化されます。
 +
** '''チャンクベース''': ファイルの変更された ''部分'' のみが各スナップショットに保存されます。
−
** 複数のコンピュータで同じストレージを使ってバックアップすることができ、自動でデータを共有します。
  
−
** 変更を検出するのにリモートファイルシステムのタイムスタンプは使いません。
  
−
** ユニコードのファイル名によるクロスプラットフォーム対応。
  
−
|http://code.google.com/p/manent/|{{AUR|manent}}}}
  
   
  +
{| class="wikitable sortable"
−
* {{App|btar|tar 互換のアーカイバ
  
  +
! 名前
−
** 高速なアーカイブ作成 (マルチコアの圧縮・暗号化)
  
  +
! 実装
−
** Arbitrary chain of compression/ciphers (calls any compression/ciphering programs)
  
  +
! 圧縮保存
−
** Indexed archive retrieval or listing
  
  +
! 暗号保存
−
** Redundancy
  
  +
! 差分転送
−
** Serialization through pipes (and only one file per backup)
  
  +
! 暗号転送
−
** gnutar で展開・確認ができます。
  
  +
! FS メタデータ
−
** Differential backups of multiple levels
  
  +
! FS アクセス
−
** Optional encoding of big files with rsync-differences
  
  +
! 中断
−
|http://viric.name/cgi-bin/btar|{{AUR|btar}}}}
  
  +
! ファイル名変更
  +
! 差分タイプ
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|-
  +
| [[BackupPC]]
  +
| Perl
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| ファイルベース,ハードリンク [http://backuppc.sourceforge.net/faq/BackupPC.html#Backup-basics]
  +
| {{No}}
  +
| {{G|Web}}
  +
| GPLv2
  +
| 全て (クライアント不要)
  +
| {{Yes}}
  +
| 同一ファイルを多重保存しない。
  +
|-
  +
| Bacula ([https://aur.archlinux.org/packages/?K=bacula- bacula-*])
  +
| C++
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| ファイルベース [http://burp.grke.org/why.html]
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|GUI, Web}}
  +
| AGPLv3
  +
| Windows, macOS
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| [[Bareos]]
  +
| C++ (Bacula からのフォーク)
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| ?
  +
| AGPLv3
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|burp-backup}}
  +
| librsync
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| チャンクベース [http://burp.grke.org/why.html]
  +
| {{Yes}}
  +
| {{G|[https://git.ziirish.me/ziirish/burp-ui burp-ui]}}
  +
| AGPLv3
  +
| Windows
  +
| {{Yes}}
  +
|
  +
|-
  +
| {{AUR|safekeep}}
  +
| rdiff-backup
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| チャンクベース [http://safekeep.sourceforge.net/safekeep.html]
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| GPL
  +
|
  +
| {{No}}
  +
| [[LVM]] やデータベースと統合してバックアップを作成。帯域を制限可能。
  +
|-
  +
| {{Pkg|synbak}}
  +
| マルチツールのラッパー
  +
| {{Yes}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| style="text-align:center;" | ?
  +
| ?
  +
| {{No}}
  +
| {{G|Web}}
  +
| GPLv3
  +
|
  +
| {{Yes}}
  +
| 複数のバックアップを統合。
  +
|-
  +
| UrBackup ([https://aur.archlinux.org/packages/?K=urbackup urbackup*])
  +
| C++
  +
| {{No}}
  +
| {{No}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| {{Yes}}
  +
| ファイルベース, ハードリンク, シンボリックリンク [http://blog.urbackup.org/156/symbolically-linking-directories-during-incremental-file-backups]/チャンクベースの CoW スナップショット[http://blog.urbackup.org/83/file-backup-storage-with-btrfs-snapshots]
  +
| {{Yes}} (クライアント)
  +
| {{G|GUI, Web}}
  +
| AGPLv3+
  +
| Windows, macOS
  +
| {{Yes}}
  +
| 同一ファイルを多重保存しない。LVM, dattobd, btrfs と統合されたファイルシステムスナップショット。
  +
|-
  +
! 名前
  +
! 実装
  +
! 圧縮保存
  +
! 暗号保存
  +
! 差分転送
  +
! 暗号転送
  +
! FS メタデータ
  +
! FS アクセス
  +
! 中断
  +
! ファイル名変更
  +
! 差分タイプ
  +
! CLI
  +
! インターフェイス
  +
! ライセンス
  +
! プラットフォーム
  +
! 開発状況
  +
! 特徴
  +
|}
   
  +
== クラウドストレージ ==
−
* {{App|burp|ネットワークバックアップ・復元プログラム
  
−
** ネットワークの通信量とバックアップによる容量消費を減らすために librsync を使います。
  
−
** Windows コンピュータのバックアップをするときスナップショットを作成するために VSS (Volume Shadow Copy Service) も使います。
  
−
** 重複排除
  
−
** SSL/TLS 接続
  
−
** SSL 証明書の生成を自動化。
  
−
** データ暗号化
  
−
** セキュリティモデル [http://burp.grke.org/txt/security-models.txt]
  
−
|http://burp.grke.org|{{AUR|burp-backup}}}}
  
   
  +
=== オンラインサービス ===
−
* {{App|obnam|簡単安全なバックアッププログラム。
  
−
** スナップショットバックアップ。全ての世代が完全なスナップショットになります。
  
−
** ファイルやバックアップの世代をまたいだデータチャンクの重複排除。差分バックアップになります。
  
−
** GnuPG を使うことで任意でバックアップを暗号化できます。
  
−
** FUSE によってバックアップリポジトリをマウント可能。
  
−
|http://liw.fi/obnam/|{{AUR|obnam}}}}
  
   
  +
[[Wikipedia:Comparison of online backup services]] を参照してください。
−
* {{App|System Tar & Restore|フルシステムバックアップと復元を行うための bash スクリプトのセット。
  
−
** CLI とダイアログインターフェイス
  
−
** 簡単なバックアップと復元ウィザード
  
−
** ''.tar.gz'', ''.tar.bz2'', ''.tar.xz'', ''.tar'' アーカイブを作成
  
−
** openssl / gpg 暗号化をサポート
  
−
** rsync を使って実行中のシステムを転送
  
−
** Grub2, Syslinux, EFISTUB/efibootmgr, Systemd/bootctl をサポート
  
−
|https://github.com/tritonas00/system-tar-and-restore|{{AUR|system-tar-and-restore}}}}
  
   
  +
* {{App|Amazon S3|Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) は開発者と IT 部門にセキュアで耐障害性・汎用性を備えたオブジェクトストレージを提供します。Amazon S3 はシンプルなウェブインターフェイスでウェブ上であらゆるデータを保存・取得することが可能です。Amazon S3 でかかる費用は実際に使用したストレージだけで、セットアップ費用や最低使用料はありません。|http://aws.amazon.com/s3/|{{Pkg|s3cmd}}}}
−
* {{App|Packrat|[[Wikipedia:DAR (Disk Archiver)|DAR]] を使用するシンプルなモジュール式のバックアップシステム。
  
−
** 完全なバックアップあるいは差分バックアップを、ローカル、SSH によるリモートシステム、あるいは Amazon S3 に保存できます。
  
−
|http://www.zeroflux.org/projects|{{AUR|packrat}}}}
  
   
−
* {{App|Attic|効率的でセキュアなバックアップのための重複排除バックアッププログラム。
 +
* {{App|CloudBacko|エンタープライズ級の Linux, Mac, Windows 用クラウドバックアップツール。
  +
** クローズドソース。Free, Lite, Pro バージョンが存在します。
−
** Space efficient storage: Variable block size deduplication is used to reduce the number of bytes stored by detecting redundant data.
  
  +
** Java で書かれています。
−
** Optional data encryption: All data can be protected using 256-bit AES encryption and data integrity and authenticity is verified using HMAC-SHA256.
  
  +
** 複数のクラウドに暗号化してバックアップします。
−
** オフサイトバックアップ: (Attic がインストールされていれば) 保存された全てのデータにリモートホストから SSH でアクセスできます。
  
  +
** 複数のクラウドをひとつのストレージプールとして扱うことができます。
−
** Backups mountable as filesystems: Backup archives are mountable as userspace filesystems for easy backup verification and restores.
  
  +
** Free バージョンではインストールは必要ありません。
−
|https://github.com/jborg/attic/|{{AUR|attic}}}}
  
  +
** Pro バージョンでは Linux 用の GUI フロントが存在します。
−  
  +
** Pro バージョンでは仮想マシンのバックアップができます。
−
* {{App|Snebu|SQLite3 のカタログデータベースを使ってファイルレベルで重複を排除するスナップショットバックアップ。
  
  +
|http://www.cloudbacko.com/}}
−
** Functionally similar to rsync/snapshot style backups, however doesn't use hardlinks in the filesystem.
  
−
** Backed up files are stored in lzop-compatible files, in the designated "vault" directory.
  
−
** Metadata stored in SQLite3 db, linking backup sets to file metadata to compressed files in the vault.
  
−
** Supports arbitrary retention schedules (such as daily/weekly/monthly) which can be individually expired
  
−
|http://www.snebu.com|{{AUR|snebu}}}}
  
−  
−
* {{App|ZBackup|A globally-deduplicating backup tool, based on the ideas found in rsync.
  
−
** Parallel LZMA or LZO compression of the stored data
  
−
** Built-in AES encryption of the stored data
  
−
** Possibility to delete old backup data
  
−
** Use of a 64-bit rolling hash, keeping the amount of soft collisions to zero
  
−
** Repository consists of immutable files. No existing files are ever modified
  
−
** Possibility to exchange data between repos without recompression
  
−
|http://zbackup.org/|{{AUR|zbackup}}}}
  
−  
−
==== グラフィカル ====
  
−
* {{App|Backerupper|ローカルネットワーク上に選択したディレクトリをバックアップするシンプルなプログラム。ユーザーの個人的なデータをバックアップすることに焦点を置いています。
  
−
** {{ic|.tar.gz}} 圧縮ファイルを作成します。
  
−
** バックアップの頻度や時間、最大コピー数などを設定可能。
  
−
|http://sourceforge.net/projects/backerupper/|{{AUR|backerupper}}}}
  
−  
−
* {{App|[[en2:Duplicity|Déjà Dup]]|シンプルな GTK+ バックアッププログラム。バックアップの複雑性 (暗号化, オフサイト, 定期) を遮蔽してバックエンドとして duplicity を利用します。
  
−
** 自動的な定期バックアップ、GUI で設定可能。
  
−
** 復元ウィザード。
  
−
** Nautilus ファイルマネージャとの統合。
  
−
** duplicity の機能を受け継いでいます。
  
−
|https://launchpad.net/deja-dup|{{Pkg|deja-dup|}}}}
  
−  
−
* {{App|Synkron|フォルダ同期ツール。
  
−
** 多重フォルダ同期。
  
−
** ワイルドカードを使って同期しないファイルを設定できます。
  
−
** ファイルの復元。
  
−
** クロスプラットフォームのサポート。
  
−
|http://synkron.sourceforge.net/|{{AUR|synkron}}}}
  
−  
−
==== コンソールとグラフィカル ====
  
−  
−
* {{App|[[Wikipedia:Bacula|Bacula]]|A client-server enterprise level computer backup system for heterogeneous networks.
  
−
** バックアップソリューションの十徳ナイフです。
  
−
** シングルマシンで実行することもネットワーク全体をバックアップすることもできます。
  
−
** Linux, UNIX, Windows, Mac OS X バックアップクライアントをサポート。
  
−
** テープライブラリを含む、様々なバックアップデバイスに対応。
  
−
** 複数のリムーバルストレージデバイスにバックアップすることが可能。
  
−
** コマンドラインコンソール, GUI, ウェブインターフェイスが用意されています。
  
−
** バックエンドは MySQL, PostgreSQL, SQLite に保存されるカタログです。
  
−
** ドキュメントが豊富に存在します。
  
−
** 最もダウンロードされているオープンソースのバックアップソリューションを謳っています。
  
−
|http://www.bacula.org|{{AUR|bacula-common}}}}
  
−  
−
== クラウドバックアップ ==
  
−  
−
{{Wikipedia|Comparison of online backup services}}
  
−  
−
* {{App|[[Wikipedia:Barracuda_Networks#Products|Copy]]|共有フォルダを作るためのソリューション。
  
−
** 15GB まで無料。
  
−
** 共有フォルダの容量は人々に分け与えられます。
  
−
** クラウドとコンピュータ間でファイルを同期するデーモン。
  
−
** あらゆるプラットフォームをサポート。
  
−
** AES-256 暗号化を提供。
  
−
|https://www.copy.com/home/|{{AUR|copy-agent}}}}
  
   
 
* {{App|[[CrashPlan]]|オンライン・オフサイトのバックアップソリューション。
  
* {{App|[[CrashPlan]]|オンライン・オフサイトのバックアップソリューション。
295行目: 991行目:
 
** ローカルの利用でならソフトウェアはフリーです。
  
** ローカルの利用でならソフトウェアはフリーです。
 
** 復元を行うと同時バックアップができなくなります。
  
** 復元を行うと同時バックアップができなくなります。
−
|http://www.crashplan.com/|{{AUR|crashplan}}}}
 +
|http://www.crashplan.com/|{{AUR|crashplan}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}}}
   
 
* {{App|[[Dropbox]]|人気のファイル共有サービス。
  
* {{App|[[Dropbox]]|人気のファイル共有サービス。
309行目: 1,005行目:
 
** クラウドストレージ、ファイル共有、共同編集を提供します。
  
** クラウドストレージ、ファイル共有、共同編集を提供します。
 
** 複数のクライアントが存在します。
  
** 複数のクライアントが存在します。
−
|https://drive.google.com|{{AUR|google-drive-ocamlfuse}} (free), {{AUR|drive}} (free), {{AUR|insync}} (non-free)}}
 +
|https://drive.google.com|{{AUR|google-drive-ocamlfuse}} (フリー), {{AUR|drive}} (フリー), {{AUR|grive}} (フリー), {{AUR|gdrivefs}} (フリー), {{AUR|[[insync]]}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} (ノンフリー), {{AUR|gdrive}} (フリー)}}
  +
  +
* {{App|[[Wikipedia:IDrive_Inc.|iDrive]]|ユニバーサルなオンラインバックアップ。
  +
** 複数のデバイスのバックアップ。
  +
** オンラインのファイル同期。
  +
** リアルタイムバックアップ。
  +
** モバイル端末のバックアップとアクセス。
  +
** リモート管理。
  +
** Linux 向けの GUI フロントエンドは存在しません。簡単に利用できるラッパースクリプトがあります。
  +
|https://www.idrive.com/|{{AUR|idevsutil}}{{Broken package link|{{aur-mirror|idevsutil}}}}, {{AUR|idrive-wrapper}}{{Broken package link|{{aur-mirror|idrive-wrapper}}}}}}
   
 
* {{App|[[Wikipedia:Jungle Disk|Jungle Disk]]|Amazon S3 または Rackspace Cloud Files にデータを保存するオンラインバックアップツール。
  
* {{App|[[Wikipedia:Jungle Disk|Jungle Disk]]|Amazon S3 または Rackspace Cloud Files にデータを保存するオンラインバックアップツール。
−
** Nautilus の拡張。
 +
** [[GNOME Files]] の拡張。
 
** 有料プランしかありません。
  
** 有料プランしかありません。
−
|http://www.jungledisk.com/|{{AUR|nautilus-jungledisk}}}}
 +
|http://www.jungledisk.com/|{{AUR|nautilus-jungledisk}}{{Broken package link|{{aur-mirror|nautilus-jungledisk}}}}}}
   
−
* {{App|[[Wikipedia:ja:MEGA|MEGA]]|MegaUpload ファイル共有サービスの後継。
 +
* {{App|[[Wikipedia:ja:MEGA|MEGA]]|ファイル共有サービス MegaUpload の後継。
 
** 無料アカウントは 50GB で、容量が増える有料プランが存在します。
  
** 無料アカウントは 50GB で、容量が増える有料プランが存在します。
 
** 暗号化と重複排除の機能があります。
  
** 暗号化と重複排除の機能があります。
 
** 基本的にウェブインターフェイスでアクセスしますが他のツールも存在します。
  
** 基本的にウェブインターフェイスでアクセスしますが他のツールも存在します。
−
|https://mega.co.nz|{{AUR|megatools}}, {{AUR|megasync}}, {{AUR|megafuse}}}}
 +
|https://mega.co.nz|{{AUR|megatools}}, {{AUR|megasync}}, {{AUR|megasync-qt5}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}, {{AUR|megafuse-git}}, {{AUR|megacli}}, {{AUR|nemo-megasync}}, {{AUR|nautilus-megasync}}, {{AUR|thunar-megasync}}}}
   
 
* {{App|Nutstore|どこでもファイルを同期・共有できるクラウドサービス。
  
* {{App|Nutstore|どこでもファイルを同期・共有できるクラウドサービス。
326行目: 1,031行目:
 
** 中国のユーザー向けのサービス。
  
** 中国のユーザー向けのサービス。
 
|http://jianguoyun.com/|{{AUR|nutstore}}}}
  
|http://jianguoyun.com/|{{AUR|nutstore}}}}
  +
  +
* {{App|rsync.net|オフサイトバックアップのクラウドストレージ。
  +
** UNIX システムで動作する、SSH/SFTP/SCP ツールでアクセスできる [[ZFS]] ファイルシステム。
  +
** 自動的な ZFS のスナップショットによる簡単な rsync 同期。
  +
** borg や attic を使用する場合に [http://www.rsync.net/products/attic.html 特別割引料金] が適用されます。
  +
|http://www.rsync.net/|[[rsync]]/[[SSH]], {{Pkg|borg}}/{{AUR|attic}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}}}
   
 
* {{App|[[Wikipedia:ja:SpiderOak|SpiderOak]]|データのバックアップ・共有・同期・アクセスと保存をするための Windows, Mac, Linux ユーザー向けオンラインバックアップツール。
  
* {{App|[[Wikipedia:ja:SpiderOak|SpiderOak]]|データのバックアップ・共有・同期・アクセスと保存をするための Windows, Mac, Linux ユーザー向けオンラインバックアップツール。
338行目: 1,049行目:
 
** ウェブアクセスだけでなく、fuse によるローカルディレクトリをサポート。
  
** ウェブアクセスだけでなく、fuse によるローカルディレクトリをサポート。
 
** Box, Dropbox, Google Drive, Onedrive などの多数のクラウドストレージサービスをサポート。
  
** Box, Dropbox, Google Drive, Onedrive などの多数のクラウドストレージサービスをサポート。
−
|http://storagemadeeasy.com/|{{AUR|smestorage}}}}
 +
|http://storagemadeeasy.com/|{{AUR|smestorage}}{{Broken package link|{{aur-mirror|smestorage}}}}}}
   
−
* {{App|[[Wikipedia:Tahoe-LAFS|Tahoe-LAFS]]|Tahoe Least-Authority Filesystem はフリーでオープン、セキュアで分散化され、フォールトトレラント、ピアツーピアの分散データストア・分散ファイルシステムです。
 +
* {{App|[[Wikipedia:Tarsnap|Tarsnap]]|BSD, Linux, macOS, Solaris, Windows (Cygwin) 向けのセキュアなオンラインバックアップサービス。
−
|https://tahoe-lafs.org/|{{AUR|tahoe-lafs}}}}
  
−  
−
* {{App|[[Wikipedia:Tarsnap|Tarsnap]]|BSD, Linux, OS X, Solaris, Windows (Cygwin) 向けのセキュアなオンラインバックアップサービス。
  
 
** Amazon S3 サーバーに圧縮・暗号化してバックアップ。
  
** Amazon S3 サーバーに圧縮・暗号化してバックアップ。
 
** [[cron]] による自動化。
  
** [[cron]] による自動化。
352行目: 1,060行目:
 
|http://www.tarsnap.com|{{Pkg|tarsnap}}}}
  
|http://www.tarsnap.com|{{Pkg|tarsnap}}}}
   
  +
* {{App|[[Yandex Disk]]|Yandex.ru によって作成された無料のクラウドストレージサービス。インターネットで繋がったどこからでも写真・動画・文章にアクセスできます。|https://disk.yandex.ru/|{{AUR|yandex-disk}}}}
−
* {{App|[[Wikipedia:IDrive_Inc.|iDrive]]|ユニバーサルなオンラインバックアップ。
  
−
** 複数のデバイスのバックアップ。
  
−
** オンラインのファイル同期。
  
−
** リアルタイムバックアップ。
  
−
** モバイル端末のバックアップとアクセス。
  
−
** リモート管理。
  
−
** Linux 向けの GUI フロントエンドは存在しません。簡単に利用できるラッパースクリプトがあります。
  
−
|https://www.idrive.com/|{{AUR|idevsutil}}, {{AUR|idrive-wrapper}}}}
  
   
−
== 協力型ストレージクラウドバックアップ ==
 +
==== マルチサービスクライアント ====
   
  +
* {{App|[[Duplicity|Déjà Dup]]|シンプルな GTK+ バックアッププログラム。バックアップの複雑性 (暗号化, オフサイト, 定期) を遮蔽してバックエンドとして duplicity を利用します。
−
[[Wikipedia:Cooperative_storage_cloud|協力型ストレージクラウド]]は、クラウドの参加者たちによってホストされている多数のコンピュータにデータを保存する、ネットワークオンラインストレージの分散型モデルです。
  
  +
** 自動的な定期バックアップ、GUI で設定可能。
  +
** 復元ウィザード。
  +
** GNOME Files ファイルマネージャとの統合。
  +
** duplicity の機能を受け継いでいます。
  +
|https://launchpad.net/deja-dup|{{Pkg|deja-dup|}}{{Broken package link|テンプレートパラメータに問題があります}}}}
   
  +
* {{App|Duplicati|クラウドストレージサービスやリモートのファイルサーバーに暗号化・差分・圧縮したバックアップを安全に保存するバックアップクライアント。Amazon S3, Windows Live SkyDrive, Google Drive (Google Docs), Rackspace Cloud Files, [[WebDAV]], SSH, FTP などに対応。Duplicati はオープンソースでフリーです。|http://www.duplicati.com/|{{AUR|duplicati-latest}}}}
−
* {{App|[http://www.symform.com Symform]|ピアツーピアのクラウドバックアップサービス。
  
−
** 無制限に無料でバックアップすることができる代わりに、2:1 で常時接続可能 (最低でも 80% はオンライン) なデバイスのストレージ領域を差し出す必要があります。
  
−
** [http://www.symform.com/our-solutions/pricing/ 有料オプションが存在します] 。
  
−
** バックアップストレージの最初の 10GB は無料です (貢献は必要ありません)。
  
−
** 有料のサポートに加えて、更に多くの貢献 (300GB+) をすることでサポートを受けられるプランが存在します。
  
−
** 自動・差分バックアップ。
  
−
** データはコンピュータを離れる前に暗号化されますが、キーも Symform のサーバーに保存されます [http://virtualserverguy.com/blog/2012/12/19/symform-security-analysis]。
  
−
** 消費する帯域を自由に制限できます。
  
−
** 別のディスクやコンピュータにあるバックアップデータのローカルコピー ("Hot Copy") を作成することができます。
  
−
** (Dropbox のように) ノード間でフォルダを同期させることが可能。
  
−
** クローズドソースであり、mono を使っています。Windows クライアントが存在します。
  
−
|http://www.symform.com/|{{AUR|symform}}}}
  
   
  +
* {{App|[[Duplicity]]|あらゆるストレージに暗号化・圧縮・差分バックアップを行うことができるシンプルなコマンドラインユーティリティ。
−
== 完全バックアップ ==
  
  +
** gpg 暗号化と署名をサポート。
−
災害時に使われるタイプのバックアップです。ファイルシステム全体をバックアップして故障したときに簡単に復元できるアプリケーションが含まれています。ほとんどが Live CD や USB ドライブとして使えます。特定の時間の完全なシステムイメージを保存することができ、良い状態の設定を確認したいときもよく使われます。
  
  +
** gzip 圧縮をサポート。
  +
** 完全・差分バックアップをサポート、差分バックアップは新旧ファイルの差分だけを保存。
  +
** [http://duplicity.nongnu.org/duplicity.1.html#sect7 多数のプロトコル] によるプッシュ通信をサポート。
  +
|https://www.nongnu.org/duplicity/|{{Pkg|duplicity}}}}
   
  +
* {{App|[[Duply]]|duplicity の動作を助けるフロントエンド:
−
* {{App|Q7Z|Linux 向けの P7Zip GUI。データの圧縮とバックアップを楽にします。次の圧縮ファイルを作成することが可能: 7z, BZip2, Zip, GZip, Tar。
  
  +
** バックアップごとにプロファイルで設定。
−
** 既存のアーカイブを素早くアップデート。
  
  +
** プロファイル・キーリング間のキーの自動インポート・エクスポート。
−
** 複数のフォルダを一つのストレージにバックアップ。
  
  +
** バッチ操作が可能 (例: backup_verify_purge)。
−
** Create or extract protected archives.
  
  +
** バックアップの実行前後にスクリプトを実行可能。
−
** Lessen effort by using archiving profiles and lists.
  
  +
** duplicity の状態を事前チェック。
−
|http://k7z.sourceforge.net/|{{AUR|q7z}}}}
  
  +
|http://www.duply.net/|{{AUR|duply}}}}
   
  +
* {{App|rclone|Google Drive, Amazon S3, Openstack Swift / Rackspace Cloud Files / Memset Memstore, Dropbox, Google Cloud Storage, ローカルのファイルシステムとファイルやディレクトリを同期するコマンドラインプログラム。|http://rclone.org/|{{Pkg|rclone}}}}
−
* {{App|[[Partclone]]|使用しているブロックだけを考慮してパーティションをバックアップ・リストアできるツール。
  
−
** ext2, ext3, hfs+, reiser3.5, reiser3.6, reiser4, ext4, btrfs をサポート。
  
−
** 圧縮をサポート。
  
−
|http://partclone.org/|{{Pkg|partclone}}}}
  
   
  +
=== オンプレミス ===
−
* {{App|[[Wikipedia:Redo Backup and Recovery|Redo Backup and Recovery]]|Linux CD ブータブルイメージから実行できるバックアップ・障害復旧アプリケーション。
  
−
** ディスクパーティションのベアメタルバックアップとリカバリができます。
  
−
** バックエンドとして [http://www.xpud.org/ xPUD] と [[Partclone]] を使用。
  
−
|http://www.redobackup.org/}}
  
   
  +
* {{App|[[Cozy]]|ハック・ホスト・削除ができるパーソナルクラウド。|https://cozy.io|{{AUR|cozy-deps}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}}}
−
* {{App|[[Wikipedia:Clonezilla|Clonezilla]]|障害復旧、ディスククローン、ディスクイメージング、デプロイメントソリューション。
  
−
** ライブ CD, USB フラッシュドライブ, PXE サーバーから起動。
  
−
** ext2, ext3, ext4, reiserfs, reiser4, xfs, jfs, btrfs FAT32, NTFS, HFS+ などをサポート。
  
−
** Partclone (デフォルト), Partimage (オプション), ntfsclone (オプション), dd を使ってパーティションをイメージ化または複製。
  
−
** 多数のマシンを一度にリストアするマルチキャストサーバー。
  
−
|http://clonezilla.org/|{{Pkg|clonezilla}}}}
  
   
  +
* {{App|[[OpenStack]]|データセンターの巨大な計算資源・ストレージ・ネットワークをダッシュボードや OpenStack API で管理します。OpenStack は有名企業で使われておりヘテロジニアスネットワークに最適のオープンソーステクノロジーです。|http://www.openstack.org/}}
−
* {{App|[[Wikipedia:Partimage|Partimage]]|Linux/UNIX 環境向けのディスク複製ユーティリティ。
  
−
** ライブ CD が存在します。
  
−
** Linux, Windows, Mac OS の様々なファイルシステムをサポート。
  
−
** 圧縮。
  
−
** Saving to multiple CDs or DVDs or across a network using Samba/NFS.
  
−
|http://www.partimage.org/Main_Page|{{Pkg|partimage}}}}
  
   
  +
* {{App|[[ownCloud]]|場所を選ばないストレージ領域を提供するソフトウェアスイート。|http://owncloud.org/|{{AUR|owncloud}}}}
−
* {{App|FSArchiver|安全で柔軟性のあるファイルシステムバックアップ・デプロイメントツール。
  
−
** 基本的なファイル属性をサポート (パーミッション, 所有者, ...)。
  
−
** Support for multiple file-systems per archive.
  
−
** (SELinux によって使われる) 拡張属性をサポート。
  
−
** 全ての Linux ファイルシステムで共通のファイルシステム属性をサポート (ラベル, uuid, ブロックサイズ)。
  
−
** [http://www.fsarchiver.org/Cloning-ntfs ntfs ファイルシステム] をサポート (Windows パーティションの複製を作成可能)。
  
−
** アーカイブに書き込まれたデータのチェックサムを作成 (ヘッダ, データブロック, ファイル全体)。
  
−
** 破損しているアーカイブの復旧ができます (作業ファイルをスキップ)。
  
−
** lzo, gzip, bzip2, lzma のマルチスレッド圧縮。
  
−
** 巨大なアーカイブを複数のファイルに分割することでファイルの最大容量を固定することができます。
  
−
** パスワードによるアーカイブの暗号化。[[OpenSSL]] の libcrypto による blowfish を使用。
  
−
** マウントされている root ファイルシステムのバックアップのサポート (-A オプション)。
  
−
|http://www.fsarchiver.org/Main_Page|{{Pkg|fsarchiver}}}}
  
   
  +
* {{App|[[Nextcloud]]|ownCloud のフォーク。|http://nextcloud.com/|{{Pkg|nextcloud}}}}
−
* {{App|[[Wikipedia:Mondo Rescue|Mondo Rescue]]|バックアップメディアを作成するディザスタリカバリソリューション。損害を受けたシステムを再配置することができます。
  
−
** イメージベースのバックアップ。Linux/Windows をサポート。
  
−
** 圧縮率は調整可能。
  
−
** ライブ環境をバックアップできます (止める必要はありません)。
  
−
** イメージを多数のファイルに分割可能。
  
−
** Live CD で起動することで完全なリストアが出来ます。
  
−
** NFS, CD, テープドライブなどのメディアからバックアップ・リストアできます。
  
−
** バックアップの検証ができます。
  
−
|http://www.mondorescue.org/|{{AUR|mondo}}}}
  
   
  +
* {{App|[[Pydio]]|ファイル共有と同期のための成熟したオープンソースウェブアプリケーション。|https://pydio.com/|{{AUR|pydio}}}}
−
== バージョニングシステム ==
  
−
伝統的にはソフトウェア開発の記録を付けるために使われているものですが、設定ファイルをシンプルに一つのディレクトリで管理したいと思ったら、適切なソリューションとして使うことができます。
  
   
  +
* {{App|[[Seafile]]|オープンソースクラウドストレージシステム。ファイル同期、プライバシー保護、チームワークをサポート。|http://seafile.com/|{{AUR|seafile-server}} {{AUR|seafile-client}}}}
−
=== バージョン管理システム ===
  
−
{{Wikipedia|Comparison of revision control software}}
  
   
  +
* {{App|StackSync|様々な組織の要求に応えられるオープンソースの拡張性の高いパーソナルクラウド。サーバーに送信する前にクライアント側でデータを暗号化してセキュリティを保つことに特別な注意が払われています。|http://stacksync.org/}}
−
* {{App|[[Git]]|速度に重点が置かれている分散型リビジョン管理・ソースコード管理システム。
  
−
** ブランチの作成・マージ・削除がとても簡単。
  
−
** ほとんど全ての操作がローカルで実行されるので、中央システムに大きな速度のアドバンテージがあります。
  
−
** "ステージングエリア"または"インデックス"が存在し、中間領域としてコミットを完了する前に整形したりレビューすることができます。
  
−
** バイナリファイルの扱いは不得手。
  
−
|http://git-scm.com/|{{Pkg|git}}}}
  
   
  +
* {{App|Syncany|セキュリティとストレージの抽象化が中心のクラウドストレージ・ファイル共有アプリケーション。|https://www.syncany.org/|{{AUR|syncany}}}}
−
* {{App|[[Subversion]]|ベター CVS を目指して設計されたフル機能の集中型バージョン管理システム。
  
−
** Renamed/copied/moved/removed files retain full revision history.
  
−
** Native support for binary files, with space-efficient binary-diff storage.
  
−
** コストはデータサイズではなく変更サイズに比例します。
  
−
** 任意のメタデータ ("プロパティ") をファイルやディレクトリに定義できます。
  
−
|http://subversion.apache.org/|{{Pkg|subversion}}}}
  
   
−
* {{App|[[Mercurial]]|Python で書かれ様々なところで Git と似たところがある分散型バージョン管理システム。
 +
== バージョン管理システム ==
  +
−
** プラットフォーム非依存。
  
  +
バージョン管理システムは伝統的にはソフトウェア開発の記録を付けるために使われているものですが、設定ファイルをシンプルに一つのディレクトリで管理したいときでも、適切なソリューションとして使うことができます。
−
** [http://mercurial.selenic.com/wiki/UsingExtensions 拡張] をサポート。
  
  +
−
** Subversion と統一性のあるコマンドセット。
  
  +
[[Wikipedia:Comparison of revision control software]] も参照してください。
−
** タグをサポート。
  
−
|http://mercurial.selenic.com/|{{Pkg|mercurial}}}}
  
   
−
* {{App|[[Wikipedia:ja:Bazaar|Bazaar]]|プロジェクトの履歴を追跡して他の人との協力を楽にする分散型バージョン管理システム。
 +
* {{App|[[Bazaar]]|プロジェクトの履歴を追跡して他の人との協力を楽にする分散型バージョン管理システム。
 
** Subversion とコマンドが似ています。
  
** Subversion とコマンドが似ています。
 
** 中央サーバーの有り無し両方での動作をサポート。
  
** 中央サーバーの有り無し両方での動作をサポート。
 
** 他のリビジョン管理システムでの動作をサポート
  
** 他のリビジョン管理システムでの動作をサポート
 
** Unicode を完全にサポート。
  
** Unicode を完全にサポート。
−
|http://bazaar.canonical.com/en/|{{Pkg|bzr}}}}
 +
|http://bazaar.canonical.com/en/|{{AUR|bzr}}}}
   
−
* {{App|[[Wikipedia:Darcs|Darcs]]|CVS や Subversion などの伝統的な集中型ソース管理システムを置き換えるために作られた分散型リビジョン管理システム。
 +
* {{App|Darcs|CVS や Subversion などの伝統的な集中型ソース管理システムを置き換えるために作られた分散型リビジョン管理システム。
 
** オフラインモード。
  
** オフラインモード。
 
** 簡単なブランチとマージ。
  
** 簡単なブランチとマージ。
−
** Haskell で書かれています。
 +
** [[Haskell]] で書かれています。
 
** あまり高速ではありません。
  
** あまり高速ではありません。
 
|http://darcs.net/|{{Pkg|darcs}}}}
  
|http://darcs.net/|{{Pkg|darcs}}}}
   
  +
* {{App|[[Git]]|速度に重点が置かれている分散型リビジョン管理・ソースコード管理システム。
−
=== VCS ベースのバックアップ ===
  
  +
** ブランチの作成・マージ・削除がとても簡単。
  +
** ほとんど全ての操作がローカルで実行されるので、中央システムに対して速度のアドバンテージが大きい。
  +
** "ステージングエリア"または"インデックス"が存在し、中間領域としてコミットを完了する前に整形したりレビューすることができます。
  +
** バイナリファイルの扱いは不得手。
  +
|https://git-scm.com/|{{Pkg|git}}}}
   
−
* {{App|Gibak|[[Git]] を利用したバックアップシステム。
 +
* {{App|[[Mercurial]]|Python で書かれており、様々なところで Git と似たところがある分散型バージョン管理システム。
  +
** プラットフォーム非依存。
−
** バイナリ差分をサポート。
  
  +
** [http://mercurial.selenic.com/wiki/UsingExtensions 拡張] をサポート。
−
** Git の機能を全て使用 (ファイルをフィルタリングする {{ic|.gitignore}} など)。
  
  +
** Subversion と統一性のあるコマンドセット。
−
** Git のフックシステムを使って Git が保存しない情報を保存 (パーミッション, mtime, 空のディレクトリなど)。
  
  +
** タグをサポート。
−
|https://github.com/pangloss/gibak|{{AUR|gibak}}}}
  
  +
|http://mercurial.selenic.com/|{{Pkg|mercurial}}}}
−
* {{App|bup|Python と C で書かれた Git ベースの駆け出しのバックアップソリューション。
  
  +
−
** (rsync のような) ローリングチェックサムアルゴリズムを使って巨大なファイルを細切れに分割します。
  
  +
* {{App|[[Subversion]]|ベター CVS を目指して設計されたフル機能の集中型バージョン管理システム。
−
** リモートの bup サーバーに直接バックアップすることが可能。
  
  +
** ファイルの名前変更・コピー・移動・削除がリビジョン履歴に残ります。
−
** 改良が施されたインデックスフォーマットにより多数のファイルを追跡できます。
  
  +
** バイナリをネイティブでサポートし、効率的な binary-diff ストレージを使用。
−
|https://github.com/bup/bup|{{Pkg|bup}} {{AUR|bup-git}}}}
  
  +
** コストはデータサイズではなく変更サイズに比例します。
−
* {{App|ColdStorage|Git をコアに使っているもうひとつのバックアップツール、[[Qt]] を使って書かれています。|http://gitorious.org/coldstorage|{{AUR|coldstorage-git}}}}
  
  +
** 任意のメタデータ ("プロパティ") をファイルやディレクトリに定義できます。
  +
|http://subversion.apache.org/|{{Pkg|subversion}}}}
   
 
== 参照 ==
  
== 参照 ==
   
 
* [http://www.halfgaar.net/backing-up-unix Backing up Linux and other Unix(-like) systems]
  
* [http://www.halfgaar.net/backing-up-unix Backing up Linux and other Unix(-like) systems]
  +
* [https://github.com/restic/others Exhaustive list of backup solutions for Linux]
 
* [http://www.askapache.com/security/mirror-using-rsync-ssh.html Mirroring an Entire Site using Rsync over SSH]
  
* [http://www.askapache.com/security/mirror-using-rsync-ssh.html Mirroring an Entire Site using Rsync over SSH]
  +
* [http://blog.pointsoftware.ch/index.php/howto-local-and-remote-snapshot-backup-using-rsync-with-hard-links/ rsync-snapshot.sh] — Local and remote snapshot backup using rsync with hard links
−
* [http://www.si-journal.org/index.php/JSI/article/view/205 Performance comparison of five remote incremental backup tools: Rsync, Rdiff-backup, Duplicity, Areca and Link-Backup]
  

2024年3月4日 (月) 19:22時点における最新版

関連記事

このページでは複数の場所のデータを同期するアプリケーションを列挙・比較しています。バックアップとして重要なデータの差分コピーを作成するなどの使い道があります。同期プログラムとバックアッププログラムは特徴が似ているため同じ記事で取り扱っています。

バックアップの概要

重要なデータのバックアップを取ることは重要です。ときどき人間や機械はデータを消失するようなポカをやらかすことがあり、データを保存している物理メディアの寿命は永遠ではありません。必要な用途にあわせて最適なプログラムを選ぶために、まずは以下の観点を考えてみてください:

  • データを保存するバックアップメディアのタイプ。例: CD, DVD, リモートサーバー, 外付けのハードドライブなど。
  • バックアップの頻度。例: 毎日, 毎週, 毎月など。
  • バックアップのソリューションとして期待する機能。例: 圧縮, 暗号化, 名前変更に追従など。
  • 必要なときにバックアップから復元する方法。

データ同期

以下のアプリケーションは単純に複数のマシン間でディレクトリを同期します。いわゆる「ミラー」です。ただし、ほとんどのアプリケーションは編集・削除ファイルを前のバージョンに戻す機能を持っています。

以下も参照してください。

凡例

  • 名前: アプリケーションの名前。
  • 実装: アプリケーションが使用しているプログラミング言語やライブラリ、ユーティリティ。
  • 圧縮保存: 圧縮して保存することが可能。
  • 暗号保存: 暗号化して保存することが可能。
  • 差分転送: ファイルの変更があった部分だけを転送。
  • 暗号転送: ネットワークを経由してデータを送信する場合にデフォルトで暗号化。
  • FS メタデータ: ファイルシステムのパーミッションや属性も同期。
  • FS アクセス: バックアップはファイルシステムにそのまま保存。もしくはファイルシステムとしてマウント可能。
  • 中断: 再起動しなくても同期を中断可能。
  • ファイル名変更: 移動・削除したファイルを検出して二重に保存・転送しない。ファイルやチャンクのチェックサムが生成されます。
  • バージョン管理: ファイルの古いバージョンをバックアップ (逆差分バックアップ)。
  • 衝突解決: ファイルの衝突は自動・手動で解決可能。衝突したファイルを無視しない。
  • 多方向: 3台以上のマシンを同期可能。
  • FS 監視: ファイルシステムの変更を検知して同期を開始可能。
  • ハードリンク: 変更されていないファイルをハードリンクとして保存可能。
  • 差分タイプ: データの重複を排除して使用容量を減らすために使われる方法。
    • ファイルベース: ファイルに変更があった場合、新しいバージョンをスナップショットに保存。
      • ハードリンク: 変更がないファイルをハードリンクとして保存。
    • チャンクベース: ファイルの変更箇所だけをスナップショットに保存。
  • CLI: アプリケーションをコマンドラインから操作可能。スクリプトから実行可能。
  • インターフェイス: CLI 以外のユーザーインターフェースを備えているか。例: GUI, TUI, ウェブ。
  • ライセンス: サーバーやクライアントアプリケーションのライセンス。
  • プラットフォーム: Linux 以外のオペレーティングシステムのサポート。
  • 開発状況: プロジェクトが活発に開発されているか。
  • 特徴: 他のアプリケーションと異なる特殊な機能など。

一覧

名前 実装 差分転送 暗号転送 FS メタデータ 中断 ファイル名変更 バージョン管理 衝突解決 多方向 FS 監視 CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴
Resilio Sync (旧名 BitTorrent Sync) クローズドソース Yes Yes (LAN 暗号転送オプション) ? Yes ? Yes (前のバージョンはアーカイブフォルダに移動) ? Yes ? No Web プロプライエタリ (基本無料) macOS, Windows, Android, iOS, Windows Phone, Amazon Kindle Fire, FreeBSD Yes P2P 同期
freefilesyncAUR C++ ? SFTP [1] ? ? Yes [2] Yes [3] ? No ? No Yes GPL Windows, macOS Yes
git-annex Haskell, git rsync [4] rsync [5] ? ? ? Yes ? git remotes [6] ? Yes git-annex assistant GPLv3 macOS, Android Yes git でファイルを管理
grsync rsync フロントエンド rsync rsync ? ? ? ? ? No ? No GTK+ GPLv2 ?
gutbackupAUR rsync ラッパー rsync rsync ? ? ? ? ? No ? Yes No MIT ?
jotasyncAUR rsync の Java GUI rsync rsync ? ? ? ? ? No ? 限定的 Swing Apache v2 macOS, Windows Yes スケジューラ内蔵。
luckybackupAUR C++ rsync [7] rsync [8] ? ? ? Yes ? No ? 限定的 [9] Qt GPLv3 停滞 [10]
osyncAUR Shell rsync rsync ? Yes ? Yes ? No オプション [11] Yes No BSD Yes
rdiff-backup Python 2 Yes Yes Yes ? No Yes 差分プレビュー No No Yes No GPL Win32 ?
rsync C Yes SSH または rsync プロトコル Yes Yes No
  • --link-dest (ハードリンク [12])
  • --backup
 差分プレビュー No No Yes grsync GPLv3 Win32 Yes 全ての Linux ディストリビューションに標準装備。
sparkleshare C# ? ? ? ? ? ? ? ? ? No Yes GPLv3 Windows, macOS ?
Syncthing Go Yes [13] Yes [14] 一部機能 [15] ? ? Yes [16], 前バージョンはアーカイブフォルダに移動 ファイル名を変更 [17] Yes syncthing-inotify による監視 Yes Web, GTK MPL v2 Windows, macOS, Android, BSD, Solaris Yes P2P 同期
synkronAUR C++ ? ? ? ? ? ? ? Yes ? No Qt GPLv2 Windows, macOS No
Taskd C++, python Yes Yes ? Yes ? ? ? Yes No Yes No MIT Android Yes
Unison OCaml Yes Yes 一部機能 [18] オプション [19] No Yes [20] 対話式 No No Yes GTK2 GPL Windows, macOS, FreeBSD, Android Yes [21]
名前 実装 差分転送 暗号転送 FS メタデータ 中断 ファイル名変更 バージョン管理 衝突解決 多方向 FS 監視 CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴

増分バックアップ

増分バックアップ を実行できるアプリケーションは、前回の実行中にどのようなデータがバックアップされたか (いわゆる 差分) を記憶して考慮するため、変更されていないデータの重複を保持する必要がなくなります。データを特定の時点に復元するには、最後の完全バックアップと、それから復元される時点までのすべての増分バックアップを見つける必要があります。この種のバックアップは、頻繁にバックアップを行う人にとって便利です。

こちらも参照:

凡例:

  • 名前: アプリケーション名、ArchWiki 記事または公式 Web サイトへのリンク。
  • 実装: アプリケーションのベースとなるプログラミング言語、ライブラリ、またはユーティリティ。
  • 圧縮保存: 圧縮して保存することが可能。
  • 暗号保存: 暗号化して保存することが可能。
  • 差分転送: ファイルの変更があった部分だけを転送。
  • 暗号転送: データはネットワーク上で転送されるときにデフォルトで暗号化されます。
  • FS メタデータ: ファイルシステムのアクセス許可と属性がバックアップされます。
  • FS アクセス: バックアップはファイルシステムに単純に保存されるか、そのままマウント可能です。
  • 中断: バックアップが中断された場合、再起動せずに再開できます。
  • マルチスレッド化: バックアップは複数の実行スレッドで同時に実行できます。
  • ファイル名変更: 移動・削除したファイルを検出して二重に保存・転送しない。ファイルやチャンクのチェックサムが生成されます。
  • CLI: アプリケーションをコマンドラインから操作可能。スクリプトから実行可能。
  • インターフェース: CLI 以外のユーザーインターフェースを備えているか。例: GUI, TUI, ウェブ。
  • ライセンス: サーバーやクライアントアプリケーションのライセンス。
  • プラットフォーム: Linux 以外のオペレーティングシステムのサポート。
  • 開発状況: プロジェクトが活発に開発されているか。
  • 特徴: アプリケーションを他のアプリケーションと大きく区別する特別な機能に関する簡単なメモ。

シングルマシン

以下のアプリケーションはインストールしたマシンからデータをバックアップします。バックアップ先は外部マシンやストレージメディアなどが指定できます。

チャンクベースの増分バックアップ

ファイルが変更された場合、以下のアプリケーションは変更があったファイルの一部だけを保存します。ファイルベースの差分バックアップのアプリケーションと比べて使用する容量の効率が良くなります。特に巨大なファイルに細かく修正を加える場合は大きな効果を発揮します。一方で、バイナリ差分からファイルを再構築する必要があるため、保存したスナップショットを復元するにはバックアップを行ったアプリケーションが必要になります。

名前 実装 圧縮保存 暗号保存 差分転送 暗号転送 FS メタデータ FS アクセス 中断 ファイル名変更 CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴
arecaAUR Java Zip, Zip64 AES128, AES256 Yes Yes Yes No 一時停止のみ No Yes Yes GPLv2 Windows Yes
borg Python, C (Cython) lz4, zlib, lzma, zstd AES256 Yes SSH Yes[22] Yes[23] Yes[24] Yes Yes サードパーティ製 BSD *BSD, macOS, Windows (Cygwin / WSL)[25] Yes
bupAUR C, Python, git Yes No Yes Yes 一部機能 Yes[26] 中断箇所から再開可能 [27] Yes Yes サードパーティ製 GPLv2 Windows, macOS, NetBSD, Solaris Yes git と同じストレージフォーマット
bupsAUR bup フロントエンド Yes No Yes Yes 一部機能 Yes 中断箇所から再開可能 [28] Yes Yes GTK 3 MIT Yes
duplicacyAUR Go Yes Yes Yes Yes Yes Yes [29] Yes [30] Yes [31] Yes [32] duplicacy-webAUR Custom (non-free) FreeBSD, macOS, Windows Yes
duplicityAUR librsync gzip gpg Yes Yes ? No Yes No Yes Déjà Dup GPL Yes
duplicati-canary-binAUR C# Yes Yes Yes Yes Yes No 一時停止のみ Yes [33] No Yes LGPL Windows, macOS Yes
kopiaAUR Go, Javascript フロントエンド Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes APACHE Windows, macOS, OpenBSD Yes
kup rsync, bup フロントエンド Yes Yes Yes Yes 一部機能 Yes No Yes bup Qt GPLv2 Yes
obnamAUR Python Yes GnuPG Yes Yes ? Yes 100MB 毎にチェックポイント ? Yes No GPLv3 Yes
restic Go Yes Mandatory (AES-256) Yes Yes Yes [34] Yes [35] Yes [36] Yes [37] Yes No [38] BSD OpenBSD, Windows, macOS Yes さまざまなクラウド サービス上のストレージをネイティブおよび rclone を通じてサポートします。
zbackupAUR C++ LZMA, LZO AES Yes Yes ? 対応予定 [39] No tar による対応 Yes No GPLv2 Yes リポジトリは変更不可ファイルで構成。
名前 実装 圧縮保存 暗号保存 差分転送 暗号転送 FS メタデータ FS アクセス 中断 ファイル名変更 CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴

ファイルベースの増分バックアップ

ファイルに変更が加えられた場合、以下のアプリケーションは新しいファイルをそのまま保存します。チャンクベースの増分バックアップ を行うアプリケーションと比較すると、ディスク容量が無駄に消費されます。一方、アーカイブされたスナップショットは、多くの場合、バックアップアプリケーションをインストールしなくても開くことができます。

特定の凡例:

  • ハードリンク: 未変更のファイルが以前のバージョンへのハードリンクとして保存されるかどうか。
名前 実装 圧縮保存 暗号保存 差分転送 暗号転送 FS メタデータ FS アクセス 中断 ファイル名変更 ハードリンク CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴
Back In Time Python, rsync, diff No No rsync rsync rsync Yes No No Yes [40] Yes Qt GPLv2 Yes
darAUR C++ 特殊なアーカイブ形式 Yes ? Yes ? ? ? ? No [41] Yes DarGUI GPL Windows, Solaris, FreeBSD, NetBSD, macOS Yes
rdupAUR C tar.gz gpg, blowfish など ? ? ? Yes ? No Yes Yes No GPLv3 No コマンドラインツール。
rsnapshot rsync No No Yes Yes ? ? ? ? Yes [42] Yes No GPLv2 Win32 Yes
timeshiftAUR rsync No No rsync rsync ? ? ? ? Yes No GTK GPLv3 専用デバイスにフルシステムバックアップ。 Yes
名前 実装 圧縮保存 暗号保存 差分転送 暗号転送 FS メタデータ FS アクセス 中断 ファイル名変更 ハードリンク CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴

ネットワークバックアップ

これらのアプリケーションは、サーバー/クライアント モデルを通じて、ネットワークに接続されている複数のマシンのバックアップを一元化するように設計されています。一般に、 シングルマシン ソリューションと比較して、デプロイはより複雑です。

特定の凡例:

  • 制御方向: プル:サーバーがクライアントにログインします。プッシュ:クライアントがバックアップセッションを開始します。
  • インクリメントタイプ: データの重複排除 (つまり、圧縮以外) によって使用領域を削減するために使用される戦略。
    • ファイルベース: ファイルが変更されると、新しいバージョン全体が各スナップショットに保存されます。
      • ハードリンク: 未変更のファイルが以前のバージョンへのハードリンクとして保存されるかどうか。
    • チャンクベース: ファイルの変更された 部分 のみが各スナップショットに保存されます。
名前 実装 圧縮保存 暗号保存 差分転送 暗号転送 FS メタデータ FS アクセス 中断 ファイル名変更 差分タイプ CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴
BackupPC Perl Yes No Yes Yes Yes No Yes ? ファイルベース,ハードリンク [43] No Web GPLv2 全て (クライアント不要) Yes 同一ファイルを多重保存しない。
Bacula (bacula-*) C++ Yes Yes ? Yes ? ? Yes ? ファイルベース [44] Yes GUI, Web AGPLv3 Windows, macOS Yes
Bareos C++ (Bacula からのフォーク) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? AGPLv3 Yes
burp-backupAUR librsync Yes Yes Yes Yes ? ? ? ? チャンクベース [45] Yes burp-ui AGPLv3 Windows Yes
safekeepAUR rdiff-backup No No ? Yes ? ? ? ? チャンクベース [46] Yes No GPL No LVM やデータベースと統合してバックアップを作成。帯域を制限可能。
synbak マルチツールのラッパー Yes No Yes Yes Yes ? ? ? ? No Web GPLv3 Yes 複数のバックアップを統合。
UrBackup (urbackup*) C++ No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes ファイルベース, ハードリンク, シンボリックリンク [47]/チャンクベースの CoW スナップショット[48] Yes (クライアント) GUI, Web AGPLv3+ Windows, macOS Yes 同一ファイルを多重保存しない。LVM, dattobd, btrfs と統合されたファイルシステムスナップショット。
名前 実装 圧縮保存 暗号保存 差分転送 暗号転送 FS メタデータ FS アクセス 中断 ファイル名変更 差分タイプ CLI インターフェイス ライセンス プラットフォーム 開発状況 特徴

クラウドストレージ

オンラインサービス

Wikipedia:Comparison of online backup services を参照してください。

  • Amazon S3 — Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) は開発者と IT 部門にセキュアで耐障害性・汎用性を備えたオブジェクトストレージを提供します。Amazon S3 はシンプルなウェブインターフェイスでウェブ上であらゆるデータを保存・取得することが可能です。Amazon S3 でかかる費用は実際に使用したストレージだけで、セットアップ費用や最低使用料はありません。
http://aws.amazon.com/s3/ || s3cmd
  • CloudBacko — エンタープライズ級の Linux, Mac, Windows 用クラウドバックアップツール。
    • クローズドソース。Free, Lite, Pro バージョンが存在します。
    • Java で書かれています。
    • 複数のクラウドに暗号化してバックアップします。
    • 複数のクラウドをひとつのストレージプールとして扱うことができます。
    • Free バージョンではインストールは必要ありません。
    • Pro バージョンでは Linux 用の GUI フロントが存在します。
    • Pro バージョンでは仮想マシンのバックアップができます。
http://www.cloudbacko.com/ || パッケージが存在しないか AUR で検索
  • CrashPlan — オンライン・オフサイトのバックアップソリューション。
    • とても値頃な無制限のオンラインスペース。
    • 複数のバックアップ先に自動で差分バックアップ。
    • 直感的な GUI。
    • 暗号化と重複排除を提供。
    • ローカルの利用でならソフトウェアはフリーです。
    • 復元を行うと同時バックアップができなくなります。
http://www.crashplan.com/ || crashplanAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません]
  • Dropbox — 人気のファイル共有サービス。
    • 指定したディレクトリを監視して、dropbox.com に差分をアップロードするデーモン。
    • 他のコンピュータでの変更が自動的に表示されます。
    • ファイルの共有と公開ディレクトリがあります。
    • 削除されたファイルを復旧することができます。
    • コミュニティによるアドオン。
    • 無料アカウントには 2GB のストレージが与えられます。
http://www.dropbox.com || dropboxAUR nautilus-dropboxAUR
  • Google Drive — Google が提供しているファイルストレージ・同期サービス。
    • クラウドストレージ、ファイル共有、共同編集を提供します。
    • 複数のクライアントが存在します。
https://drive.google.com || google-drive-ocamlfuseAUR (フリー), driveAUR (フリー), griveAUR (フリー), gdrivefsAUR (フリー), insyncAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] (ノンフリー), gdriveAUR (フリー)
  • iDrive — ユニバーサルなオンラインバックアップ。
    • 複数のデバイスのバックアップ。
    • オンラインのファイル同期。
    • リアルタイムバックアップ。
    • モバイル端末のバックアップとアクセス。
    • リモート管理。
    • Linux 向けの GUI フロントエンドは存在しません。簡単に利用できるラッパースクリプトがあります。
https://www.idrive.com/ || idevsutilAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror], idrive-wrapperAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror]
  • Jungle Disk — Amazon S3 または Rackspace Cloud Files にデータを保存するオンラインバックアップツール。
    • GNOME Files の拡張。
    • 有料プランしかありません。
http://www.jungledisk.com/ || nautilus-junglediskAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror]
  • MEGA — ファイル共有サービス MegaUpload の後継。
    • 無料アカウントは 50GB で、容量が増える有料プランが存在します。
    • 暗号化と重複排除の機能があります。
    • 基本的にウェブインターフェイスでアクセスしますが他のツールも存在します。
https://mega.co.nz || megatoolsAUR, megasyncAUR, megasync-qt5AUR[リンク切れ: パッケージが存在しません], megafuse-gitAUR, megacliAUR, nemo-megasyncAUR, nautilus-megasyncAUR, thunar-megasyncAUR
  • Nutstore — どこでもファイルを同期・共有できるクラウドサービス。
    • 多重ファイル・フォルダ同期。
    • 中国のユーザー向けのサービス。
http://jianguoyun.com/ || nutstoreAUR
  • rsync.net — オフサイトバックアップのクラウドストレージ。
    • UNIX システムで動作する、SSH/SFTP/SCP ツールでアクセスできる ZFS ファイルシステム。
    • 自動的な ZFS のスナップショットによる簡単な rsync 同期。
    • borg や attic を使用する場合に 特別割引料金 が適用されます。
http://www.rsync.net/ || rsync/SSH, borg/atticAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません]
  • SpiderOak — データのバックアップ・共有・同期・アクセスと保存をするための Windows, Mac, Linux ユーザー向けオンラインバックアップツール。
    • 無料アカウントは 2GB で60日間のトライアル。
    • ファイル共有・公開ディレクトリ機能があります。
    • 差分バックアップと同期の両方をサポート。
https://spideroak.com/ || spideroak-oneAUR
  • Storage Made Easy — 自らのストレージだけでなく、多数のクラウドストレージサービスへの統一的なアクセスを提供します。
    • 無料・有料プランがあります。
    • 無料アカウントでは 5GB の容量があり、他のクラウドストレージプロバイダに3つまでアクセスできます。
    • ウェブアクセスだけでなく、fuse によるローカルディレクトリをサポート。
    • Box, Dropbox, Google Drive, Onedrive などの多数のクラウドストレージサービスをサポート。
http://storagemadeeasy.com/ || smestorageAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror]
  • Tarsnap — BSD, Linux, macOS, Solaris, Windows (Cygwin) 向けのセキュアなオンラインバックアップサービス。
    • Amazon S3 サーバーに圧縮・暗号化してバックアップ。
    • cron による自動化。
    • 差分バックアップ。
    • あらゆるファイル・ディレクトリをバックアップ。
    • クライアントはコマンドラインオンリー。
    • かかる費用は使用するときだけ (帯域とストレージ)。
http://www.tarsnap.com || tarsnap
  • Yandex Disk — Yandex.ru によって作成された無料のクラウドストレージサービス。インターネットで繋がったどこからでも写真・動画・文章にアクセスできます。
https://disk.yandex.ru/ || yandex-diskAUR

マルチサービスクライアント

  • Déjà Dup — シンプルな GTK+ バックアッププログラム。バックアップの複雑性 (暗号化, オフサイト, 定期) を遮蔽してバックエンドとして duplicity を利用します。
    • 自動的な定期バックアップ、GUI で設定可能。
    • 復元ウィザード。
    • GNOME Files ファイルマネージャとの統合。
    • duplicity の機能を受け継いでいます。
https://launchpad.net/deja-dup || deja-dup[リンク切れ: テンプレートパラメータに問題があります]
  • Duplicati — クラウドストレージサービスやリモートのファイルサーバーに暗号化・差分・圧縮したバックアップを安全に保存するバックアップクライアント。Amazon S3, Windows Live SkyDrive, Google Drive (Google Docs), Rackspace Cloud Files, WebDAV, SSH, FTP などに対応。Duplicati はオープンソースでフリーです。
http://www.duplicati.com/ || duplicati-latestAUR
  • Duplicity — あらゆるストレージに暗号化・圧縮・差分バックアップを行うことができるシンプルなコマンドラインユーティリティ。
    • gpg 暗号化と署名をサポート。
    • gzip 圧縮をサポート。
    • 完全・差分バックアップをサポート、差分バックアップは新旧ファイルの差分だけを保存。
    • 多数のプロトコル によるプッシュ通信をサポート。
https://www.nongnu.org/duplicity/ || duplicity
  • Duply — duplicity の動作を助けるフロントエンド:
    • バックアップごとにプロファイルで設定。
    • プロファイル・キーリング間のキーの自動インポート・エクスポート。
    • バッチ操作が可能 (例: backup_verify_purge)。
    • バックアップの実行前後にスクリプトを実行可能。
    • duplicity の状態を事前チェック。
http://www.duply.net/ || duplyAUR
  • rclone — Google Drive, Amazon S3, Openstack Swift / Rackspace Cloud Files / Memset Memstore, Dropbox, Google Cloud Storage, ローカルのファイルシステムとファイルやディレクトリを同期するコマンドラインプログラム。
http://rclone.org/ || rclone

オンプレミス

  • Cozy — ハック・ホスト・削除ができるパーソナルクラウド。
https://cozy.io || cozy-depsAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません]
  • OpenStack — データセンターの巨大な計算資源・ストレージ・ネットワークをダッシュボードや OpenStack API で管理します。OpenStack は有名企業で使われておりヘテロジニアスネットワークに最適のオープンソーステクノロジーです。
http://www.openstack.org/ || パッケージが存在しないか AUR で検索
  • ownCloud — 場所を選ばないストレージ領域を提供するソフトウェアスイート。
http://owncloud.org/ || owncloudAUR
http://nextcloud.com/ || nextcloud
  • Pydio — ファイル共有と同期のための成熟したオープンソースウェブアプリケーション。
https://pydio.com/ || pydioAUR
  • Seafile — オープンソースクラウドストレージシステム。ファイル同期、プライバシー保護、チームワークをサポート。
http://seafile.com/ || seafile-serverAUR seafile-clientAUR
  • StackSync — 様々な組織の要求に応えられるオープンソースの拡張性の高いパーソナルクラウド。サーバーに送信する前にクライアント側でデータを暗号化してセキュリティを保つことに特別な注意が払われています。
http://stacksync.org/ || パッケージが存在しないか AUR で検索
  • Syncany — セキュリティとストレージの抽象化が中心のクラウドストレージ・ファイル共有アプリケーション。
https://www.syncany.org/ || syncanyAUR

バージョン管理システム

バージョン管理システムは伝統的にはソフトウェア開発の記録を付けるために使われているものですが、設定ファイルをシンプルに一つのディレクトリで管理したいときでも、適切なソリューションとして使うことができます。

Wikipedia:Comparison of revision control software も参照してください。

  • Bazaar — プロジェクトの履歴を追跡して他の人との協力を楽にする分散型バージョン管理システム。
    • Subversion とコマンドが似ています。
    • 中央サーバーの有り無し両方での動作をサポート。
    • 他のリビジョン管理システムでの動作をサポート
    • Unicode を完全にサポート。
http://bazaar.canonical.com/en/ || bzrAUR
  • Darcs — CVS や Subversion などの伝統的な集中型ソース管理システムを置き換えるために作られた分散型リビジョン管理システム。
    • オフラインモード。
    • 簡単なブランチとマージ。
    • Haskell で書かれています。
    • あまり高速ではありません。
http://darcs.net/ || darcs
  • Git — 速度に重点が置かれている分散型リビジョン管理・ソースコード管理システム。
    • ブランチの作成・マージ・削除がとても簡単。
    • ほとんど全ての操作がローカルで実行されるので、中央システムに対して速度のアドバンテージが大きい。
    • "ステージングエリア"または"インデックス"が存在し、中間領域としてコミットを完了する前に整形したりレビューすることができます。
    • バイナリファイルの扱いは不得手。
https://git-scm.com/ || git
  • Mercurial — Python で書かれており、様々なところで Git と似たところがある分散型バージョン管理システム。
    • プラットフォーム非依存。
    • 拡張 をサポート。
    • Subversion と統一性のあるコマンドセット。
    • タグをサポート。
http://mercurial.selenic.com/ || mercurial
  • Subversion — ベター CVS を目指して設計されたフル機能の集中型バージョン管理システム。
    • ファイルの名前変更・コピー・移動・削除がリビジョン履歴に残ります。
    • バイナリをネイティブでサポートし、効率的な binary-diff ストレージを使用。
    • コストはデータサイズではなく変更サイズに比例します。
    • 任意のメタデータ ("プロパティ") をファイルやディレクトリに定義できます。
http://subversion.apache.org/ || subversion

参照

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