「ファイルシステム」の版間の差分
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* {{App|[[Wikipedia: SquashFS|SquashFS]]|SquashFS は、読み取り専用の圧縮ファイルシステムです。SquashFS はファイル、inodes、ディレクトリーを圧縮し、さらに大きな圧縮のために最大 1MB のブロック・サイズをサポートします。|http://squashfs.sourceforge.net/|{{Pkg|squashfs-tools}}}} |
* {{App|[[Wikipedia: SquashFS|SquashFS]]|SquashFS は、読み取り専用の圧縮ファイルシステムです。SquashFS はファイル、inodes、ディレクトリーを圧縮し、さらに大きな圧縮のために最大 1MB のブロック・サイズをサポートします。|http://squashfs.sourceforge.net/|{{Pkg|squashfs-tools}}}} |
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− | * {{App|[[Ceph]]| |
+ | * {{App|[[Ceph]]|優れたパフォーマンス、信頼性、拡張性を実現するように設計された、統合された分散ストレージシステム。|https://ceph.com/|{{pkg|ceph}}}} |
− | * {{App|[[GlusterFS]]| |
+ | * {{App|[[GlusterFS]]|数ペタバイトまで拡張可能なクラスタファイルシステム。|https://www.gluster.org/|{{Pkg|glusterfs}}}} |
+ | * {{App|[[IPFS]]|Web を高速化、安全化、およびオープン化するためのピアツーピアハイパーメディアプロトコル。IPFS は HTTP に取って代わり、私たち全員のためにより良いウェブを構築することを目指しています。ブロックを使用してファイルの一部を保存し、各ネットワーク・ノードは関心のあるコンテンツのみを保存し、重複除外、分散、拡張性の高いシステムをユーザーのみに制限 (現在はアルファ版)|https://ipfs.io/|{{Pkg|go-ipfs}}}} |
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− | * {{App|[[IPFS]]|A peer-to-peer hypermedia protocol to make the web faster, safer, and more open. IPFS aims replace HTTP and build a better web for all of us. Uses blocks to store parts of a file, each network node stores only content it is interested, provides deduplication, distribution, scalable system limited only by users. (currently in alpha)|https://ipfs.io/|{{Pkg|go-ipfs}}}} |
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− | * {{App|[[Wikipedia: MooseFS|MooseFS]]|MooseFS |
+ | * {{App|[[Wikipedia: MooseFS|MooseFS]]|MooseFS は、耐障害性で可用性が高い、高性能なスケールアウトネットワーク分散ファイルシステムです。|https://moosefs.com|{{Pkg|moosefs}}}} |
− | * {{App|[[OpenAFS]]| |
+ | * {{App|[[OpenAFS]]|AFS 分散ファイル・システムのオープン・ソース実装|http://www.openafs.org|{{AUR|openafs}}}} |
+ | * {{App|[[Wikipedia: OrangeFS|OrangeFS]]|OrangeFS は、マルチサーバ・ベースのディスク・ストレージに透過的に並列アクセスするために設計されたスケール・アウト・ネットワーク・ファイル・システムです。並列および分散アプリケーション向けに最適化された MPI-IO のサポート。Linux クライアントだけでなく、Windows、Hadoop、WebDAV 用の並列ストレージの使用を簡素化します。POSIX 互換です。バージョン4.6以降のLinux カーネルに含まれます。|http://www.orangefs.org/}} |
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− | * {{App|[[Wikipedia: OrangeFS|OrangeFS]]|OrangeFS is a scale-out network file system designed for transparently accessing multi-server-based disk storage, in parallel. Has optimized MPI-IO support for parallel and distributed applications. Simplifies the use of parallel storage not only for Linux clients, but also for Windows, Hadoop, and WebDAV. POSIX-compatible. Part of Linux kernel since version 4.6. |http://www.orangefs.org/}} |
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− | * {{App|Sheepdog| |
+ | * {{App|Sheepdog|ボリュームおよびコンテナサービス用の分散オブジェクトストレージシステムで、ディスクとノードをインテリジェントに管理します。|https://sheepdog.github.io/sheepdog/|{{AUR|sheepdog}}}} |
+ | * {{App|[[Wikipedia:Tahoe-LAFS|Tahoe-LAFS]]|TahoeLeastAuthority ファイルシステムは、フリーでオープン、安全、分散、耐障害性、ピアツーピア分散データストアおよび分散ファイルシステムです。|{{AUR|tahoe-lafs}}}} |
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− | * {{App|[[Wikipedia:Tahoe-LAFS|Tahoe-LAFS]]|Tahoe Least-Authority Filesystem is a free and open, secure, decentralized, fault-tolerant, peer-to-peer distributed data store and distributed file system. |
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− | |https://tahoe-lafs.org/|{{AUR|tahoe-lafs}}}} |
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== 既存のファイルシステムを特定する == |
== 既存のファイルシステムを特定する == |
2021年6月30日 (水) 00:48時点における版
関連記事
Wikipedia より:
- "ファイルシステムは、コンピュータのリソースを操作するための、オペレーティングシステム (OS) が持つ機能の一つ。ファイルとは、主に補助記憶装置に格納されたデータを指すが、デバイスやプロセス、カーネル内の情報といったものもファイルとして提供するファイルシステムもある。
- より正確に定義すれば、ファイルシステムは抽象データ型の集まりであり、ストレージ、階層構造、データの操作/アクセス/検索のために実装されたものである。ファイルシステムを特殊用途のデータベース管理システム (DBMS) と見なせるかどうかは議論があるが、ファイルシステムとデータベース管理システムには多くの共通点がある。 "
個々のドライブパーティションに、多くのファイルシステムのなかから1つを設定することができます。ファイルシステムはそれぞれにメリット、デメリット、特徴があります。ここではサポートされているファイルシステムの概要を記述します。より多くの情報を見るには Wikipedia へのリンクを辿って下さい。
目次
ファイルシステムのタイプ
一般的な概要については、filesystems(5) を、詳細な機能の比較については Wikipedia:Comparison of file systems を参照してください。カーネルでサポートされているファイルシステムは /proc/filesystems
に記載されています。
ファイルシステム | 作成コマンド | ユーザースペースユーティリティ | Archiso [1] | カーネルのドキュメント [2][3] | メモ |
---|---|---|---|---|---|
Btrfs | mkfs.btrfs(8) | btrfs-progs | Yes | btrfs.html | Stability status |
VFAT | mkfs.fat(8) | dosfstools | Yes | vfat.html | Windows 9x file system |
exFAT | mkfs.exfat(8) | exfatprogs | No | Native file system in Linux 5.4. [4] | |
mkexfatfs(8) | exfat-utils | Yes | N/A (FUSE-based) | ||
F2FS | mkfs.f2fs(8) | f2fs-tools | Yes | f2fs.html | Flash-based devices |
ext3 | mke2fs(8) | e2fsprogs | Yes | ext3.html | |
ext4 | mke2fs(8) | e2fsprogs | Yes | ext4.html | |
HFS | mkfs.hfsplus(8) | hfsprogsAUR | No | hfs.html | Classic Mac OS file system |
HFS+ | mkfs.hfsplus(8) | hfsprogsAUR | No | hfsplus.html | macOS (8–10.12) file system |
JFS | mkfs.jfs(8) | jfsutils | Yes | jfs.txt | |
NILFS2 | mkfs.nilfs2(8) | nilfs-utils | Yes | nilfs2.html | |
NTFS | mkfs.ntfs(8) | ntfs-3g | Yes | N/A (FUSE-based) | Windows NT file system |
ReiserFS | mkfs.reiserfs(8) | reiserfsprogs | Yes | ||
UDF | mkfs.udf(8) | udftools | Optional | udf.html | |
XFS | mkfs.xfs(8) | xfsprogs | Yes |
xfs.txt |
ファイルシステム | 作成コマンド | カーネルパッチセット | ユーザースペースユーティリティ | メモ |
---|---|---|---|---|
APFS | mkapfs(8) | linux-apfs-dkms-gitAUR | apfsprogs-gitAUR | macOS (10.13 and newer) file system. Read only, experimental. |
Bcachefs | bcachefs(8) | linux-bcachefs-gitAUR | bcachefs-tools-gitAUR | |
Reiser4 | mkfs.reiser4(8) | reiser4progsAUR | ||
ZFS | zfs-linuxAUR, zfs-dkmsAUR | zfs-utilsAUR | OpenZFS port |
- Btrfs またの名を "Better FS" — Btrfs は新しいファイルシステムで Sun/Oracle の ZFS に似たパワフルな機能を備えています。機能としては、スナップショット、マルチディスク・ストライピング、ミラーリング (mdadm を使わないソフトウェア RAID)、チェックサム、増分バックアップ、容量の節約だけでなく優れたパフォーマンスも得られる透過圧縮などがあります。現在 Btrfs はメインラインカーネルにマージされており安定していると考えられています [5]。将来的に Btrfs は全てのメジャーなディストリビューションのインストーラで標準になる GNU/Linux ファイルシステム として期待されています。
- exFAT — フラッシュドライブに最適化するように Microsoft によって開発されたファイルシステム。NTFS とは違い、exFAT はファイルのために空き領域を事前に割り振ることができません。サイズのわかっているファイルを作成するとき、exFAT はファイルのサイズと完全に等しい物理書き込みを行います。
- ext2 — Second Extended Filesystem は成熟した GNU/Linux ファイルシステムであり、非常に安定しています。欠点はジャーナリング(下で説明)と書き込みバリアをサポートしていないことです。ジャーナリングがないために電源を喪失したりクラッシュしたときにデータが消えてしまうことがあります。また root (
/
) や/home
で使うとファイルシステムのチェックに長い時間がかかってしまいます。ext2 ファイルシステムは ext3 に変換可能です。 - ext3 — Third Extended Filesystem は言うなればジャーナリングと書き込みバリアをサポートした ext2 です。ext2 と後方互換性があり、よくテストされていて、非常に安定しています。
- ext4 — Fourth Extended Filesystem は比較的新しいファイルシステムで、ext2 や ext3 と互換性があります。1エクサバイト(つまり1,048,576テラバイト)までのボリュームサイズと16テラバイトまでのファイルサイズをサポートしています。ext3 に比べサブディレクトリの限界が増え、64,000まで保持できます。オンラインでのデフラグも可能です。
- F2FS — Flash-Friendly File System は Samsung の従業員 Kim Jaegeuk (ハングル: 김재극) によって作成された、Linux オペレーティングシステムカーネル向けのフラッシュファイルシステムです。携帯端末からサーバーまで幅広く使われている、NAND 型フラッシュメモリのストレージデバイス (SSD, eMMC, SD カードなど) の特性を考慮するファイルシステムという視点から F2FS は作成されました。
- HFS — Hierarchical File System は Apple Inc. によって開発された Mac OS 用のプロプライエタリなファイルシステムです。
- JFS — IBM の Journaled File System はジャーナリング機能を持った最初のファイルシステムです。GNU/Linux に移植される前は IBM AIX® OS で長い間開発されていました。JFS は全ての GNU/Linux ファイルシステムの中で使用する CPU リソースが一番少ないです。フォーマット、マウント、ファイルシステムチェック (fsck) は高速です。JFS はデッドラインの I/O スケジューラと連携して全体的に良いパフォーマンスを発揮します。ext シリーズや ReiserFS ほどは広くサポートされていませんが、成熟して安定しています。
- NILFS2 — New Implementation of a Log-structured File System は NTT により開発されました。NILFS は連続的なログのようなフォーマットですべてのデータを書き込み、それらは追記されるのみで、決して上書きされません。従来の Linux ファイルシステムで起こるデータ損失を最小限にするのと同様にシーク時間を減らすように設計されています。
- NTFS — Windows で使われるファイルシステム。NTFS は FAT や HPFS (High Performance File System) に対して、メタデータの先進的なサポートや高度なデータ構造の使用によるパフォーマンス・信頼性の改善、アクセス制御リスト (ACL) やファイルシステムジャーナリング機能の追加といった技術的な改善が施されています。Linux でマウントするための多くのユーティリティがあります (例えば NTFS-3G)。
- Reiser4 — ReiserFS の後継となるファイルシステムで、DARPA や Linspire がスポンサーとなり Namesys によって開発されました。dancing tree バランス化アプローチと共に B* 木を採用しており、メモリを圧迫するかトランザクションの完了時を除き、過疎なノードはディスクへのフラッシュまたはマージされません。それによりシステムは時間やスペースを浪費せずにファイルやディレクトリを作成することができるようになっています。
- ReiserFS (V3) — ハンス・ライザーによる高いパフォーマンスを誇るジャーナリングファイルシステムで、目新しい独創的なアルゴリズムでデータを管理します。ReiserFS はとても速いともてはやされていますが、特に小さいファイルを扱うときにそれは顕著です。ReiserFS はフォーマットも速いですが、マウントは比較的遅くなります。成熟していて安定しています。ReiserFS (V3) は現在では活発には開発されていません。
/var
に使うのが一般的に良いと思われます。 - swap — スワップパーティションに使われるファイルシステム。
- VFAT — Virtual File Allocation Table は技術的にシンプルであり事実上全てのオペレーティングシステムでサポートされています。異なる OS 間でデータを共有するためにメモリーカードなどで利用されます。VFAT は長いファイル名をサポートしています。
- XFS — 最古のジャーナリングファイルシステムの一つで、Silicon Graphics によって IRIX OS 向けに開発され、その後 GNU/Linux に移植されました。大きなファイルやファイルシステムを扱うのに速いパフォーマンスを発揮し、フォーマットやマウントも高速です。比較ベンチマークテストによると多数の小さいファイルを速く扱うのは苦手です。XFS は成熟していてオンライン・デフラグもできます。
- ZFS — Sun Microsystems によって設計された統合ファイルシステム・論理ボリュームマネージャ。ZFS の機能としては、データ破損からの保護、ファイルシステムとボリューム管理の統合、スナップショット、コピーオンライト (COW) クローン、継続的な整合性チェック、自動修復、RAID-Z、ネイティブの NFSv4 ACLs などがあります。
ジャーナリング
ext2 と FAT16/32 を除く上記全てのファイルシステムはジャーナリングを使います。ジャーナリングによってファイルシステムに移される前に変更を記録することで障害から復旧できます。システムがクラッシュしたり電源を喪失した時、ファイルシステムは素早く復旧しほとんど破損しません。ファイルシステムの特定領域にログが作成されます。
ジャーナリング手法は全て同じというわけではありません。ext3 と ext4 はデータモード・ジャーナリングを行うことができ、データとメタデータ両方を記録します。データモード・ジャーナリングは速度が遅くなるのでデフォルトでは無効にされています。他のファイルシステムはオーダーモード・ジャーナリングを提供し、メタデータのみを記録します。クラッシュのあとジャーナリングによってファイルシステムを正常にもどす際、データモード・ジャーナリングはデータの喪失や変造を最大限に防ぎます。しかし代わりにパフォーマンスを妥協する必要があります。データモード・ジャーナリングは2つの書き込み命令を使っています: 初めはジャーナルに、次にディスクに行います。ファイルシステムのタイプを選ぶ時はシステムのスピードとデータの安全性のトレードオフを考えて下さい。
FUSE ベースのファイルシステム
Filesystem in Userspace (FUSE) は通常ユーザーがカーネルコードを修正することなく独自のファイルシステムを作成できる、Unix ライクなオペレーティングシステムの仕組みです。ユーザー空間でファイルシステムのコードを実行することにより、FUSE カーネルモジュールは実際のカーネルインターフェイスとの橋渡しを行います。
有名な FUSE ベースのファイルシステム:
- acd-fuse — Amazon Cloud Drive をマウント。
- https://github.com/handyman5/acd_fuse || acdfuse-gitAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror]
- adbfs-git — Android デバイスのファイルシステムをマウント。
- cddfs — オーディオ CD をマウント。
- http://castet.matthieu.free.fr/ || cddfsAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror]
- EncFS — ユーザー空間のスタック暗号化ファイルシステム。
- fuseiso — ISO を通常ユーザーでマウント。
- gitfs — git と完全に統合された FUSE ファイルシステム。
- vdfuse — VirtualBox のディスクイメージ (VDI/VMDK/VHD) をマウント。
- wiifuse — Gamecube や Wii の DVD ディスクイメージを読み取り専用でマウント。
- http://wiibrew.org/wiki/Wiifuse || wiifuseAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror]
- xbfuse-git — Xbox (360) の ISO をマウント。
- xmlfs — XML ファイルをディレクトリツリーとしてマウント。
Wikipedia:ja:Filesystem in Userspace#FUSE利用例 も参照。
Stackable ファイルシステム
- aufs — FUSE ベースの union ファイルシステムである Advanced Multi-layered Unification Filesystem は、Unionfs を完全に書き直したものですが、Linux メインラインから拒絶され、代わりに OverlayFS が Linux カーネルにマージされました。
- linux-aufsAUR || パッケージが存在しないか AUR で検索
- eCryptfs — Enterprise Cryptographic Filesystem は Linux 用のディスク暗号化ソフトウェアのパッケージです。これは POSIX 準拠のファイルシステムレベルの暗号化レイヤとして実装され、オペレーティングシステムレベルで GnuPG と同様の機能を提供することを目的としています。
- mergerfs — FUSE ベースの union ファイルシステムです。
- mhddfs — FUSE ベースの union ファイルシステムである Multi-HDD FUSE ファイルシステム。
- http://mhddfs.uvw.ru || mhddfsAUR
- overlayfs — OverlayFS は Linux 用のファイルシステムサービスで、他のファイルシステムの union マウントを実装しています。
- Unionfs — Unionfs は Linux, FreeBSD, NetBSD 用のファイルシステムサービスで,他のファイルシステムの共用マウントを実装しています。
- http://unionfs.filesystems.org/ || パッケージが存在しないか AUR で検索
- unionfs-fuse — ユーザースペース Unionfs の実装。
Read-only ファイルシステム
- EROFS — Enhanced Read-Only File System は、パフォーマンスの向上とストレージ容量の圧縮を目的とした軽量の読み取り専用ファイルシステムです。
- SquashFS — SquashFS は、読み取り専用の圧縮ファイルシステムです。SquashFS はファイル、inodes、ディレクトリーを圧縮し、さらに大きな圧縮のために最大 1MB のブロック・サイズをサポートします。
クラスタ化ファイルシステム
- Ceph — 優れたパフォーマンス、信頼性、拡張性を実現するように設計された、統合された分散ストレージシステム。
- GlusterFS — 数ペタバイトまで拡張可能なクラスタファイルシステム。
- IPFS — Web を高速化、安全化、およびオープン化するためのピアツーピアハイパーメディアプロトコル。IPFS は HTTP に取って代わり、私たち全員のためにより良いウェブを構築することを目指しています。ブロックを使用してファイルの一部を保存し、各ネットワーク・ノードは関心のあるコンテンツのみを保存し、重複除外、分散、拡張性の高いシステムをユーザーのみに制限 (現在はアルファ版)
- MooseFS — MooseFS は、耐障害性で可用性が高い、高性能なスケールアウトネットワーク分散ファイルシステムです。
- OpenAFS — AFS 分散ファイル・システムのオープン・ソース実装
- OrangeFS — OrangeFS は、マルチサーバ・ベースのディスク・ストレージに透過的に並列アクセスするために設計されたスケール・アウト・ネットワーク・ファイル・システムです。並列および分散アプリケーション向けに最適化された MPI-IO のサポート。Linux クライアントだけでなく、Windows、Hadoop、WebDAV 用の並列ストレージの使用を簡素化します。POSIX 互換です。バージョン4.6以降のLinux カーネルに含まれます。
- http://www.orangefs.org/ || パッケージが存在しないか AUR で検索
- Sheepdog — ボリュームおよびコンテナサービス用の分散オブジェクトストレージシステムで、ディスクとノードをインテリジェントに管理します。
- Tahoe-LAFS — TahoeLeastAuthority ファイルシステムは、フリーでオープン、安全、分散、耐障害性、ピアツーピア分散データストアおよび分散ファイルシステムです。
- tahoe-lafsAUR || パッケージが存在しないか AUR で検索
既存のファイルシステムを特定する
既存のファイルシステムを特定するには、lsblk を使用します。
$ lsblk -f
NAME FSTYPE LABEL UUID MOUNTPOINT sdb └─sdb1 vfat Transcend 4A3C-A9E9
存在する場合、既存のファイルシステムが FSTYPE
列に表示されます。mount されている場合は、MOUNTPOINT
列に表示されます。
ファイルシステムを作成 する
ファイルシステムは通常、 パーティション、 LVM、 RAID、 dm-crypt などの論理コンテナ内、または通常のファイル(Wikipedia:Loop deviceを参照) に作成されます) このセクションでは、パーティションのケースについて説明します。
続行する前に、 デバイスの識別 ファイルシステムが作成される場所と、ファイルシステムがマウントされているかどうかを確認してください。例えば:
$ lsblk -f
NAME FSTYPE LABEL UUID MOUNTPOINT sda ├─sda1 C4DA-2C4D ├─sda2 ext4 5b1564b2-2e2c-452c-bcfa-d1f572ae99f2 /mnt └─sda3 56adc99b-a61e-46af-aab7-a6d07e504652
先に進む前に、マウントされたファイルシステムを アンマウント する必要があります。上記の例では、既存のファイルシステムは /dev/sda2
にあり、 /mnt
にマウントされていますが、マウントを解除する必要があります:
#umount / dev / sda2
マウントされたばかりのファイルシステムを見つけるには、#List Mountedfilesystems を参照してください。
新しいファイルシステムを作成するには、 mkfs(8) を使用します。正確なタイプ、および特定のファイルシステムにインストールする可能性のあるユーザースペースユーティリティについては、 #ファイルシステムのタイプ を参照してください。
たとえば、 /dev/sda1
でタイプ ext4 (Linuxデータパーティションに共通)の新しいファイルシステムを作成するには、次のコマンドを実行します。
#mkfs.ext4 / dev / sda1
これで、新しいファイルシステムを選択したディレクトリにマウントできます。
デバイスのフォーマット
要件
はじめる前に、Linux がつけたデバイスの名前を知る必要があります。ハードドライブや USB スティックは /dev/sdx
のように表示され、"x" は小文字の英字で、パーティションは /dev/sdxY
のように表示され、"Y" は数字です。
フォーマットしたいデバイスがマウントされているなら、次のコマンドの MOUNTPOINT カラムに表示されます:
$ lsblk
デバイスがマウントされていない時は:
# mount /dev/sdxY /some/directory
umount をマウントしたディレクトリに使うことでアンマウントできます:
# umount /some/directory
パーティションテーブルを書き換えて下さい。MBR には fdisk が、GPT には gdisk が使えます。GUI ツールを使うことも可能です。詳しくはパーティショニングを見て下さい。
コンソールツール
ファイルシステムを作るには mkfs
を使います:
# mkfs -t ext4 /dev/<partition>
mkfs
は様々な mkfs.fstype
ツールを使うための統合フロントエンドです。
swap ファイルシステムを作成するには mkswap を使います:
# mkswap /dev/<partition>
GUI ツール
パーティション管理のための GUI ツール:
- Gparted — GTK+ Partition Magic クローン、GNU Parted のフロントエンド。
- gnome-disk-utility — GNOME のディスク管理ユーティリティ。
- KDE Partition Manager — ディスク・パーティション・ファイルシステムの管理ができる KDE のユーティリティ。