「Haskell パッケージガイドライン」の版間の差分

2022年2月21日 (月) 13:17時点における版

パッケージ作成ガイドライン

このドキュメントでは Arch で良質な Haskell パッケージを作成するための決まり事とガイドラインを説明しています。

Haskell ライブラリには haskell-libraryname を使用し、通常は hackage と同じ名前を使用します。

ノート: パッケージ名はすべて小文字にする必要があります

Haskell のプログラムやライブラリのソースは、hackage が好ましいです。PKGBUILD#source にあります。source=() 配列は、以下の URL テンプレートを使用してください。

https://hackage.haskell.org/packages/archive/$_hkgname/$pkgver/$_hkgname-$pkgver.tar.gz

Haskell のパッケージは一般的に haskell- という接頭辞が付くため、hkgname の代わりにカスタム変数 _hkgname が使用されることに注意してください。この変数は一般的に以下のように定義することができます。

_hkgname=stm-delay

Haskell ライブラリがビルドフラグを変更したり更新された場合、依存するパッケージはすべてリビルドする必要があります。genrebuild ツールは、何がどのようにリビルドされる必要があるかを調べるために使用できます。使用例です。

$ ./genrebuild -H haskell-basement

arch-hs は PKGBUILD の生成と保守を自動化するために提供されています。

Hackage パッケージ（とパッケージ化されていない依存パッケージ）に対して一連の PKGBUILD を生成するには。

$ arch-hs -o /path/to/workdir library_name

既存のパッケージを更新するために、依存関係やその他のパッケージング・メタデータを比較する。

$ arch-hs-diff library_name old_version new_version

Arch [community] パッケージのバージョンと、それに対応する Hackage パッケージのバージョンを比較する。

$ arch-hs-sync check

なお、arch-hs は Hackage データベースの保守に cabal-install を使用していますので、定期的に cabal-install データベースを更新し維持して下さい。

$ cabal update

@@ 28行目: / 28行目: @@
  $ ./genrebuild -H haskell-basement
-== cblrepo ==
+== arch-hs の使用方法 ==
+{{Pkg|arch-hs}} は {{ic|PKGBUILD}} の生成と保守を自動化するために提供されています。
-[https://github.com/magthe/cblrepo cblrepo] を使うことで [[Haskell#cabal-install|cabal]] ビルドファイルから Arch パッケージを自動的に作成することができます。基本的に、一つのパッケージ ([[PKGBUILD]]) に一つの {{ic|.cabal}} ファイルが存在するようにしてください。PKGBUILD は以下のように生成できます:
- $ cblrepo pkgbuild yesod
+Hackage パッケージ（とパッケージ化されていない依存パッケージ）に対して一連の {{ic|PKGBUILD}} を生成するには。
+ $ arch-hs -o /path/to/workdir library_name
+既存のパッケージを更新するために、依存関係やその他のパッケージング・メタデータを比較する。
+ $ arch-hs-diff library_name old_version new_version
+Arch [community] パッケージのバージョンと、それに対応する Hackage パッケージのバージョンを比較する。
+ $ arch-hs-sync check
+なお、{{ic|arch-hs}} は Hackage データベースの保守に {{Pkg|cabal-install}} を使用していますので、定期的に ''cabal-install'' データベースを更新し維持して下さい。
+ $ cabal update