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「Node.js パッケージガイドライン」の版間の差分

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[[Category:パッケージ開発]]
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[[en:Node.js package guidelines]]
[[en:Node.js package guidelines]]
[[pt:Node.js package guidelines]]
[[zh-hans:Node.js package guidelines]]
{{Package Guidelines}}
{{Package Guidelines}}


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== パッケージの命名規則 ==
== パッケージの命名規則 ==


{{Tip|1=A custom {{ic|_pkgname}} variable can be used instead of {{ic|pkgname}}. This variable can generically be defined as follows: {{ic|1=_pkgname=${pkgname#nodejs-} }} }}
{{Tip|1={{ic|pkgname}} の代わりにカスタムの {{ic|_pkgname}} 変数を使用できます。この変数は一般に次のように定義できます: {{ic|1=_pkgname=${pkgname#nodejs-} }} }}


パッケージ前に最初に {{ic|nodejs-}} を付ける必要があります。
Node.js ライブラリのパッケージ名は{{ic|nodejs-}} プレフィックスで始まる必要があります。スタンドアロンアプリケーションの場合は、プログラム名のみを使用します。


== ソース ==
== ソース ==
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<nowiki>https://registry.npmjs.org/$_pkgname/-/$_pkgname-$pkgver.tgz</nowiki>
<nowiki>https://registry.npmjs.org/$_pkgname/-/$_pkgname-$pkgver.tgz</nowiki>

{{Tip|また、{{ic|npm view}} を使用して、より複雑なパッケージ仕様に役立つ tarball の場所を取得することもできます。例えば、{{ic|npm view @nestjs/cli@10.1.7 dist.tarball}} のように使用します。}}


== npm を使う ==
== npm を使う ==
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=== パッケージには $srcdir/$pkgdir への参照が含まれています ===
=== パッケージには $srcdir/$pkgdir への参照が含まれています ===

{{Out of date|The package used as an example was [https://lists.archlinux.org/archives/list/aur-requests@lists.archlinux.org/message/SGRO7PXC7M6SJ42XOGKN2TPDVRKWQIYY/ dropped from AUR].}}


残念ながら、''npm'' はソースディレクトリと pkg ディレクトリへの参照を作成します。これは [https://github.com/npm/cli/issues/3828 既知の問題] です。ただし、これらの参照はまったく使用されないため、手動で削除できます。
残念ながら、''npm'' はソースディレクトリと pkg ディレクトリへの参照を作成します。これは [https://github.com/npm/cli/issues/3828 既知の問題] です。ただし、これらの参照はまったく使用されないため、手動で削除できます。
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find "$pkgdir" -name package.json -print0 | xargs -r -0 sed -i '/_where/d'
find "$pkgdir" -name package.json -print0 | xargs -r -0 sed -i '/_where/d'


メインパッケージには他の参照も含まれます。これらを削除する最も簡単な方法は、下線付きのプロパティをすべて削除することですが、''sed'' の場合はそれほど簡単ではありません。代わりに、次のように {{Pkg|jq}} を使用すると同様の結果が得られます
メインパッケージには他の参照も含まれます。これらを削除する最も簡単な方法は、下線付きのプロパティをすべて削除することですが、''sed'' の場合はそれほど簡単ではありません。代わりに、次のように {{Pkg|jq}} を使用すると同様の結果が得られます:


{{bc|<nowiki>
{{bc|<nowiki>
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</nowiki>}}
</nowiki>}}


{{ic|$pkgdir}} への参照が見つかるもう 1 つの場所は、パッケージの {{ic|man}} 属性です。man ページを気ない場合 (依存関係のためにインストールされるわけではないので)、次のように削除しても構いせん
{{ic|$pkgdir}} への参照が見つかるもうつの場所は、パッケージの {{ic|man}} 属性です。もし man ページに関心がない場合(依存関係のためにインストールされないため)、次のように削除することができ


{{bc|<nowiki>
{{bc|<nowiki>
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</nowiki>}}
</nowiki>}}


これら 3 つの手法すべての例は、[https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/tree/PKGBUILD?h=readability-cli readability-cli の古い PKGBUILD] で見ることができます。
これら 3 つの手法すべての例は、[https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/tree/PKGBUILD?h=nodejs-readability-cli nodejs-readability-cli's PKGBUILD] で見ることができます。

== nvm の使用 ==

[[node.js]] ベースのアプリケーションで ’’’ビルド''' または '''パッケージ化''' に異なるバージョンが必要な場合は、{{AUR|nvm}} を活用できます。

{{Warning|これはアプリケーションのビルド/パッケージングに必要な場合にのみ適用され、ランタイム依存関係の代わりにはなりません。}}

ビルドの依存関係として追加します:

makedepends=('npm' 'nvm')

{{AUR|nvm}} は {{ic|NVM_DIR}} を使います。[[環境変数]] を使ってプレフィックスを探します。プレフィックスは {{ic|$HOME/.nvm}} に設定されますが、{{AUR|nvm}} の初期化前に指定されていなければ、{{ic|$HOME/.nvm}} になります。

次の関数を使用して、カスタムプレフィックスを作成し、ユーザーの場所から分離できます:

{{bc|<nowiki>
_ensure_local_nvm() {
# let's be sure we are starting clean
which nvm >/dev/null 2>&1 && nvm deactivate && nvm unload
export NVM_DIR="${srcdir}/.nvm"

# The init script returns 3 if version specified
# in ./.nvrc is not (yet) installed in $NVM_DIR
# but nvm itself still gets loaded ok
source /usr/share/nvm/init-nvm.sh || [[ $? != 1 ]]
}
</nowiki>}}

この関数は {{AUR|nvm}} や {{Pkg|npm}} など、指定されたバージョンを使うべき [[Node.js]] ベースのプログラムとやりとりする前に呼び出す必要があります。

=== PKGBUILD の使用例 ===

{{bc|<nowiki>
prepare() {
_ensure_local_nvm
nvm install 14.15.0
}

build() {
_ensure_local_nvm
npm install
}
</nowiki>}}

あるいは、素の {{ic|nvm install}} はカレントディレクトリの {{ic|.nvrc}} ファイルからバージョン文字列を探します。

この使用例は、{{AUR|insomnia}} で見ることができます。詳細については、[[PKGBUILD]] を参照してください。

2025年2月10日 (月) 02:07時点における最新版

このドキュメントは Node.js パッケージの PKGBUILD を書くときの決まり事とガイドラインを載せています。

パッケージの命名規則

ヒント pkgname の代わりにカスタムの _pkgname 変数を使用できます。この変数は一般に次のように定義できます: _pkgname=${pkgname#nodejs-}

Node.js ライブラリのパッケージ名は、nodejs- プレフィックスで始まる必要があります。スタンドアロンアプリケーションの場合は、プログラム名のみを使用します。

ソース

npm は、ダウンロード URL の安定した命名スキームを提供します。PKGBUILD#ソース source=() 配列では、次の URL テンプレートを使用できます。

https://registry.npmjs.org/$_pkgname/-/$_pkgname-$pkgver.tgz
ヒント また、npm view を使用して、より複雑なパッケージ仕様に役立つ tarball の場所を取得することもできます。例えば、npm view @nestjs/cli@10.1.7 dist.tarball のように使用します。

npm を使う

npm を使用してインストールする場合は、ビルドの依存関係として追加します。

makedepends=('npm')

通常、tarball を抽出する必要は、ありません。

noextract=("${_pkgname}-${pkgver}.tgz")

これは最小限の package 関数です。

package() {
    npm install -g --prefix "${pkgdir}/usr" "${srcdir}/${_pkgname}-${pkgver}.tgz"

    # npm gives ownership of ALL FILES to build user
    # https://bugs.archlinux.org/task/63396
    chown -R root:root "${pkgdir}"
}

一時キャッシュの設定

npm は package.json を処理するときにパッケージをビルドするのに必要なパッケージをデフォルトのキャッシュフォルダ $HOME/.npm にダウンロードします。ユーザーのホームフォルダに手を加えないようにするために、--cache フラグでキャッシュフォルダを一時的に設定すると良いでしょう。

依存パッケージを ${srcdir}/npm-cache にダウンロードするには:

npm install --cache "${srcdir}/npm-cache" 

それから通常通りにパッケージ化してください:

npm run packager

パッケージには $srcdir/$pkgdir への参照が含まれています

残念ながら、npm はソースディレクトリと pkg ディレクトリへの参照を作成します。これは 既知の問題 です。ただし、これらの参照はまったく使用されないため、手動で削除できます。

すべての依存関係には、_where 属性に $pkgdir への参照が含まれます。通常、次のように sed マジックを使用してこれらの属性を削除できます。

find "$pkgdir" -name package.json -print0 | xargs -r -0 sed -i '/_where/d'

メインパッケージには他の参照も含まれます。これらを削除する最も簡単な方法は、下線付きのプロパティをすべて削除することですが、sed の場合はそれほど簡単ではありません。代わりに、次のように jq を使用すると同様の結果が得られます:

local tmppackage="$(mktemp)"
local pkgjson="$pkgdir/usr/lib/node_modules/$_pkgname/package.json"
jq '.|=with_entries(select(.key|test("_.+")|not))' "$pkgjson" > "$tmppackage"
mv "$tmppackage" "$pkgjson"
chmod 644 "$pkgjson"

$pkgdir への参照が見つかるもう一つの場所は、パッケージの man 属性です。もし man ページに関心がない場合(依存関係のためにはインストールされないため)、次のように削除することができます。

find "$pkgdir" -type f -name package.json | while read pkgjson; do
    local tmppackage="$(mktemp)"
    jq 'del(.man)' "$pkgjson" > "$tmppackage"
    mv "$tmppackage" "$pkgjson"
    chmod 644 "$pkgjson"
done

これら 3 つの手法すべての例は、nodejs-readability-cli's PKGBUILD で見ることができます。

nvm の使用

node.js ベースのアプリケーションで ’’’ビルド または パッケージ化 に異なるバージョンが必要な場合は、nvmAUR を活用できます。

警告 これはアプリケーションのビルド/パッケージングに必要な場合にのみ適用され、ランタイム依存関係の代わりにはなりません。

ビルドの依存関係として追加します:

makedepends=('npm' 'nvm')

nvmAURNVM_DIR を使います。環境変数 を使ってプレフィックスを探します。プレフィックスは $HOME/.nvm に設定されますが、nvmAUR の初期化前に指定されていなければ、$HOME/.nvm になります。

次の関数を使用して、カスタムプレフィックスを作成し、ユーザーの場所から分離できます:

_ensure_local_nvm() {
    # let's be sure we are starting clean
    which nvm >/dev/null 2>&1 && nvm deactivate && nvm unload
    export NVM_DIR="${srcdir}/.nvm"

    # The init script returns 3 if version specified
    # in ./.nvrc is not (yet) installed in $NVM_DIR
    # but nvm itself still gets loaded ok
    source /usr/share/nvm/init-nvm.sh || [[ $? != 1 ]]
}

この関数は nvmAURnpm など、指定されたバージョンを使うべき Node.js ベースのプログラムとやりとりする前に呼び出す必要があります。

PKGBUILD の使用例

prepare() {
    _ensure_local_nvm
    nvm install 14.15.0
}

build() {
    _ensure_local_nvm
    npm install
}

あるいは、素の nvm install はカレントディレクトリの .nvrc ファイルからバージョン文字列を探します。

この使用例は、insomniaAUR で見ることができます。詳細については、PKGBUILD を参照してください。