「Node.js パッケージガイドライン」の版間の差分
(→パッケージの命名規則: 情報を更新) |
(他言語へのリンクを追加) |
||
| 1行目: | 1行目: | ||
[[Category:パッケージ開発]] |
[[Category:パッケージ開発]] |
||
[[en:Node.js package guidelines]] |
[[en:Node.js package guidelines]] |
||
| + | [[pt:Node.js package guidelines]] |
||
| + | [[zh-hans:Node.js package guidelines]] |
||
{{Package Guidelines}} |
{{Package Guidelines}} |
||
2023年6月26日 (月) 21:42時点における版
32ビット – CLR – クロス – Eclipse – Electron – Free Pascal – GNOME – Go – Haskell – Java – KDE – カーネル – Lisp – MinGW – Node.js – ノンフリー – OCaml – Perl – PHP – Python – R – Ruby – Rust – VCS – ウェブ – Wine
このドキュメントは Node.js パッケージの PKGBUILD を書くときの決まり事とガイドラインを載せています。
目次
パッケージの命名規則
Node.js ライブラリのパッケージ名は、nodejs- プレフィックスで始まる必要があります。スタンドアロンアプリケーションの場合は、プログラム名のみを使用します。
ソース
npm は、ダウンロード URL の安定した命名スキームを提供します。PKGBUILD#ソース source=() 配列では、次の URL テンプレートを使用できます。
https://registry.npmjs.org/$_pkgname/-/$_pkgname-$pkgver.tgz
npm を使う
npm を使用してインストールする場合は、ビルドの依存関係として追加します。
makedepends=('npm')
通常、tarball を抽出する必要は、ありません。
noextract=("${_pkgname}-${pkgver}.tgz")
これは最小限の package 関数です。
package() {
npm install -g --prefix "${pkgdir}/usr" "${srcdir}/${_pkgname}-${pkgver}.tgz"
# npm gives ownership of ALL FILES to build user
# https://bugs.archlinux.org/task/63396
chown -R root:root "${pkgdir}"
}
一時キャッシュの設定
npm は package.json を処理するときにパッケージをビルドするのに必要なパッケージをデフォルトのキャッシュフォルダ $HOME/.npm にダウンロードします。ユーザーのホームフォルダに手を加えないようにするために、--cache フラグでキャッシュフォルダを一時的に設定すると良いでしょう。
依存パッケージを ${srcdir}/npm-cache にダウンロードするには:
npm install --cache "${srcdir}/npm-cache"
それから通常通りにパッケージ化してください:
npm run packager
パッケージには $srcdir/$pkgdir への参照が含まれています
残念ながら、npm はソースディレクトリと pkg ディレクトリへの参照を作成します。これは 既知の問題 です。ただし、これらの参照はまったく使用されないため、手動で削除できます。
すべての依存関係には、_where 属性に $pkgdir への参照が含まれます。通常、次のように sed マジックを使用してこれらの属性を削除できます。
find "$pkgdir" -name package.json -print0 | xargs -r -0 sed -i '/_where/d'
メインパッケージには他の参照も含まれます。これらを削除する最も簡単な方法は、下線付きのプロパティをすべて削除することですが、sed の場合はそれほど簡単ではありません。代わりに、次のように jq を使用すると同様の結果が得られます。
local tmppackage="$(mktemp)"
local pkgjson="$pkgdir/usr/lib/node_modules/$_pkgname/package.json"
jq '.|=with_entries(select(.key|test("_.+")|not))' "$pkgjson" > "$tmppackage"
mv "$tmppackage" "$pkgjson"
chmod 644 "$pkgjson"
$pkgdir への参照が見つかるもう 1 つの場所は、パッケージの man 属性です。man ページを気にしない場合 (依存関係のためにインストールされるわけではないので)、次のように削除しても構いません。
find "$pkgdir" -type f -name package.json | while read pkgjson; do
local tmppackage="$(mktemp)"
jq 'del(.man)' "$pkgjson" > "$tmppackage"
mv "$tmppackage" "$pkgjson"
chmod 644 "$pkgjson"
done
これら 3 つの手法すべての例は、readability-cli の古い PKGBUILD で見ることができます。
nvm の使用
node.js ベースのアプリケーションで ’’’ビルド または パッケージ化 に異なるバージョンが必要な場合は、nvmAUR を活用できます。
ビルドの依存関係として追加します。
makedepends=('npm' 'nvm')
nvmAUR は NVM_DIR を使います。環境変数 を使ってプレフィックスを探します。プレフィックスは $HOME/.nvm に設定されますが、nvmAUR の初期化前に指定されていなければ、$HOME/.nvm になります。
次の関数を使用して、カスタムプレフィックスを作成し、ユーザーの場所から分離できます。
_ensure_local_nvm() {
# let's be sure we are starting clean
which nvm >/dev/null 2>&1 && nvm deactivate && nvm unload
export NVM_DIR="${srcdir}/.nvm"
# The init script returns 3 if version specified
# in ./.nvrc is not (yet) installed in $NVM_DIR
# but nvm itself still gets loaded ok
source /usr/share/nvm/init-nvm.sh || [[ $? != 1 ]]
}
この関数は nvmAUR や npm など、指定されたバージョンを使うべき Node.js ベースのプログラムとやりとりする前に呼び出す必要があります。
PKGBUILD の使用例
prepare() {
_ensure_local_nvm
nvm install 14.15.0
}
build() {
_ensure_local_nvm
npm install
}
あるいは、素の nvm install はカレントディレクトリの .nvrc ファイルからバージョン文字列を探します。