「KDE パッケージガイドライン」の版間の差分
(→インストールプレフィックス: 情報を更新) |
(→ビルドタイプ: 情報を更新) |
||
33行目: | 33行目: | ||
== ビルドタイプ == |
== ビルドタイプ == |
||
+ | |||
− | ビルドタイプを指定してください。sed ルールを使ってデバッグシンボルを付けてパッケージを再ビルドするのが簡単になります。 |
||
+ | 通常、ビルドタイプを指定する必要はありません。これにより、CMake は {{ic|CFLAGS}}、{{ic|CPPFLAGS}} などの環境変数を尊重するようになります。[https://lists.archlinux.org/archives/list/arch-dev-public@lists. Archlinux.org/thread/ACV4TTGMC5RRSXYOO2GSI5WFLKQDBEFX/] |
||
− | -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release |
||
== Qt4 の強制 == |
== Qt4 の強制 == |
2023年6月28日 (水) 14:21時点における版
32ビット – CLR – クロス – Eclipse – Electron – Free Pascal – GNOME – Go – Haskell – Java – KDE – カーネル – Lisp – MinGW – Node.js – ノンフリー – OCaml – Perl – PHP – Python – R – Ruby – Rust – VCS – ウェブ – Wine
Arch Linux の KDE パッケージは特定の形式に従っています。
目次
ビルドディレクトリ
CMake パッケージをビルドするときはプロジェクトのルート以外にビルドディレクトリを作成して、そのディレクトリから cmake を実行することが推奨されます。この場合 PKGBUILD は以下のようになります:
prepare() { mkdir -p build } build() { cd build cmake ../${pkgname}-${pkgver} }
インストールプレフィックス
全てのパッケージには CMAKE_INSTALL_PREFIX
変数を設定する必要がありますが、KDE のカスタムビルドも受け入れるように、以下を使って下さい:
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=$(kde4-config --prefix)
または KDE 5 の場合::
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=$(kf5-config --prefix)
パッケージを extra に移動したときは、以下のように変更します:
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr
ビルドタイプ
通常、ビルドタイプを指定する必要はありません。これにより、CMake は CFLAGS
、CPPFLAGS
などの環境変数を尊重するようになります。Archlinux.org/thread/ACV4TTGMC5RRSXYOO2GSI5WFLKQDBEFX/
Qt4 の強制
KDE4
qt4AUR と qt5-base の両方がインストールされている環境では、`qmake` は 5.x バージョンを参照するので、以下のように Qt4 を使うように cmake を設定します:
export QT_SELECT=4
もしくは cmake で以下のオプションを使って下さい:
-DQT_QMAKE_EXECUTABLE=/usr/bin/qmake-qt4
KF5
KDE4 と同じように、KF5 の場合は Qt4 の代わりに Qt5 を使うように cmake を設定してください:
export QT_SELECT=5
KDE4 パッケージの命名
KDE Config Module
KDE Config Module パッケージの名前は kcm-module
としてください。
Plasma ウィジェット
Plasma ウィジェット (旧名 Plasmoid) パッケージの名前は kdeplasma-applets-widgetname
として KDE 関連のパッケージだとわかるようにしてください。公式パッケージと見分けるのにも役立ちます。
ランナー
Plasma の runners パッケージの名前は kdeplasma-runners-runnername
として KDE 関連のパッケージだとわかるようにしてください。公式パッケージと見分けるのにも役立ちます。
サービスメニュー
サービスメニューのパッケージは kde-servicemenus-servicename
として KDE 関連のパッケージだとわかるようにしてください。
テーマ
Plasma テーマのパッケージ名は kdeplasma-themes-themename
として KDE 関連のパッケージだとわかるようにしてください。
KF5 パッケージの命名
Plasma ウィジェット
Plasma ウィジェット (旧名 Plasmoid) パッケージは plasma5-applets-widgetname
として Plasma 関連のパッケージだとわかるようにしてください。公式パッケージと見分けるのにも役立ちます。
ランナー
Plasma ランナーパッケージは plasma5-runners-runnername
として Plasma 関連のパッケージだとわかるようにしてください。公式パッケージと見分けるのにも役立ちます。
サービスメニュー
サービスメニューパッケージは kf5-servicemenus-servicename
として KF5 関連のパッケージだとわかるようにしてください。
テーマ
Plasma テーマパッケージは plasma5-themes-themename
として Plasma 関連のパッケージだとわかるようにしてください。
.install ファイル
大抵の KDE パッケージでは、.install
ファイルはどれもほとんど同じです。hicolor アイコンテーマにアイコンをインストールするパッケージもあります。(qt4AUR の依存パッケージとなっている) xdg-utils パッケージに含まれている xdg-icon-resource
ユーティリティを使用します。以下のコマンドを使って下さい:
xdg-icon-resource forceupdate --theme hicolor &> /dev/null
多くのパッケージでは Freedesktop.org 互換の .desktop
ファイルをインストールして MimeType エントリを登録します。post_install
で update-desktop-database
を実行することを推奨します。このツールは (qt4AUR の依存パッケージとなっている) desktop-file-utils パッケージに含まれています。以下のコマンドを使って下さい:
update-desktop-database -q